【富士山・北岳・間ノ岳】1日で日本の高山TOP3を踏破!!!

2018年10月07日(日) [日帰り]

• GPS: 10:12
• 距離: 28.2km
• 登り: 3,773m
• 下り: 3,744m

コースタイム

日帰り

• 山行: 12:36
• 休憩: 1:10
• 合計: 13:46

距離 28.2km 登り 3,773m 下り 3,771m

5:59 広河原インフォメーションセンター
6:11 白根御池分岐
6:56 7:01 大樺沢二俣
7:40 7:43 草すべり分岐
7:47 7:55 小太郎尾根分岐
8:13 8:14 北岳肩ノ小屋
8:22 両俣分岐
8:32 8:39 北岳
8:43 8:45 吊尾根分岐
8:52 トラバースルート分岐
9:01 北岳山荘
9:21 中白根山
9:52 10:02 間ノ岳
10:23 10:25 中白根山
10:40 北岳山荘
10:55 トラバースルート分岐
11:03 吊尾根・北岳山荘トラバース道分岐
11:12 八本歯のコル
11:45 大樺沢二俣
12:19 白根御池分岐
12:25 12:26 広河原山荘
16:02 富士宮口五合目
16:11 16:14 富士宮口新六合目
16:35 16:43 新七合目御来光山荘
16:59 17:01 元祖七合目山口山荘
17:18 17:19 八合目池田館
17:39 九合目萬年雪山荘
17:48 17:49 九合五勺胸突山荘
18:06 18:08 富士宮口頂上
18:09 三島岳
18:16 富士山
18:24 三島岳
18:30 富士宮口頂上
18:37 18:39 九合五勺胸突山荘
18:45 18:46 九合目萬年雪山荘
18:55 18:59 八合目池田館
19:10 19:12 元祖七合目山口山荘
19:21 19:24 新七合目御来光山荘
19:37 19:39 六合目宝永山荘
19:45 富士宮口五合目

・標準コースタイム 23時間45分
・走行時間 8時間59分 ＋休憩 1時間10分 ＝全行程 10時間09分
・短縮率(休憩抜) 33.6％、(休憩込) 42.7％

天候

○北岳・間ノ岳　　強烈な風！
○富士山　　　　　晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車

コース状況／危険箇所等

・全て一般ルートです。 今回のルートは台風24号の影響はありませんでした。

写真

10/7 5:57

芦安から始発（5時10分）の乗り合いタクシーで広河原へ。登山でバスを使うのは何年ぶりだろう。

10/7 6:00

広河原に着くと稜線は「風が非常に強いから気をつけましょう」的なアナウンスがされていた。
八本歯は見えず。

10/7 6:45

大樺沢からバッドレス方向。

10/7 7:55

小太郎分岐を過ぎた辺りでライチョウが二羽。

10/7 8:33

まずは日本標高2位の北岳。 風がヤバかった！

10/7 8:34

ピースではなく2番目です。

10/7 8:54

北岳山荘のバックには間ノ岳がありますがガスの中、、、。 ガスの流れが尋常でなく速い。

10/7 9:00

振り返って北岳。 ガスが消えた。

10/7 9:31

3000mの稜線はとにかく風が強く吹いている。
気温があと5℃低かったら無理だっただろう。

10/7 9:52

日本標高第3位の間ノ岳。 強風でブレまくり何度も撮り直した。

10/7 9:55

強風の中でお手数ですが撮っていただきありがとうございました。

10/7 10:14

一気にガスが消え風も弱くなってきました。北岳の先に地蔵岳。

10/7 10:24

ラストの富士山もバッチリ見えた！ 今日は感動より不安のほうが大きい。

10/7 11:35

スッキリとガスが消え、紅葉の向こう、対岸に地蔵岳が見える。

10/7 11:36

北岳バッドレス。 もう登るには寒いかな。

10/7 12:28

広河原に戻ってきた。
足の疲労感がハンパない！大丈夫か？富士山。

10/7 16:02

車で2時間半かけて富士宮口に来ました。
観光客が大勢いましたが、この時間から登るのは私だけでした。

10/7 17:04

チラホラ下山の方とすれ違いましたが、空いていて歩きやすかった。

10/7 17:19

背中に夕日を感じながら淡々と足を動かします。

10/7 17:43

伊豆も綺麗に見えました。

10/7 18:16

富士宮口頂上。
南アルプスのダメージで全然スピードガスが上がりませんでした。

10/7 18:26

剣ヶ峰。
テントの方がいました。

10/7 18:28

これで今回の計画は達成されました。あとは無事に帰る事です。

10/7 18:31

富士市・静岡市の夜景を見ながらの下山です。
夜間なので慎重に走ります。

10/7 19:56

無事に帰ってきました。 ハードな山行でした。

撮影機器：

iPhone 7 Apple

感想

kaikairei

1日で日本の標高トップ3を登ってきました！

この計画は僕と山に対する志向と、フルマラソンや黒戸尾根・富士山御殿場コースなど身体能力が似ている知人が2014年3月に間ノ岳の標高が3170mに格上げされた事から行った山行で、再トレースさせてもらいました。
1日で標高トップ3なんて僕には思い付かなかった！とても素晴らしい発想で彼の山行の中でも特に好きな山行でした。

今回は久しぶりにバスを利用して広河原へ。
広河原インフォメーションセンターでは「今日は風が非常に強いので注意してください」と言うアナウンスがされていました。
事前に強風は予想していたので防寒対策はしていましたが、その影響で荷物の重さも増えてしまいCT比50%弱で計画しました。

今回は大樺沢二俣から右俣コースで北岳を目指します。
沢沿いのルートという事で台風24号でのルート消失を心配していましたが、このルートは特に影響はありませんでした。
森林限界を超えた小太郎尾根分岐からは稜線ルートで強風をモロに受けます。
防寒着を着て北岳を目指しますが『これ間ノ岳まで大丈夫かな？』と不安を感じる強風でした。

肩の小屋の脇を通り抜け北岳山頂はまさかの貸切！
この天候なので稜線の登山者は少なかったですが、間ノ岳方向を見るとチラホラと登山者が見え、強風で煽られたり岩陰で風を避けてる姿も見えます。
これは走るとかいうレベルではなく、スピードを捨て安全第一で間ノ岳を目指します。
北岳山荘手前は巻道ルートで風を避ける事が出来ましたが、小屋を過ぎると3000mの稜線で吹き曝しでストックだけでなく前に出そうと上げた足が風に持っていかれます。 こんな強風は久しぶりで過去の山行を思い出しながら間ノ岳に到着。
山頂でご一緒した方に写真を撮っていただき、広河原に向かって下山です。

天気予報通り、時間の経過と共に風も弱まり、下山は小走りで2時間ほどで広河原に戻ってきました。

広河原を12時50分発の乗り合いタクシーで芦安へ。
軽く着替えて直ぐに富士山表登山道である富士宮口五合目へ向かいます。
登山口には2時間半・午後4時に到着。 この時期は登山者と紅葉目当てなのかカメラを持った観光客が大勢で驚きました。
ただ、この時間から登り始めたのは僕だけでした。

富士山富士宮ルートは何度も登り良く知るルート。 風も弱まり最低限の防寒着と行動食を持ちスタート！
スタート前は走ろう！と思ってましたが、歩き出しから足が重く、走れる状態ではないのでバテないようにペースをキープする歩きに切り替え、とにかく山頂を往復する事だけに集中します。
背後には赤く染まる伊豆の夕日。 まったり登るのにはちょうど良いシチュエーション。
日が落ちると気温は一気に下がり防寒着を着て富士宮口山頂へ。
疲れたので、ここで山頂という事にして下山する事も考えましたが、やはり日本最高点が彼のトレースなので剣ヶ峰へ向かいます。

剣ヶ峰に到着は18時16分。 風が強くなり寒いので写真を撮って下山です。
下山路は富士市・静岡市の夜景を見ながらフィナーレに相応しい景色で彼もこの夜景を見ながら下山したのでしょう。
下山でコケて怪我でもしたら大変なので安全第一でゆっくり走り20時前に下山。


コースタイムで23時間45分と極端に長いという訳ではない山行でしたが、南アルプスから富士山への移動や南アルプス林道でのバスの時間などで制約があり、ある程度のスピードで歩く必要があり少しハードルの高いルート設定でした。
日本の標高トップ3を1day！こんなトリッキーで魅力的な課題を与えてくれた彼に感謝です！

コメント

yamayo

お疲れ様でした⤴️
色んな事やってるkaikaireiさんが、強烈な風って言うんだからすごかったんだろうなと。
それでも他にも登山者もいるものなんですね。

強風のプレゼント付きで、さらに印象に残る山行になりましたね。なっちゃった？！かな。

kaikairei

Re: お疲れ様でした⤴️
そうですね〜。　　僕は臆病者なので強風が予想される日に森林限界超える山に行かないようにしているので滅多にこういう爆風は喰らいません。こういう風を受けるのは厳冬期のアルプスが多いですが無雪期ではあまり記憶にないかな 　　耐風姿勢をとるようなプレゼントはお断りですよ(笑)

お決まりになりますが、甲斐駒に手を振ったの見えましたか？

hakkutu

お久しぶりです。
なんか凄いことやってる人がいるなと思ってみてらkaikaireiさんでした。以前日向山で子供さん二人に先にお会いしたおじさんです。
相変わらず凄いことやっていますね。
お元気で何よりです。

kaikairei

Re: お久しぶりです。
hakkutuさん、お久しぶりです。

今回の山行は知人のアイデアと誰もやっていない事を実行したのが凄いだけで、僕は彼の記録を見てガムシャラに歩いただけでした。

一昨日40才になりましたが、最近は足や腰の故障ばかりで頭も痛いですが、今後も何とか誤魔化しながら山を楽しもうと思います。
コメントありがとうございました！

ジョー🐪

いろいろビックリ！
山行の内容にビックリして、そのままコメント欄までスクロールしたら、hakkutuさんと繋がっていたというのに驚き、見ていた記録全てすっ飛んで2度見しに行ったのは内緒です(笑)

北岳だけでも日帰りする発想がないのにまさかの富士山まで含めて1Dayとは！！
いやー、久し振りにぶっ飛んだレコを拝見致しました

kaikairei

Re: いろいろビックリ！
joeさん、おひさしぶりです。　hakkutuさんとお知り合いでしたか！　　以前、家族で日向山へハイキングに行った時にお世話になりました。

もしかしたらご存じかもしれませんが、このコースを最初に歩いた彼は静岡市の方でした。
最後に富士山も持ってくるあたりが憎いですよね 　　これから「〆は富士山で!!!」的な山行が流行る予感がします。

僕も彼の記録を見た時に同じような衝撃を受けました。　　彼と同じ『走れる藪屋』として同じルートを歩く事が出来て本当に良かったです

話しは変わりますが、また深南部で宴会やりましょうね!!!

hakkutu

Re: いろいろビックリ！
joeさん、kaikaireiさんとお会いしたときにkaikaireiさんが走る人だとはお聞きしましたが、ただの走るお父さんだと思っていました。
帰ってヤマレコでkaikaireiさんが凄い人だとわかりビックリしました。
kaikaireiさんのレコでjoeさんとお知り合いなのは知っていました。
joeさんもお顔が広いですね。

qwg

走行時間 8時間59分
バイク？
kaikaireiさんは、バイク並みに早いから・・・

kaikairei

Re: 走行時間 8時間59分
本当に久しぶりの一般ルートでした。
トレイルランニングというジャンルの割には大して走ってないので、ここらはCT甘いですね。
走行時間〉最初に計算した時にCT比50%強だったのでショックでしたが、良く見たら芦安から富士宮口の移動時間もカウントされていたのでホッとしました。
あっちの方はリニア並みに早いですけどね…（涙）

qwgさんは前に話していた東鎌〜西鎌行ってきたんですね。良い天気だったから紅葉もきれいだったでしょうね！

バッドレスを見ながらアレを登りたいと強く思いました。 またその時はよろしくお願いします！

tailwind

やはり強風
kaiさん、こんばんは！

近頃では珍しく、ソロでの挑戦ですね。
また、弾けながらのコラボかと思いましたよ

この日は、北ア遠征の予定でしたが、爆風予報で断念
まさか、北岳や富士に登られていたとは
南アは距離的に離れているとは言え、それでも強烈だったと思います。

しかし、高度１・２・3を同日ですか...。
これだからトレラン系は困るのですよ
一般登山者の立場、全く無くなってしまいます(´ω`)
良い企画なのに、絶対無理！自己嫌悪 に陥るな〜

こうして登山道を使用されると、尋常ではない速さが際立ちますね。
相棒がｃさんで、本当に良かったと思いましたよ

kaikairei

Re: やはり強風
tailwindさん、こんばんは！　　最近はqwgさんと一緒が多かったので久しぶりの単独行でした。　　流石にここまで個人的な目的の山行だと誰かを誘うのは悪いと思いました。

いやぁ〜、朝一で稜線に出た時は本当にヤバい風でしたね 　　それでも間ノ岳からの下りではだんだんと弱まってきたので、僕のように急いで登った方以外はそれほど影響は無かったような気がします。
でも、台風に近かった北アルプスは更に影響が大きかったでしょうね．．．。

トレラン自体も久しぶりでしたが、強風やラストの富士山の事もあったので本当に大して走っていないんですよね。　やはりアルプスのコースタイムは緩いです。

この高山トップ1・2・3本当に良い企画ですよね！
もう彼は高い所に行ってしまいましたが、彼との思い出は永遠に忘れません。

kaji12

なんと
初めまして、kaikaireiさん。

ワン・ツー・スリーとは、驚きー。
人間技とは、思えません！

時々レコ見させていただいています。
見月山、仁王山は、参考
勿論倍以上の時間掛かりました。

此れからも楽しみです。kaji12

kaikairei

Re: なんと
kaji12さん、はじめまして
一日で1・2・3なんて凄い発想ですよね〜 　　私は後追い山行で参考になる記録がありましたが、初めて行った知人は凄いとしか言いようがありません！
でも先人の記録があってもタフな１日でした

私の見月山・仁王山の記録を見てくださりありがあとうございました！　　ヒルとの格闘で精一杯になり、とても参考になるような記録ではなかったですね(笑)

kaji12さんの記録を拝見しました。多く行かれている山域が私の住んでいる地域ですので掛川近辺にお住まいでしょうか？
粟ヶ岳は仕事が終わった後に職場からヘッドライトして何度も走りに行きました。でも岳山は行った事がありませんので今度行ってみようと思います。
倒木処理ありがとうございます!!!

kaji12

Re[2]: なんと
なんて返事したらいいのか。
島田と藤枝 とでもしておきましょう。
以前、ジュビロハーフマラソンの時、コメントいだだきました。🍈は、処と
凄い人だと、ただ感心するばかり！

岳山周回コースは、kaikaireiさんなら、2時間以内でしょう。1時間かも
わたしのトレーニングで丁度いい感じです。千石林道から松葉の滝へは、3コース有ります。
とは言ってもkaikaireiさんなら、どんな処でも行けますね！
一度周回してみてください。
ちなみに、岳山までの倒木は、まだまだ有りますので、ご注意下さい。キラキラテープが所々にあります。 kaji12

kaikairei

Re[3]: なんと
kaji12さん、返信ありがとうございます。
ジュビロマラソンでコメントしていた事を忘れていました 　　ごめんなさい！

年が明け、来年の厳冬期で高い山に行けない時に粟ヶ岳〜深南部まで赤線を繋げてみるのも面白そうなので計画してみます

今年ももうすぐジュビロマラソンですね！　　少し足の具合が良くないのでハーフは走れませんが親子ペアで参加します。
またどこかで見かけたらよろしくお願いします!!!

kaji12

Re[4]: なんと
深南から粟ヶ岳！
想像も付きません。チャレンジしますね！

当方、7年前の初マラソンの練習でヒルアロンサン2本づつ注入膝ひに爆弾抱えています。泣き😢
が、里山の粟ヶ岳、高草山でマイペースで山行楽しんでいます。☺️
今回は、6回目のフルマラソン、目標完走ですが、5時間前半のタイムを目指します。
還暦最後にならないように、無理せず走ります。(しまだ大井川)

kaikaireiさん、体調管理されているからこそ、素晴らしいなぁ。と感じます。
何処かでお会いしたら声掛けてください。
それでは、kaji12