第26回ハセツネCUP 〜完走も、暑さと水切れに苦しんだ初ハセツネ〜
- GPS
- 19:22
- 距離
- 62.8km
- 登り
- 4,203m
- 下り
- 4,194m
コースタイム
- 山行
- 10:29
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 10:57
- 山行
- 7:54
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 8:23
■大ダワの手前で眠気と疲労のピークを迎え、登山道の脇に転がって15分程仮眠。
他にも座り込んでの3〜5分程度の休憩はチョコチョコ入れてます。
天候 | 晴れ。13時のスタート直後はとにかく暑い。 日が落ちると風が出てきて涼しいが、夜間の休憩は汗冷えも有り震えるほど。 2時頃、御前山付近でにわか雨あり。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
先週の大型台風の影響により、多数の倒木あり。しかし可能な限り排除され、動かせない物には注意を促すマーキング、迂回の指示等が丁寧に有りました。直前の台風にもめげず、安全な大会開催のため尽力して頂いた大会主催者、スタッフの皆さんには感謝しかありません。 ■三頭山山頂付近に岩場の急登あり。 ■御前山への登りの途中、尾根が痩せている所や、道の片側が切れ落ちている所があります。御前山手前は以前滑落死亡事故があったそうです。 ■大岳山山頂付近に岩場の急登、鎖場(鎖無くても大丈夫そうだけど…)あり。 ※いずれも、疲れが出てくる中盤以降、夜間通過することになる行程ですので、転倒、滑落には十分な注意が必要です。 ■水場は、三頭山避難小屋近く、大岳山神社から少し下った所、綾広の滝近くの3ヶ所が利用できます。 自分は三頭山の水場は利用しなかったので状況は不明ですが、大岳山、綾広の滝の水場は利用しました。2ヶ所とも十分な量の水が出ていました。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬(芍薬甘草湯と念のためロキソニン)
保険証
携帯
時計
ワセリン(肌擦れ防止用)
|
---|---|
備考 | ■水3Lでも月夜見の第2関門の給水所までギリギリだった ■行動食は自家製ジェル約1400kcal分、柿ピー約200g(ペットボトルに入れ携行)、薄皮ミニチョコパン×5、おにぎり×2、ミニようかん×4、塩分補給用の塩タブレットと種無し梅干し等々、だいたい3800Kcal位持って行ったが、水切れが怖くて食べる量も節約してしまったのと、後半また固形物を胃が受け付けなくったため、結局カロリーベースで7割くらいしか消費できず。月夜見の第2関門以降の後半は、自家製ジェルの残りと自分の体脂肪(笑)のエネルギーで乗り切った。最近はレースに限らず、長距離トレランの後半はいつも食べれなくなっている。もう行動食はジェルメインで考えた方がいいかな? ■今回も、足つり予防用に芍薬甘草湯を2包、肌擦れ防止用にワセリンをたっぷり持って行ったが、使うタイミングさえ間違えなければ、この2つ超優秀!こんだけの距離走って、足つり、肌擦れのトラブル全くなし。 |
感想
初のハセツネ。ずっと憧れだったハセツネ。
何とか無事完走することが出来ました!
タイムはトレイルランナーとしてはポンコツですが…。
思うこと感じたこと、反省点や今後の事など、今回はあまりにも有りすぎるので、箇条書きで忘備録的に書いて今回の感想とします。
・例年に無い暑さでキツかった。とにかく水の量のマネジメントが難しい(いくら持っていき、どのように消費していくか)
・自分は3L持って行ったのに、月夜見の給水直前で飲みきってしまい、ギリギリだった。
・水が思うように飲めない→水が無いと食べ辛いタイプの補給食も消費しにくくなる→シャリバテのリスクUP、ってのも、単純な飲み水不足に輪をかけてレースを難しくした印象。
・大岳山神社の水場と、綾広の滝の水場の水、超美味い!!(←自由に水が飲める状況に飢えていたのでそう感じた??)
今回、「好きなように水が飲める幸せ」を実感した(笑)
・また、胃が揺さぶられるからか、後半の月夜見の第二関門以降、固形物を受け付けなくなって、残りの区間、補給食は自家製ジェルのみでやりくりする。でも空腹感や胃のもたれも無いので、意外と悪くなかった。
・今後は補給食はほぼジェルをメインで考えたほうが良いかも。
・やっぱり9月にギックリ腰をやってしまったせいで、全区間を試走できなかったこと、最後の追い込みのトレーニング出来なかった事が痛い。まあ仕方ないけど。
・試走できなかった事で、先の展開がわからないってことは、目視で先を見通せない夜間のレースではかなりメンタルにくると感じた。
・疲れと眠気で奥多摩三山の区間は、1回3〜5分ほど、チョコチョコ座って休んでしまうことが多くなった。情けない…。
・でもちょっと座って休んだだけでは殆ど体力は回復しない。ゾンビ状態で急登を登っては頻繁に休む、を繰り返し、どんどんペースを落としてしまう。
・大ダワの手前の登りで「もう限界だ!」と思い、ついに登山道の脇に転がり15分仮眠する。今まで、仮眠したら「起きれなくなってしまうのでは?」「かえってしんどくなるのでは?」と思い、山中の仮眠は未経験だった。しかし一度やってみたら、「5分座って休憩」を何回も繰り返したよりもはるかに体力が回復!!
・思い切って仮眠したほうが、中途半端に何度も小休憩するよりはるかに短時間で効果的に体力を回復できると発見。こんなことなら、「戦略的仮眠」をもっと早く取り入れておけば良かった。
・奥多摩三山(三頭山、御前山、大岳山)はほんとにキツかった…。いつもトレーニング場所にしている奥武蔵や高尾に比べて山体自体がデカい印象。ちょっと行きずらい印象があって来たことが無かったが、今後のハセツネの練習もかねて、この山々は必ず再訪しよう。
「夜で何も見えず訳も分からず、ひたすら辛いだけの思い出の山」ではもったいない(笑)。山として純粋に魅力を味わいたいしね。御前山にカタクリが咲く春先が良いかな。
・以上、ああすれば良かった、こうしとけば良かった、と反省点だらけ。そして、あんなにキツかったのに、もうまたハセツネに出たいと思っている自分がいる(爆)
・来年もクリック合戦に勝利し、必ずやハセツネに帰ってきます!
・今度は長距離レースの耐性つけて、15時間くらいで完走したい!
Nao3180さん こんにちわ。
憧れのハセツネ何より完走おめでとうございます。
色々反省点も書かれてますが、暑さでトップランナー含めかなり多くのランナーがリタイヤする中での完走は立派だと思います。
それに試走なしだったんですよね。
感想にも書かれてますが、それは先も読めないコースで精神的にもキツいですよ。
心折れずの精神力本当に頑張られたと思います!
詳細なコースの説明や感想はこれからハセツネを目指す人にとってとても参考になる情報です。
私もハセツネは一度は出ようと思っているので大変参考になりました。
19時間走られた体のダメージも相当かと思いますので、ゆっくり休んで下さい!
お疲れ様でした!
kuutarouさん、お祝いとねぎらいのコメントありがとうございます
完走率が66.7%と、今年は例年になく厳しい大会だったみたいです。
出場した者としては納得のキツさでした
走力以上に、山での対応力、精神力も問われる大会かなと。
その中で完走できたことは一つ誇りになりましたが、内容的にはまだまだ満足できないので、
これからも挑戦するつもりです
kuutarouさんも是非
僕の拙いレコがハセツネ挑戦の参考になるなら幸いです
おはようございます🎵
完走おめでとうございます🎉
例年になく気温の高いコンディションの中、リタイアした方々も例年以上に多かったようですね(あはははは。私もその一人)。
何しろ浅間峠では400人、私がリタイアを申告した西原峠でも150人も!
そして、序盤からトレイル脇に寝転がってる方が多かった印象です(あはははは。私もその一人)。
とにかく、タフなレースを攻略し完走されたこと、心から祝福いたします (≧∇≦)b
エイドが充実した楽しいトレラン大会も良いですが、ハセツネのようにドSな大会こそ癖になりますね (;^_^A
本当におめでとうございます🎉
お疲れさまでした〜 (´▽`)ノ
kazu5000さん、お祝いのコメありがとうございます
そしてあらためてkazu5000さんもお疲れ様でした。
いやーほんと暑くてキツかったですね〜
まさに『耐久』競争ですよね。
トレイル脇で寝てしまっている人たちですが、
話には聞いていたけど、実際見たのは今回が初なんでビックリでした
でも自分でやってみると悪くないですね
ふかふかトレイルや草の上に身を投げ出し、ヘッデンも消して真っ暗にすると、
何と言うか、奥多摩の山々に抱かれて、心から安らげるような感覚がありました…(←だから体力の回復も早い??)
おっしゃる通り、ハセツネはドSさが魅力だと思いますし、そして僕はすでに癖になり始めています
これからも挑戦するつもりなんで、kazu5000さんも是非是非戻ってきてください
Nao1380さん、こんにちは
完走されたのは、他の方のレココメントで知りましたので、いつレコが上がるのか楽しみにしておりました
あんな過酷なレースですから、ひょっとしたら具合が悪くなっておられないか…と心配しておりましたが、レコ上がって安心しました(とはいえ、お体、そうとうダメージまだ残っているかと思われます…ご自愛ください)
Nao1380さん、いつも何だか姿勢がストイックでご自分に厳しいので、思う所多々あるかとは思われますが、もっとご自身を褒めていいと思いますよ!
下界での都合やら、身体の具合…(先月ギックリ腰! )を考慮すると、ホント、よく頑張られてスバラシイと思います!
ワタクシも、丁度スタートされた頃、奥武蔵の某ヘ○タ○尾根の最後のツメをヒ〜コラ攻めてました…そして、奥多摩との境(長沢背稜線)が見える展望ポイントで、エール送りました (そのくせNao1380さんが本格的に体力との限界で戦っておられた時間帯には酔っ払っておりました… )
ハセツネ、エイドが無いのは初めて知りました!
…で、距離もさることながら、累積標高差!
ドMでキツイ地獄レース…
でも、またやりたくなる…
ワタクシには全く及びもつかないレベルですが、その闘志というか、モチベーションというか、なんだか同じ匂いがいたします
本当に、完走おめでとうございます !!!
machagonさん、お祝いコメ、ありがとうございます。
そして長沢背稜越しのエール、ありがとうございました
僕のレコアップが遅いのはいつもの事(苦笑)、ご心配をおかけしました
でも実際ダメージは結構ある感じなんで、1週間は休息でおとなしくしとこうかな、と。
しばらく断酒してたんで、トレーニングもせずに飲む晩酌のビールが美味いです
エイドは無し(給水は1ヶ所のみ)、物凄い累積標高と、とにかくドSな大会ですが、
それだけにドMな一部の変態山ヤは引き寄せられちゃうんでしょうね
レース中は、キツい…つらい…地獄だ…、なんて思っていたはずなのに、
終わって24時間ぐらい経つと、つらかった事も全部ひっくるめて「楽しかった」に記憶が変換されちゃってます(←都合の良い脳みそ(爆))
それに、ナイトハイクはたまにやるけど、こんな風に大会で、沢山の同じ思いで集まってる人たちと共に、
夜の奥多摩の奥深い山の中で、夜の闇と自然に抱かれながら自分の限界に挑む……、
なんか凄く贅沢なことをしているような気分にもなるんですよね(←ああ、本格的に変態だ…)
たぶん僕もmachagonさんも同じ匂いをまとってると思いますよ
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