風雪の甲斐駒ヶ岳☃【日向八丁尾根から黒戸尾根へ日帰り周回】
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- GPS
- 16:40
- 距離
- 24.4km
- 登り
- 2,970m
- 下り
- 2,986m
コースタイム
- 山行
- 14:59
- 休憩
- 1:37
- 合計
- 16:36
・GPS(ガーミン・etrex 30J )のログデータをそのまま添付しています。
・各ポイントの通過時間や移動距離については、GPSのログデータ通りで、
写真の撮影時刻と数分のズレはあるものの、当日私が実際に歩いた記録と
ほぼ相違のないものであると思います。
(今回も全線ログ採りすることができました)
*”歩くペース”の表記が0.4〜0.5になっていますが、これは実際のペースとは
全く異なる間違った表記なのでご注意を。
今回のコース概要 【日向八丁尾根〜甲斐駒ヶ岳〜黒戸尾根周回ルート】
*尾白川渓谷駐車場〜日向山〜大岩山〜烏帽子岳〜三ッ頭〜甲斐駒ヶ岳
〜七丈小屋〜刀利天狗〜刃渡り〜竹宇駒ヶ岳神社〜尾白川渓谷駐車場戻り
・GPS距離:24.36km
(ヤマプラでの本行程の総距離は途中にバリルートが含まれているため算出できず)
・累積標高:上り、約2819m(GPS標高:上り、3192m)
■標準CT(ヤマプラの場合)
*今回の周回ルートは大岩山〜烏帽子岳〜三ッ頭の区間がバリルートの為、
山と高原地図にはこの区間のルートの記載がありません。
従ってヤマプラでの本行程の標準CTは算出できません。
■【今回の参考CT】
*今回は以下のCTを繋ぎ合わせて計画を立てました。
1)竹宇駒ヶ岳神社(尾白川渓谷駐車場)〜日向山〜大岩山までのヤマプラ標準CT:7時間5分
2)大岩山〜烏帽子岳〜三ッ頭まで(バリルート区間)現地道標に記載のCT:4時間0分
3)三ッ頭〜甲斐駒山頂まで(破線ルート区間)現地道標に記載のCT:2時間0分
4)甲斐駒山頂〜竹宇駒ヶ岳神社(尾白川渓谷駐車場)までのヤマプラ標準CT:5時間30分
*3)の三ッ頭から甲斐駒山頂間は破線ルートですが、三ッ頭のポイントが
ヤマプラのルート上にない為にこの区間の標準CTが出せず、現地道標に記載のCTで計画
*上記4項目のトータルで18時間35分(1115分)休憩含まず
・今回のCT:16時間36分(内、実質歩行時間:14時間59分、休憩:1時間37分)
*参考CTに対して
80.63%(休憩時間含まず)
89.33%(休憩時間含む)
天候 | 天候:早朝〜昼前まで曇りのち小雨(標高約2500m以下) 昼頃より西からの風雪模様 (標高約2600mから上の稜線〜甲斐駒山頂) 風:日向八丁尾根〜八丁尾根までは無風〜微風 鋸岳〜甲斐駒間の上部稜線上は雪交じりの西からのやや強風 (常時10〜15m/sec前後) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自宅出発(山行前日:10月14日、20:20) 高速:圏央道〜中央道/八王子JCT〜中央道/長坂IC 下道:長坂IC〜県道32号〜県道606号〜R20号〜県道614号 〜尾白川渓谷駐車場、10月14日、22:15着 <甲斐駒ヶ岳・黒戸尾根ルート、竹宇登山口> *渋滞&休憩無しの直行で自宅から約1時間55分で移動。 ■下道について ・中央道/長坂ICから尾白川渓谷駐車場まで、距離:約13km 渋滞無し、直行で約25分で移動。 ■コンビニについて ・長坂ICから尾白川渓谷駐車場までの途中、R20号線沿いにあります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【駐車場、トイレ&山小屋、登山ポスト等】 2018/10/15 時点 1、駐車場について ・黒戸尾根/竹宇登山口のある”尾白川渓谷駐車場”を利用。 ・駐車料金:無料、24h開放、トイレ、水道、自販機有り。 *日向山への登山口である矢立石登山口付近にも10〜15台程度の 駐車場があります。 *以前、矢立石登山口までの林道が一部崩落して通行止になっていた ようですが、現在は復旧しているようです (但し、当日は実際に通っていないので確認はしていません) *矢立石登山口から先、錦滝までの林道は土砂崩落により 現在も通行止とのことです。 2、ルート上のトイレついて ・利用可能なトイレは七丈小屋のみとなります(チップ制) *基本的にこの周回ルートは、七丈小屋以外に トイレはありませんのでご注意下さい。 3、山小屋について ・今回の周回ルート上の営業小屋は黒戸尾根の七丈小屋のみとなります。 ・10/15時点で通常営業中。水や食料の購入も出来ます。 *但し、今回の全行程(約24km)で営業小屋はここ以外に ありませんのでご注意下さい。小屋の詳細情報はこちら↓ https://www.kaikoma.info/ 【六合石室及び、その近傍の水場について】 ・石室は10/15時点で特に損壊等もなく通常使用可能な状態でした。 *但し、ここにもトイレはありません。 *水場ついては、石室の少し手前(鋸岳側)の地点に赤リボンのついた 南へ下る細い枝道がありましたが、全て下りて確認していないので 実際に出ているかどうかは不明です。 4、登山ポストについて ・尾白川渓谷駐車場の奥にある登山口に登山ポストがあり、 ここで記入及び提出が出来ます。 【ルート状況等】 2018/10/15 時点 1)尾白川渓谷駐車場〜矢立石登山口〜日向山 ・特筆すべき問題はありません。 ルート&踏み跡ともに明瞭そのもの、普通に歩けます。 2)日向山〜駒岩(鞍掛山分岐) ・この区間もルート&踏み跡ともに明瞭で普通に歩けます。 ただ、日向山の山頂から雁ヶ原へ下降後、駒岩へのメインルートの 取り付きが夜間だったこともありよく分からず、誤って南側に 下り過ぎてしまい、メインルートである”尾根上ルート”ではない、 山腹の細い踏み跡に入ってしまいました。ただ、薄いながらも 踏み跡があり、GPSで見ても方角が合っていたのでそのまま進み、 約20分ほどで尾根上のメインルートと無事合流できました。 (但し、この間には所々に別の細い踏み跡もあったのでご注意を) 3)駒岩(鞍掛山分岐)〜大岩山 <この区間は破線ルートになります> ・一応、破線ルートになりますが、実際には上記同様、ルート&踏み跡 ともに明瞭そのもの。マーカーも適度についており普通に歩けます。 4)大岩山〜烏帽子岳〜三ッ頭分岐 <この区間は一般的な山地図(山と高原地図など)にルートの記載が 無いバリエーションルートになります> ・大岩山の山頂を出て少し進むと急斜面の長い鎖場があります。 しかし、バリルートとは思えないほどのしっかりと設置された 長い鎖とハシゴがあり、整備状況としては良好でした。 ただ、斜面自体は北アでもそうそうないような斜度と長さだったので 転滑落には十分に注意して慎重に下る必要があります *この急斜面(大岩山の南側斜面)の斜度は、鎖とハシゴが無ければ 私の技量では下降が難しいと感じるほどの急斜面です。 ・大岩山南側の急下降を終えると、その先は烏帽子岳〜三ッ頭分岐まで バリエーションルートとは思えないほどの明瞭な踏み跡がついており、 特に問題なく歩ける印象でした。 (正直なところ、これが本当にバリルートなの?と感じるくらいに よく踏まれており整備もされた道でした) 5)三ッ頭〜六合石室〜甲斐駒山頂(甲斐駒〜鋸岳間の稜線) <この区間は破線ルートになります> ・この稜線区間は三ッ頭から六合石室付近までが樹林帯の区間で、 マーカー&赤リボンはそれなりに付いており、踏み跡もそれなりに 明瞭ではあるのですが、所々に”いかにも”と思わせる間違った 踏み跡が数ヶ所出てくるところが難点だと感じました。 (私も明らかに正規ルートと思って進んだ”明瞭な踏み跡”が 実は間違っていて、稜線東側の樹林帯に引き込まれることが1回、 六合石室より少し手前では、行く必要のない水場への踏み跡 (標識無し)へ引き込まれたことが1回あり、ある程度進んで後に 途中で気付いて戻るを繰り返して大きなタイムロスになりました) ・六合石室から甲斐駒山頂までは樹林が切れて露岩の岩稜帯区間と なります。この岩稜帯上でも複数の踏み跡があり、間違った踏み跡を 辿ると登る必要のない小岩峰や大岩を登ることになります。 また、当日はこの付近から降雪が酷くなり、岩肌についた薄雪により 非常に滑り易い状況となりました。その影響で間違って登った大岩 からそのまま進行方向側へ下りることができず、また逆戻りをして 大岩側面の巻道(正規の踏み跡)を辿り直すことを繰り返した為、 この区間でも大幅なタイムロスと体力の消耗を強いられました。 *このように晴れてコンディションが良ければ、間違った踏み跡を辿り 不必要な大岩登りをしても、フリクションを利用してその反対側へ 強引に下降できますが、雨天や今回のような薄雪で岩肌が濡れて 滑り易いと力技は通用せず戻るしかありません。 実感として複数の踏み跡があるこの区間をスムーズに進む為には、 やはり正しい踏み跡を見極める力が必要だと感じました。 *それと実際に現地を歩いてみての率直な感想としては、 大岩山〜烏帽子岳〜三ッ頭分岐までのバリルート区間よりも、 この甲斐駒山頂までの稜線区間(破線ルート)の方が遥かに迷い易く また踏み跡もこちらの方が歩き辛いと感じました。 6)甲斐駒山頂〜七丈小屋〜尾白川渓谷駐車場(黒戸尾根ルート) ・ここは言わずと知れた名ルート故に道標多数、ルート&踏み跡ともに 明瞭そのもので問題なく歩ける印象。 ・但し、七丈小屋から少し下にあるハシゴと鎖が連続する区間だけは 転滑落に注意して慎重に登降する必要があります。 ・また、ルート自体は踏み跡明瞭で大変整備が行き届いていますが、 規模的には麓から山頂までの単純標高差で約2200m、距離も片道で 約9km弱と、高標高差のロングルートであることは事実なので、 自身の体力と移動時間を十分考慮する必要があるルートです。 |
その他周辺情報 | ■下山後の温泉はこちら↓ ”甲斐駒ヶ岳温泉 尾白の湯” https://www.verga.jp/onsen/ ・尾白川渓谷駐車場からR20号へ向かう途中にあります。 (駐車場からクルマで5分ほどのところ) *料金は少々高めな感じもしましたが、浴槽の広さと施設全体の 規模はかなり大きく、施設自体もそれなりに充実している印象でした。 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
今日は月曜なのでガラガラ。ここに常設の登山届を車内で記入し提出しました
これから翌日3時の出発まで4時間ほど仮眠をとります
左手に矢立石へのショートカット路が出てきます(このまま林道歩きでも着くはず)
ちなみに矢立石までの林道が一部崩落で通行止の件は既に解消されているようです
この登山口周辺にも10〜15台程度の駐車スペースがあります
(この先の錦滝までの林道は土砂崩落により未だに通行止とのことです)
ここは花崗岩の白砂輝くビーチのようなところなのですが、まだ夜明け前
ハッキリ言って真っ暗では「な〜んにもわかりましぇーん…」(・_・)
取りあえずこの踏み跡を頼りに「こっちだろう…」的な感じで進んでみた
(実はこれが大失敗。実際には下り過ぎてしまい、大岩山への
メインルートとは別の取り付き口から次の尾根に入ってしまった💦)
ただ、薄いながらも踏み跡があり、GPSで見ても方角が合っていたので
取りあえずこのまま進むことに…(但し、所々に別の踏み跡もあったのでご注意を)
予報通りの高曇りだけど、風も弱く現時点で天候的には全く問題無し
これから昼にかけて曇り時々晴れの予報だし〜(と、余裕で歩いていた私…)
ここまで予定通りの行程&ペース、体調も全く問題無しで順調そのもの
ここから大岩山までは破線ルート。でも踏み跡は明瞭なのでズンズン進んで行きます
従って山と高原地図にルートがないので標準CTもありませんが、
現地の標識のCTでここから稜線まで3時間半+30分で約4時間表記でした
特に迷うこともなくトボトボと進んでいるとガスが酷くなってきた…
この先の尾根やピークの様子はどうなっているのか?さっぱり分からず。。。
実際には良くなるどころか逆に悪くなる感じで、チラホラ雪が降り出してきた…
(でもこの時点では進行には全く問題ないレベルでしたが)
この区間でも現地標識のCT比で50分ほど削れていたのでペース的には順調でした
しかし周囲は既に完全なるスタジオ合成状態・・・何なんだぁ…この天気は
すぐに溶けて水滴となり足がびしょ濡れに…
近年の山行ではダイエットに成功したこともあって真夏でも
スパッツ着用で平気なのですが、今回は着用して大正解でした
ここで八丁尾根&バリルートは終了。ここから甲斐駒までは破線ルートに。
この時点で10時40分。あの標識のCTをみても12時半ごろには
甲斐駒山頂に到達できる見通しだったので、正直安心していました
ところがここから先が天候の悪化も含めて想定外の連続でまさかの事態に…
ここでも赤リボンが見えたので右下のハイマツの切れ目に入り、行く必要のない六合石室下の水場へ半分ほど下りまた戻りました。
あちこちにハイマツの切れ目(枝道)があり、正直私レベルでは一発正解が難しい印象。先ほどのバリルート区間の方がよっぽど迷わなかった。
見た目にもしっかりとした造りで、これなら天候大荒れでも大丈夫そう
写真ではそうでもない感じですが、実際には徐々に雪が酷くなってきたし…
ところでこの造りって石積みの壁で囲った上に木材で屋根を載せた構造
これって雪壁で囲ってセンターポールでシートを被せる”モノポールテント”みたい?
少し来た道を戻り、ここを右へ入りメインルート(稜線上)を辿りました
(ただ、自分が見つけられなかっただけで、戻らなくても道があったかも…)
これでここまでのような間違った枝道への引き込まれはないのですが
この頃からジワジワと風雪が酷くなってきた💦
非常に滑り易くなってしまい、更なるペースダウンを強いられる。
ここも滑り易くて超怖かった・・・というか、何なのこの天候の悪化は!?
曇り時々晴れで大崩れは無しだったよね?全然聞いてないし〜(;一_一)
取りあえず装備は万全なので、防寒着とレインウエアで防寒対策をして、
持参した10本爪アイゼンはもう少し様子見することに
この岩稜帯の登りでも、登る必要のない小岩峰や大岩に登ってしまい
そのまま進行方向に下りられず、また戻るなどを数回繰り返して更にペースが悪化する
天候の悪化と自分の道間違い多数によるペースダウンで
ナント六合石室から約2時間、三ッ頭分岐から約3時間もかかってしまった…
結局この間のCTで1時間もオーバー。もぅ完全に想定外。ヤラレましたネ。。。
既に日没前下山は無理なので、ホットココアを注文して中で休ませて頂きました
小屋番さん達とまさかの天候悪化などの話で盛り上がり楽しかった♪
無理して素通りせず、ゆっくり休んで大正解。元気をもらいました☆
既に夜ですがこの暗闇の中で、しかもゴール直前でコレってナニ!?
(クマ出没の注意書き?でもハチだってヤバいでしょ!?💦)
感想
これまで黒戸尾根や北沢峠などから何度も登頂している甲斐駒ヶ岳。
数ある山頂へのルートの中で、直接山頂まで繋がっているルートでは
ないのですが、以前から気になっていた白砂輝く日向山からの八丁尾根。
そして甲斐駒山頂を経て黒戸尾根を下る周回ルートを歩いてみました。
当初この週末(10/13−10/15)は、念願だった南ア南部の
ゴールデンルートを周回する予定だったのですが、
土日(13.14日)の2日間が荒天予報でまたもや断念。
「これで何回この計画を延期したんだろう・・・」と思いつつも、
15日の月曜だけは「曇り時々晴れ」で「大きな崩れはない見込み」
という比較的良い予報だったので、楽しみにしていた南ア南部山行は
お預けにして日帰りで行けるどこか良いところ…ということで、
やっぱり南ア(でも北部)の日帰り周回に変更となりました。
(それでも今季の南ア南部山行はまだ諦めてない私です(*^^)v
念願の南ア南部をお預けにして始まった今回の周回山行でしたが、
とにかく天気の大崩れはないとのことだったので、
早朝から気合いを入れてアタックしてみました。
ところが実際は予報が大きく外れて荒れ模様となり、
曇りからまさかの風雪、そして上部稜線から山頂は冬山の様相に…
装備的には何があっても良いように防寒着から10本爪のアイゼンまで
携帯していたので、想定外の天候悪化にも動じることはなく、
落ち着いて対処できましたが、ペースの方はガタ落ちで下山は日没後に…
一応、当初の計画では標準CTの無いバリルート区間を現地標識に記載の
CTを参考に加味してトータルで大よそ18時間半。
これならいつもの自分のペースで13〜14時間で周回できると見込み、
午前3時出発で16時〜17時には下山、さらにプラス1時間余裕をみて
遅くとも18時には下山できると思っていました。
ところが当日はまさかの天候悪化による降雪、そして岩肌には雪がつき、
非常に滑り易くなった岩稜帯歩きにかなり手間取り時間を要しました。
さらに自分の判断ミスにより、間違った踏み跡を何度も辿ってしまい、
その途中で気付いては戻るというタイムロスなどで大幅なペースダウンを
強いられ、結果的には全くといっていいほど目論見通りにはいきませんでした。
その中でも、今回のルートで最も楽しみにしていた大岩山からの
八丁尾根バリルート区間は「これがホントにバリルートなの?」
と思えるほど良く整備された歩きやすい道で、迷いそうになる複数の
踏み跡などもなくほぼ予定通り進めたのですが、
逆に破線ルートである甲斐駒〜鋸岳間の上部稜線区間では
複数ある明瞭な踏み跡の「正解」を見つけるのに手間取ってしまいました。
その影響で間違えては途中で戻るを繰り返し、ここまで削ってきたCTを
吐き出す結果に。この辺りの「見極める力」がまだまだダメだなぁ…と、
自分の力不足を実感した次第です。
これらの結果として予想を遥かに上回る時間を要したことは、
自身の登山者としての未熟さを露呈してしまった結果だったと思います。
やはり私ごときの今の実力は所詮この程度。
今回の山行ではそんな自分の身の丈を痛感させられました。
そんなことで反省点も多かった今回の山行でしたが、
それでも十分な装備とこれまでの経験などにより
想定外の天候悪化という事態にも落ち着いて対処できたことは
これまでの登山経験が生きた結果だったと思います。
今回は16時間半も歩いて青空も景色もほとんどなく終わってしまいましたが、
この次は抜けるような冬の青空の下で、南ア南部の巨峰に圧倒されつつも
延々と続く稜線からの絶景を眺めながら悠々と歩けたらいいなと思います。
コメント
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ワタクシ、完全なる積雪期よりも、こういうあいまいな時期が一番怖い感じがします。
下山できて良かったですよ、本当に。
読んでいて怖くなっちゃったもん”
>間違った踏み跡を何度も辿ってしまい、
その途中で気付いては戻る
その判断でよかった!
>それでも十分な装備とこれまでの経験などにより
想定外の天候悪化という事態にも落ち着いて対処できたことは
これまでの登山経験が生きた結果だったと思います。
そうですよ〜〜!
CTにこだわる必要ないっす!
事故のないよう頼みますよ〜〜!
雪の鳳凰山案内してもらうんですからね〜〜!
(でも自分の膝は完治しておりません、笑
cocoさん、どうもです〜
そうです、その通りなんですよ。
真冬でしっかり雪がついていれば、それ相応の装備で逆に歩きやすくなるし、
(ヘタすると同じルートでも、無雪期のザレガレ&石ゴロの急斜面なんかよりも積雪期の方が全然歩きやすい場合も多々あるし
今回のように岩肌に中途半端な薄っすら雪なんていう状態の方が
よっぽど厄介ですよね
それと甲斐駒〜鋸岳間の樹林稜線上での道間違いにはホントにヤラレました…
昔から歩かれているせいか?それらしい枝道の踏み跡が何本もあって、
何度もハズレて違う方に引き込まれました。そしてその後また戻る…
こんなことをやっていたので、あの稜線で大幅なタイムロスとなっちゃいました
その手前にあるバリルート区間の方がよっぽど歩きやすく、道間違いもなかったですよ。ぶっちゃけ「どっちがバリなの?」って感じでしたよ
今回はまさかの天候悪化もあったりで、そんなこんなの山行でしたけど、
これはこれで良い経験になったと思っています。
そして無事に帰れたことが何よりですね
cocoさんもお膝を養生して膝の痛みが少ない雪山行にぜひ!
このコース日帰りは屈強のトレラン並みですよ。
体力凄いね〜〜〜
私はもうニセ烏帽子でクタクタでしたもん。
あそこ、だまされたでしょ〜〜〜〜
烏帽子ゲット〜〜と思ったら、もう一つ先のピークに山頂標識立ってるのが見えてガックリでした。
鋸〜甲斐駒間は道間違えたりしなかったけど?
そんなに枝道ありましたっけ?
ところで、予告?通り私も同ルート逆回り行ってきましたが
処々の事情で六合目小屋で撤退、北沢峠下山となりました。
詳しくは近日中公開します。
瞬間最大積雪量10cm位でした
(ほんの30分で10cm積もりました〜〜〜)
でも日曜は最高の甲斐駒頂上堪能してきましたよ。
青空に映える青い新車でピカピカのヘリがシュールでしたが・・・・
どーもです!(えっ?こんな時間に投稿って、なんでかって??)
そうです、只今南アから戻ってきたところなんです
ニセ烏帽子?あ〜あの、烏帽子手前のピークがそれだったんですね
>もう一つ先のピークに山頂標識立ってるのが見えてガックリ
・・・いえいえ自分は大丈夫でしたよ。
だって当日は超ガスガスでその山頂標識すら見えずでしたから
ガックリどころじゃなかったですよ(逆に見えなくてガックリ
枝道の件は自分の未熟さもありますし、それ以外にも不要な岩上へ導くニセの踏み跡は、岩が乾いていればそのまま戻らず、進行方向に強引に下りられたんです。
でも、あのいやらしい雪付きではそれができず、その度に戻ったのがイタかった。
六合石室で撤退?tekuさんも相当降られたみたいですね。
でも、日曜日は大快晴でしたね!
自分も南方のだ〜れもいない2600m山小屋からから貴公子さまの姿を心眼で見ておりましたヨ
その翌日は3000m超の稜線&頂から塩見の遥か先に貴公子&女王、
その他北部のいつもの面々まで、ぜ〜んぶ見えましたよ〜〜
お疲れさまでーす!
また長時間歩いてますねぇ(*_*)走ってる??
てくちゃんの言うとおり
体力スゴいっすね。強靭(笑)
わたくし、20m走っただけで死にそうやのに。
そして、ほんと、これからも無事に帰ってきて下さいね!!
ちゃださん、お疲れさま〜
また長時間歩いてまいりましたヨ
20mで死にそう?
でも、ゆるだらでもコツコツ登っているうちに体力つくからね。
何ごとも継続することが大事かと思います。
一仕事済ませたらゆっくりレコみさせてください
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