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Yamareco

記録ID: 165681
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
朝日・出羽三山

秋の朝日連峰縦走、以東岳から大朝日岳へ

2004年10月17日(日) ~ 2004年10月19日(火)
 - 拍手
GPS
52:00
距離
32.0km
登り
2,423m
下り
2,291m

コースタイム

10/17; 7:50大鳥集落ー(車)-8:10-20泡滝登山口-11:30-12:10大鳥池-15:00ウツボ峰-16:20以東岳(泊)
10/18: 6:10 以東小屋発-8:20狐穴小屋-9:00三国境-9:20北寒江山-9:50-10:00寒江山-11:10-50竜門小屋-12:10竜門山-13:30西朝日岳-15:30大朝日小屋(泊)
10/19; 7:00大朝日小屋発-7:20銀玉水-8:20-9:00古寺山-11:40古寺鉱泉-12:10古寺鉱泉登山口着
天候 10/17 晴れ
10/18 晴れ時々曇り
10/19 曇り
過去天気図(気象庁) 2004年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
行き;四国-(夜行バス)-東京ー(JR)-新潟―鶴岡ー(バス)-大鳥集落(泊)
  大鳥集落から泡滝ダム登山口まで、車に便乗
帰り;古寺鉱泉ー(車に便乗)-山形ー(JR)-東京ー(JR夜行)-四国
コース状況/
危険箇所等
コース全体、道は良好。
大鳥集落から泡滝ダム登山口までは、大鳥に宿泊すると、宿の車で送ってもらうこともできる。
稜線上も、狐穴小屋、竜門小屋、金玉水に、水場あり。
泡滝ダムより登る。両脇の森は木々が大きい
2012年01月29日 11:56撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
1/29 11:56
泡滝ダムより登る。両脇の森は木々が大きい
倒れた巨木
2012年01月29日 11:56撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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倒れた巨木
谷に沿って登ってゆく
2012年01月29日 11:56撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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谷に沿って登ってゆく
大鳥池のほとりより、周辺の紅葉した山々
2012年01月29日 11:56撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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大鳥池のほとりより、周辺の紅葉した山々
大鳥池
2012年01月29日 11:56撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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大鳥池
大鳥池からの登り、黄葉が出始めた
2012年01月29日 11:56撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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大鳥池からの登り、黄葉が出始めた
登りの途中より、はるかに見える今日の目的地の以東岳、山頂直下に小さく山小屋が見えた
2012年01月29日 11:56撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
1/29 11:56
登りの途中より、はるかに見える今日の目的地の以東岳、山頂直下に小さく山小屋が見えた
稜線直下、紅葉した山肌
2012年01月29日 11:56撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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稜線直下、紅葉した山肌
オツボ峰付近より、ようやく朝日連峰の主稜線が見え始めた。はるかに大朝日岳が遠い。
2012年01月29日 11:56撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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オツボ峰付近より、ようやく朝日連峰の主稜線が見え始めた。はるかに大朝日岳が遠い。
稜線の風景、岩と山なみ
2012年01月29日 11:56撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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稜線の風景、岩と山なみ
以東岳山頂に到着、頂上直下に山小屋、下のほうに、大鳥池を望む
2012年01月29日 11:56撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
1/29 11:56
以東岳山頂に到着、頂上直下に山小屋、下のほうに、大鳥池を望む
以東小屋から、夕暮れの空の下、はるかに飯豊山地が見えた(水平線上の山なみ)
2012年01月29日 11:56撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
1/29 11:56
以東小屋から、夕暮れの空の下、はるかに飯豊山地が見えた(水平線上の山なみ)
10/17 日の出を拝む
2012年01月29日 11:56撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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10/17 日の出を拝む
上空の絹層雲がオレンジ色に燃えた
2012年01月29日 11:56撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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上空の絹層雲がオレンジ色に燃えた
ちょっと不気味な色合いの朝焼け
2012年01月29日 11:56撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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ちょっと不気味な色合いの朝焼け
オレンジ色に輝く上空の絹層雲
2012年01月29日 11:56撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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オレンジ色に輝く上空の絹層雲
斜めから朝日を浴びる、朝日連峰の山々
2012年01月29日 11:56撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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斜めから朝日を浴びる、朝日連峰の山々
以東岳より、北の方はるかに、月山(やや左遠方のゆるい三角形)が望めた
2012年01月29日 11:56撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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以東岳より、北の方はるかに、月山(やや左遠方のゆるい三角形)が望めた
朝の以東岳山頂より、泊った以東小屋と、下の方に蒼い色をたたえた大鳥池
2012年01月29日 11:56撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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朝の以東岳山頂より、泊った以東小屋と、下の方に蒼い色をたたえた大鳥池
縦走を開始、所どころに池塘があった。水平線上、東の方はるかに、蔵王連峰、面白山などの山なみも見えた
2012年01月29日 11:56撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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縦走を開始、所どころに池塘があった。水平線上、東の方はるかに、蔵王連峰、面白山などの山なみも見えた
池塘は秋の風情
2012年01月29日 11:56撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
1/29 11:56
池塘は秋の風情
うす雲の下、月山が遠くに見える(中央奥)
2012年01月29日 17:50撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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うす雲の下、月山が遠くに見える(中央奥)
稜線より、秋の雲
2012年01月29日 17:50撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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稜線より、秋の雲
青空が再びでてきた。遠くは飯豊山地か?
2012年01月29日 17:50撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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青空が再びでてきた。遠くは飯豊山地か?
(同じ場所より)構図を変えて
2012年01月29日 17:50撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
1/29 17:50
(同じ場所より)構図を変えて
南寒江山を振り返る。秋空にたなびく雲が美しい
2012年01月29日 17:50撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
1/29 17:50
南寒江山を振り返る。秋空にたなびく雲が美しい
(同じく)南寒江山の風景
2012年01月29日 17:50撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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(同じく)南寒江山の風景
まだまだ遠い大朝日岳、中岳と双耳峰のように見える
2012年01月29日 17:50撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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まだまだ遠い大朝日岳、中岳と双耳峰のように見える
ようやく大朝日小屋に近づいた。振り返ると以東岳までの縦走路がはるかに長い
2012年01月29日 17:50撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
1/29 17:50
ようやく大朝日小屋に近づいた。振り返ると以東岳までの縦走路がはるかに長い
10/18 どんよりした雲の下、赤い朝焼け
2012年01月29日 17:50撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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10/18 どんよりした雲の下、赤い朝焼け
朝日に下から照らされる高層雲
2012年01月29日 17:50撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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朝日に下から照らされる高層雲
高層雲が、一瞬赤く燃えた
2012年01月29日 17:50撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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高層雲が、一瞬赤く燃えた
下山開始、中央は竜門山、その右奥が以東岳
2012年01月29日 17:50撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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下山開始、中央は竜門山、その右奥が以東岳
一緒に下山した、Sさん親子
2012年01月29日 17:50撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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一緒に下山した、Sさん親子
小朝日岳の側面、岩肌が険しい
2012年01月29日 17:50撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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小朝日岳の側面、岩肌が険しい
コルより小朝日岳を望む、ここはトラバースした
2012年01月29日 17:50撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
1/29 17:50
コルより小朝日岳を望む、ここはトラバースした
小朝日岳の巻き道を行く、曇天の下、くすんだ紅葉
2012年01月29日 17:51撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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小朝日岳の巻き道を行く、曇天の下、くすんだ紅葉
サルノコシカケ
2012年01月29日 17:51撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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サルノコシカケ
東北の山は、さすがにキノコが多い
2012年01月29日 17:51撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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東北の山は、さすがにキノコが多い

感想

【山行No 326】

※朝日連峰のうち、主峰の大朝日岳には登っているが、以前より気になっていた
 連峰主脈を縦走してみることにした。
 今回は、無人小屋泊まりでの3泊4日の行程。

10月15日(金)
 ・仕事を定時で帰り、出発の準備をして、東京までの夜行バスに乗り込む。

10月16日(土)
 ・今日は、鶴岡側の登山口までの移動日。
 ・朝早く東京に着き、上越新幹線で新潟まで、そこから日本海側を、特急イナホ号で鶴岡に向かう。
 ・鶴岡にはお昼過ぎに到着。大鳥集落までのバスまで3時間もの待ち時間がある。
  駅前でレンタサイクルを借りて、鶴岡市内を観光して時間をつぶした。
 ・鶴岡からのバスは15:37発。天気はしぐれもパラパラとあり、あまりよくない。

・16:50 大島集落 着
  バス停のすぐ裏に、予約した民宿(朝日屋)があった。
  泊り客は少ない。10畳のだだっ広い部屋に入る。
  夕食は、食べきれないほどの豪華な料理で、食べきれないくらいだった。

10月17日(日)
 ・朝起きると、外は晴天となっている。いい感じだ。
7:50 大鳥集落発
 ・もともとは、宿の車で登山口まで送ってもらうつもりだったが、
  同宿の人が、大鳥池までハイキングに行くとのことなので、同乗させてもらうことになった。
  出発してすぐ、がたがたの林道となる。距離は10km位か?なかなか距離があった。

8:10-20 泡滝ダム登山口(標高=480m、気温=13℃)
 ・林道終点、車が多い。みな日帰りのようだ。
 ・ゆっくりと登山道を登り始める。結構いい道で、緩やか。
  ブナの森が広がっているが、この付近はまだ紅葉は始まっていない。
10:10-20 七つ滝沢橋
 ・ぐらぐらの吊り橋を渡る。
  ここから次第に急な道になってきた。この付近もブナの大きな森が続く。

11:30-12:10 大鳥池(大鳥小屋)(標高=950m、気温=15℃)
 ・小屋は結構大きい。「タキタロウ小屋」と標識がある。有人のようだ。
  小屋の周辺は、昼食をとっている人が多い。どうやら日帰りでハイキングにきた地元の人たちのようだ。
  自分もコンロでお湯を沸かし、昼食とする。
  ほっとする山の秋、目前の大鳥池は蒼く深い色をたたえており、そのはるか向こうに、今日目指す以東岳がやけに遠く、高い。

 ・小屋からすぐのところに分岐があり、オツボ峰への登りが始まる。
  予想よりも結構急な道で、出だしよりゼイゼイ言いながら登る。人影は少ない。
 ・標高=1100m付近より、周辺の木々の紅葉が始まった。
  澄んだ青空をバックに、まばゆい色彩で迎えてくれる。山の秋を感じる一時。
 ・途中よりだんだんと傾斜は緩くなってきた。展望も出てきたが、目指す以東岳は、まだまだ遠い。
14:10-20 三角峰の肩(標高=1450m)
 ・地図上の三角峰についたが、道はピークを巻いている。

 ・ここからいよいよ稜線歩きとなる。道は緩やかに登ってゆく。風も涼しく、なんとも静かな午後だ。
  植物相は、灌木も少なく、笹とハイマツが主役となっている。
  道もザレた花崗岩質で、雰囲気は北アルプスに似ている。
15:00-10 ウツボ峰(標高=1630m)
 ・小さい標識だけがあり、あまりぱっとしない山頂。
  しかしここからの展望は良く、足元には大鳥池が見え、北方遠くには月山と鳥海山が見えている。
 ・ウツボ峰から先は、以外とアップダウンが多く、そろそろ疲れもでてきてきついところ。

16:20 以東岳(標高=1771m)
 ・ようやく主脈の一峰に到着。
  山頂からは、大朝日岳への主脈稜線が長々と続いているのが望め、
  そのはるか向こうには、飯豊山地が、かすみの上にポッカリと浮いているのも見えた。
  眼下に小さく、今日泊まる以東小屋が見えている。

16:30 以東小屋
 ・遠目には結構大きい小屋のように見えていたが、中に入ると、意外と狭い感じ。
  ひょっとして一人きりか?と気になっていたが、先客が2人いてほっとした。
 ・さっそくカップラーメンで夕食。
 ・夜になると、素晴らしい夜空が広がった。外に出てみると満天の星空で、天の川も良く見えている。
  しかも地上は、鶴岡あたりの街の灯りや、西の方は日本海の浮かぶ漁火らしき
  灯りもちらちらと見えた。
 ・3シーズンのシュラフにシュラフカバーをかぶせて寝たが、
  夜も思ったほど冷えることはなく、途中でシュラフカバーははずした。

10月18日(月)
 ・5:30起床。小屋内の気温=7℃。
  外にでると、すでに外は白み始めている。
  6:00日の出。朝焼けは、ちょっとだけうす雲が燃えた程度だった。
  うす雲がでており、天気は下り坂か?今日中は持ってくれれば良いが...

6:10 以東小屋発
6:20-30 以東岳(気温=+5℃)
 ・展望の素晴らしい朝だ。飯豊山地は少し雪が降ったようで、うっすら白く見えている。
  はるか南方には、磐梯山の特徴ある双耳峰までも見えている。
  東のほうは、吾妻山群、蔵王連山、その北の方、名前を良く知らない山々へと
  山脈が続いている。
  面白山、舟形山、栗駒山あたりだろうか?

 ・さっそく縦走路に入る。花崗岩のザレとハイマツの道。道形は結構はっきりしている。
 ・途中、対向者1名あり。昨日は狐穴小屋に泊まったとのこと、小屋周りに、
  水場がある、ときいて安心した。
8:20-40 狐穴小屋
 ・この付近、登山道を石畳状にする工事が行われており、工事の人たちが4〜5人。朝からご苦労なことだ。
  小屋の前に水が引いてあり、水がじゃんじゃんと出ている。水が補給できて助かった。
9:00 三国境
 ・ここはピークらしくないピークだが、天狗小屋への長い尾根が分岐している。標識あり。
9:20 北寒江山
 ・ここは結構ピークらしい形をした山。北へと下る道が分岐していた。
 ・寒江山本峰へは、いったん下り、再び登りかえす。割とキツイ。
  上空、タカらしい鳥影を2回ほど見た。
  気が付くと、足元は花崗岩のザレが少なくなり、堅い岩が多くなってきた。
  花崗センリョク岩か?
9:50-10:00 寒江山(標高=1695m、気温=16℃)
 ・人影がなく、シーンとした山頂だ。
  ここも眺めは良好だが、西の方にわずかに越後平野の北端が見える以外、
  四周は山また山。ともかく山深い山地だ。
 ・南寒江山を過ぎると、大きく下るが、この付近は灌木の紅葉が少し残っていて、
  また上空は青空に巻雲が躍動していて、秋らしいいい感じだ。
11:10-50 竜門小屋(標高=1580m、気温=16℃)
 ・ここも、小屋の前に水場がある。さっそくコンロをだして紅茶を作り、
  パンを食べてゆったりと昼食タイムとした。水を1L補給。
 ・相変わらず人影の少ない縦走路だが、この先で3名であう。
  日暮沢を登って竜門小屋に泊まり、ここから以東岳と大朝日岳をピストンしたそうな。
12:10-20 竜門山(標高=1688m)
 ・後半戦に入る。上空はだんだんとうす雲が増えてきた。
13:30-40 西朝日岳(標高=1814m)
 ・やれやれ、ようやくここまで来て、目的の大朝日小屋も見えてきた。
 ・西朝日からいったん下り、再び大きく登る。そろそろバテてきて、息も上がり、踏ん張りどころ。
15:00 中岳
 ・登山道は、中岳のピークは通らず、小さく巻いていた。
 ・金玉水の水場は、雪渓こそさすがに無いが、チョロチョロと水がでている。
  今日の夜の分の水を少し補給する。

15:30 大朝日小屋 着(標高=1780m、気温=16℃(内温=20℃))
 ・長い縦走路を踏破して、ようやく今日の目的地に到着。
  小屋はほかに泊り客がいないのでは?と思っていたが、先客が3名いて、ほっとした。
  それにしても、5年前の夏に泊まった時は大混雑で大変だったが、今日はうそのようにゆったりできる。
 ・大朝日岳は眼前だが、結構疲れたので、小屋に入ってしまうと、なんだかも凹一度出たくなくなり、小屋で紅茶を飲み、のんびりする。
 ・今夜も小屋の中はそれほど冷えず、シュラフカバーも使わなかった。

10月19日(火)
 ・5:30起床。外に出て朝焼けを眺めたが、曇天のもと、東の太陽が出るところだけ、
  スリットのように晴れ間があり、そこが赤く染まってる。
  見ているうちにどんどんと色が変化し、久々に美しい朝焼けだった。写真多数。
 ・今日は古寺鉱泉に降りるか、朝日鉱泉に降りるか、決めかねていたが、
  同宿の人に行先を聞いてみた。
  みな、古寺鉱泉に下るとのことなので、2組のうち、親子2人ずれに、
  下山後、車に乗っけてもらうようにお願いする。
7:00 大朝日小屋 発
 ・全員ほぼ同時に出発。単独行のおじさんは足が速く、飛ぶように下って行った。
  残り3人でのんびりと下る。親子二人ずれのうち、子供のほうは風邪気味ということで、ちょっと苦しそうだ。
 ・天気は明らかに下り坂で、上空はどんよりしているが、まだ雨は降りそうにない。
7:20 銀玉水
 ・ここも水がちょろちょろ出ていた。500mlほど水を補給。
8:00-10 熊越のコル
 ・この付近は灌木が紅葉していてまずまずきれいな風景。日が当たっていたらもっといいのだが...
 ・ここからは、小朝日岳には登りかえさず、巻き道を行く。
8:50-9:00 古寺山(標高=1500m)
 ・ここからは結構急な下りとなる。親子ずれのうちおばさんは見かけによらず足が速く、ついてゆくのがやっと。
10:00-10 一服清水。
 ・小休止する。おばさんが、藪のなかに入って、山菜を取ってきた。
  聞いてみると、この地方の名称で「ミズ」という山菜だそうだ。
  実を口に入れてみると、ちょっとぬめりがある。山形では良く食べる山菜だとのこと。
 ・ここから急な下り坂がずっと続く。標高=1100m付近で紅葉は終わり、緑の森にもどった。
  森の中は、結構キノコ類が多い。名前はよく解らないが、ナメコ、サルノコシカケなど。

11:40-50 古寺鉱泉(標高=670m、気温=17℃)
 ・やれやれ、ようやく下山できた。
  親子ずれの車は少し先の方に停めているとのことなので、さらに林道を歩く。
12:10 登山口(標高=630m)
 ・お願いした通り、車に乗っけてもらう。
  当初は近場の駅まで、と思っていたが、「山形駅まで送りましょう」と言ってくれた。感謝! 
 ・途中、「いもかわ温泉」という田舎風の小さな温泉により、汗を流す。
  なんだか知らないが、今日はサービスデイとのことで、無料だった。
  3日分の汗を流して、ほっとした。

14:40 山形駅 着
 ・今日はまだ、軽い行動食しか食べてないし、お腹が減ったので、
  駅近くのガストで昼食。ビールもジョッキ2杯。縦走した分のエネルギーを補給して、満足、満足。

・16時過ぎの山形新幹線で、東京へ、
 東京からは夜行寝台列車で四国に戻る。
 知らないうちに、台風が西日本に接近しており、夜行寝台も出るかどうか?直前まではっきりせず、不安だった。

10月20日(水)
 ・夜行寝台列車は、なんとか四国まできたが、台風のせいで、四国内はほとんどJRが不通になっており、焦る。
  行けるところまでJRの鈍行で行き、そこからタクシーを飛ばして帰宅した。

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