霧氷パラダイスの塔ノ岳〜蛭ヶ岳、大変だった蛭ヶ岳南稜〜鍋割山北尾根沢ルート〜旧鍋割峠〜鍋割山
- GPS
- 10:12
- 距離
- 23.9km
- 登り
- 2,360m
- 下り
- 2,360m
コースタイム
- 山行
- 8:46
- 休憩
- 1:26
- 合計
- 10:12
天候 | 早朝は曇り、その後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
<上秦野林道ゲート 〜 塔ノ岳> 二俣までは林道。そこから堀山の家に登る登山道は夜だと出だしが分かり難い。途中も夜だと薄い道が何本か見えて分かり難い所が数か所有ったので、明るい時間帯に歩く事をお勧めします。 <塔ノ岳 〜 丹沢山 〜 蛭ヶ岳> 登山道と木道は殆どの区間で薄く霜や雪に覆われていましたが、スパッツや軽アイゼンは不要なぐらいでした。逆にこの程度だと軽アイゼンを着けると木道が傷つくので、着けずにスリップに注意して歩きましょう。 <蛭ヶ岳 〜 蛭ヶ岳南稜 〜 鍋割山北尾根沢ルート 〜 旧鍋割峠 〜 鍋割山> 2つバリルートを歩きます。時々小石が落ちる音が近くでしたので、ヘルメットを持参した方が良いです。 蛭ヶ岳南稜出だしが分かり難いです。トゲトゲの藪を抜けるしかなく、その先もGPSにルート登録していても迷います。そこを過ぎるとやっと踏み跡が明瞭になりますが、その先も所々で迷い易い箇所があります。ここを下るのはバリルートでも上級者向けです。何年か前にも下っていますが、その時よりもトゲトゲの藪が増え、登山道の荒廃が進んで難易度が増した気がします。南稜の登り口から熊木沢出合までの、廃道になった林道の荒廃も進み、数年前より時間がかかりました。 鍋割山北尾根の通常ルートは破線の登山道並みの初級バリルートですが、オガラ沢沿いのルートはかなりの区間で道が消えて迷い易く、高巻きの区間は危険の所も多い上級者向けです。 鍋割山北尾根からそれて、旧鍋割峠 〜 鍋割峠 に巻く道は、上り下りが激しくて分かり難い所も有り、中級位だと思います。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
地図
GPS
磁石
雨具
熊鈴
笛
タオル
着替え
山専ボトル
パン6個
チェーンスパイク
|
---|---|
備考 | お湯は200cc程、パンは2つ残り。2時半に目覚ましをセットして、3時少し前に出発。途中でガソリンを入れて、表丹沢県民の森には4時12分頃に到着。 |
感想
皆さん、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
さて元旦に初日の出を拝みに丹沢に行ってきましたが、これが予想外の天気と変化のある楽しい山行となりました。前夜は23時に就寝し2時30分にアラームをセット、登山開始は眠い状態で予定より12分遅れ、さらに二俣での分岐の出だしでルートロス。GPSのルートを頼りに周辺を探し、登山道を見つけた時には20分遅れになっていました。暫く登ってから暖かくなったので服を脱いで半袖のTシャツ1枚になり、気合をいれて登り始めましたが、塔ノ岳山頂での初日の出は間に合いませんでした。ガスガスで山頂が近づく頃には先に登っていた人たちが日の出を諦めて下ってきたので、間に合っても見れなかったのですが。。。
予定では塔ノ岳で最初の食事休憩でしたが、腹も空いていないしTシャツ1枚だと止まると寒いので、写真だけ撮って丹沢山を目指します(山頂標識をバックに写真を撮ってもらった分は写ってませんでした)。
初日の出を見れなかったのは残念でしたが、霧氷が発達していて日が差せば素晴らしい霧氷の景色が見えそうな予感。丹沢山に着いても太陽は隠れていましたが、食事休憩を取っている内に時々日が差してきました。蛭ヶ岳に向かって歩き始めると、どんどん天気が回復し、真っ青な空に霧氷の木々の白が日に当たって輝く、パラダイスの様な最高の景色が広がりました。もう大興奮で写真を撮りまくり、先に中々進めません。ここまで綺麗な霧氷はそんなに見れないでしょう。このガスガスの天気はアンラッキーと思っていましたが、初日の出が見れなくてもこれだけの素晴らしい景色が見られたのですから大ラッキーでした。これこそ塞翁が馬ですね。でも初日の出が見れなくって直ぐに下山した人たちに取って、朝までのガスガスはアンラッキー以外の何物でもないでしょう。そこで下山せずに先に進んだからこそラッキーに変わったのです。こういう事はきっと登山以外でもあるでしょう。新年そうそう、良い教訓に出合いました。
前半はラッキーで終わったのですが、後半は全く違う展開になりました。前半は大勢の登山者とすれ違いましたが、蛭ヶ岳南稜から鍋割山まで全く人に出合わない静かな山行で、その間は殆どが登山地図に載っていないバリルートです。出だしの南稜は何度か登りや下りで利用しているので安心していましたが、2014年11月15日に下りで使った時より荒廃が進み、トゲトゲの藪を深くなって予想外に苦戦しました。その時は南稜の取付きまで48分だったのが今回は1時間、熊木沢出合いまでは41分が43分と遅くなりました。しかしこの後も大変でした。まだ未踏の鍋割山北尾根の沢ルートです。鍋割山北尾根を何度か歩いた時、この沢ルートとの分岐は気になっていました。「危険箇所あり、上級者向け」と書かれていたからです。沢沿いに登り始めると、直ぐに薄い踏み跡が消え、道が分からなくなりました。歩き易そうな所を選んで歩いていると、時々薄い踏み跡や古い赤テープが有りますが、直ぐにまた無くなります。沢を高巻く所は何度か崩落で切断され、注意しながら歩ける所を探して進まなくてはなりません。流石に普通の鍋割山北尾根に合流した時にはホットしました。しかし旧鍋割峠から、また未踏の鍋割峠へのトラバースルートに進みます。isさん達のレコで知ったルートですが、こちらも途中で道が消えてちょっと大変でした。でも距離が短いので迷ってもかかる時間は短いので安心でした。
鍋割峠からは一般道で鍋割山に。予定より遅れたので最短ルートで表丹沢県民の森に下山しました。昨年は2度の大怪我で例年の半分位しか登山できませんでしたが、今年は怪我が無いように注意し、登山を楽しみたいと思います。
Futaroさん、正月早々お疲れさまでした。自分は正月三が日は御屠蘇を飲むので、車の運転が不能なので外出はできませんので、皆さんのレコを読んでいます。稜線は随分きれいな景色でしたね。
二股から堀山のルートを暗い時に通るのは、出だしすぐは左側が崖なので危ないです。以前、ここで落下、遭難した人がいました。
それと、鍋割の沢コースで、沢から尾根に上がるところは、地図に記載のルートより、もう少し先に進んだところから上がった方がよさそうです。それでもヤセ尾根鞍部への下りと、崖状の上りが待ってますけど、明るければ大丈夫でしょうね。お疲れ様でした。
old-diverさん、おはようございます。
三が日は今日まで家でノンビリなのですね。これから嫁さんの実家に池袋の先まで行くところです。二股から堀山のルートはこれが2回目です。前回(2014年03月09日)も暗い時に通って二俣からの出だしで迷っています。出発前に前回のレコをチェックしていなかったのは失敗でした 先ほどチェックして、県民の森の駐車場の情報とか、忘れていた事が書かれていて後悔したところです。。。
鍋割北尾根に沢から上がるコース、確かにもう少し沢沿いに進んだ方が楽だったと思います。今回は初めてでもあり、なるだけ廃道を探しながら歩いてみました。次に通る時は逆に下りで使ってみる予定ですが、その際は早めに沢に下る予定です。滝も無いのでその方が早くて安全だと思います。因みにこの区間だけ途中からチェーンスパイクを装着しました。着けなくても大丈夫だと思ったのですが、折角持ってきて1度も使って無いので。。。
霧氷とても綺麗でうらやましい!
今年は無傷のFutaroさんを願ってます。
無理しないで下さいね。
こちらこそ、よろしくお願いいたします。
霧氷、今までの3本に入るほど綺麗でした
今年の目標の第一は、大きな怪我をしないなので(擦り傷程度は仕方なし)
今回のルート位の難易度で止めておきます
流石に距離はこれより長いのをやりますが
Futaroさん、初めまして✨
昨年暮れに、Futaroさんが、降りで使った南陵を登りで歩きました
ここを降りで!(◎_◎;)
ビックリであります‼️
山頂直下、イバラも大変でしたが、ザレた急斜面が1450m圏までありましたし、取付きあたりもかなりな勾配で…💦
ザイルは使いましたか?(ワタクシ、降りは要ザイルでないと無理そうです)
オガラ沢から、沢沿のルートは難易度高そうですね!
鍋割山北尾根から鍋割峠までのルートで尾根からトラバースかけるあたりで、地形図にはない崩落地があり、見れば残置ロープありましたが、不安を、感じて逆からでしたが、急斜面を登って高巻きしました…(~_~;)
Futaroさんの地図の軌跡をみますと、トラバースされてますね‼️
凍結とか大丈夫でしたか?
ここは何だか気になっており、再度歩いてみたいです
丹沢山から蛭ヶ岳への王道ルート✨
霧氷が、素晴らしいですね‼️
久しく歩いていないので、この冬再訪したくなりました(≧∀≦)
machagon さん、こんにちは。コメント、ありがとうございます。
蛭ヶ岳南稜は最初に1度登っていますが、それ以降は下りで使用しており、これが下りで3回目です。理由は丹沢主脈はこの時期だと遅いと踏み跡で泥田になる事、暖かい時期でも綺麗な富士山が見えるのは午前中の早い時間だからです。早い時間に蛭ヶ岳に到着する様にルート取りすると、南稜は下りになるわけです。
ザイルは持っていきませんでした。チェーンスパイクも着けませんでしたが、着けた方が安心だと思います。鍋割山北尾根の沢ルートではチェーンスパイクを着けましたが、難易度的には同じ位だと思います。
鍋割山北尾根から鍋割峠はトラバースしていますが、時間的に午後だったので凍結はしていませんでした。蛭ヶ岳南稜を下る時の方が朝で地面が硬かったですね(でもツルツルに凍ってはいませんでした。まあそうなっていたら断念して引き返しますが。。。)。
machagon さんのコメントを読んで、バリ区間で小石が近くで落ちる音を聞いたのを思い出し、ヘルメットを持参する様にコース状況の欄に書き足しました。ありがとうございます。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する