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Yamareco

記録ID: 1691076
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
丹沢

霧氷パラダイスの塔ノ岳〜蛭ヶ岳、大変だった蛭ヶ岳南稜〜鍋割山北尾根沢ルート〜旧鍋割峠〜鍋割山

2019年01月01日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
10:12
距離
23.9km
登り
2,360m
下り
2,360m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:46
休憩
1:26
合計
10:12
5:00
5:05
7
5:12
5:16
42
5:58
5:58
35
6:33
6:33
11
6:44
6:44
14
6:58
7:01
17
7:18
7:18
10
7:28
7:30
16
7:46
7:46
4
7:50
8:04
1
8:05
8:05
9
8:14
8:16
8
8:24
8:24
5
8:29
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7
8:36
8:36
10
8:46
8:47
12
8:59
9:01
4
9:05
9:06
4
9:10
9:10
18
9:28
9:29
2
9:31
9:42
60
10:42
10:49
43
11:32
11:33
19
11:52
12:05
66
13:11
13:15
2
13:29
13:35
14
13:49
13:51
7
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14:01
13
14:14
14:14
7
14:21
14:21
9
14:30
14:34
2
14:36
14:36
7
14:43
14:43
11
14:54
上秦野林道ゲート
天候 早朝は曇り、その後晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
表丹沢県民の森のゲート前を利用。5台ほどのスペース。もう5メートル程手前を左に曲がると直ぐにもっと大きな駐車場有。道路は舗装されているが、病院を過ぎてからは殆どの区間で車がすれ違えない狭さ。
コース状況/
危険箇所等
<上秦野林道ゲート 〜 塔ノ岳>
二俣までは林道。そこから堀山の家に登る登山道は夜だと出だしが分かり難い。途中も夜だと薄い道が何本か見えて分かり難い所が数か所有ったので、明るい時間帯に歩く事をお勧めします。

<塔ノ岳 〜 丹沢山 〜 蛭ヶ岳>
登山道と木道は殆どの区間で薄く霜や雪に覆われていましたが、スパッツや軽アイゼンは不要なぐらいでした。逆にこの程度だと軽アイゼンを着けると木道が傷つくので、着けずにスリップに注意して歩きましょう。

<蛭ヶ岳 〜 蛭ヶ岳南稜 〜 鍋割山北尾根沢ルート 〜 旧鍋割峠 〜 鍋割山>
2つバリルートを歩きます。時々小石が落ちる音が近くでしたので、ヘルメットを持参した方が良いです。

蛭ヶ岳南稜出だしが分かり難いです。トゲトゲの藪を抜けるしかなく、その先もGPSにルート登録していても迷います。そこを過ぎるとやっと踏み跡が明瞭になりますが、その先も所々で迷い易い箇所があります。ここを下るのはバリルートでも上級者向けです。何年か前にも下っていますが、その時よりもトゲトゲの藪が増え、登山道の荒廃が進んで難易度が増した気がします。南稜の登り口から熊木沢出合までの、廃道になった林道の荒廃も進み、数年前より時間がかかりました。

鍋割山北尾根の通常ルートは破線の登山道並みの初級バリルートですが、オガラ沢沿いのルートはかなりの区間で道が消えて迷い易く、高巻きの区間は危険の所も多い上級者向けです。 鍋割山北尾根からそれて、旧鍋割峠 〜 鍋割峠 に巻く道は、上り下りが激しくて分かり難い所も有り、中級位だと思います。
ガスガスで日の出は見れませんでした。残念。二俣から少し登った所で上の服を脱ぎ、半袖のTシャツだけだったので周囲から浮いていました。。。
2019年01月01日 07:00撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1/1 7:00
ガスガスで日の出は見れませんでした。残念。二俣から少し登った所で上の服を脱ぎ、半袖のTシャツだけだったので周囲から浮いていました。。。
初日の出はガスガスで拝めませんでしたが、そのガスガスのおかげで霧氷の花が満開。これで日が差せば綺麗なんだけど。。。
2019年01月01日 07:04撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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1/1 7:04
初日の出はガスガスで拝めませんでしたが、そのガスガスのおかげで霧氷の花が満開。これで日が差せば綺麗なんだけど。。。
木道はずっとこんな感じで薄っすらと霜か雪で覆われていたのでスリップ注意でした。
2019年01月01日 07:04撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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1/1 7:04
木道はずっとこんな感じで薄っすらと霜か雪で覆われていたのでスリップ注意でした。
土の所は凍っている感じ。
2019年01月01日 07:12撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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1/1 7:12
土の所は凍っている感じ。
竜ヶ馬場も薄っすらと化粧中。
2019年01月01日 07:30撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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竜ヶ馬場も薄っすらと化粧中。
トゲトゲの藪木ではありません。
2019年01月01日 07:30撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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1/1 7:30
トゲトゲの藪木ではありません。
丹沢山に到着。まだガスって日が差しません。
2019年01月01日 07:47撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1/1 7:47
丹沢山に到着。まだガスって日が差しません。
お腹が空いたので最初の食事休憩。半袖のTシャツだけだと寒くなったので、長袖のシャツとユニクロのウルトラライトダウンを着ました。これでも下着を入れて3枚だから薄着ですね。
2019年01月01日 07:47撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1/1 7:47
お腹が空いたので最初の食事休憩。半袖のTシャツだけだと寒くなったので、長袖のシャツとユニクロのウルトラライトダウンを着ました。これでも下着を入れて3枚だから薄着ですね。
何と日が差してきました。
2019年01月01日 08:01撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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何と日が差してきました。
霧氷に日が当たって花の様です。
2019年01月01日 08:07撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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霧氷に日が当たって花の様です。
綺麗なので写真を撮りまくって進めません。。。
2019年01月01日 08:07撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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綺麗なので写真を撮りまくって進めません。。。
満開の桜の様。
2019年01月01日 08:28撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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1/1 8:28
満開の桜の様。
なんとも幻想的。
2019年01月01日 08:33撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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なんとも幻想的。
白サンゴの森にも見えます。
2019年01月01日 08:33撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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白サンゴの森にも見えます。
素晴らしい。
2019年01月01日 08:33撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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素晴らしい。
これは正に白サンゴ。
2019年01月01日 08:34撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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これは正に白サンゴ。
また少しガスってきましたが、これもまた風情です。
2019年01月01日 08:36撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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1/1 8:36
また少しガスってきましたが、これもまた風情です。
正に霧氷パラダイスですね。
2019年01月01日 08:39撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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正に霧氷パラダイスですね。
陽が部分的に差していて、そこがハイライトされるのが何とも言えません。
2019年01月01日 08:41撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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陽が部分的に差していて、そこがハイライトされるのが何とも言えません。
ひょっとして富士山?
2019年01月01日 08:41撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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ひょっとして富士山?
富士山が顔をだした!
2019年01月01日 08:44撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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富士山が顔をだした!
早速ズーム。
2019年01月01日 08:44撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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早速ズーム。
青空の面積が増えてきました。
2019年01月01日 08:48撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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青空の面積が増えてきました。
霧氷の窓の向こうに富士山。
2019年01月01日 08:57撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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霧氷の窓の向こうに富士山。
青空に霧氷の純白が眩しい!
2019年01月01日 08:59撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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青空に霧氷の純白が眩しい!
アルプスの山々も上の方は真っ白です。
2019年01月01日 09:00撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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アルプスの山々も上の方は真っ白です。
霧氷の丘へ、ルンルン気分で歩いていきます。
2019年01月01日 09:01撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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霧氷の丘へ、ルンルン気分で歩いていきます。
そらが真っ青だ!!
2019年01月01日 09:02撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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そらが真っ青だ!!
アルプスを少しズームで。
2019年01月01日 09:04撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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アルプスを少しズームで。
写真を撮り過ぎてなかなか蛭ヶ岳に着きません。
2019年01月01日 09:07撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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写真を撮り過ぎてなかなか蛭ヶ岳に着きません。
富士山には霧氷がよく似合います。
2019年01月01日 09:21撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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富士山には霧氷がよく似合います。
やっともう直ぐ蛭ヶ岳です。
2019年01月01日 09:22撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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やっともう直ぐ蛭ヶ岳です。
山小屋まであと少し。
2019年01月01日 09:31撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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山小屋まであと少し。
雲一つ無い快晴です。丹沢山まで一面の雲に覆われていたのが嘘の様。
2019年01月01日 09:32撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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雲一つ無い快晴です。丹沢山まで一面の雲に覆われていたのが嘘の様。
檜洞丸方面。今日は行きません。
2019年01月01日 09:32撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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檜洞丸方面。今日は行きません。
蛭ヶ岳からの富士山。やっぱり良いですね〜。
2019年01月01日 09:33撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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1/1 9:33
蛭ヶ岳からの富士山。やっぱり良いですね〜。
取り敢えず山頂標識と富士山を。
2019年01月01日 09:33撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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取り敢えず山頂標識と富士山を。
アルプスを最大ズームで。三脚が無いのでぶれているのが残念。
2019年01月01日 09:36撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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アルプスを最大ズームで。三脚が無いのでぶれているのが残念。
ズームの倍率を少し落として。この位の方がぶれが目立たないから良いですね。
2019年01月01日 09:37撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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ズームの倍率を少し落として。この位の方がぶれが目立たないから良いですね。
蛭ヶ岳南稜の下り始め。
2019年01月01日 09:47撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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蛭ヶ岳南稜の下り始め。
道が有りません。。。
2019年01月01日 09:48撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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道が有りません。。。
こんな所に靴が片方だけ落ちていました。ざっと見た感じでは、他には何も見当たらなかったので、遭難では無く落としたのだと思いますが。。。
2019年01月01日 10:07撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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こんな所に靴が片方だけ落ちていました。ざっと見た感じでは、他には何も見当たらなかったので、遭難では無く落としたのだと思いますが。。。
蛭ヶ岳南稜の登り口を振り返って。
2019年01月01日 10:48撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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蛭ヶ岳南稜の登り口を振り返って。
有名な壊れた車です。
2019年01月01日 10:50撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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有名な壊れた車です。
蛭ヶ岳を振り返って。
2019年01月01日 10:55撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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蛭ヶ岳を振り返って。
林道の崩壊が進んでいます。最初に来た時は、ここは歩けたのですが。。。
2019年01月01日 11:10撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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林道の崩壊が進んでいます。最初に来た時は、ここは歩けたのですが。。。
この立てかけてくれている鉄板を使って降りました。
2019年01月01日 11:16撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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1/1 11:16
この立てかけてくれている鉄板を使って降りました。
鍋割山北尾根の沢ルートは、大変だったので写真が有りません。。。ここは普通の鍋割山北尾根に合流した後に、鍋割峠を目指してトラバースを始めた所です。
2019年01月01日 13:18撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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1/1 13:18
鍋割山北尾根の沢ルートは、大変だったので写真が有りません。。。ここは普通の鍋割山北尾根に合流した後に、鍋割峠を目指してトラバースを始めた所です。
鍋割峠に到着。ここからは一般登山道なので楽です。
2019年01月01日 13:33撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1/1 13:33
鍋割峠に到着。ここからは一般登山道なので楽です。
ここが旧鍋割峠に向かう道。ここから来ました。
2019年01月01日 13:33撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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ここが旧鍋割峠に向かう道。ここから来ました。
鍋割山から見る湘南の景色は好きです。
2019年01月01日 14:01撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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1/1 14:01
鍋割山から見る湘南の景色は好きです。
撮影機器:

装備

個人装備
ヘッドランプ 地図 GPS 磁石 雨具 熊鈴 タオル 着替え 山専ボトル パン6個 チェーンスパイク
備考 お湯は200cc程、パンは2つ残り。2時半に目覚ましをセットして、3時少し前に出発。途中でガソリンを入れて、表丹沢県民の森には4時12分頃に到着。

感想

皆さん、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

さて元旦に初日の出を拝みに丹沢に行ってきましたが、これが予想外の天気と変化のある楽しい山行となりました。前夜は23時に就寝し2時30分にアラームをセット、登山開始は眠い状態で予定より12分遅れ、さらに二俣での分岐の出だしでルートロス。GPSのルートを頼りに周辺を探し、登山道を見つけた時には20分遅れになっていました。暫く登ってから暖かくなったので服を脱いで半袖のTシャツ1枚になり、気合をいれて登り始めましたが、塔ノ岳山頂での初日の出は間に合いませんでした。ガスガスで山頂が近づく頃には先に登っていた人たちが日の出を諦めて下ってきたので、間に合っても見れなかったのですが。。。
予定では塔ノ岳で最初の食事休憩でしたが、腹も空いていないしTシャツ1枚だと止まると寒いので、写真だけ撮って丹沢山を目指します(山頂標識をバックに写真を撮ってもらった分は写ってませんでした)。
初日の出を見れなかったのは残念でしたが、霧氷が発達していて日が差せば素晴らしい霧氷の景色が見えそうな予感。丹沢山に着いても太陽は隠れていましたが、食事休憩を取っている内に時々日が差してきました。蛭ヶ岳に向かって歩き始めると、どんどん天気が回復し、真っ青な空に霧氷の木々の白が日に当たって輝く、パラダイスの様な最高の景色が広がりました。もう大興奮で写真を撮りまくり、先に中々進めません。ここまで綺麗な霧氷はそんなに見れないでしょう。このガスガスの天気はアンラッキーと思っていましたが、初日の出が見れなくてもこれだけの素晴らしい景色が見られたのですから大ラッキーでした。これこそ塞翁が馬ですね。でも初日の出が見れなくって直ぐに下山した人たちに取って、朝までのガスガスはアンラッキー以外の何物でもないでしょう。そこで下山せずに先に進んだからこそラッキーに変わったのです。こういう事はきっと登山以外でもあるでしょう。新年そうそう、良い教訓に出合いました。

前半はラッキーで終わったのですが、後半は全く違う展開になりました。前半は大勢の登山者とすれ違いましたが、蛭ヶ岳南稜から鍋割山まで全く人に出合わない静かな山行で、その間は殆どが登山地図に載っていないバリルートです。出だしの南稜は何度か登りや下りで利用しているので安心していましたが、2014年11月15日に下りで使った時より荒廃が進み、トゲトゲの藪を深くなって予想外に苦戦しました。その時は南稜の取付きまで48分だったのが今回は1時間、熊木沢出合いまでは41分が43分と遅くなりました。しかしこの後も大変でした。まだ未踏の鍋割山北尾根の沢ルートです。鍋割山北尾根を何度か歩いた時、この沢ルートとの分岐は気になっていました。「危険箇所あり、上級者向け」と書かれていたからです。沢沿いに登り始めると、直ぐに薄い踏み跡が消え、道が分からなくなりました。歩き易そうな所を選んで歩いていると、時々薄い踏み跡や古い赤テープが有りますが、直ぐにまた無くなります。沢を高巻く所は何度か崩落で切断され、注意しながら歩ける所を探して進まなくてはなりません。流石に普通の鍋割山北尾根に合流した時にはホットしました。しかし旧鍋割峠から、また未踏の鍋割峠へのトラバースルートに進みます。isさん達のレコで知ったルートですが、こちらも途中で道が消えてちょっと大変でした。でも距離が短いので迷ってもかかる時間は短いので安心でした。

鍋割峠からは一般道で鍋割山に。予定より遅れたので最短ルートで表丹沢県民の森に下山しました。昨年は2度の大怪我で例年の半分位しか登山できませんでしたが、今年は怪我が無いように注意し、登山を楽しみたいと思います。

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コメント

あけましておめでとうございます。
Futaroさん、正月早々お疲れさまでした。自分は正月三が日は御屠蘇を飲むので、車の運転が不能なので外出はできませんので、皆さんのレコを読んでいます。稜線は随分きれいな景色でしたね。
二股から堀山のルートを暗い時に通るのは、出だしすぐは左側が崖なので危ないです。以前、ここで落下、遭難した人がいました。
それと、鍋割の沢コースで、沢から尾根に上がるところは、地図に記載のルートより、もう少し先に進んだところから上がった方がよさそうです。それでもヤセ尾根鞍部への下りと、崖状の上りが待ってますけど、明るければ大丈夫でしょうね。お疲れ様でした。
2019/1/2 22:45
あけましておめでとうございます。
old-diverさん、おはようございます。

三が日は今日まで家でノンビリなのですね。これから嫁さんの実家に池袋の先まで行くところです。二股から堀山のルートはこれが2回目です。前回(2014年03月09日)も暗い時に通って二俣からの出だしで迷っています。出発前に前回のレコをチェックしていなかったのは失敗でした 先ほどチェックして、県民の森の駐車場の情報とか、忘れていた事が書かれていて後悔したところです。。。

鍋割北尾根に沢から上がるコース、確かにもう少し沢沿いに進んだ方が楽だったと思います。今回は初めてでもあり、なるだけ廃道を探しながら歩いてみました。次に通る時は逆に下りで使ってみる予定ですが、その際は早めに沢に下る予定です。滝も無いのでその方が早くて安全だと思います。因みにこの区間だけ途中からチェーンスパイクを装着しました。着けなくても大丈夫だと思ったのですが、折角持ってきて1度も使って無いので。。。
2019/1/3 10:04
今年もよろしくお願いします
霧氷とても綺麗でうらやましい!
今年は無傷のFutaroさんを願ってます。
無理しないで下さいね。
2019/1/3 11:22
Re: 今年もよろしくお願いします
こちらこそ、よろしくお願いいたします。

霧氷、今までの3本に入るほど綺麗でした
今年の目標の第一は、大きな怪我をしないなので(擦り傷程度は仕方なし)
今回のルート位の難易度で止めておきます
流石に距離はこれより長いのをやりますが
2019/1/3 18:46
降りで!(◎_◎;)
Futaroさん、初めまして✨

昨年暮れに、Futaroさんが、降りで使った南陵を登りで歩きました
ここを降りで!(◎_◎;)
ビックリであります‼️
山頂直下、イバラも大変でしたが、ザレた急斜面が1450m圏までありましたし、取付きあたりもかなりな勾配で…💦
ザイルは使いましたか?(ワタクシ、降りは要ザイルでないと無理そうです)
オガラ沢から、沢沿のルートは難易度高そうですね!
鍋割山北尾根から鍋割峠までのルートで尾根からトラバースかけるあたりで、地形図にはない崩落地があり、見れば残置ロープありましたが、不安を、感じて逆からでしたが、急斜面を登って高巻きしました…(~_~;)
Futaroさんの地図の軌跡をみますと、トラバースされてますね‼️
凍結とか大丈夫でしたか?
ここは何だか気になっており、再度歩いてみたいです

丹沢山から蛭ヶ岳への王道ルート✨
霧氷が、素晴らしいですね‼️
久しく歩いていないので、この冬再訪したくなりました(≧∀≦)

2019/1/9 0:44
Re: 降りで!(◎_◎;)
machagon さん、こんにちは。コメント、ありがとうございます。

蛭ヶ岳南稜は最初に1度登っていますが、それ以降は下りで使用しており、これが下りで3回目です。理由は丹沢主脈はこの時期だと遅いと踏み跡で泥田になる事、暖かい時期でも綺麗な富士山が見えるのは午前中の早い時間だからです。早い時間に蛭ヶ岳に到着する様にルート取りすると、南稜は下りになるわけです。
ザイルは持っていきませんでした。チェーンスパイクも着けませんでしたが、着けた方が安心だと思います。鍋割山北尾根の沢ルートではチェーンスパイクを着けましたが、難易度的には同じ位だと思います。
鍋割山北尾根から鍋割峠はトラバースしていますが、時間的に午後だったので凍結はしていませんでした。蛭ヶ岳南稜を下る時の方が朝で地面が硬かったですね(でもツルツルに凍ってはいませんでした。まあそうなっていたら断念して引き返しますが。。。)。

machagon さんのコメントを読んで、バリ区間で小石が近くで落ちる音を聞いたのを思い出し、ヘルメットを持参する様にコース状況の欄に書き足しました。ありがとうございます。
2019/1/9 10:29
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