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Yamareco

記録ID: 1739896
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

聖岳(東尾根)

2019年02月23日(土) ~ 2019年02月24日(日)
情報量の目安: A
都道府県 長野県 静岡県
 - 拍手
体力度
8
2~3泊以上が適当
GPS
20:21
距離
43.1km
登り
3,724m
下り
3,712m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
9:36
休憩
0:06
合計
9:42
距離 18.7km 登り 2,689m 下り 1,002m
7:23
27
7:50
58
8:48
8:54
469
16:43
2日目
山行
8:30
休憩
1:31
合計
10:01
距離 24.4km 登り 1,045m 下り 2,730m
5:16
145
7:41
7:42
27
8:09
8:23
22
8:45
8:46
72
9:58
11:01
152
13:33
13:45
43
14:28
21
14:49
23
15:17
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
沼平ゲート前に駐車。林道は自転車を使用。
沼平ゲートにまた来てしまいました。今回は自転車を使って時短を狙います。
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沼平ゲートにまた来てしまいました。今回は自転車を使って時短を狙います。
今日は快晴です。林道から聖岳が見えています。
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今日は快晴です。林道から聖岳が見えています。
聖沢登山口を登り始めます。春山の装いです。
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聖沢登山口を登り始めます。春山の装いです。
宿泊地の白蓬ノ頭に着きました。少し雲がかかっていますがダイヤモンド聖です。
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宿泊地の白蓬ノ頭に着きました。少し雲がかかっていますがダイヤモンド聖です。
どっしりと構えた赤石岳も正面に見えます。
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どっしりと構えた赤石岳も正面に見えます。
夕暮れ時。東尾根からは夕日は見えませんが素敵なひと時でした。
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夕暮れ時。東尾根からは夕日は見えませんが素敵なひと時でした。
夕食の後、外に出てみると満天の星空でした。聖岳と星と飛行機の軌跡。この山域の上空は多くの飛行機が飛びます。寝るときは耳栓を使います。
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夕食の後、外に出てみると満天の星空でした。聖岳と星と飛行機の軌跡。この山域の上空は多くの飛行機が飛びます。寝るときは耳栓を使います。
赤石岳と天の川。
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赤石岳と天の川。
早く目が覚めたので予定より早く出発しました。樹林帯を抜けると富士山のシルエットが浮かび上がります。
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早く目が覚めたので予定より早く出発しました。樹林帯を抜けると富士山のシルエットが浮かび上がります。
再び長い雪稜歩きです。
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再び長い雪稜歩きです。
そろそろ日の出です。写真を撮るのに忙しく、なかなか進みません。
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そろそろ日の出です。写真を撮るのに忙しく、なかなか進みません。
最高のひと時。
聖が赤く染まります。
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聖が赤く染まります。
東尾根も色づきます。
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東尾根も色づきます。
10分ほど遅れて赤石岳も朝日が当たりました。富士山の陰に入っていたようです。
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10分ほど遅れて赤石岳も朝日が当たりました。富士山の陰に入っていたようです。
ところどころに亀裂が見られました。もう少し暖かくなると雪崩れる可能性があります。
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ところどころに亀裂が見られました。もう少し暖かくなると雪崩れる可能性があります。
奥聖に取り付きます。
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奥聖に取り付きます。
今回は無風のため写真を撮る余裕があります。
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今回は無風のため写真を撮る余裕があります。
岩場に取り付きます。今回もガチガチのアイスバーンです。アイゼンを研いできてよかった。ピッケル・バイルを振って登ります。
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岩場に取り付きます。今回もガチガチのアイスバーンです。アイゼンを研いできてよかった。ピッケル・バイルを振って登ります。
奥聖に到着。
聖の頂上までのんびりとお散歩です。
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聖の頂上までのんびりとお散歩です。
枯山水のお庭。
もう少しで頂上です。
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もう少しで頂上です。
頂上に着きました。
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頂上に着きました。
赤石岳、その肩に荒川、塩見、遠くに仙丈ヶ岳。その他、御嶽、中ア、北アまで見渡せました。
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赤石岳、その肩に荒川、塩見、遠くに仙丈ヶ岳。その他、御嶽、中ア、北アまで見渡せました。
降ります。岩場のアイスは登りの時と比べると少し柔らかくなっており、ダガーでクライムダウンできました。ひたすらクライムダウンです。
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降ります。岩場のアイスは登りの時と比べると少し柔らかくなっており、ダガーでクライムダウンできました。ひたすらクライムダウンです。
長い空中散歩もおしまいです。天気に恵まれ素晴らしい空中散歩を堪能しました。
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長い空中散歩もおしまいです。天気に恵まれ素晴らしい空中散歩を堪能しました。
聖沢登山口に戻ってきました。
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聖沢登山口に戻ってきました。

装備

個人装備
長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ゲイター バラクラバ 毛帽子 ザック アイゼン ピッケル バイル スコップ 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 水筒(保温性) ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター 地図(地形図) ヘッドランプ GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ ハーネス ロックカラビナ スリング

感想

2週間前、強風とアイスバーンのため、2920mで断念した聖岳東尾根に再び取り付いた。アイゼンの歯を研ぎ、天候の良い週末を待ち構えていた。林道は輪行し時短した。

初日:快晴・無風
林道は自転車で進む。疲れないように登りは自転車を引いて歩く。2時間弱で聖沢登山口に到着。登山道は春山の装い。1850mから雪がつき始める。先行者のトレースがあり、それを辿って登る。前回のモナカ地獄が嘘のようだ。睡眠不足で睡魔と戦いながらダラダラ登ると、ジャンクションピークを過ぎ、やがて白蓬ノ頭に到着。ちょうどダイヤモンド聖のタイミングであったが、雲が取れなかった。無風の中、しばらく赤石岳を眺め、小さな窪地にテントを張る。夕食のあと、テントの外に出ると満天の星であった。しばらく撮影会をした後、眠りにつく。

2日目:快晴・無風〜微風
早く目が覚めてしまう。月明かりが明るい。コーヒーを淹れて朝食をとった後、暗いうちに出発する。白蓬ノ頭からしばらく二重稜線の樹林帯を通る。道迷いに注意が必要であるが、前回の記憶を辿ってスムーズに稜線に乗った。富士山のシルエットがあけぼのに浮かび上がる。長い雪稜歩きが始まる。無風。アイスバーンのところも多い。時とともに移りゆく景色を写真に収めるが、全然進まない。やがて奥聖の登りに取り付く。前回撤退した2920m付近はやはりガチガチのアイス。アイゼンを研いできてよかった。岩場は一部露出しておりホールドできた。岩場を超えると、奥聖の頂上まで雪面を登るが、亀裂がいくつも走っており、もう少し暖かくなると雪崩れると思われる。気休めだが、できるだけ端の方を登る。やがて奥聖に到着。聖岳の頂上まで、ほぼ無風の中、雪上散歩を楽しむ。頂上からの眺望は素晴らしい。正面に赤石岳が座り、南アルプスの山々、中央アルプス、御嶽、遠くは北アルプスの山々まで望むことができる。厳冬期にしては異例なほど暖かく、ゆっくりと眺望を堪能した。この日は他にソロのお二人が登頂された。下りはひたすらクライムダウンを続ける。アイスバーンは少し柔らかくなっており、ダガーで刺さったので助かった。左に赤石岳、右に上河内岳・茶臼岳、正面に富士山を望みながら、長い空中散歩を楽しんだ後、白蓬ノ頭に無事到着。エネルギー補給をしながらテントを撤収し、足早に下山。支尾根に入らないようにピンクリボンとGPSを確認しながら下る。再び自転車で林道を走り、1時間半ほどで沼平ゲートに到着。白樺荘で温泉を楽しみ、さっぱりして帰路につく。

天候に恵まれ、すばらしい雪稜歩きを堪能した。

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コメント

お世話になりました!
素晴らしい気象条件のなか、最高のピークハントが出来ました。
ペンギンさんは無事リベンジ達成できておめでとうございます。
ペンギンさんのお陰で冷や飯で寒い夜を過ごさずに済みました。本当に有難いことです。
またどこかの深山でお会い出来たらと思います。
2019/2/26 18:45
こちらこそお世話になりました
ルベルソさん、こちらこそトレースありがとうございました。天候に恵まれ、素晴らしい山行でしたね。またどこかでお会いしましょう!
2019/2/27 8:09
プロフィール画像
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