悪沢、荒川、赤石、聖東尾根サーキット。

2024年07月31日(水) ~ 2024年08月02日(金)

• GPS: 28:23
• 距離: 66.8km
• 登り: 4,793m
• 下り: 4,785m

コースタイム

1日目

• 山行: 11:43
• 休憩: 0:48
• 合計: 12:31

距離 31.5km 登り 2,796m 下り 1,122m

1:54 スタート地点
1:57 畑薙ダムゲート前
2:12 2:13 茶臼岳登山口
2:23 青薙山登山口
2:50 中ノ宿吊橋
3:48 聖沢登山口
3:58 4:03 聖岳東尾根入山口
4:16 牛首峠
4:21 赤石岳東尾根コース登山口
4:26 滝見橋
5:30 岩頭見晴らし
6:06 6:07 小石下
7:14 7:20 清水平
7:51 7:58 蕨段
8:07 見晴岩
9:03 駒鳥池
9:16 9:17 駒鳥池駐車場
9:48 10:00 千枚小屋
10:44 10:50 千枚岳
11:41 丸山
12:16 12:22 悪沢岳
13:23 荒川中岳避難小屋
13:29 13:30 中岳
13:48 13:50 お花畑（荒川前岳南東斜面）
14:25 荒川小屋

2日目

• 山行: 6:58
• 休憩: 0:22
• 合計: 7:20

距離 11.1km 登り 1,256m 下り 1,132m

4:38 荒川小屋
5:09 5:10 大聖寺平
6:01 6:02 小赤石岳の肩
6:14 小赤石岳
6:26 6:27 赤石岳・小赤石岳間分岐
6:47 赤石岳
6:50 6:55 赤石岳避難小屋
8:04 百間平
8:38 8:48 百間洞山の家
9:52 9:53 中盛丸山・大沢岳間分岐
10:14 10:15 中盛丸山
10:59 11:00 小兎岳
11:46 11:47 兎岳
11:58 兎岳避難小屋

3日目

• 山行: 7:59
• 休憩: 0:26
• 合計: 8:25

距離 24.2km 登り 741m 下り 2,531m

3:48 兎岳避難小屋
4:15 4:22 聖兎のコル
5:27 5:33 聖岳
5:52 5:58 奥聖岳
7:39 7:40 白蓬ノ頭
10:34 10:39 聖岳東尾根入山口
10:56 聖沢登山口
11:38 中ノ宿吊橋
11:54 11:55 青薙山登山口
12:03 茶臼岳登山口
12:12 畑薙ダムゲート前
12:13 ゴール地点

天候

梅雨明け10日の晴れが今も継続、夕立もなし。ただし10時過ぎにはガスが上がってくる。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

沼平ゲート前駐車場。聖東尾根登山口まで、フォールディングバイク。

コース状況／危険箇所等

①沼平から椹島までの林道は、法面工事区間の100mを除き、舗装道路になってます。
②椹島から千枚小屋、悪沢、荒川、赤石、聖間はよく整備された登山道。悪沢からの下り、聖への登り（反時計回り）はヘルメットあったほうが良いでしょう。
❸奥聖からの聖岳東尾根、破線ルート。上部は踏み跡もしっかりですが、白蓬の頭から下方の樹林帯でルートロスする可能性大、基本要所にピンクテープあり。1800mから1400mあたりが、ザレ場のジグなのだが、ズルズル、登山道は消失状態に近い。ピンクテープが頼りだが、ルーファイが大変でした。今回の山行の核心部。

写真

7/31 2:06

畑薙大釣橋に到着。昨年の赤石岳日帰りに初めて自転車を使ったが、ランプの光量が足らず怖い思いを。今回はモンベルのサテライトマルチランプを投入、最大1500ルーメン6時間。

7/31 2:21

月明かりは全く期待できない三日月です。注意してましたが、一度、落石を踏んでしまって、転倒しそうになった。

7/31 3:41

聖沢登山口。

7/31 3:53

聖岳東尾根登山口に自転車をデポ。ここも南ア南部に多い、鉄塔監視路です。

7/31 4:10

徒歩になり、滝見橋に向かいます。

7/31 4:24

十枚吊り橋、常用薄明。

7/31 5:15

鉄塔に到着。

7/31 5:24

悪沢が綺麗に見える。

7/31 5:40

林道に合流、この林道は千枚小屋近くまで来ています。

7/31 7:44

蕨段に到着。

7/31 7:44

木馬道、これが長いんです。

7/31 8:12

とにかくゆったりで標高を稼げない。

7/31 8:57

駒鳥池、ここまで来ればもう少しで千枚小屋。

7/31 8:58

と言っても1時間もあるのね。

7/31 9:06

アキノキリンソウ、花の巡りも例年より早い様だね。

7/31 9:24

頑張ります、キタムラさん居るかな？

7/31 9:35

地味に登ってきましたが、千枚小屋は標高2500m。標高差1400mのアルバイト。

7/31 9:37

ミヤマキンポウゲ？

7/31 9:37

イブキトラノオ。

7/31 9:38

シナノオトギリ。

7/31 9:38

ハクサンフウロ。

7/31 9:38

何とかイカリソウ？

7/31 9:39

カラマツソウ。

7/31 9:39

ツリフネソウ。

7/31 9:40

千枚小屋に到着。

7/31 9:40

絶景の富士山は見えず。ここからの富士山が最も左右均等で美しいと言われます。

7/31 9:48

かつて一緒に仕事をしていたキタムラさんと再会。彼はひまらやのマカルーにも登頂、キタムラピークと命名した初登頂峰も持ってる。まぁ、僕ら一般人とは次元の違う人です。
千枚小屋管理人。

7/31 9:51

千枚小屋周辺はマルバタケブキの大お花畑。期待のサクラソウはとっくに終わってる様です。

7/31 9:58

7/31 9:59

7/31 10:02

わかりません、すぐ忘れるんですよね。

7/31 10:23

ウサギギク。

7/31 10:27

マツムシソウ、デカイ。

7/31 10:28

タカネナデシコ。

7/31 10:28

オーレン。

7/31 10:30

花の画像が多いのは、まぁねぇ。

7/31 10:38

千枚岳。

7/31 10:39

イワギキョウ。

7/31 10:40

ハクサンボーフー？

7/31 10:41

ナデシコの群落。

7/31 10:44

お花畑が延々と続きます。

7/31 10:44

イブキジャコウソウ。

7/31 10:45

出ましたよ、タカネビランジ。

7/31 10:46

南ア固有種。

7/31 10:54

ブーケになるのがタカネビランジの良いところですが、背景はガスガス。

7/31 11:57

シャコタンソウ。

7/31 12:01

クロトウヒレン。

7/31 12:01

シャコタンソウとヨツバシオガマ。

7/31 12:09

悪沢岳はいつも悪天候の様な。

7/31 12:38

降ります、次は荒川中岳。

7/31 12:43

ウメバチソウ。

7/31 13:17

中岳避難小屋に到着。奥と泊まったことあり。営業期間外に単独でもあると思う。

7/31 13:23

荒川中岳。

7/31 13:43

ミヤマダイコンソウが主役、シナノキンバイ、ハクサンイチゲは終わってます。

7/31 13:47

赤石岳が姿を現す。

7/31 13:59

荒川小屋。近そうなんですが、遠いです。

7/31 14:18

荒川小屋。

7/31 15:18

ツインポールフロアレスシェルター。

7/31 15:28

定番のメスティントマト風味ベーコンリゾット。美味しいよ。

7/31 17:26

10張ぐらいでしょうか？テント場からの絶景富士山は望めず。

8/1 4:18

朝です、幻想的です。

8/1 4:23

素晴らしい。

8/1 4:48

ガス越しの富士山。

8/1 4:59

眩しい！

8/1 4:59

朝日に染まる大聖寺平。

8/1 5:21

悪沢岳が姿を現す。

8/1 5:54

大雲海に浮かぶ富士。

8/1 5:55

小赤石の向こうが赤石岳。

8/1 6:10

小赤石岳、いつも思うけど「小」じゃないでしょ！

8/1 6:10

赤石岳本峰、デッカい。

8/1 6:22

デッカい。

8/1 6:40

赤石岳。たぶん15回目でしょうか？積雪期は未登頂、敗退一回、富士見平で圧倒されてリベンジする気力も実力もなし。

8/1 6:43

エノキダさんのいない赤石岳避難小屋。

8/1 6:44

明日下降する聖東尾根の素晴らしいスカイライン。ここから何度も眺めて、行きたいと強く思った。

8/1 6:46

もう一つの赤石岳頂上。

8/1 7:01

今日目指す兎岳が真ん中に。

8/1 7:51

ホシガラス、ツガイでしょうか。飛んでいる時の尻尾の白が美しい鳥です

8/1 7:54

百間平。

8/1 8:12

大沢岳、今日は、、、、パス。

8/1 8:26

百間洞のテント場、小屋から少し離れてます。はるか昔に奥と天泊したなぁ。

8/1 8:26

奥が百間洞山の家。

8/1 8:29

たぶんここにテントを張ったと思う。

8/1 8:52

ここから山の家は水を引いてる。百間洞の本沢は飲料に適しません。

8/1 8:54

今回の参考で初めてのシモツケソウ。気がつきましたか、今日は花の画像は撮ってません、昨日撮りすぎたので、今日はやめにしてます。悪しからず。

8/1 9:26

中盛丸山、なかなか手強い。

8/1 10:06

2807mもあるんです。

8/1 10:52

とにかく小兎から兎までが、とってもキツい。

8/1 10:57

水場あり。

8/1 10:58

雷鳥登場、お母さんが子供を散歩させてる様です。

8/1 10:59

子供。

8/1 11:40

兎岳、疲弊した顔の僕、まぁキツかった。

8/1 11:41

兎岳に頂上にはタカネビランジのブーケがありました。

8/1 11:41

ピンクが濃い個体。

8/1 11:41

青空チラッと、兎岳の頂上標識と。

8/1 11:57

お世話になります、よろしく。1人が定員の状況です。詳しくはお問い合わせをお願いします。

8/1 12:31

昨日と同じメスティン チーズリゾットベーコントマト風味。

8/1 16:23

チョットガスが取れてきたので、明日に期待。

8/1 19:08

ローソクつけて寝ます。

8/2 3:35

兎岳避難小屋、お世話になりました。

8/2 4:33

常用薄明。

8/2 4:40

八ヶ岳。

8/2 4:52

朝日に染まる兎岳。

8/2 4:56

超眩しい。

8/2 5:01

モルゲン赤石。

8/2 5:04

北アルプスの八方尾根見えてる、中央アルプスはクッキリと。

8/2 5:05

見事な影聖。

8/2 5:23

頂上にいた方に撮っていただきました。ありがとうございました。

8/2 5:24

この山域では聖が最も少なく7回目だと思う。ただ残雪期にも易老度から奥と登ってる。

8/2 5:38

奥聖への道はチングルマの楽園。

8/2 5:38

とっても光の加減が良く、キラキラのチングルマ。

8/2 5:44

奥聖から赤石岳を、近く感じる。

8/2 5:44

下降する東尾根の先に富士山が見える、これも素晴らしい聖岳東尾根、3年ぶり2回目。今回は特に積雪期をイメージして下降したい。

8/2 5:46

ここは、大きく右手に巻く。トレース鮮明。

8/2 5:54

テープあり。トラバースして前方のコルに。積雪期だとここが難所。

8/2 6:00

振り返って。

8/2 6:02

もう一段下降して、振り返って。

8/2 6:03

再度下降して、振り返って。

8/2 6:05

コルから振り返って。

8/2 6:06

全体像。

8/2 6:16

東聖からの富士山。

8/2 6:24

奥聖、左奥が前聖。

8/2 6:24

赤石岳とその向こうに悪沢岳。

8/2 6:24

富士山に向かって。

8/2 6:32

赤石岳避難小屋がはっきりと見える。

8/2 6:36

振り返って。右側が切れ落ちてる。

8/2 6:41

左手が白蓬に頭。

8/2 7:05

ダケカンバ帯に突入。

8/2 7:21

シラビソの樹林帯に、ラッセル大変。

8/2 7:30

白蓬の頭に到着。

8/2 7:30

眺望最高。

8/2 7:30

ここでビバークしました。

8/2 7:38

要所要所にテープあり。どこでも歩けそうだが、藪漕ぎとなって通過不能になる。前回はそれで大失敗。

8/2 7:42

最後の富士山。ここまでは、破線ルートとはいえ問題なし。

8/2 10:40

3時間画像なしですが、この3時間が最大の難所でした。踏み跡崩壊箇所多数、足元ズルズル、ルーファイに苦労する。積雪期上には下降時のために赤布持参が望ましい。

8/2 11:00

大規模法面工事、ここの100mぐらいが唯一の未舗装。

8/2 11:01

エメラルド色の赤石ダム。

8/2 11:07

紅葉の時に来てみたいですね。

撮影機器：

TG-1 OLYMPUS IMAGING CORP.

iPhone 11 Apple

感想

リカロJP🐶

　まずは、3日間の単独登山を許可してくれた奥様に感謝。もっとも、奥とポルはダウンリバーに忙しそうだけど（笑）。

　この山域において、赤石岳避難小屋の小屋番であったエノキダさんは、師匠だった。小屋に泊まり、インスパイアされての山行も多かった。笊ヶ岳、東俣からの池の沢池、蝙蝠岳など、など。聖岳東尾根もその一つだ。赤石岳避難小屋から何度も眺めたこの尾根は、長大かつ美しいスカイライン。積雪期に登ってみたいと強く思った。2021年に下見して、22年5月にチャレンジしたが、白蓬の頭であえなく敗退。体力の衰える中、再度下見から取り組んでチャレンジしたい、十分な準備をして（自転車アプローチの導入）。まずは、これが今回の山行の第一目的。
　それに加えて、かつて一緒に仕事をしていたキタムラさんが、千枚小屋にいるという。彼は、僕たち一般の登山者とは違い、マカルー登頂、初登頂峰キタムラピークを持つ桁がいくつも違う登山家だ。ともに登ってみたいと思えるレベルではなかった。その彼が千枚小屋にいるのなら、是非とも会ってみたい。3年ぶりくらいにあった彼は、水を得た魚の様に元気溌剌だった。調理師免許も持ってるし、千枚小屋の管理人には最適だろう。登山者にとってもこの様な実力を持った管理人がいてくれることは、本当にありがたいことだ。
応援します。
と言っても、彼の大好きな焼酎の一升瓶を担いで行くぐらいしかできないけれど、、、、そうそう、浜松餃子もね（笑）。

キタムラさんプロフィール
https://www.instagram.com/nepaulkun?igsh=MWRrcnQ3dGZwaWY0Ng==

上河内岳から聖岳東尾根を下降、積雪期下見。21/9/10
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3504868.html
残雪期の聖東尾根、敗退。22/5/23
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4324162.html
Instagramの動画、眩しい聖岳。
https://www.instagram.com/reel/C-KPUZqv1tC/?igsh=MTJjZXhmNjEwOXhvbw==

コメント

hiromi121

お疲れ様でした。
奥様に、ハイク許可を得て、感謝を忘れない事は、大切ですね。私も、遠征する時は、家族に感謝の気持ちと行動を要します。😰
と、ここまでです。
さて、千枚小屋の管理人をされてるキタムラさんと一緒にお仕事をされたとは！リカロさんも偉大人❓！山のお仕事人ですね😊
今回の山行は、数回の下見と機会が得た宝物ですね。高山ならではの花たちも迎えてくれて、最高でしたね。体力と行動力にエールを送らせて下さい。素晴らしいです。⛰️

リカロJP🐶

hiromi121さん、山をたしなむものとして、彼のような登山家と話できるだけでも光栄だと思ってます。ましてや偶然とは言え知り合いになれるなんてね。

tam123

ricalojpさん、こんにちは😃
うわ〜いいですね！！私も何年か前に東尾根から登りましたが、朝の東尾根から見た富士山が美し過ぎて忘れられません。まぁ、それ以上にしんどくて辛かった思い出もありますが💦でも東尾根はまた歩いてみたいなって思ってます。

リカロJP🐶

tam123さん、そのレコ、お気に入りに登録させていただいてますぅ。この尾根は富士山と赤石の大きさを存分に味わえますよね。白蓬の頭から上部は最高ですね。

風太郎

ricalojpさん、こんにちは。遅コメですみません。

このルート、僕も歩きたいと思っていました。ただ沼平ゲート前駐車場まで行くのも車の運転が大変で、中々行けて無いのです。このレコを見てやっぱり行かなくてはと思いました。ありがとうございます。
ところでフォールディングバイクですがどうですか？15年位前に買ったMTBがかなり傷んでおり、車も軽のN-Boxに買い替え積み込みが大変でバイクをアプローチに使っていません。
折り畳み自転車をこの前店頭で見て、ちょっと検討し始めたところです。懸念点はだいたいが20インチと車輪が小型で、登りを漕ぐのが大変そうなのですが。。。実際のところ今回のルートで乗って見てどうですか？

リカロJP🐶

風太郎さん、沼平から椹島まで、ほぼ100%舗装が完成しています(リニアのおかげ)。以前は、マウンテンバイクでも危ないような林道でしたが、ロードでも、普通の自転車でも問題なしです。問題があるとすれば、下りでスピードが出過ぎるので、ディスクブレーキでない僕のキャプテンスタッグの安いフォールディングバイクでは、ブレーキが壊れないか心配でした。
　舗装が出来たことで、今後自転車&電動アシスト自転車でアプローチする人が増えそうです。特殊東海フォレストでは、むしろ自転車での通行を歓迎しているようです。