中アと北アを結ぶ中央分水嶺 乗鞍岳〜高天ヶ原〜大野川尾
- GPS
- 14:50
- 距離
- 20.0km
- 登り
- 1,708m
- 下り
- 1,712m
コースタイム
- 山行
- 12:26
- 休憩
- 2:19
- 合計
- 14:45
天候 | 晴れのち曇り時々雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ピッケルとアイゼンで歩く.ワカンも持って行ったが使わなかった.長いコースなので迷わないで歩くためにはGPSもあったほうが良いと思う. 三本滝レストハウスからのツアーコースは昨日のスキーヤーやスノボーダーの跡がたくさんありゲレンデのようになっている.登山者の足跡はスキーやスノボーで消えている場所がある.上部の急斜面でも足跡が不明瞭になっている場所があり朝日岳は急斜面を直登した.昨日は終始天気が良かったので雪は一回解けて今朝の冷え込みで雪面は硬くなっていたため少し緊張した. 剣ヶ峰で天気が悪くなったので引き返したが,下るにつれて天気が回復してきたため,途中から剣ヶ峰と高天ヶ原との鞍部に向かう沢をめがけてトラバースした.この沢にもスキーの跡がある.鞍部まではやや急な場所もあるが問題なし.高天ヶ原山頂にはケルンがあるのみで人工物はない.高天ヶ原からはハイマツと雪上を下る.2527m標高点付近から急斜面になるがハイマツと岩尾根で雪はあまりない.ここはハイマツにつかまりながら下る.最後は急斜面の広い雪稜になる.下りきった場所から大野川尾までは樹林の中の緩い雪稜で問題なし.大野川尾から北東に向かう尾根に入り1919m標高点から林道をめがけて北に下る.林道は終始雪上歩きとなる.伊奈川を渡った地点から暗くなりGPSを頼りに三本滝レストハウス駐車場まで戻った. |
写真
感想
2日前に大野川尾から野麦峠まで歩いたので今日は分水嶺歩きの続きの山行.昨日このコースを歩く予定だったが,途中で車のキーがないのに気づき引き返したので再挑戦になった.
天気が良かったのでなるべく早く出発したが,乗鞍岳山頂が近づくにつれてガスが出て雪がちらついてきた.風も出てきて視界も悪く雪面は硬いので剣ヶ峰から朝日岳付近で分水嶺を歩くか1時間30分以上迷ったが諦めて引き返した.下るにつれて天気が少し回復してきたため,やはり行くことにして途中から剣ヶ峰と高天ヶ原との鞍部に向かう沢をめがけてトラバースした.途中雷鳥が数羽でてきた.
剣ヶ峰から高天ヶ原に直接向かう場合に比較して約3時間遅れの分水嶺歩きになった.高天ヶ原から2527m標高点まではハイマツと雪上を下る.昔の登山道の痕跡もあるが廃道になっている.2527m標高点付近からは岩と雪がミックスした急斜面をハイマツにつかまりながら下るが結構大変.下りきった場所から大野川尾までは穏やかな樹林の中の雪稜になる.大野川尾で2日前の自分の足跡を確認して北東に向かう尾根に入り途中から林道をめがけて下る.林道は終始雪上歩きで途中から暗くなってきた.伊奈川を渡った地点からGPSを頼りに樹林の暗い中の雪上を緩やかに登るとスタート地点のスキー場の一角にでた.
これで乗鞍岳から野麦峠までつながったが,剣ヶ峰から高天ヶ原の間の分水嶺が抜けてしまった.ここは距離が短いのでバスで来ても十分楽しめそうだ.機会があったらまた来ようと思う.
ここから南東に続く中央分水嶺山行:
中アと北アを結ぶ中央分水嶺 大野川尾〜戸蔵〜野麦峠
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1816954.html
ここから北に続く中央分水嶺山行:
北ア南部の中央分水嶺 乗鞍岳(剣ヶ峰)〜高天ヶ原西の鞍部,富士見岳〜硫黄岳登山口
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1854182.html
ここと重複する中央分水嶺山行:
北アルプス南部の分水嶺 乗鞍岳(畳平から剣ヶ峰)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1825775.html
ここから東に続く山行:
北アルプス南部の分水嶺 乗鞍肩の小屋〜摩利支天岳
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1816960.html
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