記録ID: 1848112
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積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
【水晶・鷲羽・双六】アルプス深部へ撮影山行
2019年05月12日(日) [日帰り]
体力度
9
2~3泊以上が適当
- GPS
- 23:51
- 距離
- 43.6km
- 登り
- 3,659m
- 下り
- 3,658m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 16:02
- 休憩
- 6:02
- 合計
- 22:04
19:34
ゴール地点
MAX19kg
山行時間がおかしなことになってります
実際の行動時間23:51
山行時間がおかしなことになってります
実際の行動時間23:51
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
http://kankou.city.takayama.lg.jp/_res/projects/kankou/_page_/002/000/369/pmap201903.pdf |
コース状況/ 危険箇所等 |
往路 ■左俣林道-小池新道入口 わさび平小屋まで雪はない。 以降から雪が出始め、すぐに林道を埋め尽くす盛大な雪崩跡を乗越していく。 巻くよりも登って越えて行ったほうが早い。 ■小池新道入口-弓折岳 夜間でのRFは特に難儀する。正解という道はないためベストなルートを選んで 進んでいく。踏み跡、トレースは気温上昇ですぐ消えてしまう。 夏道の記憶で樹林へ無理やり入ると後悔する。 鏡平へは通らず1本隣の尾根を利用し直接弓折岳へ出るルートを使用。 デブリ帯はとても歩きにくくここはある意味核心部。 ■弓折岳-双六小屋 槍方面へ雪庇が伸びているため不用意に近づかない。 ハイマツの近くは盛大に踏み抜く。クラックが増えており場合によっては 完全に人一人埋まってしまうくらいの深さもある。 歩く場所には注意したい。 ■双六小屋-三俣蓮華岳 双六の山頂を踏まない場合どのように通るか考えさせられる。 道はすべて埋まっている。 あまり山側へ寄ると雪庇が崩落する可能性があるため注意。 自身はトラバースしつつ丸山手前で稜線に乗った (夜間でルート確認が難儀したため) ■三俣蓮華岳-三俣山荘 山頂直下から下る際が急登のため注意。 ■三俣山荘-ワリモ分岐 黒部源流を登っていく、すべて雪で覆われている。 高度を下げないようトラバースしようとしても巨大な雪壁に阻まれある程度は 下らざるを得なくなる。 祖父岳からの雪庇の崩落には注意したい。 ■ワリモ分岐-水晶小屋 分岐付近は雪に覆われ道はない。登りは逆に無雪 ■水晶小屋-水晶岳 一ヶ所核心部と思われる直登壁がある。 しかし反対側から回り込みある程度巻くことが可能。 8割くらい雪はない。 復路 ■ワリモ分岐-鷲羽岳 9割無雪。アイゼンも不要 ■鷲羽岳-三俣蓮華岳 三俣山荘まで雪なし、夏道が出ている。 時間の関係もあるが山荘付近の踏み抜きが凄まじくワカンでも意味がないくらい踏み抜くため大変つらい。 ■三俣蓮華岳-双六岳 風の通り道のため踏み抜きは多少マシ、だが時間によっては緩い。 クラックが走る箇所に関しては伸びる先を見定めてとにかく寄らないようにする。 ■双六岳-双六小屋 下りまで雪はない。 分岐から下は盛大に踏み抜くため小屋には寄らずショートカットした。 ★総括 ■三俣山荘-双六小屋-弓折岳 とにかく午後の緩む時間での歩行が踏み抜きというか歩行自体困難を極める ワカンないしスノーシューがないと多分帰れない。 ■三俣蓮華岳-双六岳 双六小屋-弓折岳 雪庇とクラックが酷く、落ちたら生命にかかわる可能性もある大穴も見られた。 これからの季節はさらに危険性が増えそう。 ■あらゆる場所でクマのトレースが見られた。 また左俣林道では子熊を発見した。 行ってる自分が言うことではないですがこの時期での入山はお勧めできません。 |
その他周辺情報 | 松本 おぶ〜 http://www.orchard.co.jp/obu/ |
写真
装備
MYアイテム |
also
重量:2.73kg
|
---|---|
個人装備 |
長袖シャツ
ハードシェル
ズボン
靴下
アウター手袋
防寒着
ゲイター
バラクラバ
靴
ザック
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
ライター
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
ツェルト
|
感想
快晴無風で今しかチャンスがない!
ということで残雪の水晶岳へ。
軽身にして急いでいくのもいいけど、ここは撮影に注力しじっくり行きたい。
ということで撮影機材をもって臨みました。
日帰りとしてはかなりの重量となったけど無事歩ききれてよかった。
とにかく帰りの踏み抜きが凄まじかった。
しばらく長い雪山山行はおなかいっぱい…
24時間での計画だったがかくしてほぼ計画通りとなった。
撮影系を抜いて効率化すれば20時間以内にはなるかな。
その分を赤牛岳まで歩いてみたい。
また、白い水晶が目標なのであと二か月前くらいに訪れてみたいものです。
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コメント
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無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍 [3日]
新穂高温泉から双六岳、三俣蓮華岳、鷲場岳、水晶岳、雲ノ平(2日間)。最終日は雲ノ平から新穂高まで。
利用交通機関:
車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
先日はお疲れ様でした、めちゃ暑かったですね!笑
また同じ山域にいたんですね!
もう少し早出して水晶や双六にも行っとけば良かったです・・・。
またどこかでお会いしそうですね。
お互い熊や踏み抜きに気を付けて山をエンジョイしましょう\(^o^)/
kagoru-dakeさんこんにちは。
まさか再び近いところにいるとは...( *ºΔº )
でも西側から鷲羽方面を見たら行きたくはなってしまいますよね。
ある意味必然だったのかもしれません笑。
注意点や雑感がほぼ同じなのに何かウケました。
さんざん登っておいて言うのもアレですけどやはりくるべき場所ではないような感じもしますよね(´・ω・`)あー踏み抜きシンドい。
またの遭遇期待しております!
双六山頂から少し下にカラシ色のテントを設営していた者です。3時頃にしっかりとした足音をお聞きしました。
ほぼ風もない素晴らしい1日でしたね(^-^)👍
熊は恐かったですけど(汗)
essanさんこんにちは。
終始クマの雰囲気がありましたね...(´・ω・`)
鏡平付近の崖っぽい雪稜とかも容赦なくトレースありましたし機動力半端ないですね。
まさかあの場所にテントがあるとは思わなかったですが、あそこはきっと絶景でしたよね!羨ましいです!
本当にお疲れ様でした!
記事を読んで思いました、「ひが、日帰り!?」
いやー、本当に異次元過ぎてびっくりです!!
それにしても最高の景色ですね〜。素晴らしい写真の数々、堪能させていただきました!
sunatomoさんこんにちは。
本当に景色は最高でした(●´⌓`●)
でも帰りに予想していた踏み抜きがかなり酷くてしんどかったですー!
空からも撮影できて撮れ高MAXでしたけど未編集が溜まりに溜まって首が回りません(;∀;)
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