御座石鉱泉〜鳳凰小屋〜鳳凰三山〜鳳凰小屋〜御座石鉱泉
- GPS
- 50:10
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 2,125m
- 下り
- 2,123m
コースタイム
4/29(日)鳳凰小屋4:30-5:58地蔵岳・観音岳への分岐06:06-6:48観音岳(朝ご飯)7:15-7:43薬師岳7:48-7:55薬師小屋(ビール・カップ麺購入)08:05-薬師岳08:15-09:40地蔵岳・観音岳への分岐09:55-10:57赤抜沢ノ頭-11:02賽ノ河原11:25-オベリスク巨石の直下11:40-12:00賽ノ河原12:20-12:50鳳凰小屋 17625歩
4/30(月)鳳凰小屋5:30-7:30燕頭山(第2回朝ごはん)7:57-旭岳8:21-旭岳7合目8:41-10:06御座石鉱泉
天候 | 4/28(土)晴れ 4/29(日)快晴 4/30(月)曇 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
復路:御座石鉱泉11:00〜双葉IC近くの小作(ほうとう屋さん)・野菜直売所〜双葉IC〜(中央高速 事故渋滞・自然渋滞あり)〜調布IC15:45 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・危険箇所なし ・ピッケルは不要でした ・赤抜沢ノ頭 から 賽の河原あたりは一番雪がふわふわで足の付け根までガッツリもぐりまくりでした。 ・薬師小屋でビールやカップラーメン購入可能 ・鳳凰小屋ではクッキーと日本酒のみ購入可能 ・御座石鉱泉の日帰り入浴は 1260円 ・12本爪のアイゼンを使用しましたが、高度2200m位から上でのみの使用でした。 ・青木鉱泉に下りる道では、引き返す人が多いとの情報で、御座石ピストンでした。 |
写真
感想
去年のGWに夜叉神ルートの鳳凰三山で敗退している(http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-108069.html)ので、リベンジしてきました。
コースが違うとリベンジとは言わないのかな??
今回は何がなんでも三山制覇することが目的。
2人用のテント(持っているのは4〜5人用のテント)を買おうと 色々見て回っったものの意見がまとまらず購入を見送った。
シュラフも薄手のものにするか迷ったが、寒くて眠れないのも困るし‥ということで、食料・酒・コンロなどで軽量化を図ることにした。
雪山テント山行は2シーズンめとなるが、昨シーズンは営業中の山小屋のテント場での幕営はなく、水は雪で済むので、食料・酒類はたっぷり担いで行っていた。
今回の下調べでは、4/26から山小屋がオープンするということだったので、初日の食料と行動食・非常食のみ持参。山小屋に行けばビールもカップラーメンも買えるだろう と目論んでいた。
登り始めは急登ながらも雪はなくまあまあ順調。
それにしても暑い。
冬用のズボンを履いていたので蒸される。
耐え切れず、ズボンは脱ぎ、フリースの上着を腰に巻く。汗だくとなった膝がスースーして気持ちいい。
それでもひたすら登りが続くのでまたしても汗だくに‥
燕頭山を超えしばらくすると雪がだいぶ出てきた。アイゼンを装着。
とはいえ踏み跡をしっかり捉えれば、足が沈むこともほとんどなく透明の部分さえ踏まなければ滑ることもなく登って行ったが、突然ほわほわに柔らかい雪となった。
前を歩くテントの荷物を背負った男性が一歩進む毎に太ももまで埋まっていた。
わたしもすかさず、スパッツを装着。ひざ下までのスパッツなので やや長さが足りないところもあったけど、木にしがみついたり、ストックに体重をかけたりしてどうにかやり過ごす。
もう高度的には小屋に着いてもいい頃なのになかなか辿りつかない。
4人ほど立ち休みをしているところへ到着。
そこは鳳凰小屋まで あと10分というポイントでは富士山のビューポイントでもあった。なお、長靴を履いて歩き回っている小屋番さんにとっては5分程度の道のりだそうだ。なかなか小屋は見えず、あのおじさん(長靴の)はタヌキだったのか?などとアホなことを考えながらくねくねと進んで行くとようやく鳳凰小屋に着いた。
は〜、ザックをドサっと下ろし、受付へ。
「こんにちは〜 いらっしゃ〜い」と元気に明るく出迎えてくれた。
一人一泊800円とのこと。
「ビールありますか?」と尋ねると、「ないね〜」とのこと。日本酒ならあるよ。
う〜ん、ビールを「か〜っ」と飲みたかったな〜。
気をとりなおしテントを張る。
諦め切れず、もう一度受付へ。
「売店って何がありますか?」 と尋ねると、「何が欲しいの?この時期は日本酒とクッキーしかないよ」とのこと。「テント泊なんですけど、食事だけ出来るとか カップラーメンとかないですか?」「食事だけ っていう制度はやってないんですよ〜。ヘリを飛ばすのも6月からだし。」とのこと。
とぼとぼをテントに戻り、食料を確認。
・1日目 夜 カップ焼きそば 1つを分け合う
・2日目 朝 餅1つ フリーズドライの卵スープ1つ
昼 スティックパン 9本入ひと袋を分け合う コーヒー
夜 棒ラーメン フリーズドライの麻婆ナスのせ
・3日目 朝 フリーズドライ五目御飯 1つを分け合う
昼 フリーズドライポテトサラダ カップ焼きそば 1つを分け合う
あとはチーズ・乾燥マンゴー・クッキー・飴・キャラメルなどの行動食で乗り切ろう という食料計画となった。
普段ラーメン屋に行けば大盛りを注文する私にとっては、カップ焼きそば1つを分け合う晩ご飯など考えもできない状況だった。
とりあえず、焼きそばを食べ、さっさと寝る。
2日目。3時半起床。日の出は5:30位かな〜 と思っていたので、4:00に出発しオベリスクで朝日を迎える予定だった。
が、なんだかモタモタし、さらにカメラをテントに忘れて取りに戻ったりとだいぶ出遅れてしまった。さらに、観音岳方面への登りは急登で本当にここは人が登る道なのか???などといぶかしく思いながら数歩登っては立ち止まり‥を繰り返す。
そうこうしている間に真っ赤な日の出が‥。木々の間からの朝日。
5時過ぎくらいからもう太陽が顔を出して来た。どう頑張ってもだだっ広いところでまん丸い日の出を拝むことはできないようだ‥。
急斜面に腰をおろし日の出を眺める。いい一日になりそうだ。
赤い太陽が完全に空に上がり、青空となった。こちらも先を急ぐことに‥。
ようやく鳳凰小屋分岐に到着。もうすでにヘロヘロ。
陽射しは強く、風もやや強め。
さて、どうするか。
観音岳で朝ごはんを食べ、薬師岳へ向うことにした。
観音岳では 予定を変更しチーズ・スティックパン・コーヒーの朝ごはん。
私は腹ペコだったが、相方は食欲がないという。
前夜にはカップやきそば半分しか食べて居ないのに朝も食べないなんて‥
薬師岳までは距離こそないものの急降下 急登となる。陽射しが強いので早く戻って来ないとツボ足になりそうだった。
ザックをデポすることも考えたが、乏しい食料が全て入っていることもあり、ザックは背負って行った。雪道を急降下すると、やや細い尾根を薬師岳・そして富士山に向かっててくてく歩く。陽射しがジリジリ照りつける。白峰三山を右手に眺めながら登り、ようやく薬師岳に着いた。
山頂は賑わっていた。しばらく休憩し、薬師小屋に行ってみようと提案された。
薬師小屋は開いたばかりで、ようやく雪かきが終わったばかりだと聞いていたので食料もないだろう‥ 少しでもお腹がすかないように、余計な行動はしたくなかった。
が、相方が「ビールありそうな気がする」というので渋々ついて行った。
すると、念願のビールが山積み。カップラーメンやチップスターなどもあった。
テンションあがりまくり!!
早くオベリスクに行って、ビール飲もうよ〜
とはいえ、はやる心とウラハラに足取りは重い。ようやくの観音岳。そして本当にようやくの鳳凰小屋分岐だった。こににはデポされたザックが沢山。ザックを背負った人などほとんどいない。私達は賽の河原経由で鳳凰小屋に戻る計画だ。
そのため ザックは背負って行く必要があった。
テントやシュラフは置いて来ているので そんなに重くはないはずだが、それでもこたえる‥
赤抜沢ノ頭までは一箇所、垂直に感じられる斜面があった。
ここでは渋滞。
でも階段状に踏み固められていてなにも危険はなかった。
賽の河原へ下りるところでは雪はふわふわ。足の付け根までズボズボ埋まりながらだった。
あとひと登りしたらオベリスク!雪にビールを埋め、いざ!!オベリスクへ!
最上部の巨石はムリでもその下まではよじ登れそうだった。
アイゼンを外しよじ登る。
巨石には古いロープがかかっていたが、その手前で引き返した。
あまりこっちまでくる人はいないようだった。
賽の河原に戻り、キンキンに冷えたビールで乾杯!
2人連れの人と写真を撮りあい、鳳凰小屋へと向かった。
この道は小屋番から教えてもらったとおり 快適な下りで30分ほどで到着。
相方は食欲がないとそのまま昼寝。
腹ペコな私は、薬師小屋でGETしたカップラーメンを一気にすすった。
たまらん。
ジャンクなスープがはらわたに染み渡る〜
その後、昼寝から覚めた相方がカップラーメン。でもスープだけで麺はいらないという。その麺を平らげる。
更に昼寝し 夕飯は棒ラーメン1人前にマーボナスをのせた。
これは、けっこう食べてもらえた。
3日目の下山は 雪が緩まないうちに‥ということで20:00くらいには就寝。
初日と違い星も出ていなかった。棒ラーメン一人分とカップ焼きそば一人分をあわせて煮込み朝ごはんにし、5:30に出発。
途中の燕頭山でお餅とコーヒー。
下山した時には、ポテトサラダ・スティックパン5本・フリーズドライの五目御飯・行動食も残っていた。
ヒヤヒヤしたけれど、2人でやりきった感じで大満足な3日間だった。
そして、反省しきりの3日間でもあった。
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