長沢背稜Re
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- GPS
- 10:07
- 距離
- 33.3km
- 登り
- 3,428m
- 下り
- 3,413m
コースタイム
- 山行
- 9:06
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 10:04
天候 | 晴れ! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
悪い所は無いが長い。 |
写真
装備
個人装備 |
雨具
ゲイター
日よけ帽子
靴
行動食
非常食
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
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感想
昨年の秋に雨でモチベーションが上がらず途中敗退をした長沢背稜。
今回は、絶好の天候の元でのリトライとなる。 直前の天気だと、31度とか?
今度は暑さで敗退しそうな雰囲気ではあるが、果たしてどうなるか。とてもドキドキです…
前日の金曜日は、仕事の関係で出発が遅くなり、家を出るのが10時を過ぎた。
翌日の行程及び気温の上昇や睡眠時間などを考えると少しでも早く現地入りをして仮眠を取りたいが
焦る気持ちが先走る。
なんとか家を出て日原に。今回も前回同様下山を少しでも楽にしたいため、八丁橋に駐車を計画し、八丁橋を
目指すが、途中で道路工事が…。 聞けば日中帯は洞窟観光客が多く日中帯の作業は出来ないから夜間に工事をやっており、
現在明日の朝まで、ここから先(八丁橋方面)へは行けないよ。 との事。
翌朝起きて八丁に移動して出発も一瞬考えたが、それだと行動時間と睡眠時間が勿体ない。
八丁から日原まではどちらにせよ歩かないといけない区間の為、今回は予定を急遽変更して、八丁橋駐車ではなく
日原駐車とした。
なんだかんで、駐車場到着が25時となる。 翌朝は4時には起きたい為、早々に就寝。
翌朝4時に起きるが、寝不足で頭がふらふら。とても歩けるような状況ではない。もう1時間寝て起きてダメなら今日の山行は
諦めようと1時間寝坊する。 5時に起きて何とか歩けそうである。周辺に車も集まりだしてみんな着々と準備を始めている。
鷹ノ巣谷に向かうパーティもいる様だ。久しぶりに鷹ノ巣谷に行きたいなぁ〜と横目で見ながら出発する。
まずは、一杯水避難小屋まで。標高850m程上げる。
滝入の峰まで意外と急登が続く。体調はなんとなりそう。だが既に太陽に勢いがあり、強い陽射しが容赦なく樹林であっても
照り付ける。また、生ぬるい風が時折吹き抜けていき、まだ暑さ慣れしていない体を消耗させる。
この道は3度程歩いたことがあり、慣れて来ると近く感じるもので、意外とあっさり一杯水避難小屋に着いた。
洋服を乾かすのも目的で小屋内には入らず入り口で一本立てる。 そして天目山へ目指す。小屋内を除くと
シュラフに包まった男性が寝ていた。
天目山に着くと、南側は開けており、空には雲一つなく、富士山が奇麗に見えた。 正面には鷹ノ巣山
遠くに雲取山が見て取れた。これからあそこ迄行くのを考えると少し登ると嫌になった(笑)
ここから長沢背稜の始まりである。
http://www.jac-tama.or.jp/tama100.jac-tama.or.jp/course/course_03.html
長沢背稜は特に難しいルートではなく、ただひたすら長いコースになる。また、エスケープルートも少ない事とメジャーな山が無い事
雲取山が絶対的な存在という事もあり、登山者が少なく、静かな環境で山歩きが出来る。水松山から天祖山を通って下るルートはなかなか良いコースだと思う。
天目山からはアップダウンもそれほどない林道がひたすら続く。 時折南側が開けて、石尾根の山々や富士山を望むことが出来る。
実際の所は不明だが、小川谷林道は通行禁止になっているが、七跳尾根などの標識はある。酉谷山の取付きに避難小屋があり、このルート唯一の
避難小屋である。前回はここに宿泊者が居たが、今日は不在であった。小屋の中は整備されており、布団や水なども常備されている。
(小屋前には水場はある) 念の為、避難小屋により、異常が無いかだけ確認をして、水場の水を頂く。冷たくておいしい水である。
酉谷山に向かう。前回は標識ピストンであったが、その後、尾根に合流できるとの事で今回は、そのまま抜けるコースとした。
ちなみにここまでで出合った登山者は1名だけであった。恐らく避難小屋に泊まって下山をする人だろう。
酉谷山の山頂で一本立てて、先を急ぐ。滝谷の峰で道に迷う。方角が変わり南進するようになったので、ん?と思い立ち止まって道を探してみるが、道が無い。
おかしいなあと思いつつ進むと、テープなどが付いていて明瞭な踏み跡もあり登山道の様に見える。と少し歩くとレールが出てきた。
これは明らかにおかしい。前回は無かった為、戻って良く確認すると正規ルートの踏み跡があった。危ない。危ない。(笑)
前回歩いていて良かった。 少し歩くと滝谷の峰ヘリポートが現れる。これが正解である! ここから少し下ると水松山の分岐となる。
ここから天祖山に登り返すのも結構大変ではあるが、歩きに自信がない人はここで降りた方が良いだろう。ここから先は雲取山まで逃げ道は無い為である。
水松山へダイレクトにつながる道は無く、藪っぽい所を別け隔てて水松山のピークを目指す。そんなに難しくないので山慣れしていない人でも行けるのではないだろうか。
水松山のピークを踏み、長沢山へ向かう。長沢背稜の名前を持っている山だけあって、長沢山の山頂は立派な標柱が立っていた。
ここを2回目の補給ポイントとした。 次のポイントは芋の木ドッケになるが、ここから先は、雲取山の三峰神社からのルートをぶつかり
長沢背稜はその合流点迄となる。 約200mの登りとなるが、ここまでですでに1500m以上上げている為、足に来る。時間帯的にも10時を過ぎた頃だろうか。
埼玉方面からと思われる登山者が現れる。芋の木ドッケまでの間に5人程度の登山者とすれ違った。みんな今日は酉谷避難小屋泊だろうか…
雲取山の三峰神社方面は歩いたことが無いが稜線を見る限りそこそこアップダウンがあり、結構きつそう。
スタートとの標高差は無いものの、アップダウンはそれなりにあるのでもしかしたら鴨沢経由よりも大変なのかもしれない。いつか歩く事はあるのだろうか…
芋の木ドッケの手前でシカの親子に遭遇。小鹿は飛び回るが母シカは人馴れをしているのか、悠然と食事を続けている。こちらも食事の邪魔をしないようにゆっくりと近づく
その距離2m。全く動じない。大したものだ(笑) 写真を撮っても驚かず食事に集中していた。 芋の木ドッケを過ぎると予想通り登山者が出て来る。
オオダワで一本たてていると、雲取山山荘への歩荷の人もいたので、彼の後について男坂を登る。ここまでで標高2000位上げており、
暑さのバテもあり思うように高度が上がらなくなる… 雲取ヒュッテを過ぎると、沢山の人の声がする。雲取山荘である。ようやく着いた。
ここで水の補給を行い山頂を目指す。水は冷たくてとても美味しかった。 山頂方面から沢山の人が降りてくる。また、山頂には沢山の登山者がおり、
標柱の撮影渋滞となっていた。 合間を見て写真を撮って雲取避難小屋へ。 小屋前で一本立てる。
ここからはほぼ下り。時間もまだ12時を過ぎた頃で、予定よりもかなりいいペースで来れた。3時過ぎには下山出来るかなという目論見がたてられた。
少しのんびりとして下山を開始する。まずは子雲取まで。ここまでは沢山の登山とすれ違った。
子雲取を過ぎ、富田新道へ入るとまた、登山者はいなくなった(笑) 静かな山歩きである。昨年の秋の台風で倒木が多くなっており
ルートが塞がれていたが、標識があるので迷う事は無いだろう。 順調に高度を落とす。高度を落とすと同時に暑くなる。
途中で一回給水を行う。 ふと下の方で何かを探している風の人を見つける。 話を聞くと昆虫を探しているようで珍しいカミキリムシが居る
との事だ。その後も登山道上は人も居らず、つり橋を渡り、70m程登り返しを行いようやく林道へ到着した。 14時半であった。
ここから八丁橋までの長い林道歩きが始まる。あるけどあるけど着かない(笑) 西日が後ろから照り付けるとなかなか地獄であった(笑)
ようやく八丁橋駐車場まで到着。本来の計画ならここで終わりであったが、今回は今から日原まで おまけつき(笑)
給水を行い日原に向かう。鍾乳洞との出合を過ぎると観光客の車が行き交った。バス停を過ぎ無事に駐車場へ到着!
長かったー。そして暑かったー。 足はボロボロでまともに歩く事が出来ない位である。 明日は大丈夫か???(笑)
日もまだまだあるので駐車場でだらだらして次のポイントへ向かうべく、丹波山へ向かった。
お疲れ様でした!(笑)
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