山上ヶ岳〜大普賢岳〜行者還岳(洞川から大峰山プチ奥駈
- GPS
- 27:52
- 距離
- 23.1km
- 登り
- 2,017m
- 下り
- 1,865m
コースタイム
母公堂登山口9:21―11:20稲村ヶ岳山荘―12:40山上ヶ岳頂上―13:35小笹の宿
5月5日
小笹の宿5:45―7:11大普賢岳―8:54七曜岳―9:54行者還岳―12:19奥駈道出合―12:56行者還トンネル西口弥山登山口
天候 | 5月4日 曇り時々雨+強風 5月5日 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
行者還トンネル西口までプチ奥駈した後は、天川のバス停まで15kmほどの下りで軽いジョグなら2時間程度の距離でしたが、6日の朝に町内会の一斉清掃(「何でこんな日に」の非難ゴーゴーですが。。)があり、余裕をみてタクシーで駐車地へ帰還しました・・料金7200円でしたが、途中で他の登山者の方と相乗りとなり、割り勘で済みました 今回は偶然にタクシーと出会いましたが、山中では殆ど圏外ですので、タクシー利用の計画なら事前予約が必要と思います(天川タクシー(北角):0747-63-0015; 大峯タクシー(洞川):0747-64-0157) |
コース状況/ 危険箇所等 |
母公堂前の駐車場にポストがあります 前日に、前鬼ゲートから釈迦ヶ岳をピストンしましたが、その道が苔むすゴーロの面白い道だったのに比べ、母公堂から山上ヶ岳への道は、やや単調な緩斜面の道という印象でした 奥駈道に入り、特に大普賢岳〜七曜岳の辺は、鎖場なども多く面白い道でした・・滑るのに気をつければ危険は余り無いと思います 山上ヶ岳〜弥山の間には、行者還小屋のみにトイレがあります 今回は、5月4日が全国的な悪天候(北アでは多数の遭難発生。。)で、空模様を見ながらスタートを遅らせたりしたため、山上ヶ岳から40分ほど進んだ「小笹の宿」に泊りました・・委細かまわず進んでもう少し距離を稼いでおけば、行者還岳〜弥山〜頂仙岳〜川合へのルートも可能だったかもしれません 小笹の宿は、小屋に4名、テント4張りでした・・小屋到着1番乗りだったので雨の中でテントを張らずに済んで助かりました |
写真
感想
今年のGW後半は、当初は飯豊山に向かう予定だったのですが、東北方面は荒天模様で大変な事態になる恐れもあり、方向を西に変えて、奈良の大峰山に向かいました。
大峰山に行くからには「奥駈道をできるだけ縦走したい」とは思うものの、許されるのはわずか3日間で、ン万円のタクシー代を覚悟(+深夜のマイカー移動)すれば「吉野〜太古の辻」間の北奥駈道は可能かも・・と皮算用しますが、天候が優れそうになくリスクが高過ぎるようです。そこで既に登っている弥山・八経ヶ岳の次の目標として、釈迦ヶ岳と山上ヶ岳に登ることにしました。
釈迦ヶ岳では、羽根田治氏著の「ドキュメント生還」を読んだばかりだったので、その中の「修験道の道迷い」として題材となっていたルートのある、前鬼からのピストンとしました。
その道迷い部分の涸れ沢を含めて、ルートには“これでもか”という位に道標やテープがしっかり着けられていて遭難対策がなされている感じの登山道でした。しかしながら奥深い大峰山の支沢の分岐に紛れ込んでしまうとニッチモサッチモいかなくなるようで、現在も遭難中の若者の捜索が続けられていると、タクシーの運転手さんから聞きました。
残念ながら釈迦ヶ岳登山では終日ガスの中でしたが、苔むすゴーロの歩き応えのある登山道を楽しめた山行でした。
そして2日目の5月4日は前日よりさらに悪天となり、スタートを遅らせて9時過ぎに洞川温泉奥の母公堂登山口から登り始めました。やや単調な緩斜面の登山道とガス+強風に苦行しながらも何とか頂上を踏み、小笹の宿で宿泊しました。
翌日は好天となり、大普賢岳〜七曜岳〜行者還岳の中々面白い奥駈の縦走路を楽しみ、トンネル西口へと無事下山です。これでようやく山上ヶ岳〜八経ヶ岳が繋がりました。
大峰山は言うまでも無く深い深〜い山域で、最高峰の八経ヶ岳のピークを踏んで終りにしては本当に勿体無いルートだということを今回実感しました。
自分の足では1週間近くかかりそうなのでいつ実現できるかわかりませんが、吉野〜熊野の奥駈道踏破に挑戦してみたいと思います。(とりあえずは”繋ぎ”でかな?)
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