立山で雷鳥を見るためにキャンプ
- GPS
- 31:33
- 距離
- 7.9km
- 登り
- 745m
- 下り
- 752m
コースタイム
- 山行
- 4:23
- 休憩
- 1:41
- 合計
- 6:04
- 山行
- 1:44
- 休憩
- 0:13
- 合計
- 1:57
何かあったらどうするのだという危機意識のなさを大反省。
よって地図と時間は室堂山荘ー雄山ー室堂山荘間は手入力の為不正確です。
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
立山駅前には無料駐車場があります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
室堂から一の越までは雪道、早朝は凍結しています。一の越からは雪はありません。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
筆記用具
ガイド地図(ブック)
日焼け止め
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
サンダル
コンロ
コッヘル
食器
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
テント
テントマット
シェラフ
ピッケル
アイゼン
ハードシェル
ダウンジャケット
ツェルト
|
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感想
去年9月に雄山へ登った際、残雪期にはライチョウが多くみられると聞いた。
ならば行ってみよう。室堂へ着き外に出るとまだ雪の世界。しかし雪はくさっていて一歩ごとにシャリシャリと沈む。
立山玉殿の湧水はまだ雪の中。建物内で水を補充しまずは室堂山荘へ。
浄土山を右手に見ながら一の越へ歩く途中でライチョウの声が聞こえた。
よく見るとハイマツ帯からライチョウが出ていた。ハイマツの方へ直登してみたがすぐ隠れてしまったのでルートに戻る。
竹でできた道標沿いは多くの人が歩いていて雪が柔らかくなっていた。沈むし滑るのでわざとそれてみたりする。
ライチョウのフンがあったりスキーやボードのシュプールもある。
ピッケルはそこそこ斜度があるほうが使いやすいので水平移動では持っているだけだった。
直登が始まったら出番。
しかし暑い。シャツ一枚で汗が噴き出てくる。
一の越では笠ヶ岳・槍ヶ岳裏銀座方面がよく見えた。
雪はここまで。雄山への登りは雪装備をデポして身軽に。左右が見晴らせて素晴らしいパノラマ。
ゆっくりと高度を上げる。稜線でも暑い。
山頂から東側をのぞき込むと御前沢方向のカールが雪で埋まっている。
雄山山頂に向かうために鳥居をくぐる。一部雪が残っていて鳥居の上部に手が届く。
山頂からは剣−白馬−後立山−裏銀座−槍穂−黒部五郎−薬師。
さらに向こうは雲が出ているようで、見えるはずの富士山は見えなかった。
一の越まで戻り山荘でCCレモンを買って一息つく。
スキー・ボードの二人連れと話が弾む。
道具って高いよね…でも初めにちゃんとしたものをそろえないと買いなおす羽目になる・・・
下山を前にシリセードのためカッパのズボンをはく。
下山にかかり斜度のきつい場所から座ってシリセードを試みるがなかなか滑らない。
雪がくさってしりが沈み下へと滑らないので何とか体を伸ばしながら短い距離でも滑ろうとする。
結局ほとんどを歩くことになった。
室堂山荘からブルドーザー道を雷鳥沢のテン場まで
途中シリセードでショートカットしつつライチョウを探しながら歩く。
日が高いためか見つからないままテン場に到着。
受付を済まそうとしたら係の人はいないようだ。用紙に記入しお金を包んで箱に入れて受付完了。
サイトは受付小屋前に誰かが作った防風壁付のものがあったのでそのまま拝借させてもらう。
石もあったので懸念していた雪用のペグも必要なくテントの設営はスムーズに完了。
がこの時間あたりから周囲の斜面のハイマツ帯でライチョウの鳴き声が聞こえてくる。
時々雪面に出てきたり飛んだりしている。
これは夕方以降のライチョウは期待できるぞ・・・と思っていたのだが何となく食欲がない。体が重く寒気がする。
ダウンジャケットを羽織り前任者が作ったであろう雪のテーブルを補修しジュース類を雪に埋める。
テント内にマットや寝袋を展開しガチャガチャしているうちに限界がきてそのまま震えながら寝てしまい、
気が付いたら夜の8時だった。
体のすぐ下の雪が冷たい。予備のダウンジャケットを腰の下にひいて寝た。
朝4時過ぎに目覚めた。同行者もどうやら寒かったらしい。二泊の予定を一泊で撤収することに。
ライチョウを探しに外へ出るとテントには霜が降りていた。
前日はくさって沈み込んでいた雪は再凍結しつるつる。
周辺のハイマツ帯の際には動物の足跡が見られた。テント場の真ん中にはニホンカモシカ?の足跡も見られた。
急斜面を雷鳥荘方向へ直登してハイマツ帯を探す。遠くのハイマツからは飛んだり雪面に出てきたりしているのだが、
なかなか目の前には現れてくれない。
仕方なくご来光をみてから朝食にかかる。
あまり食欲がなく最低限の量は食わねばとホワイトシチューとパンを腹に押し込んだ。
ライチョウの声を聞きながら食後に甘いコーヒーを飲む。
テント場からは室堂方面を見上げると帰路にある雷鳥荘が見える。
ハイマツ帯の横を通り雪の斜面を直登して雷鳥荘にでるルートでライチョウを探しながら帰ることにする。
9時を過ぎてぐんぐん気温は上がってくる。凍結していた雪も融けまたぐさぐさにはまるようになった。
ハイマツ帯のわきをライチョウを探しながら、斜度の低いはじめのうちは順調に高度が稼げた。
ハイマツ帯がなくなるころから斜度が急になりずるりと滑るようになってくる。
キックステップでつま先をけりこみながら一歩ずつあがる。
もうすぐ着く、最後がつらかった。斜面の上部にをまいて、雷鳥荘に着いたら座り込んでしまった。
雷鳥荘からみくりが池温泉へ。途中ライチョウが遊歩道沿いのハイマツに飛来。今回の山行で始めて目の前でライチョウを見る。
雄と雌のつがい。次いで岩の上に雄が。
見られるときはそういうもんだ。
そして道沿いに進むと室堂ターミナル。
観光客に混じって雪の大谷へ。
二日とも天気が良くて楽しかった!
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