甲山〜観音山〜東おたふく山〜黒岩谷西尾根〜六甲山最高峰〜西おたふく山〜打越山〜七兵衛山
- GPS
- 09:56
- 距離
- 25.0km
- 登り
- 1,587m
- 下り
- 1,595m
コースタイム
- 山行
- 8:56
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 9:56
天候 | 晴れ/薄曇り/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰路 - 阪急電鉄神戸線の芦屋川駅より乗車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山道全般 標識は適度にあり、現在位置や進路の把握はしやすそう。 所々でややこしく感じる箇所もあるとの印象。 岩っぽい箇所があり、花崗岩が風化などで滑りやすそうな状態になりがちなようで、危険ではないにしても注意して歩きたいですね。 全山縦走路で舗装路を横断する際には、走行する車に注意。 ■黒岩谷西尾根 やや急な斜面もあるザレ気味のやせ尾根との印象ですが、登りは特に問題はなさそう。 笹ゾーンの少し下辺りは、道が整備された痕跡がやや荒れた状態で残っていて、つまずきの原因になりそうなので、下る場合には足元への注意をしっかりとしておきたいですね。 ■その他 人気のルートでは、多くの人が歩かれていますね。 基本通りに歩いていない団体さんもおられるようで、それに起因しての事故が起きる可能性はありそう。 |
写真
感想
この週末は、土曜日の天気があまり良くなさそうなので、山行は日曜日に。
なので、当初に想定していた京都北山への山行は延期し、早めに帰宅できそうな山域へ。
六甲山最高峰はしばらく訪れておらず、お気に入りの黒岩谷西尾根を通れば、ベニドウダンがまだ咲き残っているかなと思い、他にも未踏の山も辿るべく、ルートを組み立て。
久しぶりの仁川駅ですが、西側の出口なので、阪神競馬場の雰囲気は感じられず。
お腹の具合があまり良くなく、出走取消を検討したけど、そのままゲートに収まり、予定よりも数分遅れで発走です。
まずは仁川沿いの道で、ここは外らち沿いを進みます。
しばらく進んだ辺りで最初の障害をジャンプ、ではなく、橋を渡ります。
その後の進路が分かりにくいのだけど、迷いつつも進み、正面に甲山が見える休憩所に着き、あの急坂を登るのかという感じで見やります。
物見をしながら進んで行くと、甲山の登山口に着き、ここから入山です。
最終コーナーを回り、直線へという感じでしょうか。
ハミを取り、じわじわと末脚を伸ばしていたけど、ずっと続く階段で疲労が溜まったのか、最後は脚色が鈍り、着外に沈む感じで甲山山頂に到着です?
山頂はパドックぐらいの広さで、開放感があります。
下りも階段なので、どうも相性が悪いようで、何とか下山完了です。
休憩する場所があり、この後のルートを確認しつつ、体を休めます。
さて、ここからは普通に戻りまして。
一般道を少し歩き、北山貯水池沿いの道へ進んで行き、振り返ってみると、甲山の端正な姿が横たわっており、登るのではなく、見る山かなという感じ?
しばらく歩いて行き、鷲林寺に到着し、改修中らしい本堂の前にて手を合わせ、この日の山行の無事をお願い、あるいは、誓います。
その先の進路に注意し、パノラマコースに乗ります。
六甲山らしく花崗岩の露出した岩っぽい道で、やや急な斜面だけど、登りだと問題なし。
少し登った辺りで展望が広がり、良い感じ。
もう少し登ると、男女ペアがおられ、少しだけお話し。
お二人がおられた辺りが好展望のようなので、そちらへ。
確かに素晴らしい展望で、歩いて来た甲山を含め、きれいに見えていて、六甲山でこれまでに見た展望風景でも指折りなんじゃないでしょうか。
ルート的にも楽しく歩く事ができたし、また来てみたいと思わせてくれます。
その先のP526が観音山だと思っていたので、そちらへ向かってみたけど、良く分からず。
どうやら、さっきの好展望の地点が観音山の山頂という扱いのようです?
トレイルランの団体さんに道を譲ったりしつつ、先へと進み、奥池へ。
池沿いをのんびりと歩いて行き、公園があったりして休憩するのに良さそうだけど、特に疲れている訳でもなく、スルーします。
隣接する奥山貯水池の石碑まで来ると、その先は2017年12月にも歩いたルートなので、記憶を辿るような感じで進んで行きます。
高級住宅地を抜け、東おたふく山登山口バス停を経て、分岐で左折して、東おたふく山へ。
少し進んで、本格的に登り始める辺りからはコアジサイがたくさん咲いており、言葉で表しにくい香りが漂っています。
地味な道を登って行き、好展望の場所へ。
人工的な景観ではあるけど、開放感があり、霞み気味ながらも、まずまずの展望です。
もう少しだけ歩き、東おたふく山山頂に到着です。
少しの滞在のみとし、コアジサイを始めとして種々の花を見つつ下って行き、土樋割峠に到着です。
途中で道を譲ってもらった女性が下って来られ、少しお話し。
黒岩谷の沢を渡り、黒岩谷西尾根へ向かいます。
初めて六甲山を訪れた際に、良く分からないままに下ったルートで、その時はドキドキしまくりだったのだけど、その後の経験もあるし、登りでは特に問題なく、お気に入りのルートなのです。
当然ながら、イワカガミの花期はすでに終わっていますが、数少ない群生には花後の株が見られ、今年も無事に咲いてくれたようで、何よりです。
どうかなと思っていたベニドウダンですが、思っていたよりも花は良い状態で残っており、終盤に近そうだけど、きれいな花を咲かせていて、来て良かったと思わせてくれます。
笹が茂るゾーンを歩いていると、落花したベニドウダンが所々で見られるのだけど、高い位置にしか咲いていないし、すでにピークを過ぎており、撮影しようという感じではない。
結局、この区間では二人のソロの方とすれ違い、これぐらいが適正でしょうか。
一軒茶屋に着き、石碑の写真を写すのは諦め、先へ。
さすがに人は多く、当たり前ながらも、京都北山とは別世界です。
六甲山最高峰山頂に到着し、何とか山名碑を撮影し、いつもの辺りで早めの昼食です。
全山縦走路で南西へ向かいます。
ベニドウダンが咲き残っているけど、終盤だし、写しにくい位置にあるのが大半です。
初めて西おたふく山方面に向かい、少し躊躇した後、一般のルートを逸れます。
踏み跡を辿って、P878へと至る尾根へ。
この山域を歩く人の多さを考えると、こちらへ進んでみる人の割合はかなり少ないよう。
特に問題なく進み、P878にはプレートがあり、ここまで歩いたのが報われた感じ。
その先の電波塔のあるピークに近づくのは難しいのかな?
西おたふく山の山頂を踏んだのかどうかは分からないけど、踏んだ事にしておこう。
一般のルートに合流後、舗装路を歩いていると、大人数の団体さんが登って来られる。
その先の分岐で左折し、山道へ。
道の両脇が笹となっている所が多く、そのせいもあり、所々で展望が得られる。
まずまず良い雰囲気の所もあるけど、次第に単調になって来るように感じられる。
下り切ると住吉川に出合い、渡渉です。
この先は過去に何度となく歩いている道なので、安心です。
とは言え、最後に歩いてからの期間はそれなりにあり、どこか懐かしさを感じます。
分岐にて左折し、打越山方面へ。
コアジサイが多い道との印象だったのだけど、あまり見られず、記憶がおかしくなっていたのか、周りをきちんと見ていなかったのか。
打越山を経て、七兵衛山山頂に到着です。
初めての六甲山への山行以降、どちらも歩く機会が少なくなく、なじみのある山ですね。
木漏れ日広場の周辺の独特の整備のされ方は、他では見られない物で、その労力には頭が下がります。
雌池へと至るルートには『キケン』系の表示があり、迂回して進みます。
雌池の南側に着き、先程のルートとの合流地点の方を見ると、大きく崩落しており、これは通行すべき状態ではないですね。
雌池ではスイレンが咲き始めているけど、数は少なく、その先の横池へ向かいます。
今回は低い位置の踏み跡を辿っています。
横池に着くと、スイレンは咲いているけど、こちらも咲き始めぐらい。
先着されている方はそれぞれに満喫されているようで、何だか滞在しづらいような?
お気に入りの展望所へ向かい、変わらぬ雰囲気に浸ります。
目的地を辿り終え、後は無事に下山するのみとなり、少し歩いた後、一般のルートに合流。
六甲山でも特に人気のルートなので、やはり人は多い。
ここを下るのは初めてなので、周囲を確認しつつ進み、風吹岩に到着。
滞在中にイノシシが登場し、辺りに少し緊張の空気が漂いますが、イノシシはのんびりと動き、視界から消えたり、再登場したり。
休憩を終え、下って行きますが、子連れのグループの後を歩いたり、大人数の団体さんの間を歩く事になったり。
渋滞している中、前を歩く人との距離を適度に置くようにして下りますが、後ろの人はすぐ近い位置にいて、どうも落ち着かない。
ロックガーデン中央尾根は難易度が高くなく、初心者でも十分に歩く事ができるルートだとは思うけど、岩場では滑落の危険が少しはあります。
前後の距離を詰めるのは、山歩きの基本に反するはず。
「ああ、京都北山が恋しい」と淡く思いつつ、我慢して下り、高座の滝に到着。
これまでと変わらぬ姿で水は流れています。
ほぼ下山完了となり、もう思い残す事はないので、先へ先へと歩き、芦屋川駅に到着し、今回も無事にゴールです。
という訳で、久しぶりに六甲山最高峰へ行って来ました。
京都北山を中心として、人が多くない山を歩く機会が多いので、六甲山のような人気の山域を歩くと、ちょっと落ち着かない感じ。
とは言え、人が少なめのルートもあるし、お気に入りのルートや展望所を今回も歩く事ができたし、咲き残っているベニドウダンも見られたので、良しとしておきましょう。
次こそは京都北山へと思っていますが、次の週末も微妙な天気なようで。
コメント
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阪神競馬場からスタートなので
序盤は競馬の要素を盛り込んだレコになりましたね
その遊び心、好きです
ところで、コアジサイの香りが気になるのですが、
どんな匂いなのでしょう…
少し前、gosuke55さんにその事を伺ったのに
すっかり匂いを嗅いでみるのを忘れてて
かなり後悔をしてるのですよ…
vgさん、例えられたらどんな匂いか覚えていたら教えて〜
山行当日にレコをアップされる方がおられますが、僕には絶対にできないなと思い、畏怖の念を抱いてしまいます。
写真を選ぶのがまず大変で、掲載枚数が4の倍数となるように選ぶ習慣となってしまったので、そこに当てはめる必要があります。
例のカメラなので、「あれれ?」という写真が多くなるのを見越して、同じような写真を念のために何枚も写していて、比較しているうちに疲れて来るし、飽きて来る?
なので、しばらく逃避。
これではレコが完成しないので、感想を書き始めるのだけど、写真を選ぶ前だと、ぼやけた文章になってしまう。
そんな感じで軽く書き始め、写真も出揃い、ある程度まで書き終えた後、序盤の部分は競馬を知らない人には意味不明かと思い、書き直そうかと思ったのだけど、睡眠不足が続いていて、気力が残っておらず、そのままにしておきました。
どうせなら、もっと競馬のレースの流れに沿うような文章にできればとも思うけど、まあ、それは無理かと。
普段はできるだけ余分な要素を盛り込まないような文章を書くようにしており、今回は特別です。
平場に戻り、また忘れた頃に遊ばせてもらうかもです。
コアジサイの香り、これは微妙ですよね。
4段落目に『言葉で表しにくい香り』と書いていますし。
花に近づいて匂いをかいだ場合と、辺りに香りが充満している場合とでも、どこか違うように感じるし。
これを薄めて、何かを配合すれば、媚薬的な効果がありそうな気がしたり、しなかったり。
はっきりと「好き」や「嫌い」で分かれにくいような気がします。
歩いている際に香りが漂っていると、心なしか疲労感が軽減されるような気がするけど、単に写真を撮ったりして、歩くペースが落ちているだけかも?
1000m級の山だと、これから見頃になって来ると思うので、比良山系辺りへ出向いてみてはどうでしょう?
馬運車じゃなくて、馬車で。
そろそろ梅雨入りが近いのか、空模様が気になりますね。
この週末は、土曜は荒天っぽいので、何とか日曜にと思っていますが、ちょっと休みたい気もします。
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