ガスガスの仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳


- GPS
- 32:00
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 2,231m
- 下り
- 2,239m
コースタイム
- 山行
- 5:37
- 休憩
- 1:34
- 合計
- 7:11
天候 | 8日 曇一時晴 9日 曇時々雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
【往路】 芦安から広河原行きのバス(1030円+200円[協力金]=1230円(協力金は通行の度))[1時間程度] 広河原から北沢峠行きのバス(1000円)[30分程度] 【復路】 北沢峠から広河原行きのバス(1000円)[30分程度] 広河原から乗合タクシー(1100円+200円[協力金]=1300円(協力金は通行の度))[45分程度] ※バス、タクシーともに時刻表を要確認 |
コース状況/ 危険箇所等 |
仙丈ヶ岳 危険個所はない 甲斐駒ヶ岳 道標やリボン等の印を見ていれば迷うことはない |
予約できる山小屋 |
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写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
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感想
40年くらい前には北沢峠に幕営して仙丈ヶ岳に登ったな〜、などと考えていたらムラムラと行きたくなって、併せて甲斐駒ヶ岳もやっつけようと思い立ち、この梅雨の最中に行って参りました。
さすがにテント泊は厳しいので、これもやはり40年振りとなる山小屋泊です。
芦安の駐車場は第5までありましたが、バス停に一番近い第2駐車場に停めることができました。日曜日に山入りするせいか、広河原までの乗客は若い女性の二人組の3人だけでした。
広河原で30分程待ち、北沢峠行きのバスに乗車しましたが、広河原は北岳から下山してきたと思われる方々で溢れかえっていました。皆さんビショビショで。
北沢峠行きのバスには、そうした年配の三人組のご婦人と四人だけ。ご婦人方はそのままバスを乗り継ぎ、伊那方面へ向かったようです。
いよいよ、バス停の目の前にあるこもれび山荘へ足を踏み入れます。昔の雑魚寝の山小屋をイメージしていましたが、全く違いました。
なんか、小綺麗だし、スタッフも若い女性?山小屋に女の人なんか居たっけ?と思いながらも、システムを聞き、カーテンで仕切られたまるで個室のような部屋?でひとまず落ち着きます。
近くの花を楽しんだり、本を読んだりして静かな、とても贅沢な時間を過ごしました。やがて団体さんやその他のお客さんが戻ってきて、賑やかになり、食事を見てまたビックリ。スープ、パン、サラダ、副菜、主菜、ご飯、デザートと、盛り沢山です。カレーだと思ってたのに。
テーブルでは、ソロの若い男性と夫婦連れの四人が相席となり、それぞれの山の話に花が咲きました。こういうのも、たまにはいいな、と思う一時でした。
翌朝、4時に朝食をとり、仙丈ヶ岳へと向かいます。青空が覗き、ちょっぴり期待した天気でしたが、3時間後にはガスが・・・。
長衛小屋でテント泊をされた方と前後しながら歩みを進め、小仙丈ヶ岳の手前が少しきついと感じた登りでしたが、全体的には普通の山という感じでした。
森林限界を抜けると花が増えます。花の山というのでとっても期待していましたが、花の種類も量も少なく感じてしまいました。以前の印象が強かったせいかもしれません。
もちろん、細面のキバナノコマノツメを始め、ゴゼンタチバナ、ツマトリソウ、コケモモ、ショウジョウバカマ等々沢山の花々を堪能できてました。
小仙丈ヶ岳の先で雷鳥を見たとの話を後で聞き、うーん残念。見落してしまったのかどうかはわかりませんが、時間差にすると30分くらいの差で運不運が分かれてしまいました。
なお、馬ノ背ヒュッテから藪沢を下るルートは通行止でしたが、9日に復旧に入るとのはなしを耳にしましたので、事前に確認してください。
なんだか、あっという間の仙丈ヶ岳でした。
夜はまた、別の方々とテーブルを囲み、1時間半に渡って話込み、1人がヤマレコユーザーということもわかり(その方はこのあと、北岳から南に向かって縦走するとのこと)、記録を楽しみにしているところです。
翌日の甲斐駒ヶ岳は曇り空でのスタートでしたが、1時間もすると雨模様となり、1人黙々と歩きます。双児山ルートはきついといわれているようでしたが、本当にキツかった。二日目ということと、雨ということを差し引いてもキツかったです。
双児山と駒津峰の二つのピークを登り、そして下り、また登る。そして、六万石を過ぎると(雨なので直登ルートは回避しました)白い砂が続きます。
やっとの思いで山頂に立ち、見渡す景色は雲ばかり。この日は寒くて早々に山頂を後にしました。
下りの六万石で、本日初めて人と会いました。馬ノ背ヒュッテのTシャツを着た若い女性です。小屋のスタッフの方でしょうか。雨具も着けずにスタスタと行きました。思わず、若い!と思った所に年を感じてしまいます。
甲斐駒ヶ岳は仙丈ヶ岳より花の種類が少な目ですが、こちらはこちらなりに楽しめました。花だけをいうならば、標高が下がった方が面白かった。
仙水峠のルートも歩き出はありました。登り返しが無い分楽なのかな?
雨は降っていなくても、ガスの中は湿度100%で雨具を手放せない一日でした。
疲労度からすると、初日に甲斐駒ヶ岳、翌日仙丈ヶ岳の方が良かったのかもしれません。
花はどちらの山もそれなりに楽しめました。眺望は残念ながらどちらも。結局、一番印象に残ったのは豊かな森でした。奥秩父とはまた違ったいい森でした。
今度は、素晴らしい眺望を楽しむためにリベンジしたいと思います。
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