大雪渓も大絶景も次回のお楽しみ(栂池自然園-白馬岳)



- GPS
- 12:59
- 距離
- 19.6km
- 登り
- 1,515m
- 下り
- 1,488m
コースタイム
- 山行
- 6:31
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 7:48
天候 | 雨、曇、霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
山行きは楽しいので、関西であちこちの山に行きましたが、そうなってくると、日本アルプスの絶景も是非堪能してみたいと思うようになりました。というわけで、YAMAPのこむやんさんに声をかけ、白馬岳を計画して頂きました。ただ、最初は栂池から登って鑓温泉経由で猿倉に降りる予定が、現段階では鑓温泉コースは危険であり、大雪渓も近日起こった大崩落のため、初心者は回避すべきだろうと判断し、栂池から白馬岳までの一泊ピストンになりました。
天気がとにかく気がかりで、直前でも雨予報だったのですが、せっかくなので行きましょうと決定。パート先のノリノリゆきさんも参加され、自動車で未明に栂池温泉に到着。時間調整後、ゴンドラとロープウェイで栂池自然園へ。なお、ピストンする場合はJAFまたはモンベル割引が強力でした。
信州初めての人間なので、それを加味してお読みください。自然園で雲海を望みながら出発。最初は階段も目立つ登りで、ペース作りにくい。雨上がりで一部泥濘。花も多く咲いています。眺望はガスがかかって残念。しかし、天狗原では霧がかえって幻想的で感動できました。
その後雪渓が登場することに。結果的にはチェーンスパイクも使わず登れましたが、コンディション次第では面倒くさがらずつけた方がいいんでしょうね。乗鞍岳手前のガレ場はなかなか登りごたえがありました。その後白馬大池沿いに出ますが、ガスが激しくて眺望不良。残念やなあと思っていたら、ふーっといい風が吹いて湖が綺麗に見えました。できれば白馬三山まで三と競ればよかったのですが。それは無い物ねだり。
大池山荘でお手洗いを使い、レインを着込んで再出発。道の両脇にたくさんお花が咲いています。一方、そろそろ高度が2500mを越えてきていて、なかなか一歩一歩が重いです。で、実は私は自動車の中にえらい忘れ物をしてきました。その、食料です。そのため、大池山荘でパンをひとつ調達し、その他チョコレートなど補充していたのですが、どうもこの辺で眠くなるし、足の運びが遅くなるし、これは血糖値が下がっているのかもと思い、ゼリー食を追加して多少症状は改善しました。で、なんとか小蓮華山に到着するのですが、今度は雨が激しくなってきて、眼鏡は水滴が着いて見えなくなるし、足元は歩きにくいし、パンツは次第に浸水してくるし、でなかなか大変でした。ようやく白馬岳登頂を果たすも、数枚写真を撮って早々に撤収。とにかく屋根のある所に逃げ込みたかったのですが、予約していたのは白馬山頂宿舎。白馬山荘を悔しげに見送り、ガレ道をとぼとぼ歩いて、ようやく宿舎に到着しました。
乾燥室を使わせて貰えたので、レインなどを干し、バイキング形式の夕食も楽しめました。どうも雨の中の歩きで身体が冷えていたらしく、パンツを履き替え、お味噌汁を食べたら身体が温まってきました。19時頃には就寝。
2日目。万が一晴れていたら御来光も見たかったのですが、予定通りガスの中。テント場に泊まられたこむやんさんと合流し、6時過ぎにスタートしました。あいにくのガスで眺望は残念、と思っていたら、白馬山荘の手前あたりで突然霧が晴れて、旭岳が美しく見えました。しかし、ほんの数分でゴールデンタイムは過ぎ去り、山の写真の難しさを実感しました。
昨日の行程を逆に辿りながら、ちょっと霧が晴れたところをめがけて写真撮影。虹が出たところなんかはテンションが上がりました。ただ、小蓮華山以降は霧が晴れることはなく、帰りこそ素晴らしい白馬大池を、と願っていたのですが、そうは問屋が卸さず。帰りは結構忍耐の歩きになりました。特に下りの雪渓歩きは滑りやすかったです。
足元はさらに泥濘がひどくなるし、ゆきさんの足底痛が勃発するし、いつまでも雨は降り続けるし、大変やなあと思いつつなんとか栂池自然園に到着。時間があれば園内見学と思っていた(チケットも入園券込みで買っていたのですが)ものの、今回は見送ることになりました。
最終的に、ゴンドラ駅近くの温泉でお湯を使って、その後関西に帰還。
結果からすれば、白馬岳登山の白眉とも言える大雪渓も通っていないし、天候の加減で美しい稜線や白馬大池も見えませんでした。しかし、大雪渓については崩落の直後で、アルプス初体験の私たちがいきなり通るのは危険かも知れないという判断でしたし、天候のこともあって今回は回避しました。また次回、天気のいい時に大雪渓から白馬三山の周回に赴くことができるに違いないと思っています。
水は1.5L持っていったのですが、行きは500mLを消費せずに到着。帰りは1Lは飲み干しましたが、途中で補充することなく帰還。ただし、温泉でのコーラがおいしかったです。ウェアは、ドライナミックメッシュの3/4袖に長袖のアンダーシャツ、Tシャツ、長袖山シャツが基本で、それにフリースのジャケット、レインの上を適宜重ねました。その他、山小屋での服装を含めれば、結果的に使わなかったウェアはレインの下とウィンドブレーカーの上だけでした。その他の持ち物もほとんど使ったのですが、三脚だけは一度も出さなかったですね(御来光や星が見られたらと期待していたのですが、問題外でした)。
なお、2日目頂上宿舎-小蓮華山のログが出ていませんので、悪しからずご了解下さい。
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