記録ID: 193083
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雪山ハイキング
甲斐駒・北岳
[女王様の懐に抱かれて何を思う]仙丈ヶ岳(歌宿からのピストン/山頂は時間切れで断念)
2012年05月20日(日) [日帰り]
- GPS
- 09:20
- 距離
- 20.7km
- 登り
- 1,566m
- 下り
- 1,549m
コースタイム
6:05 仙流荘BS
〜バス移動〜
6:45 歌宿BS 6:50
7:55 北沢峠 8:00
8:17 一合目
8:34 二合目
9:07 三合目 9:15
9:32 四合目
9:58 五合目(大滝ノ頭) 10:10
11:30 小仙丈ヶ岳
12:15 仙丈小屋分岐
12:40 山頂の二つ手前のピークで断念
13:22 小仙丈ヶ岳
14:03 五合目 14:10
14:20 四合目
14:31 三合目
14:48 二合目
15:03 一合目
15:13 北沢峠
16:10 歌宿BS 16:15
〜バス移動〜
16:50 仙流荘BS
〜バス移動〜
6:45 歌宿BS 6:50
7:55 北沢峠 8:00
8:17 一合目
8:34 二合目
9:07 三合目 9:15
9:32 四合目
9:58 五合目(大滝ノ頭) 10:10
11:30 小仙丈ヶ岳
12:15 仙丈小屋分岐
12:40 山頂の二つ手前のピークで断念
13:22 小仙丈ヶ岳
14:03 五合目 14:10
14:20 四合目
14:31 三合目
14:48 二合目
15:03 一合目
15:13 北沢峠
16:10 歌宿BS 16:15
〜バス移動〜
16:50 仙流荘BS
天候 | くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
仙流荘BSまでR20(バイパス)、R152、南アルプス林道を利用 ※ナビだと最寄ICを伊那ICと指定されますが、諏訪ICからR152で旧高遠町を経由した方が距離も短いため早く到着できるようです(東京方面からの場合) ※R152の杖突峠(茅野市と伊那市の境)付近は夜だと鹿が出没します。道に座り込んでいることもあるので、接触しないようにスピードの出し過ぎにはくれぐれも気を付けましょう ※仙流荘へはR152を戸台口(赤いアーチ橋の手前)で左折し、5分程で到着します |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆駐車場(仙流荘BS)について◆ ・宿泊者用とは別に登山者用駐車場があります。第一および第二とあわせて100台程度は駐車できそうです ・バス停にトイレがあります(24時間使用可能/水洗/ペーパー完備) ・登山ポストはターミナル(チケット売り場)にあります。下山届もお忘れなく! ・この時期は、環境省の認可の関係で歌宿までしかバスは通じていません。登山口のある北沢峠までは徒歩で1時間強かかります ・戸台口から北沢峠までのバスは6月15日に、広河原から北沢峠までのバスは6月25日に開通の予定です http://www.inacity.jp/view.rbz?cd=1263 http://www.city.minami-alps.yamanashi.jp/kanko/yama/my-car_bus_taxi.html ◆登山道について◆ 今年登ってみたい山のひとつに仙丈ヶ岳があります。 その際には別のルートでの登頂を考えているのですが、今回はその下見ということでメインルートを使いました。 歌宿BSを出発し、登山口のある北沢峠まで約6.8km(バスの運転手さん談)の道のりを歩きます。 道端ではフキノトウもお花もまだ咲き始めで、遅い春の訪れといった感じです。 約1時間強で北沢峠に到着。トイレが完備されています(水洗/ペーパー完備/協力金要)。 ここで、甲斐駒方面と道が分かれます。 身支度を整え、あわただしく出発。 今回はバス便の関係で正味8時間20分しか使えないという時間的制約があるため、先を急ぎます。 なお、この小仙丈ヶ岳ルートには水場がありません(無雪期)ので、入山前に十分飲料水を準備する必要があります。 この道は標高100m毎に「○○合目」の案内板があり、ペース配分の目安になります。 五合目まではあったのですが、残りは雪に埋もれていたのか見つけられませんでした。 二合目を過ぎたあたりから雪が現れ始めます。 踏み抜きに加え、ところどころ融解と凍結を繰り返しているところもありますので、歩行には注意が必要です。 五合目(大滝ノ頭)で大休止。 ここで馬の背方面への分岐がありますが、この時期は積雪のためまだ道は使えません。 丹渓新道や薮沢ルートも同様です。 ただし、融雪の具合によって状況は刻一刻と変化しますので、その都度山小屋などで確認されることをお勧めします。 五合目から少し先で森林限界を越えます。 稜線に出ると開放感があるのですが、相変わらずの踏み抜きに加え、急登に行く手を阻まれます。 小仙丈ヶ岳の手前で、足下に黒い物体が! 今年初めての雷鳥です。男の子です。 グルグル鳴きながら、その辺の草をついばんでいます。 まだ、パートナーは見つかっていないようです。 仙丈ヶ岳周辺にお住まいの雷鳥さん(女の子)、このレコを見ましたらぜひご検討ください(笑 小仙丈ヶ岳からはいくつかの小さなピークを越えていきます。 夏道が出ているところもありますが、ハイマツ帯を直登するところでは太ももまでの踏み抜きにパワーを吸い取られ、ますます歩みが遅くなります。 それに加え、道幅がちょうど人一人分しかなく、ナイフリッジ状になっているところがあります。 特に風が強い日は注意が必要かと思われます。 時刻はすでに12時40分。 帰りの最終バスの時刻(16時15分)を考慮すると、そろそろ潮時です。 山頂はすぐそこですので、残念ですが、これも今の自分の実力です。仕方ないですね。 帰路も苦手な登り返しがありますので、なかなかスンナリとは進みません。 相変わらずの踏み抜きに難儀しつつも、ようやく北沢峠に到着。 歌宿BSまではほとんど小走りでしたが、なんとか最終バスに間に合いました。 帰りのバスの乗客は私一人だけで、貸し切りでした。 仙丈ヶ岳や甲斐駒のビュースポットでは、写真撮影のためにわざわざ停車していただきました。 車中ではお花やシカの食害、治山工事のことなどについて運転手さんにお話を伺いながら楽しい時間を過ごし、約30分強で仙流荘に帰着。 振り返ってみれば往路では5人、帰路では1人と、今日も静かな山歩きを楽しむことができました。 6月に入り、北沢峠までバスが通じればまた、賑やかになることでしょう。 下山後は、旧高遠町の「さくらの湯」に立ち寄りました。 こじんまりとしていて、とても雰囲気がいいお風呂でした♪ http://www.ina-city-kankou.co.jp/cms/modules/tinyd1/index.php?id=2 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
◆南の女王様の懐に抱かれて、山の醍醐味を再発見◆
登頂を断念した当初は、悔しい気持ちでいっぱいでした。
でも、すぐにそんなネガティブな考え方を改めました。
山頂ではなくても確かに今、私は山にいます。
山の空気を胸一杯に吸い込んで、360度の大パノラマを満喫している自分がいます。
若葉はみずみずしく、どこまでも高い空にはイワツバメやイワヒバリが飛び交い、
躍動感あふれる生命がそこかしこで春を謳歌しています。
これこそが、山の醍醐味ではないでしょうか。
このかけがえのない一瞬を最大限楽しまないなんて、本当にもったいないです。
限られた時間の制約の中では、確かに山を楽しむ気持ちは二の次になってしまいがちです。
でも、その中でもあえてポジティブな考え方を保つことの大切さを改めて感じました。
だって、やっぱり山が大好きなんですもの☆
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コメント
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はぁー、仙丈を日帰りですか!
この時期に。
北沢峠まで特別に、バスに乗ってません?
登頂断念、思い起こせばなぜ山に。
雷鳥ですが、こんなに至近で見たことありません。
ricalojpさん、こんにちは。
コメントありがとうございます♪
北沢峠からだったら、なんだか日帰りできそうな気がしたんですよね。
ちなみに、歌宿から北沢峠まではちゃんと歩いていますよ
「あと○○分あれば登頂出来ただろう」と口で言うのはたやすいのですが、これが今の自分の現実です。
機動力を上げるためにも、夏山に向けてもっと鍛えたいと思います
私は田舎育ちですから、「ケモノ」に近いという自負を持っています。
純粋に生き物が好きですし
だから、野生動物に警戒心を持たれないのかもしれませんね
こんばんは。
なかなかの過酷な道のり、お疲れ様でした。
次回、別ルートでの楽しみが一つ増えたということで。
なぜ奥穂の時も今回もカモシカが逃げないんでしょうか!?
僕は先日の山伏の林道歩きで遭遇しましたが、崖から
落ちるようにして逃げて行きましたよ。。。
全然 の余裕なんて無かったです
僕もケモノの自覚はあるんですけどねぇ・・・
nucchiさん、こんにちは。
コメントありがとうございます♪
nucchiさんの池口岳レコを拝見して、なんだか無性に南に行きたくなってしまいました
もう少し雪が少なくなったら、再び「南信」から挑戦したいと思います
今回のカモシカさんも全く逃げるそぶりを見せませんでした。
通り過ぎた後も、振り返ってこちらをガン見してましたよ
仲間だと思われているのかも…
lynx1218さん、こんにちは
ここから上がります?
lynx1218さん「らしい」コース取りですね
ピークを取れなくても、楽しみ方は確かに色々です
下見をされ、いかなるルートをお考えなのか?
また、とんでもないこと考えているんでしょうね
南の女王陛下に私も逢いたくなりました。
次回のレコも楽しみしております
lynx1218さん、こんにちは
さすが、健脚日帰り長時間行動のlynx1218さん。
今回も「参りました」
よく自宅を出発してから帰宅までが「山行」と言われますが。
(これは無事帰宅するまで気を抜くな、のイミでしょうけど)
道中の車窓からお山を歩く一歩一歩。
その瞬間、瞬間のお山を目一杯感じたいな、と最近思い至ったばかりだったので。
しかし、lynx1218さんのレコは毎回考えさせられます。
naotosasさん、こんにちは。
コメントありがとうございます♪
今回は欲張って速さを追求した結果、自爆してしまいました。
というよりも、なんだか楽しく思えなかったんですよね。
やっぱり私は、ゆっくりと時間をかけて山を楽しむことの方が好きなんです。
時には思索にふけりながら。
南アルプスの女王様は、その懐の深さをもって改めて私に気付かせてくださいました。
本当にありがたいことです
というわけで、次回に向けてじっくりと策を練りたいと思います
ricalonさん、こんにちは。
コメントありがとうございます♪
>道中の車窓からお山を歩く一歩一歩
>その瞬間、瞬間のお山を目一杯感じたいな
とても素敵なお言葉だと思います。
山には「通過点」なんてないんですよね。
かけがえのない時間が、とても愛おしく感じられてきます。
山に、動植物に、そして人にとって優しい存在でありたい。
こちらこそ、大切なことに気付かせてくださりありがとうございます
こんばんは。
山頂が目前のようでしたがとっさに気持ちを切り替えられたのはお見事です。
ものは考えようで前向きな考え方を持てれば次につながりますね。
私は同日、南稜から阿弥陀へ登りました。
心底バリエ−ションを楽しめました。
でももしもピ−クを踏めなかったらどうかな。
すぐには気持ちを切り替えられないと思いますよ。
自分のなかでは山頂に立つことが大きな意味を持って
いますからね。尾を引きそうだな。
私も今年は甲斐駒より少し南へ行ってみようと思っています。
仙丈も地蔵尾根から考えてます。
ところで最近、私のマイペ−ジに記録が表示されない状態が続いていました。
今度の記録は表示されましたが・・・。
最近のヤマレコはちょっとへんですね。
siriusさん、こんにちは。
コメントありがとうございます♪
退き際の判断を見誤らないことは登山を嗜む者としての最低限の責任だと自覚していますので、断腸の思いですが引き返すことを決めました。
実は、私も次は地蔵尾根からの登頂を考えているんですよ。目下情報収集中です。
奇遇ですねえ
早ければ梅雨の晴れ間を狙っているのですが、残雪の具合次第ですね。
そういえば、最近のヤマレコ変ですよね。
確かにマイページへのアップが遅れがちだと感じていました。
動作が重い時も多くなったし…
ユーザーの急激な増加にハードが追い付いていないのかもしれませんね
lynx1218さん、残雪期の山行お疲れ様でした!
相変わらず渋いチョイスですな
ピークハントの代わりに雷鳥やカモシカと戯れられたのも一興じゃありませんか
スピード重視だと、つい足元ばかり見てしまうかもしれませんしね
山の楽しみ方は人それぞれ・・・
それを確かめられる意味でヤマレコはありがたいです
何故か拍手が出来ないので、「こっそり拍手」しときます 〜
massy
massyさん、こんにちは。
コメントありがとうございます♪
動物を見るとつい、時間を忘れて戯れてしまいます。
ケモノの血が騒ぐのでしょうね
同じ山でも、レコは千差万別です。
記録を残す方々の多様な個性が反映されていて、面白いですよね。
登る前も登ったあとも、それぞれにワクワクしながら拝見しています。
massyさんはどんな山行をなさるんでしょうか。
今年も楽しみにしています
こんにちは。
らしさ満開の千丈ですね。この時期に歌宿からなんて!
丹渓新道経由なら少しはショートカット出来たか?いやいや道が荒れているかもしれません。これで正解です。
数年前に北沢峠から甲斐駒⇒鋸と縦走して戸台川原まで行きましたがバスは往きだけ利用しました。
制限時間のある山行は気が急くものですが時間を切って引き返すのは英断です。また安全に山へ行きたいですから。
過去レポを拝見しますと、黒戸尾根日帰りとか早月尾根日帰りなど男の私にも出来そうに無いものばかり。
これで老平から笊ヶ岳日帰り出来たらアルプス日帰り三冠達成ですね。
また意外なヒントを私にください。
お疲れ様でした。
JA11Vさん、こんにちは。
コメントありがとうございます♪
時間短縮のために丹渓新道や藪沢ルートも考えたのですが、トレースが無さそうだったので今回は見送りました。
そもそも仙丈ヶ岳は初めてでしたので、最初はメインルートからかなと
戸台河原からの鋸岳、渋いですね!
北鎌尾根もそうですが、JA11Vさんの選択は玄人好みで憧れます。
私の方こそ、色々ご教示ください。
これからもご活躍を楽しみにしています
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