磐梯山 逆転の好天

2019年07月16日(火) [日帰り]

• GPS: 08:03
• 距離: 10.5km
• 登り: 957m
• 下り: 952m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:54
• 休憩: 1:10
• 合計: 8:04

距離 10.5km 登り 957m 下り 957m

4:28 スタート地点
6:01 6:02 火口原分岐
6:17 イエローフォール
7:04 櫛ヶ峰分岐
7:21 7:22 稜線分岐
7:25 三合目分岐
7:34 7:35 黄金清水
7:48 7:49 弘法清水
8:21 9:19 磐梯山
9:43 9:44 弘法清水
9:58 弘法清水分岐
11:00 11:03 裏磐梯スキー場分岐
11:41 11:43 銅沼
11:54 11:56 裏磐梯ゲレンデトップ
12:32 ゴール地点

天候

曇りのち晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

県営桧原第二駐車場で前夜車中泊、当日裏磐梯スキー場駐車場から出発

コース状況／危険箇所等

危険箇所は全くありません。

その他周辺情報

登山後は小野川湖近くの香の湯に浸かって、水峰で昼食

写真

7/15 20:18

前日白川で夕食を取ってから国道294号を北上し、途中から猪苗代湖東岸へ。湖畔から磐梯山は見えず。湖上の雲で遮られました。

7/15 20:39

国道49号に入って長瀬川の手前の駐車場からは夜の磐梯山がバッチリ。

7/16 4:31

桧原湖半で車中泊したのちトイレを済ませて裏磐梯スキー場の駐車場から出発です。他の車はいませんでした。帰ってきたときもいませんでした。本日貸し切り！

7/16 4:39

ゲレンデを登っていくと朝焼けがきれいでした。

7/16 4:46

吾妻山には山かずら雲。

7/16 4:46

標高が低いのでアカモノの実がもう熟れています。

7/16 4:48

東吾妻山と高山。

7/16 4:48

高山の脇から日の出。

7/16 5:11

ゲレンデ上部で分岐点です。本日は噴火口方面に向かって周回です。

7/16 5:15

ここからしばらくは林間のゆるいアップダウンを進みます。ダイコンソウがひっそりと。

7/16 5:19

マルバフユイチゴがとてもたくさんあります。

7/16 5:22

ゆるゆると気持ちのいい林を進みます。

7/16 5:24

銅沼は直接望めませんが、小さな沼がいくつか散在しています。鉄分たっぷりな感じ。

7/16 5:27

キソチドリでしょうか。見頃です。

7/16 5:31

マルバノイチヤクソウ

7/16 5:32

こっ、これは？！

7/16 5:32

熊さんが道標で爪磨きして押し倒したようです。

7/16 5:34

火口壁が見えてきました。

7/16 5:35

礫が堆積しています。

7/16 5:38

シラタマノキがたくさん生えています。

7/16 5:43

中吾妻山・西吾妻山がきれいに見えます。

7/16 5:43

だんだん青空が広がってきました。

7/16 5:46

櫛ヶ峰は迫力です。

7/16 5:54

イワカガミはとうに終わっていますね。

7/16 6:00

礫が広がる荒れ地に出ます。霧が出ると道をロストしやすそうです。

7/16 6:03

目玉が導いてくれます。この先は一気に火口壁登ります。

7/16 6:17

途中ダケカンバの純林がありました。秋はきれいだろうなあ。

7/16 6:24

コバノギボウシも蕾が膨らんでいます。

7/16 6:28

あまり蛇行せずまっすぐ登るのできついです。ここを下るのは滑って大変でしょうね。

7/16 6:46

標高を一気に稼いできたので桧原湖も全貌が見えてきました。

7/16 6:46

飯豊山もきれいに望めます。

7/16 6:48

どんどん青空が増えてきました。

7/16 6:48

火口壁の上部が近くなり花畑ゾーン突入です。ミヤマホツツジが満開。

7/16 6:49

ハナチダケサシでしょうか。

7/16 6:53

桧原湖の向こうに朝日岳がちらり。

7/16 6:57

まだ咲いていてくれました。バンダイクワガタ！

7/16 6:59

ミヤマキンバイもあり、高山の様相。

7/16 6:59

稜線周辺はコメツツジがたくさん。

7/16 7:02

稜線に出ました。南東の方は雲海です。

7/16 7:03

磐梯山本峰に続く登山道。こちらの方向は青空全開です。

7/16 7:03

山体崩壊の跡地

7/16 7:04

ゲレンデ付近にも少しありましたが、帰化植物のコウリンタンポポが群落を形成しています。

7/16 7:05

銅沼がすぐ下に望めます。

7/16 7:06

アズマギクが絶壁の縁に佇んでいます。

7/16 7:07

コウリンタンポポの大群落。

7/16 7:08

マルバシモツケもあちこちに。

7/16 7:10

7/16 7:14

ミヤママルハナバチ(たぶん)がコメツツジを忙しく飛び回っています。

7/16 7:17

ネバリノギランもポチポチありました。

7/16 7:24

マルバシモツケとマガイヒラタアブ(かな？)

7/16 7:26

バンダイクワガタも最終盤ですね。

7/16 7:28

ニッコウキスゲを1株だけ見かけました。

7/16 7:41

どこかのアルプスみたいな光景ですね。

7/16 7:55

桧原湖も刻々と様相が変わります。

7/16 8:05

テガタチドリは終わりかけですが、風当たりの強そうなところでまだ見頃な株がありました。

7/16 8:06

ハクサンチドリはこれが精一杯。

7/16 8:12

ウスユキソウはあまり見かけません。

7/16 8:16

ウラジロヨウラクは岩場と森の境目あたりによく見かけました。

7/16 8:19

ゴゼンタチバナは頂上直下でのみ見かけました。

7/16 8:23

登頂です。雲海の向こうは会津盆地。

7/16 8:26

南の方はあまりいい天気ではありませんが、那須の山々が頭を出していました。

7/16 8:26

猪苗代湖の上には雲がかかっています。夕べもこんな感じだったんだろうなあ。

7/16 8:26

会津盆地アップ。

7/16 8:27

安達太良山が雲間に見え隠れ。予報では郡山は雨。どうなんでしょうね。

7/16 8:56

頂上ではオオミドリシジミが縄張りを争っていました。角度によって色が違って見えて美しい！この角度は緑。

7/16 8:59

ちょっと角度が変わると青みが強くなったり。

7/16 9:00

全面光り輝いたり。人間はあまり気にせずひたすら縄張り争いして戦っていました。

7/16 9:03

コーヒーを飲んだり一服していたら猪苗代湖の雲がなくなりました。

7/16 9:24

さて下山。ハクサンシャクナゲがちょっとだけ残っていました。ぼろぼろですけど・・

7/16 9:35

下山道ではズダヤクシュをとてもたくさん見かけました。

7/16 9:48

帰りは花畑を巡ります。

7/16 9:50

グンナイフウロも終盤です。

7/16 9:50

カラマツソウはこれからが見頃。

7/16 9:52

朝は閉じていましたが、この時間日が差すときれいに開花します。別の花みたいです。

7/16 9:54

ここでも所々コウリンタンポポの群落を見かけます。

7/16 9:56

セリ科の花はこれから。

7/16 9:59

ミネザクラのサクランボが実っています。おいしいのかな？

7/16 10:02

タニギキョウが日陰に。

7/16 10:37

ギンリョウソウもあまり見かけません。

7/16 10:56

八方台方面と分かれて銅沼へと下りていきます。

7/16 10:58

コフタバランがせまい範囲にのみ咲いていました。

7/16 11:04

ヤグルマソウが咲いていました。

7/16 11:06

マイズルソウは若い実です。

7/16 11:07

サンカヨウの実は熟しています。

7/16 11:13

鉄分の赤褐色と苔の鮮やかな緑のコントラストが素敵！

7/16 11:26

ベニバナイチヤクソウも可憐に。

7/16 11:40

銅沼も水が満々とたたえられています。

7/16 11:41

見る角度でそれぞれの味わい。

7/16 11:41

いいですね。

7/16 11:41

「あかぬま」の由縁ですね。

7/16 11:48

銅沼の先にも小さな静かな沼があります。

7/16 11:50

静かで美しい。でもキイロスズメバチにまとわりつかれました。

7/16 11:54

ゲレンデ上部まで戻ってきました。

7/16 11:55

ヒメシジミ雄

7/16 11:56

ヒメシジミ雌

7/16 12:01

ジガバチソウ、はじめて見ました。

7/16 12:05

ヤナギランも一株だけ会えました。

7/16 12:17

下まで戻ってきました。コムラサキがお出迎え。今日も一日お疲れ様。

撮影機器：

PENTAX KP RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 行動食 飲料 ヘッドランプ 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ

共同装備

非常食 地図（地形図） 予備電池 GPS 常備薬 保険証

感想

rinchoku

この週末、天気予報がよくなかったのですが、ここのところ仕事で日曜がつぶれていたこともあり何としてもどこか山に行きたくてとりあえず火曜日に休暇を取りました。日曜も仕事があったので、土曜から火曜のどこかで当初は八ヶ岳の小屋泊をしたいと思っていたのですが、どうにも天気がよくなさそう。火曜なら磐梯山辺りはかろうじて雨降りには会わない感じと判断して、月曜出発・現地車中泊で行くことにしました。茨城県南部の自宅から5時間一般道を走り現地着。夜間駐車場にほとんど車の出入りもなくぐっすり眠れました。
　出発してみると予想以上の好天に恵まれ、最高の山行になりました。他の方の報告を見るとかなり人手があるようですが、平日だけあって頂上直下まで一人も人に会いませんでした。ただ下山中は中学生の遠足に出くわし100名以上とすれ違うことになりました。
　やはり固有種のバンダイクワガタに会うのを一番楽しみにしていて、会えたのがうれしかったのですが、帰化植物のコウリンタンポポの大群落に驚かされました。以前麓の噴火記念館で噴火後に外国人が取材・研究のためにたくさん入ったようなことが記されていましたが、そのうちの誰かが持ち込んだのかなあ、などと勝手な妄想を巡らせたりしました。しかしこの山では大噴火で植生はリセットされたので、もう在来植物と言ってもいいのでしょうかね。