記録ID: 193496
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無雪期ピークハント/縦走
奥秩父
【大血川・東谷から】 酉谷山 〜 日向谷ノ頭 〜 立橋山
2012年05月23日(水) [日帰り]
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
- GPS
- 10:10
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 1,728m
- 下り
- 1,721m
コースタイム
◎[往路] 向岳橋(5:55) → クイナ沢橋(6:30=6:35) → 古いドラム缶(6:45) → 小尾根・コメツガ(6:55)
→ 三本丸太橋(7:30) → 古い指導標(7:37) → 東大○看板尾根(8:02) → 熊倉山分岐・東大○看板有(8:36)
→ 小黒(9:23=9:30) → 大血川峠(9:51) → 酉谷山(10:14) −−− オニギリ昼食 −−−
−−− [往路] 計 4時間19分 ---
◎ −−− ☆☆ 酉谷山周辺の 明るい長沢背陵を散策 ☆☆ −−− ◎
酉谷山(10:30) → 日向谷ノ頭(10:53) → 矢岳分岐(11:02) → 牛首(11:55) → 立橋山(11:37=11:40)
→ 牛首(11:55) → 長沢背陵(12:14) → 坊主山(12:24=12:27) → 酉谷避難小屋(12:50=13:10)
→ 酉谷山(13:26)
◎[復路] 酉谷山(13:32) → 大血川峠(13:42) → 小黒(13:50) → 熊倉山分岐・東大○看板有(14:18)
→ 東大○看板尾根(14:36) → 古い指導標(14:50) → 三本丸太橋(14:54) → 小尾根・コメツガ(15:17)
→ 古いドラム缶(15:22) → クイナ沢橋(15:31) → ケンカ平歩道経由 → 向岳橋(16:05)
−−− [復路] 計 2時間33分 ---
−−− ☆★ 所要時間 10時間10分 ★☆ −−−
→ 三本丸太橋(7:30) → 古い指導標(7:37) → 東大○看板尾根(8:02) → 熊倉山分岐・東大○看板有(8:36)
→ 小黒(9:23=9:30) → 大血川峠(9:51) → 酉谷山(10:14) −−− オニギリ昼食 −−−
−−− [往路] 計 4時間19分 ---
◎ −−− ☆☆ 酉谷山周辺の 明るい長沢背陵を散策 ☆☆ −−− ◎
酉谷山(10:30) → 日向谷ノ頭(10:53) → 矢岳分岐(11:02) → 牛首(11:55) → 立橋山(11:37=11:40)
→ 牛首(11:55) → 長沢背陵(12:14) → 坊主山(12:24=12:27) → 酉谷避難小屋(12:50=13:10)
→ 酉谷山(13:26)
◎[復路] 酉谷山(13:32) → 大血川峠(13:42) → 小黒(13:50) → 熊倉山分岐・東大○看板有(14:18)
→ 東大○看板尾根(14:36) → 古い指導標(14:50) → 三本丸太橋(14:54) → 小尾根・コメツガ(15:17)
→ 古いドラム缶(15:22) → クイナ沢橋(15:31) → ケンカ平歩道経由 → 向岳橋(16:05)
−−− [復路] 計 2時間33分 ---
−−− ☆★ 所要時間 10時間10分 ★☆ −−−
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
50m程のトンネルを出るとすぐに「大血川観光釣場」入口看板があり、左折します。 「秩父源流水」製造会社を過ぎてしばらく進むと、「大血川渓流観光釣場」があり、そのすぐ先が 東京大学演習林の「東谷林道」入口です。 ゲート入口を外した、大血川林道の路肩に車を止めます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◎ −−−−− コース全般について −−−−− ・言うまでもなく "バリエーションルート" ですので、特に「小黒」の北西及び南側は、 "バミューダ海域" ならぬ "バミューダ山域" です。 くれぐれも遭難しないよう 細心の下調べをして、現地においても コンパスで方向を見ながら 行動することが重要です。 ・昭文社発行の[山と高原地図]・破線ルートです。 ごく"概略的"に見る限りに於いては、尾根コースと思われがちですが、実際には尾根の南側を巻く部分が大半です。 したがって、ルートが所々 沢側に傾斜しており、下りに於いては、かなり慎重を要します。 ・勿論 指導標の類は殆どありませんので、要所要所に於いては、東京大学の "○看板"が重要な目印となります。 ・"登り"としては、「小黒」の南直下以外 ルートに迷うことはないと思います。 ・つづら折りの"急登"が、けっこう続きます。 ◎ −−−−−「東谷林道」〜「小黒」まで −−−−− ・入口にある 東京大学の「注意看板」(工事のため・・・・・)は、向岳橋及び東橋工事が完了しており、 実際には 通行上 問題はないようです。 ・ただ、東大の演習林構内ですから、それなりの節度を持って。登山道ではありませんから。 ・登りの最大の危険地帯は、三本丸太橋 〜 古い道標です。ほんの10分ほどですが 途中に法面崩壊部分 があり、上部を迂回しますが かなり危険です。 ・杉の造林地の薄暗い中を登ります。やや広い所に出ますが、赤テープを見ながら進みます。 ・前方に白く"ガレ場の斜面"が 見えてきますが、ここに至らず 手前で左へ登って行きます。 ・杉林から明るいブナ等の林に変わって まもなく尾根に出ます。東京大学の "○看板" が目印です。 ・ここから 尾根道と思ったら、すぐ やや下を巻いていきます。 ・また尾根に出て、尾根が広くなって やや緩やかになってきたころ、待望の「熊倉分岐」です。 "緩やかで幻想的な"尾根を「小黒」に向け、足が軽くなります。 ・左側が、「小黒」の北西側 特有の "窪地" になってきます。程なく 杉の根の張った "魂ピーク"です。 ◎ −−−−−「小黒」〜「酉谷山」まで −−−−− ・「小黒」の南直下は、皆が迷うところです。どうしても東に尾根が出ているので、足が向いてしまいます。 ここは、意識して西寄りに下れば、熊笹の小径になります。 (「小黒」で 地形図とコンパスで確認したにもかかわらず、自分でも東へ行ってしまいました) .「大血側峠」は、何も無くただの"鞍部"です。すぐ先で、大きなコメツガが" 通せんぼ" しています。 ・最後は、奥秩父特有の 苔むした”幽玄な幻想的な" 素晴らしい登りです。 登りつめると、明るい開けた山頂が待っていました。 ◎ −−−−−酉谷山〜日向谷ノ頭〜 立橋山 〜 坊主山 −−−−− ・普段は南面の巻き道を通過してしまうので、中々登らない山々へ足を伸ばしました。 ついでに、矢岳方面の「立橋山」まで。岩と根っこの痩せ尾根のアップダウンは小気味がいい。 ・昼間の「酉谷避難小屋」は、誰も居ませんでした。使用者の努力もあり、中は 綺麗に整頓されていました。 ◎ −−−−−[復路]「酉谷山」〜 向岳橋まで −−−−− ・「小黒」の直北西には、25,000分の1地形図には現れてこない 怖い"鞍部"があり、鞍部の西側を慎重に下ります。 ここで間違うと家に帰れません。 ところが、[往路]とは違う 尾根のやや南を下るルートを取りました。谷へ降りる方向なので心配しました。 あまり下るようなら 元へ戻る覚悟で進み、やがて古い指導標を発見しました。 どうやら、往路の時 このルートに入る分岐があったと思われます。 どっちが正規のルートか解りませんが、写真にあるように「大日向 ⇔ 酉谷」と読め、安心しました。 やがて"本来"の尾根に出て、さらにほっと。 ・"東京大学○看板ポイント2ヶ所"を 通過し、クイナ沢橋に到着。 途中の「小滝橋」先から 左岸側を通る「ケンカ平歩道」に入ります。 素晴らしい自然歩道で、林道が出来る以前は、登山道だったと思います。 「東橋」手前で東谷を渡って元の林道に戻り、無事入口に戻りました。 |
写真
撮影機器:
感想
◎ この山域には、今から44年前の 1968/05/18に「雲取山」からが最初で、直近では 6年前の 2006/05/25に
「熊倉山 〜 酉谷山」で 入りました。
この6年前の時は、[復路]で "迷いの名所?" である「小黒」の北西側 "鞍部"を 北に入り込み、他人の遭難遺品?を
発見するという "ハプニング"に 出くわしました。
◎ 今回、改めて「小黒」の南進、北進とも 細心の注意を持って通りましたが、やはり 南進でちょっと
東へ向かってしまいました。
・[復路]の 北進については、直下の南面巻きは想定しておりましたが、やはり谷へ下りすぎではないか?との
不安がよぎり、心配でした。
◎ 国師ヶ岳 〜 甲武信岳及び 雁坂峠 〜 笠取山あたりの 奥秩父の"真髄"が、ここ「酉谷山」直下で 味わえ
"独り占め" 出来るなんて 実に素晴らしいです。
忘れないうちに もう1回ここに入りたいと思います。
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コメント
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こんにちは、初めまして。
いいですよねぇ〜、酉谷山(長沢背陵)の北側登山道。
私も昨年の春からはまり矢岳、熊倉山から酉谷への付近を試行錯誤しながら徘徊していたのですが9月に新潟に転勤となり、中々行けなくなり、今は誰かが掲載したレコを見るのを楽しみにしている者です。
lizhijpさん こんにちは
以前から lizhijpさんの"レコ"は、拝見しておりました。
私は 根っからの "埼玉県人"ですから、近場である「秩父」を登って
かれこれ 半世紀にもなります。
特に「長沢背陵」は、"ご執心" です。
"本家本元"である 奥秩父主脈方面のの"原生林"は 勿論いいのですが、ここ酉谷山、矢岳、
三ツドッケあたりの "原生林"&"ブナの巨木"も 実にいいですね。
この梅雨時の晴れ間(山に行くとガス)も、ガスった原生林が見たくて、
足を伸ばしています。
また 新潟から、素晴らしい"レコ"を 期待しております。
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