丹沢主稜日帰りに挑戦(大倉から蛭ヶ岳、檜洞丸、西丹沢)
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
- GPS
- 09:56
- 距離
- 23.0km
- 登り
- 2,551m
- 下り
- 2,289m
コースタイム
天候 | 晴れ(山頂はキリあり) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:西丹沢から17:05発のバスで新松田駅へ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
蛭ヶ岳から臼ヶ岳に向かって下る道は、急でガレているので慎重に行きました。 金山谷乗越は、桟道、梯子が掛かっているので安全に通行できました。 |
写真
感想
去年、丹沢主脈(焼山登山口〜蛭ヶ岳〜大倉)に挑戦したときは、蛭ヶ岳での昼食後に膝痛となり、ストックにしがみついてなんとか下山し、あまりの疲労に数日寝込むという悔しい想いをしました。それから、リハビリし、膝痛になりにくい歩き方を研究し、歩き残していた丹沢主稜(蛭ヶ岳〜檜洞丸)に挑戦する機会をうかがっていました。
もともとはG.W.に挑戦する予定でしたが、奥秩父テン泊となり、挑戦できずにいました。そして今週、5/24であれば、前日終電まで仕事をすれば休みを取れそうだったので、あとは天気予報とにらめっこ。晴れということで決行になりました。
普段の山行より距離が長いので荷物も見直し。防寒着、ツェルト、着替え、プラティパス、水筒、サーモス、小物類を入れても22Lの小さいザックで間にあいそうだったので、小さいザックを選択(普段は42L)。水3.5Lにダブルストック、食料を加えて約10.5kgの荷物になりました。(これでも重い気がしますが。。。)
大倉からバスに乗ろうとすると、バス停に人が並んでいます。あれっ?今日は平日じゃなかったっけ?ここでトイレを済まし、バスに乗り込みます。そして大倉で登山計画を書き出発。(※渋沢駅のバス停でも書けます)。
今日は普段より荷物が軽いからか、それともザックが身体に会うのか、身体がすごく軽く感じます。バロメーターとなる堀山までのタイムは80分。ここでは疲れていなかったので花立山荘まで休憩せずに歩きました。塔ノ岳までのタイムは2時間33分。結局普段よりちょっと早いぐらいか。でも、まだそれほど疲れてないので、なんとか西丹沢まで行けそう、そう確信しました。
塔ノ岳は眺望がとってもきれい。富士山が遠くに白く浮かび上がっていました。写真を何枚もおさめ、ランチパック(ピーナッツ)で栄養を補給しました。平日なのに多くの登山者で賑わっていました。
ここから丹沢山へは、一旦降りた後、笹原のようなところを歩いていきます。私が好きなのは、日高からちょっと先に行ったところの、笹原の中に山道がずーっと伸びていくのが見える風景です。ここは高低差も少なく、のんびりと歩けます。
丹沢山に到着。ここでも3〜4名の方が休憩していました。丹沢山ではあいにくの曇り。ここでも、ランチパック(ピーナッツ)の残りの1枚で栄養補給を済まし、急いで出発です。
丹沢山を少し行くと、もう、次の蛭ヶ岳の山荘が見えます。また振り返ると、丹沢山のみやま山荘はわかりませんでしたが、塔ノ岳の尊仏山荘はくっきりと見えました。前回歩いた時は、雨だし膝痛だしで周りの風景を楽しむ余裕がまったくなかったので、今回はちゃんと写真に収め、風景を楽しみながら進みました。
蛭ヶ岳は12時過ぎに到着。予定よりやや早めのペースです。でも、最後の登りはかなりばてました。サーモスのお湯でカップヌードル(カレー)を作り、その間におにぎりを食します。疲れたので、ちょっとだけベンチに横になり、また膝痛にならないように、休憩の間も膝の屈伸などを取り入れました。なお、休憩の間の蛭ヶ岳山頂は、神ノ川からそれぞれバリルートで上がったと思われる男性二人組の2組と、私と同じ大倉から来た若い男性が1名とそこそこ賑わっていました。
さて、23分の昼休憩で元気になったので出発です。実は、この丹沢主稜、地図に「危」のマークが3つあるので、結構警戒していました。そして、蛭ヶ岳からの下りは、長く、急でザレた道が続きます。こんな道でほぼ標高を300m近く下げますが、その後はなだらかな道になりました。丹沢表尾根のような低木帯が多く続く道です。標高が似たようなもんだから植生も似るのでしょうか。それだけ標高下げたことか。。などと考えながら進みます。
臼ノ岳で南尾根の道を確認してたら、単独の男性に追い付かれました。蛭ヶ岳山頂で見かけなかったので休憩なしで来たのでしょうか。かなり早いですね。さて、ここからはなだらかな尾根道が続きます。そしてまたまた下って標高1200m台へ。これ登り返すのか。。。と思いながら神ノ川乗越に到着。水場を案内する看板は見当たりませんでした。なぜだろう?そして、もう1つの乗越、金山谷乗越にさしかかります。ここは、「危」マークがありましたが、橋と鉄梯子&クサリがあり、不安なく通過できました。
で、とにかく驚いたのは、あった人の多さ!蛭ヶ岳〜檜洞丸の間、追い抜いたのも10名ぐらいかな、そしてすれ違ったのはたぶん30名ぐらい。(記憶なので適当ですが)平日なのに、そして、これだけ山深いのになんて賑わいだ!でも、蛭ヶ岳直後の道以外は歩き易い道で、花もきれいな季節だったので、人気があるのも理解できました。
さて、檜洞丸までは一気に300mを上がります。そしてこの途中でプラティパスの水が尽きました。あと、水筒に500mlほどありますが、バスまで時間もあることだし、青ヶ岳山荘に寄ることにしました。小屋では小屋主のおばちゃんと今日の泊り客1名が迎えてくれました。手造りのポタージュ(野菜のスープ)とコーラを頼みました。おばちゃんとは、ヘリは高いからぼっかで揚げていることとか、お客さんの布団を干すとき、山の霧をいつも見て、(霧で)濡らさないように注意しているから、霧のことをよく知っていることとか、お客さんは40人入れるけど、お客さんの数は、丹沢山や蛭ヶ岳の山荘に比べてそれほど混むことはない、G.W.もそんな混まなかったし、雨の日なんて誰も来やしない、などという話をしました。確かに檜洞丸は日帰りの山だし、大倉発で主稜歩く人なら、普通は蛭ヶ岳山荘が限界だろうし、青ヶ岳まで歩けるなら、そのまま西丹沢に降りてしまうだろうから、お客さんの数は限られてしまうだろう一方で、他の山荘に比べて、お客さんも少なくのんびりできるところがそこそこ支持されるだろうと思いました。
さて、山荘で元気をもらったので出発です。ここからはいつも歩いているつつじ新道なので軽快に飛ばします。実は、このつつじ新道の、石が混じった山道はちょっと苦手です。疲れていたのもあって、ちょっと膝を打ち付けました。気をつけないと。。。
いつもくもっていて何もみれなかった展望台で写真を撮り(富士山までは見えませんでした)、ゴーラ沢出合から先はちょっと走りました。そして、初めて沢コースへ。つづら折りの道を下り、沢からは、林道のようなクルマで踏み固められた道になりました。そして、ウェルキャンプのところにでました。
いやぁ、よく歩きました。とにかく、膝痛も起こらず、無事歩き切り、よかったよかった。
塔ノ岳まで一歩手前を歩かれていた方ですね?
蛭ヶ岳からさらに檜洞丸まで行ったなんてすごい!
自分は天気がどうなるかわからなかったし、疲れてもいたので、蛭ヶ岳から下山してしまいました。
次はもう少しがんばって西丹沢にも行ってみたいです。
p-chikurinさん はじめまして!!
明日全く同じコースを計画している者です。昨年末の積雪期に檜洞丸のピークハントを計画しましたが、実現せず、まずはこの時期のロングハイクで実現しようと思っています。ただ、蛭から先は初めてのコースなので様子がわからなかったのですが、p-chikurinさんのレコでかなり状況が把握できたので、大変助かりました。ありがとうございます。私の計画は西丹沢に18時過ぎ到着予定なので、p-chikurinさんより1H程ビハインドですが、じっくり楽しんできたいと思います!
>manbさん
今度は檜洞丸まで踏破してみてください。きっとおなかいっぱいになりますよ!
>morocha514さん
私もヤマレコさんの記録を参考にしました。長いコースですが、5月に何人か歩かれているのを見て、決行を決意しました。コースの状況は人によってとらえ方は違うと思いますので、あくまで参考まで。。5月は日が長く、また雷のリスクも少ないので、長く歩くにはいい季節ですよね。お花もきれいですし。
いずれにしても、楽しんできてください。登山後の山行記録のアップを楽しみにしています。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する