(破線ルートを行く2)タワ尾根/ウトウノ頭 日原起点周回
- GPS
- --:--
- 距離
- 19.9km
- 登り
- 1,270m
- 下り
- 1,279m
コースタイム
天候 | 晴れ(霞んでいて雲多い) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
<一石山神社〜一石山> 尾根筋に出るまで急登が続く。踏み跡明瞭で迷う心配少ないが、ぬかるんでいて滑りやすかった。 <一石山〜すず坂ノ丸> 基本的に踏み跡明瞭、一部迷う箇所あったが、尾根筋を歩けば問題なかった。 <すず坂ノ丸〜ウトウノ頭> 踏み跡が不明瞭な箇所(特に岩場を巻く時)あるが、やはり基本的に「尾根筋を忠実に辿る」ことで問題なかった。 <ウトウノ頭〜長沢背稜> 踏み跡が不明瞭な箇所が多かった。モノレール軌道から先は、軌道沿いをそのまま歩く。終点から5分程尾根筋を登ると長沢背稜に合流した。 <長沢背稜〜ヨコスズ尾根〜東日原> 危険箇所無し |
写真
感想
先週の鳥屋戸尾根に続き、またもや破線ルートへ行ってみることに。しかも、このタワ尾根は、昭文社エアリアマップで破線になっているのは、金袋山を経てすず坂の丸まで。そこから先のウトウの頭を経て長沢背稜へ向かう間は破線にもなっていない。25000分の1の地形図が頼り。
しかも、妻は(私がうつしてしまった)風邪の咳がまだ残っていて朝咳こんでいた。「無理せず中止するか?」と聞いたところ、「気分は全然悪くないし、咳が少し残っているだけで行ける」というので、様子見ながら行くことに。
先週と同じ日原の駐車場に車を駐め、鍾乳洞方面まで車道を歩く。通行止めの標識の手前の一石神社入口から登り始める。いきなり急登&昨日の雨で道が滑りやすく、あまり踏まれていないルートなのでしっかりしておらず歩きにくい。
誰もおらず静かな山に鈴の音だけ響かせながら登っていく。(結局、長沢背稜に出るまで、一人も出会わなかった。)
一石山まで急登であったが、特段迷うようなところはなく、要所にはトラロープもあった。
ここからミズナラの巨木のある人形山までは、たいへん気持ちのいい新緑の幅広の尾根道をたどり、気分よく歩ける。妻も行きの車内では咳こんでいたが、山に登り始めてから咳は全く出ておらず、大丈夫のようだ。
ミズナラの巨木はウッドサークルに守られて神秘的であった。
このミズナラから、稜線に出るのに若干判りにくい感じもしたが、よく目を凝らすと赤テープもあり、基本的に尾根筋を登れば良い。
金袋山、すず坂の丸を越えるまではずっと新緑の中を緩やかに進む。
ウトウノ頭へぐっと一登りし、念願の陶器製のウトウの標識に出会えた。
これを作成して、ここへ持参した方は、とてもここが好きなのかな、と思った。
二羽のウトウに見守られて、しばし休憩。
さて、ここから長沢背稜へ向かう。いきなり急な滑りやすい下りにかかる。かなり急な下りであり、逆側から下山する場合はかなりな急登になる。鞍部まで下って登り返す。このあたり、行く手を大岩に阻まれることが多い。尾根筋をたどればよいと言っても、この大岩は越えられない。左に巻いたり、右に巻いたりして大岩をやり過ごすが、やり過ごし過ぎて尾根をはずれて変な方に行ってしまわないように慎重に進む。
と、突如変なモノレールのようなものが出現!このモノレールが出現する手前が一番判りにくかった。
暫くはこれに沿って登る。しかし、これは一体何であろうか?長沢背稜のタワ尾根の頭(滝谷ノ峰)付近にヘリポートがあるからそこまで繋がっているのかな?でもこんな人の入らないルートになぜに??と思いながら進む。
と思いながら登っていたら、突然、「終点」の看板とともに、モノレールは無くなってしまった!!本当に謎である。
と、そこからほどなく何の前触れもなしに、突然長沢背稜に飛び出た!長沢背稜はこれまでも歩いているが、長沢背稜側からこの尾根に入るのはまず、知らなければ無理であろう。何の標識も無いし。
妻も、「へえ、こんなところに出てくるとは知らなかった!」とビックリしていた。さすが、長沢背稜に出たら一般ルートなのでたいへん歩きやすくなった。
左に進んで天祖山経由で下山しても良いが、そちらに行くと水場が無いため、酉谷経由とする。小川谷林道は依然通行できないということなので、2週連続となるが、一杯水からヨコスズ尾根を下山することに。
酉谷避難小屋では水量少なかったが水が出ていたので補給。今日はこの避難小屋もひとっこひとりおらず。皆、どこへ行ってしまったのだろうか??いつもたいへん人が多いのに??
この避難小屋のロケーションはいつ来ても良いところ。避難小屋でゆっくり休憩した後、一杯水へ向かう。
今日は長沢背稜も人少ない。出会ったのは4組10人位であった。
歩きやすい新緑の気持ちの良いルートでなんだか歩きながら寝そうになってしまった。
酉谷でたくさん水を補給したので、一杯水の水場には寄らずにすみ、先週に続いてのヨコスズ尾根を下山。
山行中殆ど人に遭わなかったが、バス停ではたくさんの登山者がバスを待っていた。皆さんどこを歩いていらしたのかな?雲取か鷹ノ巣か?
新緑の中、奥多摩でも未踏であった「タワ尾根」を歩けて満足。しかし、妻と一緒に地形図を見ながらあれこれ言い合って迷わず来れたが、これが単独だともし間違ったら気付くまでが厳しいであろうなと思う。
新緑がこれだけ綺麗であったので、紅葉も綺麗だろうと思う。その時期にまた訪れてみたい。
コメント
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pengin22さん、こんにちは。
まだ全然行ってもいないのに長沢背稜近辺、気になって情報ばかり集めています。
小川谷林道が歩行者も含め通行禁止と聞いていたのでどのように行かれたのかなと思い拝見しました。
なるほどタワ尾根を行くのですね。ウトウノ頭の標識が味があっていいですね。それを見るだけでも行く価値がありそうです。
いつ行けるのか分かりませんが是非行ってみたいのでお気に入りにさせて下さい。
お気に入りにしていただいて、ありがとうございます!
タワ尾根、静かでいいところですよ
長沢背稜も石尾根のように歩きやすいですが、石尾根より人が少ないので、オススメです
梅雨時期は石楠花もみられますし。(蒸しますが
)
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