乗鞍岳 〜三本滝・雷鳥が棲む山上が駒草でピンクに染まる

2019年07月29日(月) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 15.3km
• 登り: 1,529m
• 下り: 629m

コースタイム

三本滝レストハウス - 三本滝 - 冷泉小屋 - 位ヶ原山荘 - 肩ノ小屋口 - 肩ノ小屋 - 乗鞍岳（剣ヶ峰） - 肩ノ小屋 - お花畑 - 畳平 - 魔王岳 - 畳平 - 乗鞍スカイライン - 大黒岳 - 畳平 - （バス） - 三本滝レストハウス

天候

曇 時々 晴 一時 雨

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

・三本滝レストハウスの無料駐車場利用（標高約1,800m）
・下山に畳平〜三本滝のバス利用（片道\1,450）

コース状況／危険箇所等

・登山道上には残雪なし

その他周辺情報

・大雪渓では夏スキーが行われていました

写真

上高地乗鞍林道の白樺峠方面の展望地から乗鞍岳
早朝は山頂部に雲がかかっていました

三本滝レストハウスの駐車場(標高約1,800m)からスタート
この先の乗鞍エコーラインはマイカー規制
下山時、路面が濡れていました
近くのスキー上のゲレンデ付近にニッコウキスゲの群生地がありました

■三本滝
左の滝
中央の滝
右の滝

小大野川に架かる登山道の橋からの三本滝の下流の滝

冷泉
近くに冷泉小屋（休業中？）

登山道の一部は乗鞍エコーライン上を歩きます
乗鞍高原からもご来光バスが運行されていますが、この日は……？

位ヶ原山荘

乗鞍エコーラインからの富士見岳方面

沢沿いの登山道からの剣ヶ峰（乗鞍岳の山頂）
ハイマツとウラジロナナカマド

道路近くの大雪渓の最下部では夏スキーが行われていました
ここにバス停、少し右上に肩の小屋への登山道入口
左上に山頂部の剣ヶ峰

大雪渓の上部にも夏スキーヤーがいました

肩の小屋前の剣ヶ峰口からの山頂方面

山頂部のガスが切れて上空が青空となりました
夏らしい青空と雲がいい感じでした
乗鞍エコーラインと乗鞍高原方面からの登山道の斜面

夏空とハイカーて賑わう山頂部

大日岳方面

上部からの北側の肩の小屋方面
遠景の北アルプスは雲に隠れていました

山頂への最後の登り
山頂に神社と鳥居

権現池
山頂直下西側の火口湖

乗鞍岳の山頂

山頂からの大日岳
御嶽山や白山は雲に隠れていました

上部の斜面は満開のコマクサでピンク色に染まっていました

下山時の肩ノ小屋方面からの乗鞍岳の山頂方面

不消ヶ池

恵比寿岳、畳平のお花畑と木道（反時計回りの一方通行）

お花畑の花々
ミヤバキンバイ、ハクサンイチゲなど

北側の木道は昨年新しいものに取り替えられたようです
富士見岳と青い夏空に映える雲

お花畑の南側の木道
活火山の乗鞍岳、少し前に近くの焼岳の火山活動の観測のニュースがありました

お花畑の木道からの恵比寿岳

魔王岳からの鶴ケ池、富士見岳、右奥に剣ヶ峰

魔王岳からの大黒岳

畳平と摩利支天山

乗鞍スカイランからの大黒岳

帰りのバスからの北側の展望

■乗鞍岳の植物
ジンヨウイチヤクソウ
コバノイチヤクソウ
ベニバナイチヤクソウ

一日花のニッコウキスゲ

オタカラコウ

タケシマラン

ハクサンオミナエシ

ヒカリゴケ

ベニテングタケ？

アヤメ

カラマツソウ

コバイケイソウの群落

コバイケイソウを訪問中のクジャクチョウ

クルマユリ

ミヤマクロユリの大群落
このアングルでは数百株の花が見頃となっていました

ミヤマクロユリの両性花

ミヤマクロユリの雄花の3兄弟

コマクサの群落

コマクサ、白っぽい花

コマクサ、桃色

コマクサ、少し濃い桃色

キヌガサソウ

コウメバチソウ

コガネイチゴ

ミツバオウレン

ハクサンチイゲとミヤマキンポウゲ

ジムカデ

ウサギギクとヨツバシオガマ

ミヤマオダマキ

イワギキョウ

1〜4：キソチドリ？
5：コバノトンボソウ？
6：ミヤマチドリ？

ノビネチドリ

ハクサンチドリ

イチヨウラン

メボソムシクイ

ホシガラス

ハイマツの種をくわえたホシガラス

飛び立ったホシガラス

ホシガラス

カヤクグリ

ノスリが旋回しながら獲物を探していました

高山植物をついばんでいたライチョウ♀

ライチョウ♀
地面にうずくまってじっとしているような感じでした
その後、お腹の下から3羽の雛がでてきました

ライチョウ♀と3羽の雛
親には個体識別の足環（黄色・白色と白色・黄色）が付けられていました

歩き回って高山植物をついばんでいたライチョウの雛

感想

アルプス岳

高山植物が見事に見頃となっていました。
1000年に1度の当たり年だったかも知れません？
山上には雲がかかったり、切れたりを繰り返していて、遠景の山は雲に隠れていました。
この日に、甲信地方も梅雨明けしたようでした。本格的な夏山シーズン到来で、山上は老若男女・家族連れなど多くのハイカーで賑わっていました。
3,000m級の山上は快適でしたが、下山後の平地の下界は、まだ灼熱地獄でした。
午後に天気が崩れるかと思いましたが、少し雨がパラツク程度でした。
山上でのんびりし過ぎて、時間に余裕がなくなり、結局バスで下山することになりました。

■観察した花など
アオノツガザクラ、アカショウマ、アカミノイヌツゲ、アヤメ、イチヨウラン、イワギキョウ、イワツメクサ、ウサギギク、ウスノキ（果実）、ウツボグサ、ウド？、ウラジロナナカマド、エゾシオガマ、オオバタケシマラン、オオバノヨツバムグラ？、オオバミゾホオズキ、オオヒョウタンボク、オガラバナ、オタカラコウ、オンタデ、キソチドリ？、キヌガサソウ、キバナシャクナゲ、ギンリョウソウ、クガイソウ、クルマムグラ？、クルマユリ、クロウスゴ、クロツリバナ（果実）、コバノトンボソウ？、コイワカガミ、コウメバチソウ、コガネイチゴ、コケモモ、ゴゼンタチバナ、コバイケイソウ、コバノイチヤクソウ、コマクサ、ゴヨウイチゴ、サワギク、シナノオトギリ、シナノキンバイ、シナノヒメクワガタ、ジムカデ、シロバナニガナ、ショウジョウバカマ（果実）、ジンヨウイチヤクソウ、ソバナ、タカネザクラ（果実）、タケシマラン（果実）、チングルマ、ツマトリソウ、ツガザクラ、ツルツゲ、ツルリンドウ（蕾）、トチバニンジン（果実）、ニッコウキスゲ、ネバリノギラン、ノビネチドリ、ハイマツ、ハクサンイチゲ、ハクサンオミナエシ、ハクサンチドリ、ハリブキ、ヒカリゴケ、ベニテングタケ、ベニバナイチゴ、ホソバツメクサ、マイヅルソウ、ミネズオウ、ミヤマアカバナ、ミヤマアキノキリンソウ、ミヤマオダマキ、ミヤマキンバイ、ミヤマキンポウゲ、ミヤマクロスゲ、ミヤマクロユリ、ミヤマダイコンソウ、ミヤマチドリ、モミジカラマツ、ヤナギラン、ヤマホタルブクロ、ヨツバシガマ

【 バックナンバー 乗鞍岳 】
・5月21日 (2013年) 『乗鞍岳で『岳？（プチ遭難者を救出）』 〜雷鳥さんお久しぶり』 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-300664.html
・7月12日 (2014年) 『乗鞍岳（さわやか自然百景〜ご来光・ライチョウの子育て・高山植物）』 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-476759.html
・7月21日 (2013年) 『乗鞍岳 熊出没&雷鳥の動画・駒草&黒百合他』 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-324090.html
・7月29日 (2019年) 『乗鞍岳 〜三本滝・雷鳥が棲む山上が駒草でピンクに染まる』 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1946885.html
・8月4日 (2018年) 『乗鞍岳 〜9羽の雷鳥・ご来光バスで涼しさを求めて』 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1544589.html
・8月27日 (2013年) 『乗鞍岳 〜ご来光は…御嶽山が綺麗に見えました』 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-338582.html
・9月18日 (2018年) 『乗鞍岳 〜色付く紅葉最前線を三本滝から散策』 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1587827.html
・9月27日 (2014年) 『乗鞍岳（サンピラーの御来光と紅葉、イワヒバリ写真集）』 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-519046.html