燕岳−槍ヶ岳4日間テント泊縦走
- GPS
- 34:27
- 距離
- 43.0km
- 登り
- 3,356m
- 下り
- 3,329m
コースタイム
- 山行
- 5:54
- 休憩
- 1:56
- 合計
- 7:50
- 山行
- 5:58
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 7:21
- 山行
- 6:30
- 休憩
- 2:34
- 合計
- 9:04
- 山行
- 8:04
- 休憩
- 2:37
- 合計
- 10:41
・槍ヶ岳へは1時間もかからず往復していますが、これは行きも帰りも先行者が一組で、更に行きでは道を譲ってもらったからです。この日もガスっていたのに日の出時刻には渋滞したそうなので、時間はくれぐれもゆとりを持って。
・大槍ヒュッテでの休憩や槍ヶ岳山荘テント場から中岳へ出発したことが時間に反映されていないので(休止したのを飛騨乗越あたりで思い出してスイッチを入れた)、調整しました。
・小梨平キャンプ場で立ち寄り湯をしたのですが、標高からこれくらい?みたいにいい加減にやってます。
・山を下ってきて、ほぼ平になってからが結構長いです。
天候 | 晴→雨(1日目夜)→晴れ間→曇り時々雨(二日目日中から)・・・・ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
復路:上高地から新宿までバス。本当は無理だったのですが(笑) 発車の5分前に、バスチケットの窓口に空きありとあるのを見つけました。「乗れますか?」と聞いたら、お姉さん「えー」といいながら担当者を呼んでくれ、ぎりぎりで乗れました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的に道はハッキリしています。 槍ヶ岳に行こうという人ならば、特に問題はないかと。ただ、大天井近くの私の通ったルートには細い岩の上の道で「滑落注意」の札のある箇所があります。 <中房温泉から燕岳> 危険箇所なし。初めて山に登る子供でも大丈夫。 <燕山荘から大天井ヒュッテを経て西岳山荘> 上にも書きましたが、一箇所危険箇所があります。難しくはありません。 岩の上を登山道が通っている箇所が結構あり、雨が降っていたので、先行してた方は「すべりそうで怖い」と。 <西岳ヒュッテから水俣乗越> 一箇所、間違えて曲がってしまったところがあります。休憩するときは、道をふさがないように(笑)。人がいる後ろに道があるとは思わず、また、別に曲がる道があるように見えたので、そっちへ行ってしまいました。 危険箇所なし。ただ、中房温泉から燕山荘のような道かと思っていたら、はしごなんかもあるような道でした。難しくはありません。 <水俣乗越から大槍ヒュッテ> ヘルメット推奨地域だそう。 岩場、鎖場が増えます。鎖はないけれど、岩を登っていくところも。登るといっても、高度感はあまりなく、手がかり足がかり豊富で全く難しくありません。 <大槍ヒュッテから槍ヶ岳山荘> 危険箇所なし。 <槍ヶ岳山荘から中岳> 危険箇所なし。 中岳の手前にはしごがあります。 要所に○や×があり、道はわかりやすいです。(それでも私は間違えましたw) もし道がないと思ったら、前だけでなく、ぐるッと周りを見てください。一回下に降りて巻く道もありますから。 <槍ヶ岳> 鎖、はしごの連続です。鎖のない岩も。写真参照。晴れていればちょっと高度感が出ると思いますが、難しくはありません。 <槍ヶ岳山荘から上高地> 私が通った時は危険箇所なし。道もハッキリしています。 一箇所雪渓を渡りましたが、斜度もなく、また、足を乗せられるステップがあるため、アイゼンは使わず。 ただ、その先で、雪渓の下の道を通っていたら、後ろの人が「昨日はこの上に雪渓があってそこを渡ったんだよな」って言ってました。一日で雪渓がなくなって夏道が出てきたということみたいです。 |
その他周辺情報 | 小梨平キャンプ場でお風呂に入りました。シャンプー石鹸あり。600円。キャンプに来た人がとりあえず汗を流す感じ。ビールが売店にあるのが辛いw(そこから更に1キロ以上歩くので、私は飲めなかった) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
防寒着(フリース
薄手ダウン
ソフトシェル)
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
ストック
ポール
テント
テントマット
シュラフ
シュラフカバー
温泉セット(タオル
着替え)
文庫本(ケン・リュウ「紙の動物園」)
|
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備考 | 地形図忘れました。地形図で切り抜けたことってほとんどないのですが、今回は持ってくればよかったと思いました。 登山道をふさぐ形で休んでる人たちがいたので、そちらと思わず、道ではない踏み跡へ曲がってしまいました。ジオグラフィカは持っているのですが、曲がって直ぐの確認では現在位置がほとんど道からずれておらず、正しいと思い込んで間違えました。もう少し行ってまた引き返してくる人と会い、再度確認してわかりました。 ジオグラフィカでもちゃんと地形は確認できるので、それで間違いやすい地形を確認しておけば、そもそも間違えなかったかもしれないのですが、コンパスをセットして、分岐でさっと見れるのが一番楽で早いのではないかと思います。 |
感想
中岳ピストンは良かったな。
雪渓がまだ残っていたけれど、
あの雪渓が溶けたらお花畑が出現するのかもしれない。
今は、荒涼とした砂礫地にところどころ花が咲き、
その少し咲いた花が荒涼とした砂礫地であることを強調する。
ガスに雨粒が混じり、風に乗って服をぬらす。
その冷たい霧の流れの中、
雷鳥が姿を見せた。
ヒナもいる。
元気良く歩き回る。
なんて可愛いんだろう。
花も雷鳥も、この荒れ地の中にいてこそだな。
四日間、時には悪天候のなか、
私は頑張って歩いた。
そのなかで見ることのできた光景だから、
余計に印象深い。
で、帰ってきてから、
「ほらー!お花きれいでしょ!見て見て、雷鳥いたんだよ!」
「ふーん。雷鳥ってうずらに似てるね。」
「?」
「ママ、見分け付く?」
「・・・」
「ウズラの子供って、もっと里芋みたいだけどね。(ドヤ顔)」
「・・・」
「もっと黒っぽくてさ、」(以下ウズラの話)
子供ってホント思ったようには育たないな。
−−−−−−−−−−−
追記
大天井ヒュッテで一緒になったカップルがいて、
下山する日も偶然会ったんだけど、
私のことを、「大丈夫かなあ」って山小屋でも噂してたそう。
で、
小梨平のキャンプ場のお風呂で一緒になった女性、
山小屋で一緒の部屋だった子と
「テント泊の人がいるけれど、大丈夫かなあ」って話をしてたとか。
特徴聞いたら、まさのそのカップルの女の子!
なんたる偶然!
気に掛けてくれてありがとう、大丈夫でしたよ。
翌日はさすがに筋肉痛だったけれど(笑)
追記2
槍ヶ岳へ登った時。
手袋は持たずに登った。
そしたら、下山してきた二人連れが、彼ら日本語じゃない言葉を話してるのだけど、
言葉が通じないながら、私の手を指差し、
自分たちの持ってる手袋を渡してくれようとする。
笑って手を振って断ったけれど、
その気持ちがうれしかった。
あの二人が、悪い人にめぐり合わず、日本から
良い思い出を持って帰れますように。
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