小6と行く大雪山(旭岳~黒岳・黒岳石室泊)
- GPS
- 14:22
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 1,127m
- 下り
- 1,150m
コースタイム
- 山行
- 7:42
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 8:14
- 山行
- 4:26
- 休憩
- 3:06
- 合計
- 7:32
天候 | Ⅰ日目:曇りのち晴れ 2日目:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト) 船
登りは旭岳ロープウェイ、下りは層雲峡・黒岳ロープウェイ&リフトを利用。 車は回送サービス利用し、下山口の層雲峡ロープウェイ駐車場にて回収 宿泊地は黒岳石室。管理人の常駐する避難小屋で素泊まりのみ。 毛布貸し出しあり。トイレ・テント場あり。ビール販売あり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的にルート目印がされており、森林限界を超えており目的の山も見通せるため、迷うことは少ないと感じました。雪渓で滑りそうなところはやや危険です。ルートに切れ落ちた崖などは特になかったです。 姿見~旭岳:砂礫の傾斜が延々と続き、グリップが弱いです。ペース配分を誤らないように。 旭岳~間宮岳:砂礫の傾斜に加えて、雪渓が残っていました。チェーンスパイクを持って行って正解でした。 間宮岳~中岳:アップダウンが少なく、歩きやすいと思います。御鉢平を眺めながらゆったりと歩けます。 中岳~北鎮岳分岐:一旦下ってグンと上がります。後半に差し掛かるところですが、まだ歩くので、景色を楽しんだり、休憩をとりながら体力温存が良いですね。 北鎮岳分岐~黒岳石室:御鉢平を過ぎてしばらくすると、雪渓が現れます。こちらの方が踏み固められて滑りやすく、危険度が高いと感じました。 黒岳石室~桂月岳:ご来光のために軽装で歩きました。これまでと違い、岩場が続きます。足元が不安定なため慎重に歩く必要がありました。 黒岳石室~黒岳:桂月岳と同様に岩場が続きます。頂上までの標高差があるので、ペース配分には注意が必要かもしれません。 黒岳~七合目リフト乗り場:九十九折りの傾斜を延々と進みます。ルートがしっかりしており危険度は少ないです。道が長いことから、体力と相談しながらペースを考えて歩きたいところです。 ※今回、北鎮岳経由にするか北海岳経由にするか決めるにあたり「歩行時間が短い」「チャンスがあれば北海道第2の高峰・北鎮岳登頂ができるかも」という理由でこちらのコースを選びましたが、黒岳でお話した地元の方によると北海岳経由のほうがアップダウンが緩やかで眺望もよいのでお勧め、とのことでした。 |
その他周辺情報 | 下山後は層雲峡温泉の「旭川ラーメン登山軒」 黒岳の湯(あちこちで割引券がもらえます) 層雲峡温泉のセブンイレブンで買い出し後に層雲峡オートキャンプ場で1泊(フリーサイト車1台500円。コインランドリー、シャワーあり) ※キャンプ場は日記でも紹介しています |
写真
感想
初めての北海道の登山です。うーん、よかったですね〜。
これ迄の山とは違い、雄大なこと、そして、この時期でも人もまばらなこと。日本アルプスや近畿圏の山との違いを感じました。
山域が大きいためか、登山道も広々とし、目的の頂上もよく見えるのになかなか到着しないという感じ、ずーっと眺めながら、ゆっくりと近づく感じでした。
荷物が重たく(水場の少なさの不安に、水の持ち過ぎた?)、後半はバテてしまいました。この辺りは今後に向けて改善したいと思います。
1.計画について
今年が最後になるであろう子連れ登山。
中学に入れば長期の家族旅行もなかなか行けないだろうし。
せっかくだから奮発して北海道の山へ行こう!(子供を口実にしたとも言えますが)
第一候補はJunの要望の「1日の歩行距離は10km以下」「小屋に泊まりたい」を取り入れて、ロープウェイ・リフトを利用しての旭岳〜黒岳縦走です。1日でも縦走できるルートですが、石室に泊まることで桂月岳でのご来光も期待。
天候がいまいちならば「層雲峡からのピストン(石室泊)」「層雲峡から日帰りピストン」など色々なパターンを想定、万が一大雪山は困難となればニセコ滞在でニセコアンヌプリに登って羊蹄山を眺めるお手軽プランや旭山動物園など普通の観光も情報収集しておきました。
2.山行
天気はよさそうな予報でしたが、スタートから旭岳辺りまでは強風のガスワールド。旭岳過ぎたあたりから晴れてきたので眺望を楽しめましたが、予想していたよりもアップダウンのある、重い荷物を背負ってではきついコース。
それでも北海道ならではの雄大な景色を堪能できました。
石室の管理人さんによるとここ最近の週末は悪天候続きだったらしく、「今シーズン最高の天気の週末だよ」とのこと。ラッキー!でした
宿泊地では夕方にお隣の凌雲岳辺りを徘徊するヒグマが見えたり、夜は満点の星空だったらしいのですが、寝不足と疲れで我が家は早々に石室内で寝入ってしまいました。
2日目は朝から好天。ご来光を堪能した後、黒岳に向かう間も何度も振り返って昨日歩いたあたりを眺めます。
黒岳山頂では地元のご夫婦に色々とこの辺りの山情報をいただき、「今度行くならこっちのコースで周ろうか」「紅葉の時期も来たいね」としばし妄想してしまいました。
3.息子・Junの感想など
「石室に泊まってみたかった。毛布もあって、中は結構暖かかった。シマリスもいて、かわいかったです。」
母:山小屋好きの息子。事前に黒岳石室やバイオトイレの写真を見せたりしてモチベーションアップを図りました。成功( ̄▽ ̄)
「1日目の歩き始めは大変だったけど、だんだん頭の中が真っ白になって歩くこと以外考えられなくなりました」
母:今回は荷物が重い・ガスで視界がない・硫黄臭が不快で歩き始めは辛そうだったJunですが、北鎮岳手前あたりからはペースアップ。後半はトップを行き、むしろ休憩や水分補給を促す必要があるくらいでした。頑張ってくれるのは嬉しい反面、オーバーペースに注意が必要です。
「有毒温泉が気になっていたけど、やっぱり毒々しい感じだった」「朝陽がきれいだった」
母:あまり山の景色に興味のないJun。あらかじめ地図で興味もってくれそうな「有毒温泉」の位置を確認したり、ネットで調べたりして、これもモチベーションアップを図りました。これも成功😀
ご来光を見るのは好きなようで頑張って早起きしました。
<息子の成長を感じたこと>
なんといっても山トイレに慣れたこと。初めて行った西穂山荘(小2)では「汚い・くさい」と衝撃を受けていました。それ以降もキャンプや泊り山行では「大」ができなかったのですが、去年あたりから大丈夫になったらしく、今回のバイオトイレ(2日目朝は結構な臭い)でも余裕だったようです。
4.その他(詳しくは日記で紹介しています)
①下山後に利用した「層雲峡オートキャンプ場」は快適でした。
②今回は舞鶴〜小樽のフェリーを利用。時間はかかりましたが、楽しい船旅でJunもかなり楽しかったようです。親のほうもいつもの山行とは違った前後の楽しい時間を堪能しました。
旭岳への登りではガスガスでどうなるかと心配だったことでしょう。晴れてよかったですね。
私、北海道に10年住んでおりましたので大雪山はくまなく歩きました。広大な御鉢平を初めて見たときは感動モノでした。あと、白雲岳から高根ケ原〜花の五色ケ原〜トムラウシの景色も最高でした。次回は紅葉の大雪高原をおすすめします。
ところでjun君は山小屋が好きなんですね。うちのバンガローにも泊まりに来てください。では
flatwellさま
今までの山行でも早立ちでガスワールド→いっきに晴れて別世界の経験多数でしたが、さすがにせっかくの遠征でこのままだったら・・・と心配になりました。
北海道に住んでおられたんですね!
事前情報を伺えばよかった!です。今回は土地勘なし、今までも行ける気がしなくて情報収集経験がなかったので予習が不十分でした。
それでもあの景色は感動もの。本当に紅葉の時期にまた行きたい!旭岳&姿見の池の全貌を見たい!と老後の楽しみ?が増えました。
バンガロー経営されているのですね。あの温泉のところでしょうか??
ぜひお邪魔したいです。
親のほうは経済事情によりテント泊をもっとしたいのですが、Junは山小屋でないとなかなかついてきてくれず・・・・雪のシーズンに誘おうかな・・・(雪山歩きはしんどいから、と嫌がられるので(笑)
はじめましてnaojunさんご家族の皆さん!
北海道遠征、お疲れ様でした(^^)
この半月間はほとんど強風+ガスの大雪山系でしたので、最高の景色とご来光を楽しまれたようでなによりです♪
ご家族で色々な思い出が作れて良かったですね(^^)
紅葉時期の大雪山も綺麗ですので、またご都合が合いましたらいらしてくださいね!!
tomo-masaさま
はじめまして。コメントありがとうございます。
私も以前、神戸に10年ほど住んでいたので勝手に親近感を感じてしまいました。
7月中はずっとヤマレコでこちらのコース状況をチェックしていたのですが、おっしゃるとおりの状態だったようで、石室管理人さんや黒岳でお話した地元の方も同様のことを言われていました。
紅葉の時期も良いようですね。
黒岳でお話したご夫婦に「今度はぜひ、紅葉の時期の赤岳を!」と勧められました。
旭岳&姿見の池もきちんと見れていませんし、ぜひお金(←これが重要!)と時間の都合をつけて再訪したいと思っています。
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