白根三山縦走〜初めての3,000m稜線散歩〜
- GPS
- 47:15
- 距離
- 25.9km
- 登り
- 2,694m
- 下り
- 3,358m
コースタイム
- 山行
- 4:45
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 5:28
- 山行
- 9:47
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 11:12
天候 | 晴れのち曇り、そして雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:奈良田→下部温泉[JR]→広島 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山届:広河原インフォメーションセンター2F窓口に提出 気温高めで、14時を過ぎると夕立になりやすい天気 |
その他周辺情報 | 奈良田温泉(550円) 温泉至近に古民家カフェ「鍵屋」、南アルプス山岳写真館と歴史民俗資料館 歴史民俗資料館では、昔の「山のくらし」を知ることができます。 入場料は2施設合わせて600円 |
写真
感想
恒例になりつつあるアルプス界隈への夏遠征、今年は憧れの白根三山縦走へ。
毎度のことながら、交通機関の予約の関係で当日の天気は運任せ。運良く好天に恵まれました。
広島から新幹線で京都へ、そこから甲府行きの夜行バスに乗って竜王へ。10分ほど早着でした。
同じ便に乗っていた関西からの山マダム3人組と共に広河原行きのバスを待ちます。
やってきたバスに座れるか…と思ったら運良く座れ、車掌さんの観光案内を楽しく聞きながら2時間で広河原に到着。インフォメーションセンター2Fの窓口で登山届を提出します。肩の小屋までの計画は、夕立を避けての5時間半のプランです。直近の状況を伺ったところ、14時過ぎには夕立が来るケースが多いことと、暑さが厳しいので飲料水を多めに携行することを勧められました。重くなるのはイヤですが、予備を含めて飲料を2.5Lとして出発しました。
吊橋を渡り、広河原山荘で用を足してから大樺沢沿いを登っていきます。序盤は沢沿いでとても涼しかったのですが、沢筋から離れてくると暑くなってきます。やがてグループ風のハイカーの一団を追い越しました。どうやらツアー登山のようですが、統率が全く取れていないなぁとよく見たら、海外のハイカーでした。
雪渓が見える大樺沢二俣でちょっと長めの休憩を取ってから、右俣コースで登っていきます。ガスが濃くなる時間が徐々に増え、雨降りが近くなってきていることを予感させます。途中、一瞬パラパラっとしたので、ザックカバーを装着し、レインウェアの上を出して不意の降雨に備えました。小太郎尾根を越え、道端の花々に癒やされながら小屋へ向けて急ぎます。小屋まであと僅かのところで遠雷が聞こえ、気合を入れて早足で進み、宿泊地の肩の小屋へ滑り込みました。受付を済ませて居室で荷をおろしたら、一気に降ってきました。あ〜良かった。
平日ですが、ツアー客が結構はいっているようで食事は4回転、2番手でご飯を頂きました。夕立が止めば、あわよくば峰々と虹を絡めて撮れないかと期待していましたが、なんとか雨がやんだ程度、きれいな日没は拝めませんでした。ただ、翌朝は晴れるとのことなので、薄明前の星空撮影の準備をして就寝です。
そして、2時半にそおっと起き出して小屋の前で撮影開始。満点の星空で、星が見えすぎて星座の形がわからないほどです。数個の流れ星も見えました。軽く朝食を摂り、4時過ぎに北岳山頂に向けて出発。鳳凰三山の向こうから、靄を通してのご来光を眺めました。山頂からの雄大な景色に見とれてしまい、出発は計画より1時間遅れの5時半。大門沢に向けての長い長い縦走路を、無理のない範囲で飛ばしていきます。間ノ岳に着き、ローアングルでお花畑を撮ろうと思ったら、カメラのモニターがブラックアウト。ファインダーを覗けば撮影を続けられるので、お花畑の撮影は最小限にしました。モニタだけの故障ならいいんですが、ちょっと嫌な予感がします。
行き交うハイカーを暖かくも厳しく見守る農鳥小屋を過ぎ、西農鳥岳への急登を喘ぎ喘ぎ登り、農鳥岳へ到着。今回のルート上、一番集中力を要した区間でした。この先は大門沢降下点への緩やかな下り。降下点から小屋まではバラエティ豊かな急勾配。おまけに途中で夕立に振られてしまいました。沢の渡渉点、増水していたら難儀しそうでしたが、そんなこともなく結局15時半前に小屋に着きました。
小屋の写真を撮ろうとファインダを覗いたらこっちもブラックアウト、シャッターは降りるのでノーフレーミングでの撮影です。
ここもツアー客の予約が入っていてキャパシティ一杯、なんと布団がハーフです。ツイてないなぁ。
そのツアー客の一団はかなり遅くに小屋に到着。小屋前で酒盛りをしてました。超有名山岳ならではの光景ですかね。
最終日、件のツアー客に巻き込まれると厄介なんで、4時半に朝食をとってそそくさと出発します。カメラはとうとう動かなくなり、スマホでの撮影になりました。頑張って大門沢沿いに下り、8時半には奈良田温泉に着きました。温泉でさっぱりして出てきたら件のツアー客が続々到着。9:50奈良田発のバスを見送って、歴史民俗資料館と南アルプス山岳写真館をめぐり、古民家カフェでお洒落なランチを食べ、昼下がりのバスで奈良田を後にしました。
下部温泉駅からJRで帰広しますが、ここで、ひとつの疑問に対する回答を得ました。というのも、下部温泉駅は特急が止まりますが無人駅、よって直前にきっぷを購入することは無理、現金をもたず、クレジットカードで支払う場合はどうなるか?という疑問です。
結果は、乗車前にテレフォンセンターに問い合わせたら、「乗車後車掌の指示に従ってください」とのことだったのですが、現金で購入できる静岡までの乗車券+特急券を購入し、静岡駅でそこから先をクレジットカードで購入するということでした。
特急の乗継割引が効かないうえに、区間を切ってしまうので割高です。キャッシュレス云々といっても、まだまだ現金のほうが利便性がたかいんですねぇ。
カメラを修理に出しましたが、全治おいくら万円なんでしょう。まさかカメラが高山病になるとは思わんかった。
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