6歳息子と蝶ヶ岳-常念岳テント縦走。最高の稜線歩きでした!
- GPS
- 36:12
- 距離
- 22.4km
- 登り
- 2,281m
- 下り
- 2,274m
コースタイム
- 山行
- 6:32
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 6:55
- 山行
- 11:32
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 12:45
天候 | [1日目]晴れのちガス [2日目]快晴ときどきガス |
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過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
『ほりで〜ゆ四季の郷』より約10kmの細道をあがります。 駐車場はかなり広く、区分けもされており50台以上は停められそうですが、 AM1時過ぎ到着でも溢れ、600mほど下の路肩スペースに駐車しました。 駐車場にはトイレもあります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●三股駐車場〜標高2200mくらい; 普通の登山道が続きます。危険箇所なし ●標高2200mくらい〜大滝山分岐; 少々力が要る急斜面です。 階段が整備されています。 ●大滝山分岐〜蝶ヶ岳ヒュッテ、山頂; 緩い登山道です。見晴らしが良くなり気持ち良いです。 ●蝶ヶ岳ヒュッテ〜標高2592P、標高2512P; 槍穂高を見ながらの涼しい稜線歩きです。 細かいアップダウンがあります。 ●標高2512P〜常念岳山頂; 岩陵の上を登ります。手足使うような場面もあります。 岩登りですが、幼児でもそれほど危険と感じません。 ●三股分岐〜前常念岳〜森林限界; ゴツゴツした岩稜が幾重にも重なってる道です。 落ちて大怪我するような場面はないですが、慎重さが必要です。 森林限界手前くらいが少々ザレで滑り気味です。 ●森林限界〜登山口; そこそこの急斜面を延々と単調に下ります。 足爪や足腰に負担注意です。水場は一切ありません。 ●イオンモバイル(docomo電波)状況 三股駐車場から電波弱め。 蝶ヶ岳方面は標高2000地点くらいまで圏外が多いです。 それ以降は良好。稜線も電波強いです。 常念岳〜三股では森林限界までは良好。 2209地点から下は弱くなりますが、比較的繋がりました。 |
その他周辺情報 | ●下山後のお風呂;「ほりでーゆ〜 四季の郷」 http://www.holiday-you.co.jp/ 大人530円 (中学生以上)小人310円 (小学生以上) 蝶ヶ岳ヒュッテで100円引き割引券貰えます。 露天あり、サウナあり。 リンスインシャンプー、ボディソープあり、ドライヤーあり、鍵付きロッカーあり。 お土産も買える総合施設です。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
装備
個人装備 |
GPS(1)
ストーブ・ライター(1)
レインスーツ(1)
携帯電話(1)
エマージェンシーシート(1)
救急セット(1)
防寒着(1)
着替え(1)
デジカメ(2)
携行食(2)
地図(2)
コンパス(1)
ドリンク(2)
ヘッドランプ(1)
テントセット(1)
シュラフ(2)
予備電池(2)
スパッツ(1)
子供用着替え(1)
|
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感想
2週続けて天候で見合わせた息子くんとのビッグプラン。
この土日は晴れが期待できそうなのでようやくの決行です。
この夏温めてたプランは北アの笠ヶ岳か、この蝶ヶ岳−常念岳縦走。もしくは富士山。
一昨年に中央アルプス、昨年に南アルプスと来たらやはり今年は北アでしょう。
いろいろ熟考した結果、午前に快晴の稜線歩きが長く楽しめそうな蝶−常念へ。
僕自身は、2012年に日帰り周回して以来、7年ぶり。
とにかく、常念から三股へ下るのがウンザリだった思い出が。。
久しぶりの土日晴れ予報。きっと激混みだろうと前日20時自宅発。AM1時過ぎに現地へ。
・・が、すでに駐車場600m手前の路肩スペースに大量の車が。。
息子くんのことを考えると駐車場までの歩きを入れたくなかったが、
仕方ないのでこちらでとめて車中泊します。
AM6時。早々とスタートする皆さんにつられて息子くんとの北ア山行開始。
登山口では山岳警備隊の方にも長旅にエールをもらいます。
人が多いとやる気もアップする息子くん。
抜かれるときに声をかけてもらうと、文句も言わずに黙々と。
人がいなくなると、「疲れた〜」を連発。
今日はのんびり上がっても昼過ぎまでなので、息子くんのペースにあわせていきます。
ゴジラと言われてもピンとこないけど、しっかりお口に小石を詰めて。
もっと暑いかと思ったが、風も抜けて涼しい。
急登でも階段が多くて整備されているので、どんどん標高が上がります。
「さかな、さかな、さかなー、さかなーをーたべーるとー」
急登に喘ぐハイカーさんたちを横目に、鼻歌交じり。
歩きながらビデオを撮って見せてあげると、疲れを感じずに歩けるようです。
蝶沢、第二ベンチ、最終ベンチと、欠かさず休憩し、お菓子を食べて気分転換。
同じようなペースで上がるハイカーさんにも励まされ、13:30 特に問題なく頂上へ。
ヒュッテでバッヂを2つ購入し、テントを張り終えると、元気回復。
いつものように広場を走り回り、周囲の人にも話しかけ。
特に、埼玉県から来られたというご夫婦には大変お世話になりました。
「眠たいんじゃないよ。疲れたんだよ・・」という意味不明な台詞を残し、20時には就寝。
素直な幼児の寝顔を見ると、「よく一緒に来てくれたね。ありがとね。」と思わず。
僕の方も、車中泊であまり寝れなかったので、すぐに後を追いました・・
翌朝。2日目。
夜のうちから、晴れたりガスったり。星が見えたり、隠れたり・・という天気。
それでも、ご来光を迎える頃には、雲ひとつない青空となりテンションが上がります。
出発を1時間遅らせ、お世話になったご夫婦に別れを告げ、予定通りの常念岳への稜線へ。
左手には穂高〜槍のオールスターが勢揃い。
あまりにも素晴らしい絶景に、ちょっと進んでは撮影のために足を止めてしまいます。
この稜線歩きでも、女性の4名グループの方々と抜きつ抜かれつで。
そして、逆コースで常念から縦走してこられたハイカーさんのほとんどに声をかけてもらえ、
その度に息子くんからも話しかけ、息子くんの元気もキープ。
ホントに温かい声かけに助けていただきました。
蝶槍と、その先の2592ピークまでは比較的平坦なアップダウンなので順調。
しかしそこからが長い・・
下りは得意なので「シューン」と言いながら駆け下りて笑顔だが、、
登りはちょっと歩くと「疲れたよ〜」を連発。
かくれんぼや、だるまさんがころんだをしながら気分を変えさせてなんとか上がり、
また下りではスピードアップ。
そして最後の岩場では、◯印をタッチするゲームのように。
「✕はダメだよー。◯と矢印をタッチしてねー。」とすると、
「あ!あそこにもあったよ!お父さん、タッチして!」と、どんどん歩みも進みました。
こちらでも、全てのハイカーさんに励ましてもらいました。
11:40 蝶ヶ岳から5時間半、ついに常念岳頂上へ。
振り返ると、遠く5つ目ほどのピークの上に赤い屋根の蝶ヶ岳ヒュッテの姿が。
よくあんなところからこの小さい足で歩いてきたものです。
そして表面には穂高〜槍のオールスター。最高のご褒美いただきました。
さてあとは、下るだけ。・・と言ってもだいぶハードだけど・・
それでも、やはり息子君、下りは大得意なので、歌も歌いながら。
「おやま、おやま、おやま〜、おやま〜にのぼーると〜・・」と、替え歌も披露。
前常念の先では、雷鳥の親子にも遭遇でき、「ヤッホー」のやまびこも体験しながら。
昨年の北岳と違い、バスの時間を気にしなくて良いのでゆっくり息子君のペースで。
疲れたらお菓子休憩とジュースを飲み、樹林帯に入ったら、かくれんぼでお遊び。
さすがに最後の標高差500m分くらいの急斜面はキツそうだったが、なんとか励ましゴール。
ゴールとともに剥がれた息子君のソールが、今回のハードさを物語っていました。
いつか息子君と来たかった北アルプスの稜線歩き。
こんな晴れの日に無事に実行できて、とても嬉しかったです。念願が叶いました。
今回お会いした方々、息子君を褒め、励ましてくれた全ての方々に大感謝です。
ありがとうございました!
○と矢印はタッチする
よいアイディアですね。
楽しそう✨
はじめまして。
私らよりずいぶん早く同じ縦走路を通過されたようですね!
息子は常に新しい遊びで山を楽しんでいるようです。
◯タッチで長い岩場も乗り切れました。
こうやって山が大好きになってくれればと思っています。
Mahitoさん、こんばんは。
いや、凄いザックの増設ぶりですね! 上にも、下にも、脇にも。三股からの急登を子連れで登れるのもランで鍛え上げられてこそですよね
蝶ヶ岳のテン場、富士山終わったから子供達と行こうかなーと思ってたのですが、子供達はジイちゃん・バアちゃん達とこで遊ぶモードになったのでお流れになってしまいました つーちゃん、ソールが剥がれれるまでよく頑張りましたね!ゴジラの山バッチがあるなんてサイコーのご褒美ですよ。
ヘリノックスのチェア、わたしも気になってます。使われてるのはチェアワンですか?これに座って槍・穂高の展望をまったりと眺めるなんて良いですねー
こんばんは!コメントありがとうございます!
体は大丈夫でしたが、、ザックは限界のようでした・・担ぐたびにミシミシと・・
つーのブーツとともに、この休みにでも買い換えようかなと思います。。
蝶々とゴジラのバッヂはお気に入りのようで、
すれ違う登山者に自慢げに見せていました。
小さなご褒美にも大喜びしてくれて、こちらも元気がでますね。
(これから癖になりそうですが。。。)
ヘリノックスは、チェアワンminiと書いてありましたよ。
本来、つーのために買ったものですが、私が座っても全く問題なくノンビリできますよ。
蝶〜常念の稜線は、私の中ではベストな景色です。
ぜひ、快晴のもと、ご家族で行ってみてください!!
北アのビッグプラン、息子くん頑張りましたね!
誉められるとやる気になるのは子供も大人もおなじですね〜。
きっと道中お会いした皆さんも息子くんから元気をもらったでしょうね(^^)
歩荷もお疲れ様でした!
おはようございます!コメントありがとうございます!
最近土日との相性が悪かったので、快晴の中、稜線歩きができてよかったです。
息子君がほめられると、まるで自分がほめられたようで私までやる気がでましたよ。。
歩荷も息子と一緒に快晴の絶景を歩くためなら頑張れますね。。
今回またカナリの距離歩けたので、また次のビッグプランを練るのが楽しみです。
六歳にして・・・これは息子君大物になりそうですね!
そろそろ抱っこさせてくれなくなるので、今のうちにたくさん抱っこしちゃいましょう♪
はじめまして。コメントありがとうございます!
今は写真撮るときだけ抱っこや肩車するので嬉しがってるのですが、、そのうち写真も撮らせてもらえないかも知れないし、抱っこも恥ずかしがるかも知れませんね。。
山は逃げないとは言いますが、この瞬間は今だけなので、できる限り一緒に安全に楽しみたいと思っています。
osamuelさんのレコも拝見させていただきました!春夏秋冬様々行かれてますね!
親子山行の先輩として参考にさせていただきます!
こんにちは、つーちゃん頑張ってますね〜(^^)/
年長さんでこれだけ歩けるんだし小5のkouも頑張れ!とはっぱをかけてますが💦
このコースは普通に大人も辛そうな....。
ザックも30キロ‼
雷鳥沢のテン場へ17キロ担ぐだけでヘロヘロでした( ;∀;)
(今年初めて登ってテン泊しました。)
今年は我が家のパパもついに?テン泊デビューの予定ですが、
上高地の小梨平かな..?(^-^;
こんにちは!コメントありがとうございます!
kouくんのおさがり、とってもよく活用させていただいていますよ。。
幼稚園児くらいの方が、あまり疲れを知らないのかも知れませんねー。遠さや高さも先を読めてないというか・・
このコース、すれ違う人たちにホント、驚かれてましたよ。
三股へ降りると言うと余計に。
本来なら2泊くらいでのんびり行きたいところです。
もしご夫婦で分けて荷物持たれれば、ゆっくりでも昼過ぎには着くと思うのでオススメですよ。
山でテントで泊まるのは、ツーもいつも楽しみにしてるし、実際楽しんでます。
ぜひとも、山テントの魅力に取り憑かれてください!
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