記録ID: 1969680
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無雪期ピークハント/縦走
剱・立山
立山〜剱岳(北方稜線)縦走・ヤマレコおすすめルートに行ってみた
2019年08月09日(金) ~
2019年08月12日(月)
ダン之助
その他3人
- GPS
- 80:00
- 距離
- 31.8km
- 登り
- 2,605m
- 下り
- 4,432m
コースタイム
08:00 室堂 - 08:10 室堂平 - 08:40 祓堂 - 09:00 一ノ越 - 10:00 雄山(休憩) 10:10 - 10:30 大汝山 - 10:50 富士ノ折立 11:20 真砂岳 - 12:20 別山(昼食) - 12:50 - 13:30 剱御前小舎 - 14:00 剣山荘(1泊)
(03:00起床) 03:20 剣山荘出発 - 04:00 一服剱 - 04:50 前剱 - 05:30 平蔵のコル - 06:10 剱岳(休憩) 06:20 - 07:00 長次郎のコル - 09:00 池ノ谷乗越 - 10:00 三ノ窓 - 11:30 小窓 - 14:00 旧鉱山道分岐 - 15:30 池ノ平小屋(1泊)
07:00 池ノ平小屋出発 - 07:30 仙人峠 - 07:50 仙人池 - 09:20 仙人温泉(休憩) 09:30 - 13:50 仙人谷ダム - 15:30 阿曽原温泉(1泊)
07:30 阿曽原温泉 - 09:30 折尾谷の大滝 (休憩)- 10:00折尾谷 - 10:50 大太鼓 - 12:05 志合谷 - 13:35 欅平 - 14:00 欅平駅
(03:00起床) 03:20 剣山荘出発 - 04:00 一服剱 - 04:50 前剱 - 05:30 平蔵のコル - 06:10 剱岳(休憩) 06:20 - 07:00 長次郎のコル - 09:00 池ノ谷乗越 - 10:00 三ノ窓 - 11:30 小窓 - 14:00 旧鉱山道分岐 - 15:30 池ノ平小屋(1泊)
07:00 池ノ平小屋出発 - 07:30 仙人峠 - 07:50 仙人池 - 09:20 仙人温泉(休憩) 09:30 - 13:50 仙人谷ダム - 15:30 阿曽原温泉(1泊)
07:30 阿曽原温泉 - 09:30 折尾谷の大滝 (休憩)- 10:00折尾谷 - 10:50 大太鼓 - 12:05 志合谷 - 13:35 欅平 - 14:00 欅平駅
天候 | 4日間ともに晴天 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
新宿西口23:00発〜(毎日あるぺん号)〜室堂07:00着 【復路】 欅平駅14:16発〜(トロッコ)〜宇奈月温泉15:33着(入浴) 17:44発〜黒部宇奈月温泉18:45発(はくたか574号)〜大宮〜新宿〜大和〜自宅22:50着 【費用】 往路交通費 高速バス\15,500 復路交通費 トロッコ\1,980,富山地鉄\630,新幹線他\11,590 宿泊費3泊分 約\30,000 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【共通事項】 ◎ワンミスで死にます!ネットの情報を鵜呑みにして足を踏み入れない事。 ◎落石を発生させない事。 また落石多発が予想される場合、同時移動せず常に上方監視員を残しつつ交代で移動した方が良い。 ・残置スリング・残置ハーケンは基本的に使わないが、使用する場合は強度をよく確認する。 ・無理なクライムダウンを避け、支点構築して懸垂下降する。 ・安易に先行パーティーの後を追わず、ルートファインディングは自力で行う。 〇上方及び下方のパーティーには注意を払い、互いに事故を起こさない。 ・いつでもスタカット出来るように、装具を身に着けておく。 ・コンティニュアンスの際のロープ間隔は最小7m厳守。 【雄山〜劔岳はノーマルルートにつき省略】 劔岳登頂に難儀するようならば、北方稜線には足を踏み入れない方が無難。 【長次郎のコルまで】 剣岳山頂からの下り前半は明瞭な踏み跡があるので、素直にトレースする。後半のザレたガリー状の下りは、懸垂下降した方が早くて安全かも。クライムダウンが苦手なメンバーは確保するのが無難。☆ここまではdocomo入る。 【長次郎の頭】 通常ならガレ場の上りを中断まで登り、三段の岩が重なったようなランペを登り、テラスを回りこみ1段下へ降りてバンドを進み、ルンゼ下部に出てから右手の外傾したスラブへトラバースするが、残雪に阻まれたため今回はルンゼを登攀した。 このテラス周りのトラバース時、2度ばかりヒヤッとしたので、キャメロットにスリングを付けてセカンド以降に使用させた。 【池ノ谷乗越まで】 モアイの下をトラバースして、二枚岩直下を目掛けて登り、二枚岩の間を抜けたルンゼ状の下りでは直下の左リッジを回り込むと踏み跡がある。ルンゼを下り過ぎるとヤバイ事になる。最後の岩場の下り右側のルンゼを下るほうが恐怖心は少ないが、中央フェイスをクライムダウンする方が楽。メンバーのレベルが揃っていれば懸垂下降する方が早くて楽。 【池ノ谷ガリー】 落石どころか岩雪崩が発生するので特に注意。 右側に3箇所ピンクテープがあるが、意味不明。一番下のピンクテープは三ノ窓を示している。左右に安定している場所が散見されるので、ジグザグにゆっくり降りる方が無難。下にパーティーがいたら声を掛ける。 【発射台】 ランペの登りのフィックスロープは、痛みが激しいため使用しない。見た目ほど厳しく無いが、気を抜かない事。 【小窓ノ王直下からの下降】 山腹の踏み跡は比較的わかりやすい。緩いルンゼ状の踏み跡を下降するが、目印となる大きな岩の下を回りこむと踏み跡が見える。 【小窓手前の雪渓横断】 ピッケル・アイゼンを使用し、スタカットした方が良い。雪渓から転落したら無事では済まない。また、ここから小窓まではガスが発生しやすく注意が必要。ガスに巻かれると、簡単に方位を失う。遅くとも午後2時までには小窓雪渓に出たい。遅くなるほど雷雨のリスクもあり、熊の目撃情報ある。 【小窓雪渓】 傾斜が緩いため滑落や落石のリスクは少ないが、ピッケル・アイゼン使用で、アンザイレンしてシュルンドへの転落に対応出来るようにする。 右手に2本目の滝が見えたら、その反対側の岩に白丸赤点のマークあり、そこで雪渓から上がる。 【旧鉱山道】 難所をすべて越えたため、気を抜かない事。ここでの事故が一番多いと聞く。 非常に不安定で崩落個所もあるので注意。 【雲切新道】 仙人池ヒュッテ水場から下部は雪渓がかなり残っているため、夏道の取り付きを見落とさない事。仙人池ヒュッテで最新情報を仕入れる事。 【水平歩道】 かなりの高温が予想されるため、飲料水不足とならないように注意。コースタイムは2割増しと考える。午後2時を過ぎて、すれ違うパーティーがいれば注意喚起する。特に中高年のグループであれば、引き返す事を勧めたい。 |
その他周辺情報 | この時期、トロッコは混雑しているので予約なしでは乗れないが、登山者である旨を窓口に申し出れば、工事用の車両に乗せてもらえる場合もある。ただし料金はリラックス車両と同額で便数が当然少ないため、時間に余裕を持つ事。 |
予約できる山小屋 |
剣山荘
|
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ(1)
予備電池(1)
ガイド地図(1)
コンパス(1)
筆記具(1)
保険証(1)
ナイフ(1)
ティッシュ(1)
タオル(3)
ウェットシート(1)
芯抜きロールペーパー(1)
スマホ(1)
予備バッテリー(1)
計画書(1)
雨具(1)
ダウンジャケット(1)
ハイドレーション2l(1)
テルモス500ml(1)
時計(1)
行動食(1)
120mmスリング(1)
60mmスリング(1)
カラビナ(2)
安全環カラビナ(2)
着替え(3)
軽量ハーネス(1)
ヘルメット(1)
ATC(1)
エイト環(1)
アイゼン(1)
ビーコン(1※ココヘリ)
ピッケル(1)
簡易デジタル無線機(1)
|
---|---|
共同装備 |
ファーストエイドキット(1)
ポイズンリムーバー(1)カメラ(1)
8.3mmツインロープ・30m(2)
ジェットボイル(1)
クイックドロー(6)
キャメロット(3)
捨て縄(5)
ハーケンハンマー(1)
ハーケン(10)
|
感想
「ヤマレコおすすめルート」
ずっと構想していた計画を実行出来ました。助けてくれたメンバーに感謝しています。
4日間晴天かつ無風に恵まれ、素晴らしい縦走となりました。感想や解説なんかをすると、一冊の本になりそうです。
他のメンバーの写真が集まったら、本気で本を書いちゃおうかな?って思ってます。
大好きな阿曽原温泉小屋では、様々なハプニングがありました。どうしようもないパーティーやら虫の大集結やら…
あとね、ネットの記事を鵜呑みにして、気軽に北方稜線に入り込む若者が多すぎです。
今回の計画だって、富山県警とひと悶着あったのですよ。メンバーの訓練だって、2件しか公開してませんけど半年掛けました。
大袈裟かも知れませんが、まず若者に死んでほしく無いのです。
ヤマレコのおすすめコースに出てますが、とんでもない事です。
最後に北方稜線の核心部ですが、小窓の山腹ルートです。
私が知る情報は、喜んで皆様に提供します。
だからきっちり計画して挑戦して下さい。見たこともない剱に出逢えます。
※この山行記録は以下の投稿キャンペーンに参加しています。
「おすすめルート」実際に行ってみた!キャンペーン by ヤマレコ
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自分と同じ日程なのが、面白いですね。決定的に違うのが、シャワー、お風呂、温泉ですね!いいなあ(;・∀・)
剱沢小屋の方が飯はいいと思うのですが、剣山荘もそこそこいい感じですね。
ロープは、バリエーションで使う物です。一般登山道で、ロープを出すバカは勘弁してほしいです。
北方稜線は歩いてみたいですね。ただ、落石が多いとか、ガレガレはちょっと勘弁ですね。
水平歩道って、あれ?ダンノ助さんって、高所恐怖症じゃ?
NYAAさん、こんばんは。
仲間と北方稜線の話が出た時に、しゃーないな〜計画立てるか!って乗り気になったのも、このルートは風呂があるからです。
剱八ツ峰やらチンネ登攀やら、北方稜線を掠める事はあっても通しで行ったのは2回目です。前回は小窓〜剱の逆コースでしたから、踏み跡が見えやすく小窓は楽勝でしたが、今回の下りコースは少々ルーファイに難儀しました。
阿曽原温泉小屋が大好きなので、どうしても阿曽原温泉経由の計画を立ててしまいますが、唐松岳〜欅平のロングコースは行ってみたいですね。
でも岩場でのトラバースの際に、2度ばかり両手が一瞬離れました(汗)スタカットですから、堕ちても数メートルですけどね…
ダン之助でした。
日記へのコメントありがとうございました。
剱、早川尾根しかやったことないのですが去年も源次郎行く話立ち消えになったり、今シーズンも八ツ峰の後半行く計画あったりと漠然と意識しております。
いつか行けるといいなぁと思ってます。
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