仙丈ヶ岳、間ノ岳、北岳 南アルプス横断
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- GPS
- 80:00
- 距離
- 51.8km
- 登り
- 4,667m
- 下り
- 4,705m
コースタイム
- 山行
- 4:55
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 5:10
- 山行
- 9:55
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 11:15
- 山行
- 10:05
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 10:25
天候 | 7/25 晴 7/26 晴のち曇夜中大雨 7/27 晴のち雨夜中強雨 7/28 曇のち晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
復路 奈良田BS=身延駅 身延駅=豊橋駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
柏木登山口まで舗装道路、登山口に水場、登山ポスト、駐車地5台位あり 早々に四差路があり、即迷う。真ん中の広い道を孝行猿へ向かった。 孝行猿からは登山道 地蔵尾根コースは破線だが、意外にもしっかりした道、登山客もほどほどいるようだ。 仙塩尾根コースは数組の方とすれ違ったことから結構利用されていることが分かった。 吊尾根コースは赤線だが、岩と這松で道が途切れる。実際ガスって迷った。 ボーコン沢の頭以降踏跡が細い感じ、心細かったが道はある。 八本歯のコルから奈良田まですれ違う人なし。 |
その他周辺情報 | 奈良田の里湯 |
写真
感想
梅雨明けを今か今かと待ち続け、ようやく東海地方の梅雨明けとの予報。
それ夏山だと温めていた南アルプス横断山行を実行に移すべく準備したが、なんと出発前日に台風が発生するとの予報が…
進路も定かでないので取り敢えず行けるところまで行ってダメなら下山との方針で兎に角出発。
4週間ぶりの山行かつ今年初の縦走荷物と体力的な不安も抱え、出発からイマイチの気分だ。
名古屋BCからは定刻の出発だが、朝の渋滞で遅れが発生しその後もじりじりと遅れが大きくなり、伊那BTには定刻より15分遅れ。
計画では4分で乗り継ぐ予定であったが(T_T)
そのため登山口BSには計画の2時間遅れ決定
バスの運ちゃんは15分しか遅れなかったぞって感じだけどこちらはえらいことになったんだぞと言いたいよ。
大体このバス定刻で走った記憶がないな。
ということで、伊那市駅で1時間バス待ち、駅の七夕飾りの短冊に「安全登山、無事下山」と書いて括り付けてお願いした。
その後高遠駅から予定より2時間遅れのコミバスに乗り市野瀬BS手前でフリー下車。
コミバスは山村を巡って走るのでこんな所に住んでる人がいるんだとかこんな所に村があるんだとか思う。そして次に来た時には村があるのか人が住んでいるのだろうかなどと考えてしまう。(余談)
舗装道路を1時間弱歩いて登山口に、初っ端から直射日光と照り返しでバテ気味、2時間遅れで気持ちは焦るが体が…
木陰の登山道に入りペースも持ち直し順調に、林道をうまく利用すると時間短縮できそうだが、初めてではやめたほうが無難。
結局松峰小屋には午後7時着。さすがにこんな遅い時間まで歩いたことはない。
水場はその谷を下ったとこだったが、小屋の下流ということで安全な水とは言い難い。最後の水場で汲んでくるのがベスト。
小屋内は荒れていたので虫やネズミの虞もありテントを張った。
深夜、小屋の外でを歩く足音がしたので遅い人が泊まりに来たんだと思って、耳を澄ませていたがいつまで経っても入って来ずに気配もなくなった。うわ〜山の怪談
2日目
翌日は地蔵岳三角点を探して踏破、頂上1時間手前の所でひな鳥二羽を連れた雷鳥に遭遇、更に朝登山口を出発したというトレランの方に抜かれ
ほぼ予定の時間に仙丈ヶ岳到着。
仙丈小屋への道が分からないと言っている同年代の登山客に道を教示した後、仙塩尾根に大仙丈ヶ岳を越えると樹林帯に入り変化に乏しい道をひたすら南下、独標は景色が良い。
目的の一つである伊那荒倉岳はピークの感じがなく見落としそう。
高望池はいい天場である。水場は長野県側に3分。きれいで冷たく豊富。
腹いっぱいおいしく頂いた。
すれ違った方から、台風が当初予想より西寄りのコースを北上中との情報を得て、野呂川越でどこで天泊しようかと迷った。
夜には大雨との情報もあり、1時間位の間に適当な天場を探すことにし、2400m地点の水はけの良さそうな所に張った。
夜中に予報通り激しい雨が降り、このまま雨が止まなければ両股小屋に降りるか、小雨ならば間ノ岳まで行って奈良田に、または北岳を越えて広河原に下山か、はたまた水はあるからここで1日停滞して様子を見るかとエスケープルート案を考えて横ななっていた。
3日目
午前4時ころ外が静かなので見ると星が出ているではないか、まずい出遅れたと思い、急いで出発。
しかし三峰岳から強風とガス、雨ではないが濡れるのでカッパを着こみ出発、次第に雨粒が混じるようになったが本格的な雨ではない。
数年前賑わっていた間ノ岳山頂には人影なし。北岳へ向かう途中は数人とすれ違う。時々ガスが薄くなり北岳も見えた。
北岳頂上は風弱く人影なし、独占できた。
八本歯コルからボーコン沢の頭までは赤線なのに、岩と這松のため道が途切れて迷った。晴れていれば迷うことはない。
そんなこんなで大幅にコースタイムオーバー。_| ̄|○
すれ違う人もなくマイナーコースのため心細い。ぐんぐんと高度を下げてようやく御池小屋に到着。
小屋はコンクリート製で頑丈、きれいであった。
水場は遠いとのことから確認もしていない。
やはり夜中に台風の影響か大雨。
4日目
さて今日は降りるだけ、ゆっくり目の出発。だがいきなり道迷い、池の北か南かわからずうろうろ、取り敢えず水場方向へ行こうと北へ行くと樹林帯の中に案内板を見つけ一安心。池山の三角点を確認し、一段降りた所を東進、すると激下りが始まった。
1時間くらい下ると広いところに出た。すると途端に道が分からなくなる。辛抱強く赤テープを拾い道を確認しながら降りると沢の音が大きくなりあるき沢BSに到着。やったー!横断達成!無事下山に感謝。
バスは土砂崩れのため運休中。また登り返して夜叉神峠まで行く気力もないし、甲府では遠回りになるので、奈良田まで歩いて出ることにした。
しかし奈良田BSまでは15辧遠いな〜。まあ奈良田発のバスも14時発だからぶらぶら行くかということで真っ暗なTNなどを楽しみながら3時間かけて開運TNへ。
TNにはしっかりしたゲートで封鎖されており、外に警備員さんが通行止めをしていたのでTN内から「すいません」と声を掛けたらビックリされた。
お化けではありません。「通して下さい」と言ってゲートを開けてもらい通してもらった。居なかったら通れないかもと心配していたので一安心。
奈良田の里湯は温湯でゆったり4日間の汗を流し、昼ご飯をいただきバスに乗り込んだ。身延から特急甲斐路に乗りご褒美のビールを傾けながらまったりと家路についた。
長いレコにお付き合いしていただきありがとうございまました。
次のレコは反省して短く致します。m(__)m
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