夏本番の奥穂高岳（定番の上高地・涸沢ピストン）

2019年08月12日(月) ~ 2019年08月14日(水)

• GPS: 17:51
• 距離: 37.7km
• 登り: 1,831m
• 下り: 1,869m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:13
• 休憩: 0:38
• 合計: 5:51

6:44 上高地バスターミナル
7:32 7:32 明神館
8:19 8:19 徳澤園
9:12 9:43 横尾山荘
10:46 10:46 本谷橋
12:22 12:29 涸沢ヒュッテ
12:35 涸沢小屋

2日目

• 山行: 7:10
• 休憩: 2:30
• 合計: 9:40

4:49 涸沢小屋
5:14 5:15 パノラマ分岐
5:39 5:52 ザイテングラート
6:38 7:21 穂高岳山荘
8:03 8:07 穂高岳
8:47 9:01 穂高岳山荘
9:39 9:39 ザイテングラート
9:58 9:59 パノラマ分岐
10:23 10:42 涸沢小屋
10:47 10:47 涸沢
10:53 10:54 涸沢ヒュッテ
11:19 11:20 Sガレ
11:53 12:44 本谷橋
13:14 13:14 横尾岩小屋跡
13:30 13:31 横尾 (横尾山荘)
14:12 14:13 新村橋(パノラマ分岐)
14:25 14:25 徳澤園
14:29 徳沢ロッヂ

3日目

• 山行: 2:03
• 休憩: 0:20
• 合計: 2:23

7:12 徳沢ロッヂ
7:48 7:48 徳本口(徳本峠分岐)
7:52 7:52 明神館
7:59 8:00 明神橋
8:03 8:05 嘉門次小屋
8:47 8:49 岳沢湿原・岳沢登山口
9:09 9:24 河童橋
9:35 上高地バスターミナル

2日目は、奥穂高登頂往復と暑さのために下りでバテてしまい、本谷橋で大休止せざるを得ませんでした。

天候

8/12,13 晴れ時々曇り　8/14 曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

バスターミナル付近の駐車場は満杯。ひとつ先のさわんど車庫前駐車場に滑り込みセーフ。バス停には係りの人がいて待合状況を連絡しているのでバスを待ちぼうけする心配は無用でした。

コース状況／危険箇所等

・ザイテングラート・奥穂高岳はヘルメット装着率9割位。
・ザイテングラートのコース脇で20センチ位の落石がありました。（ヘルメットは涸沢小屋でレンタル。1日1,000円）

その他周辺情報

・２日目は徳沢まで下って投宿したので、お部屋、食事、入浴など至れり尽くせりでした。（徳沢ロッジは15時から外来入浴を行なっています。混雑期で入浴待ちの方がたくさんいましたので、早めにチェックインして入浴を済ませた方が良いと思います）

写真

8/12 5:49

三連休の最終日でさわんどバスターミナル近くの駐車場は、AM5:30時点でどこも満杯。下山者との入れ替えにはちょっと早いので、一番混雑する時間帯だったかも。

8/12 6:35

バスはジャンジャンでているので、ストレスなく上高地に。30年前に来たときはオートバイで入ってこれたなあ。

8/12 6:42

美味しい水が汲み放題！

8/12 6:54

カメラの露出調整が変だけれど、絶好の登山日和であることは間違いなし！

8/12 7:28

ソバナ。

8/12 7:30

明神岳を見ながら進みます。

8/12 7:36

1時間弱で明神館を通過。朝からにぎわっています。

8/12 8:16

ホタルブクロ。

8/12 8:25

またまた、1時間弱で徳澤園を通過。キャンプ場は一杯。名物のアイスクリームはお預け。

8/12 9:16

大賑わいの横尾山荘に到着。ここまでノンストップで来たので、これからの登りに備えてトイレとエネルギー補給。無料の水がありがたい。

8/12 9:48

「これから登山だあ〜」的な存在の横尾大橋。

8/12 10:11

屏風岩を左手に見ながら平坦な道を淡々と歩きます。

8/12 10:47

本谷橋を通過。この辺りまでは緩やかな登り？たくさんの方が休憩していました。

8/12 11:07

ゴゼンタチバナ。

8/12 11:27

ガレ場は立ち止まり禁止の注意喚起あり。整備されていてとても歩きやすい。

8/12 12:04

Sガレ手前で子グマに遭遇。みんなで色々音を出しだが中々逃げず、しばらく待機となった。人慣れしているのかな？

8/12 12:06

ミヤマダイコンソウ。

8/12 12:15

僅かに雪渓が残っていた。敢えて雪渓の上を歩き、つかの間の涼を楽しむ。

8/12 12:22

ハクサンイチゲだ！まだ咲いていた。

8/12 12:27

後半はスローダウン気味だったが涸沢ヒュッテにとうちゃーく。たくさんの方が「ぷはー🍺😆?」していました。

8/12 12:28

本日のお宿「涸沢小屋」。ペンション風の山小屋でかわいらしい佇まい。

8/12 12:28

「涸沢の紅葉を見ずして穂高を語ることなかれ」と書いてあった。その通りのロケーションですね。

8/12 12:30

ザイテングラート。時間的には穂高岳山荘まで行けそうだが、ヘタレな自分にはムリですね。

8/12 12:30

穂高岳山荘が見えた。見えるけど一向に近づかないのが山登りのあるある。

8/12 12:31

涸沢岳とシンボリックな涸沢槍。

8/12 12:31

北穂高岳アップ。

8/12 12:31

吊尾根。

8/12 12:32

表銀座方面。こちらもピーカン🌞

8/12 12:36

美しいカール。これを見にやって来ました！

8/12 13:31

やっと涸沢小屋にとうちゃーく。あぢ〜??😵💦

8/12 12:52

予約時は「布団ひとつに二人の可能性あり」と脅された？が、何とか一枚をキープ。昨日は一枚に二人だったとの情報も。幅の狭いこの布団にどうやって寝るのでしょう？

8/12 15:29

水が豊富なので助かります。バイオトイレは臭いもなくて快適。

8/12 13:08

涸沢カールをおかずに「ぷはー」の時間です。思った以上にシンドカッタ。

8/12 13:20

カラフルなテン場。

8/12 13:20

前穂高岳方面。

8/12 15:36

トリカブト。

8/12 17:05

夕食は三回転の1回目。味もビジュアル的にも食欲を爆発させるメニューでした。満腹🍴🈵😍

8/13 4:47

朝食は混雑回避のためにお弁当にしてもらって、日の出とともに行動開始。

8/13 4:47

今日もお天気良さそう。

8/13 5:09

イワギキョウ。

8/13 5:12

すこ〜しだけモルゲンロート。

8/13 5:23

ザイテングラートの取り付きまでが地味に長い。。。

8/13 5:36

手強そうな前穂高岳。

8/13 5:44

被り物は苦手だが、保険のために涸沢小屋でレンタルしたヘルメットを装着。

8/13 5:44

いざ、ザイテングラートへ！

8/13 5:48

振り返れば遠方に雲海が見える。

8/13 6:11

鎖場＋梯子があります。この辺りは慎重に歩きました。

8/13 6:21

ハクサンフウロ。

8/13 6:24

眼下には涸沢ヒュッテとテン場が。

8/13 6:27

本当にあと20分？（でした）

8/13 5:56

ウサギギクかな？　ザイテングラートに群生していました。

8/13 6:38

ヨツバシオガマとイワギキョウ

8/13 6:45

2時限弱で穂高岳山荘にとうちゃーく。思っていたほど辛くはなかった。

8/13 6:47

奥穂高岳へのアプローチ。目のあたりにすると「こんなところ登れるのか」とちょっとビビる。基本、ビビりなんです。

8/13 6:52

3,000mならではの美しい雲海を堪能。

8/13 6:55

涸沢小屋の朝食弁当で腹ごしらえ。山小屋混雑時はタイムマネジメントを一工夫することでストレスが少なくなる。

8/13 7:15

一度泊まってみたいと思えるキレイな外観。朴葉味噌の朝ごはん食べてみたーい。

8/13 7:17

この日のために急遽購入したデカトロン製ケシュアのポケッタブルザック。20リットル仕様で1,190円はお買い得。

8/13 7:25

恐怖心を抱かないために振り返ら（れ）ない…。

8/13 7:32

ひえ〜。結構な高度感です。

8/13 7:51

笠ヶ岳。

8/13 7:56

50分弱で穂高岳山頂にとうちゃーく！涸沢出発の皆さんが続々と登頂。場所は狭いので譲り合って写真撮影。

8/13 8:05

左手には山座同定盤があります。

8/13 8:00

正面に乗鞍岳。左が霞沢岳。右が焼岳。どれも登ってみたい。

8/13 8:05

生きている焼岳。

8/13 8:05

初めて肉眼で見たジャンダルム。

8/13 8:07

山頂に人の姿が見えるけれど、どうやって登るんでしょ？

8/13 8:06

みんな大好き槍ヶ岳。

8/13 8:06

剣岳と雄山アップ。こちらも行ってみたい。

8/13 8:06

薬師岳。

8/13 8:06

先週登った白馬岳も見えた！

8/13 8:07

遠方の山なみは八ケ岳ファミリー？

8/13 8:07

今日の午後にはもう上高地に下山していると思うと感慨深い。

8/13 8:10

左側から鷲羽岳、水晶岳。槍ヶ岳の左手が剣岳。

8/13 8:14

どこまでも続く山塊。すべてが感動的！

8/13 8:22

表銀座、常念岳、大天井岳、燕岳方面。

8/13 8:45

この手前(上部)の切れ落ちたところ（あまり手掛かりがない）とこの梯子が核心部でしょうか。譲り合って往来します。

8/13 8:50

無事に生還。とりあえずホッと一息。

8/13 9:12

ピークハントの感動を胸に刻んで、ザイテングラートを下ります。

8/13 9:32

オヤマリンドウ(ザイテングラートにて)

8/13 9:42

イワオトギリ

8/13 10:09

チングルマの果穂

8/13 10:44

涸沢小屋でヘルメット返却して、エネルギー補給。

8/13 10:47

さて、ここから800m下ります。

8/13 10:50

また来るね！

8/13 10:55

北穂へのルート。斜度が半端なさそう。

8/13 11:11

ミヤマキンポウゲかな？

8/13 12:12

暑さでバテ気味のため、休憩ポイントを繰り上げて本谷橋で約1時間の大休止。HP回復した。

8/13 13:36

横尾山荘は前日とは違い、静かな雰囲気が漂っていました。

8/13 14:33

やっと、本日のお宿「徳沢ロッジ」にとうちゃーく。たくさん歩いたなあ〜。

8/13 15:15

相部屋ですが、定員制なので一人当たりの専有面積もたっぷり。ふかふかの寝具、コンセント、仕切りカーテンなど、個室感があって快適そのもの。

8/13 15:17

ゆったりしていて居心地の良い場所。風呂上がりにアルコールで下山祝い。(テレビ、wi-fiはありません)

8/13 17:37

夕食は17:30から（宿泊収容能力は70人ほどなので一斉）。もちろんご飯はおかわりしましたが、おかずもたくさんあって何とか胃袋に収めました！

8/13 18:48

イイ感じのエントランス。クラシカルな音楽が似合いそう。

8/14 5:52

たっぷり寝たので朝食前にお散歩に。

8/14 5:51

みずみずしいコケ。生を感じます。

8/14 6:01

徳澤園から明神岳を眺めることができます。

8/14 6:37

朝食は下界時間の6:30から。美味しくいただきました。

8/14 7:58

明神館から穂高奥宮に向かいます。

8/14 8:06

明神橋。まだ早い時間なので閑散としています。

8/14 8:09

穂�眇声勹�宮。明神池を見るには拝観料300円が必要です。

8/14 8:55

岳沢湿原に入りました。

8/14 8:53

なんだか尾瀬を歩いている感じ。

8/14 8:53

ノコンギク

8/14 8:54

花弁がねじれて巴形になっているのが特徴のトモエソウ。

8/14 9:15

河童橋。ここまでくるとたくさんの観光客でごった返しています。

8/14 9:30

岳沢と穂高連峰を眺めて今回の山行を振り返ります。

8/14 9:47

さわんど行きは20分おきに出ているのでストレスありませんが、まだ9:45なのに満席でした。午後だったらどれだけ混雑することか…。

8/14 10:04

釜トンネルを通過。3日間の夢のような山行が現実に引き戻される瞬間。

撮影機器：

EOS Kiss X7 CANON

装備

備考

・スマホは機内モードで電力消費を大幅セービング。
・但し、ヤマレコマップ一時停止したら1日目のログがおかしくなりました。（通信モードに戻さなかったから？　Huaweiだから？）
・この山域はDocomoよりもAUが電波強いようです。

感想

みきちゃん

・来年からしばらく山登りはお預けになる（海外転勤)ので、登れるうちにたくさん登っておこうと、混雑を覚悟の上でお盆休みを利用して涸沢カール、奥穂高岳の山行を計画しました。
・当初計画は混雑のピークを回避するために、お盆休み後半を狙っていましたが、台風接近に伴って計画を前倒し。皆さん考えることは同じで前半に集中し、だいぶ混雑していました（山小屋の予約状況から）が、前半の三連休から一日あとにずらしたことでストレスなく登れることができました。（三連休の山小屋泊は、布団1枚に二人と大変な混雑だったようです）
・初めての奥穂高岳だったので余裕を見て2泊3日の行程としました。結果的には多少頑張れば1泊2日（穂高岳山荘泊）で行けそうでしたが、猛暑の中での体力消耗は想定上で、各日とも後半ペースダウンしてしまったので、無理せず2泊3日が正解だったと思います。2日目の涸沢〜奥穂高岳往復＋涸沢からの下りは歩行時間も長かった…。（1日目で一気に登ってしまうのも大変かもしれません。悩みどころです）
・3日間とも天候に恵まれ、美しい涸沢カール、奥穂高岳の360度ビューは心に深く残るものでした。振り返ってみれば夢のような3日間でした。機会があれば、また、訪れてみたいと思える山行でした。