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Yamareco

記録ID: 1985229
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

甲斐駒ヶ岳ー鋸岳(第2高点)ー熊穴沢登山口〜水分不足でやむなく下山

2019年08月12日(月) ~ 2019年08月14日(水)
 - 拍手
GPS
48:30
距離
22.9km
登り
1,644m
下り
2,804m

コースタイム

1日目
山行
7:15
休憩
0:45
合計
8:00
7:00
100
8:40
15
8:55
9:00
60
10:00
10:05
40
10:45
10:50
70
12:00
60
13:00
13:30
90
15:00
2日目
山行
9:45
休憩
1:00
合計
10:45
4:30
60
5:30
5:35
15
5:50
6:00
60
7:00
7:10
50
8:00
8:30
20
8:50
190
12:00
15
12:15
12:20
175
15:15
戸台川河川敷
3日目
山行
1:40
休憩
0:10
合計
1:50
4:30
20
戸台川河川敷
4:50
5:00
80
6:20
テントなどを背負って歩きましたので、ゆっくりペースです。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス 飛行機
東京竹橋〜(毎日アルペンバス)〜仙流荘〜(南アルプス林道線バス)〜北沢峠
コース状況/
危険箇所等
 甲斐駒までは登山者も多く賑やかですが、鋸岳への稜線に入ると急にひと気がなくなります(-.-)。
 6合目避難小屋までルートが不明瞭な箇所がありましたが、テープが付けられていますので注視しながら進んでください。迷い道もありますので、おかしいと感じたら戻りましょう。
 途中、20m程の鎖による下降がありましたが、鎖慣れしてない方だと怖く感じるかもしれません。   
 避難小屋は改装されて快適ですが、水場が遠く時期によっては渇水も考えられます。稜線から避難小屋への折り返しの目印である3本の石柱の先、樹林帯に入り、鋸岳方面に向かって左側に茶けた広めのガレ谷があります。避難小屋で一緒に一泊した川崎市の男性の話では、しばらく下ると水場があるそうです。ガレと砂礫の中に足跡を自分も見かけましたが、稜線には標識などありません。勾配がきつくやや危険ですので、事前によく調べておいた方が良いでしょう。ちなみに、鋸岳へ向かって右手の樹林帯の中にも道が錯綜しています。水がありそうな雰囲気でしたが、見つかりませんでした。鹿道でしょうか。
 予定では2日目、鋸岳の第1高点まで行き、角平衛沢を下る予定でしたが、朝に水の補給を怠った為に水が不足。一口ずつの節水登山が堪え第2高点で引き返す決断をしました(>_<)。
 ここまでのルートの概略になりますが、避難小屋から中ノ川乗越まで、ルートが錯綜している箇所があります。右側に斜面をトラバースする道に迷い込み進んだ結果、烏帽子岳に行ってしまいました。三ノ頭分岐からは往復で1時間掛かりません。こちらも良い山なので、体力に余裕のある方には正規のルートでのピストンをお薦めします。
 三ノ頭分岐から中ノ川乗越までは道が明瞭です。稜線を忠実に歩きますが、熊穴沢ノ頭への急な登り返しが始まる場所で巻き道のようなルートも見つけました。熊穴沢ノ頭に向かわずに中ノ川乗越に続いているかどうかはわかりません(-_-#)。
 熊穴沢ノ頭から急勾配の道を下ると中ノ川乗越に着きます。テントが張れるスペースですが、水場などはないようです。
 中ノ川乗越からザレた急坂を登ります。下からみるととても登山道には見えませんが、落石に注意しながら慎重に。
 下山、中ノ川乗越からの熊ノ穴沢の上部は浮き石も目立ち、目印なども見当たりませんが、途中にケルンが積まれていて励まされました。
 やがて樹林帯に入ると左手側に登山道が見つかるでしょう。テープの目印も出てきますので、中盤以降は足の負担が軽減されます。とにかく長い下りです。途中に水場を期待しましたが、戸台川近く、かなり下部まで下らないとありませんでした。
 戸台川に出ると長い川原歩きになりますが、角平衛沢の入口以降は踏み跡が出てきます。仙流荘まで少なくとも3時間以上は掛かります。途中、テントを張るのに適した場所が数ヵ所ありますので、日程に余裕があれば気長な川原歩きを満喫出来ます(*^^*)。
 赤い注意書の看板がとても目立つ登山口を過ぎると、ゲートのある車道を歩きとなります。マイカーは折り返すような上り道から登山口まで来れるようで、駐車場には車が数台停まってました。釣り目的の方もいるみたいです。
 戸台大橋の先は、トンネルを歩かずに旧道を歩いてみることをお薦めします。鉄道のレールを手摺にした古い橋など見所があります。戸台大橋から仙流荘まで1時間程になります。
その他周辺情報 仙流荘で日帰り入浴可能。営業時間は、小さなバスターミナルの外側の壁に掲示されています。自分の時は9時30分から入れました。仙流荘から伊奈、高遠行きの路線バスが出ています。
予約できる山小屋
北沢峠 こもれび山荘
仙流荘前。ここから北沢峠行きのバスに乗り換えます。
2019年08月12日 05:05撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
8/12 5:05
仙流荘前。ここから北沢峠行きのバスに乗り換えます。
鋸岳の稜線。ギザギザで困難が予想されます(>.<)y-~
2019年08月12日 05:53撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
8/12 5:53
鋸岳の稜線。ギザギザで困難が予想されます(>.<)y-~
北沢峠です。
2019年08月12日 06:43撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
8/12 6:43
北沢峠です。
登山口。重いザックを背負って出発(*_*)。
2019年08月12日 06:55撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
8/12 6:55
登山口。重いザックを背負って出発(*_*)。
北海道の山と違うなぁ(-.-)。
2019年08月12日 07:29撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
8/12 7:29
北海道の山と違うなぁ(-.-)。
植生が変化。
2019年08月12日 07:50撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
8/12 7:50
植生が変化。
双児山までカウントダウン。
2019年08月12日 08:49撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
8/12 8:49
双児山までカウントダウン。
ここまでがまず急登でキツかったです。
2019年08月12日 08:55撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
8/12 8:55
ここまでがまず急登でキツかったです。
鳳凰山系。オベリスクも見えました(^-^)v。
2019年08月12日 09:10撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
8/12 9:10
鳳凰山系。オベリスクも見えました(^-^)v。
これから向かう甲斐駒と駒津峰。
2019年08月12日 09:13撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
8/12 9:13
これから向かう甲斐駒と駒津峰。
駒津峰へは開けたガレ場を登ります。
2019年08月12日 09:41撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
8/12 9:41
駒津峰へは開けたガレ場を登ります。
駒津峰頂上からの甲斐駒。この眺めに触れたかった。
2019年08月12日 10:01撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
8/12 10:01
駒津峰頂上からの甲斐駒。この眺めに触れたかった。
南アルプスの山脈。いつか縦走してみたい。
2019年08月12日 10:10撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
8/12 10:10
南アルプスの山脈。いつか縦走してみたい。
この鎖場は慎重に(^_^)。
2019年08月12日 10:41撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
8/12 10:41
この鎖場は慎重に(^_^)。
この辺りから石灰岩に変わる。
2019年08月12日 11:07撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
8/12 11:07
この辺りから石灰岩に変わる。
白い美しい山肌。燕岳みたいだ。
2019年08月12日 11:21撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
8/12 11:21
白い美しい山肌。燕岳みたいだ。
摩利支天へ向かいます。
2019年08月12日 11:36撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
8/12 11:36
摩利支天へ向かいます。
摩利支天の頂上は仏具が多い。
2019年08月12日 11:56撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
8/12 11:56
摩利支天の頂上は仏具が多い。
甲斐駒東面の絶壁が怖い。
2019年08月12日 12:00撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
8/12 12:00
甲斐駒東面の絶壁が怖い。
このような段差があるので安心です。
2019年08月12日 12:42撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
8/12 12:42
このような段差があるので安心です。
頂上までラストスパート\(^o^)/。
2019年08月12日 12:54撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
8/12 12:54
頂上までラストスパート\(^o^)/。
甲斐駒頂上に到着。しんどかったけど、達成感があります(*^^*)。
2019年08月12日 13:01撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
8/12 13:01
甲斐駒頂上に到着。しんどかったけど、達成感があります(*^^*)。
ここから鋸岳へ。案内板が少し怖い。
2019年08月12日 13:35撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
8/12 13:35
ここから鋸岳へ。案内板が少し怖い。
道を見分けて進む。
2019年08月12日 13:37撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
8/12 13:37
道を見分けて進む。
いつの頃のものだろうか。
2019年08月12日 13:40撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
8/12 13:40
いつの頃のものだろうか。
稜線がやはり険しい。
2019年08月12日 13:41撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
8/12 13:41
稜線がやはり険しい。
トラバースする鎖が登場。でも怖くない。
2019年08月12日 14:01撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
8/12 14:01
トラバースする鎖が登場。でも怖くない。
垂直まではいかないけど、この鎖場は下の方がハング気味で注意が必要です。
2019年08月12日 14:25撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
8/12 14:25
垂直まではいかないけど、この鎖場は下の方がハング気味で注意が必要です。
避難小屋が見えました(^-^)v。
2019年08月12日 14:49撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
8/12 14:49
避難小屋が見えました(^-^)v。
小屋まで直下するルートもありますが、稜線からはこの3つの石碑を左手に折り返すように木立の中を歩くと小屋まで着きます。
2019年08月12日 15:14撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
8/12 15:14
小屋まで直下するルートもありますが、稜線からはこの3つの石碑を左手に折り返すように木立の中を歩くと小屋まで着きます。
水場は3つの石碑より鋸岳方面への先。ここのザレた谷を5分以上下ります。ちなみに自分は諦めました。
2019年08月12日 15:28撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
8/12 15:28
水場は3つの石碑より鋸岳方面への先。ここのザレた谷を5分以上下ります。ちなみに自分は諦めました。
避難小屋ではしばらく独りでしたが、逆ルートで登って来たという仲間がその後到着(^_^)。彼からこの先のルートを教わりました。
2019年08月12日 16:24撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
8/12 16:24
避難小屋ではしばらく独りでしたが、逆ルートで登って来たという仲間がその後到着(^_^)。彼からこの先のルートを教わりました。
仙丈ヶ岳。優雅な姿です。
2019年08月13日 04:48撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
8/13 4:48
仙丈ヶ岳。優雅な姿です。
翌朝、三ツ頭に向けて出発。この道で正しいのかな?
2019年08月13日 04:55撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
8/13 4:55
翌朝、三ツ頭に向けて出発。この道で正しいのかな?
でも眺めが素晴らしいんです。こういうのモルゲンロートと言うのかな?
2019年08月13日 05:30撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
8/13 5:30
でも眺めが素晴らしいんです。こういうのモルゲンロートと言うのかな?
烏帽子岳に着いちゃた(・o・)。
2019年08月13日 05:37撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
8/13 5:37
烏帽子岳に着いちゃた(・o・)。
正規のルートはしばらく明瞭でした。
2019年08月13日 06:31撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
8/13 6:31
正規のルートはしばらく明瞭でした。
中ノ川乗越に到着。この時、水の残量は少な目。がぶ飲み出来ない辛さ(-.-)。
2019年08月13日 06:59撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
8/13 6:59
中ノ川乗越に到着。この時、水の残量は少な目。がぶ飲み出来ない辛さ(-.-)。
第2高点へは正面のガレ場を登ります。写真ではあまり伝わりませんが、かなり急で浮石も多く登りにくいです。
2019年08月13日 07:02撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
8/13 7:02
第2高点へは正面のガレ場を登ります。写真ではあまり伝わりませんが、かなり急で浮石も多く登りにくいです。
第2高点から第1高点(鋸岳頂上)を望む。ここで引き返しました。第2高点の頂上には錆びた鉄剣が刺さっていました。
第2高点から第1高点(鋸岳頂上)を望む。ここで引き返しました。第2高点の頂上には錆びた鉄剣が刺さっていました。
中ノ川乗越から熊穴沢を下りました。標高差1000m以上の下りになります。
中ノ川乗越から熊穴沢を下りました。標高差1000m以上の下りになります。
ケルンが嬉しい。
ケルンが嬉しい。
登山道かな?
登山道でした(^-^)v。
登山道でした(^-^)v。
待望の水場。戸台川との出合いよりやや上辺り。ということは熊穴沢では取水は不可能と考えた方が良いでしょう。
待望の水場。戸台川との出合いよりやや上辺り。ということは熊穴沢では取水は不可能と考えた方が良いでしょう。
戸台川に合流して歩きます。
戸台川に合流して歩きます。
振り返る(*_*)。名残惜しい気分。
振り返る(*_*)。名残惜しい気分。
登山口の小屋。危険な鋸岳を啓発する注意書きが目立ちます。ここから仙流荘まで更に1時間以上歩きます。
2019年08月14日 04:58撮影 by  KYV35, KYOCERA
8/14 4:58
登山口の小屋。危険な鋸岳を啓発する注意書きが目立ちます。ここから仙流荘まで更に1時間以上歩きます。

感想

喉の渇きで苦しい登山になりましました。

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