唐松〜五竜〜鹿島槍縦走
- GPS
- 18:58
- 距離
- 40.0km
- 登り
- 4,301m
- 下り
- 4,702m
コースタイム
- 山行
- 4:44
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 5:51
- 山行
- 6:27
- 休憩
- 1:56
- 合計
- 8:23
- 山行
- 3:56
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 4:43
八方池山荘〜唐松岳頂上山荘:約2時間50分
唐松岳頂上山荘〜五竜山荘:約2時間15分
五竜山荘〜五竜岳:約1時間
五竜岳〜鹿島槍ヶ岳:約5時間20分
鹿島槍ヶ岳〜冷水山荘:約1時間30分
冷水山荘〜扇沢:約5時間45分
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
写真
感想
ひさびさに晴天が続く予報。どこに行こうか迷いましたが、今回は唐松岳から鹿島槍ヶ岳まで縦走してみることにしました。
このコースは八峰キレットを始めとして岩場などの難所も多く、また五竜山荘から冷池山荘までのコースタイムも約10時間と長めなので不安もありましたが、特に問題なく歩くことができました。
天気予報では1日目も晴れの予報でしたが、残念ながら、稜線では始終雲が広がり展望を楽しめませんでした。
2日目、3日目の朝はいい天気で、たっぷりと頂上からの展望や稜線歩きを楽しむことができました。
【前日】
・前日に白馬村まで自動車で移動。早目に着いたので大出の吊橋を観光。白馬八方バスターミナルの隣にある八方第2駐車場に行ってみるが、車中泊禁止の標識が出ている。第3駐車場に行ってみるが、ここも車中泊禁止とのこと。車で10分ほどのサンサンパーク白馬へ移動し、そこで車中泊。
【1日目】八方〜唐松岳〜五竜山荘
・6時に起床して八方第2駐車場へ移動。すでに満車。少し離れた第3駐車場へ行く。こちらはまだまだスペースが残っていた。
・準備を済ませ、ゴンドラの駅まで歩く。10分強。
・この時期、ゴンドラは7:30から営業。ちょうど7:30に着いたが、それなりに行列が出来ていた。
・ゴンドラ+リフト2本の料金は片道1550円。jROの会員割引で1400円。
・荷物の重量が15kg以上だと荷物料金が440円必要となる。窓口の前にある体重計に乗せてみると17kgあった。想像してたより重い。水2リットル、ビール350ml×5本は持ちすぎかな。
・ゴンドラ、リフト2本を乗り継いで上へ向かう。リフトに乗ってのんびりと景色を眺めていると、観光気分でとても気楽。
・ゴンドラ下では暑くて半袖で十分だったが、上に来てみると寒い。長袖シャツを着て出発。空には雲が広がっている。
・登山道脇には数々のきれいな花が咲いている。登山道には行列ができていて、狭い所では立ち止まることができないが、適当に写真を撮りながら、のんびりと歩く。
・八方池を過ぎると、やがてダケカンバ林に入る。蛇紋岩による植生の逆転現象が起きているそうだ。
・リフト頂上から2時間40分ほどで稜線に出る。
・唐松岳頂上は雲の中。頂上まで行こうかどうか迷ったが、一瞬の雲の切れ間を期待して頂上まで行ってみる。残念ながらずっと雲の中だった。
・小屋に戻って昼食休憩。この先すぐに岩場とのことでトレッキングポールはザックにくくりつけておく。
・雲広がる稜線を五竜に向けて出発。
・すぐに牛首の岩場。普通に緊張し慎重に進むが、特別難しかったり怖い感じはなかった。
・その後も何箇所か岩場があるが、特に問題なく通過。
・少し雲も上がっていき、目の前の五竜岳は背後の唐松岳も見え始めるが、残念ながら頂上はずっと雲の中だった。
・唐松岳頂上山荘から2時間15分ほどで五竜山荘に到着。テント泊は1200円。1リットル100円で水を貰う事もできる。
・風が吹く中テントを設営。少しは晴れてくれる事を期待していたが、結局始終雲の中。ひたすら暇だった。
・テント内だと電波が入らないため、17時、天気予報を見るために小屋前まで行ってみる。ちょうど小屋の人が、翌日の天気予報を小屋前に書き出してくれていた。天気は夜半から晴れ。風もおさまるらしい。ただ、放射冷却の影響で朝は1桁台まで冷え込むとのこと。
・翌日を期待し、寝袋に入る。寒いので薄手のダウンも着込む。
・夜、雨が降り始める。
・夜中に目が覚めた時、ちょっと外を覗いてみると星が出ていた。翌朝の晴れを確信し、また眠りに入る。
【2日目】五竜山荘〜五竜岳〜八峰キレット〜鹿島槍ヶ岳〜冷池山荘
・4時起床。外はまだ暗い。星もいくつか見える。
・コーヒーを飲んで出発準備を済ます。前夜の雨、結露のせいでテントも重くなってしまった。
・明るくなってきた5時過ぎに出発。
・少し登った所で日の出。目の前の五竜岳も赤く染まる。
・五竜岳への登りは結構岩場っぽい箇所も多い。
・小屋から1時間弱。頂上手前の分岐にザックをデポして頂上へ。
・頂上からは360度の大展望が広がる。北には白馬。西には立山・劔。南には鹿島槍に、遠くには槍・穂高。東には雲海。雲海から顔を出す多くの山々。
・名残惜しく、もっとのんびりと展望を楽しみたかったが、今日の行動時間も長いので早目に出発する。
・下る。結構急。ザレ場もあり慎重に下る。何箇所か鎖場もあった。
・その後も岩場、鎖場が多い。特に難しい感じはなかった。一つ一つ、慎重に越えていく。
・ようやくキレット小屋に。到着。まだ10時前だが、ここで早目の昼食休憩をとる。
・八峰キレット。怖い。が、道は広めで鎖がしっかり整備されている。特に難しくはないので、怖がらずに慎重に行けば問題なし。
・鹿島槍ヶ岳へ向けて、ひたすら登る。
・吊り尾根に出る。デポして北峰へ行ってみる。
・続いて南峰。こちらは完全に雲の中に入ってしまい、展望は楽しめなかった。
・緩やかな道を冷水山荘へ向けてひたすら下る。
・小屋が近くなってくると、道脇に花が多くなり、とてもきれい。
・まずはテント場に到着。小屋は少し離れている。よさそうな場所にザックをデポして小屋で手続き。1000円。水1リットルの無料券ももらえた。それ以上に必要な場合は1リットル150円で分けてもらえる。
・思ったより早くテント場に着いた。持ってきた分だと足りないので小屋でビールを購入。500mlで750円。
・雲は薄くなったり濃くなったりを繰り返す。夕暮れ、少し雲が薄くなってきたので立山・劔の展望を期待したが、残念ながら姿を見る事はできなかった。翌朝を期待。
【3日目】冷池山荘〜爺ヶ岳〜扇沢
・4時半起床。いい天気。
・コーヒーを入れて日の出を待つ。
・日程に余裕があるので、日の出の後もコーヒーを飲みながらのんびりと過ごす。テントから劔、立山がよく見える。
・6時過ぎにテント撤収し、小屋でトイレを済まして出発。
・爺ヶ岳は中峰と南峰に寄ってみる。天気がよくて展望もいい。
・種池山荘を経由して、ひたすら下る。
・扇沢に下山。そこからバスで信濃大町駅へ、鉄道で白馬駅へ、バスで白馬八方バスターミナルへと乗り継ぐ。乗り継ぎ時間は20〜30分程度と、それほど長くならずに済んだ。
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