黒部五郎(97)〜鷲羽(98)〜水晶（99座目！）〜雲ノ平〜薬師：飛越新道より

2019年09月07日(土) ~ 2019年09月08日(日)

• GPS: 35:16
• 距離: 63.7km
• 登り: 4,812m
• 下り: 4,812m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:03
• 休憩: 0:04
• 合計: 9:07

距離 23.9km 登り 2,573m 下り 1,023m

7:00 スタート地点
7:57 飛越新道登山口
8:55 8:57 飛越新道分岐
9:32 寺地山
10:02 北ノ俣避難小屋
11:03 神岡新道分岐
11:09 北ノ俣岳
11:28 赤木岳
11:53 中俣乗越
12:50 黒部五郎の肩
12:59 黒部五郎岳
13:08 13:09 黒部五郎の肩
13:44 雷岩（黒部五郎カール）
14:27 黒部五郎小舎
15:20 15:21 三俣蓮華岳巻道分岐
16:07 三俣山荘

2日目

• 山行: 14:00
• 休憩: 0:46
• 合計: 14:46

距離 39.7km 登り 2,239m 下り 3,788m

3:30 三俣山荘
4:36 4:40 鷲羽岳
5:02 5:05 ワリモ岳
5:16 ワリモ北分岐
5:42 5:46 水晶小屋
6:16 6:21 水晶岳
6:41 水晶小屋
6:59 7:01 ワリモ北分岐
7:04 7:06 岩苔乗越
7:30 7:32 祖父岳
7:43 祖父岳分岐
8:17 8:33 雲ノ平山荘
8:44 奥日本庭園
9:49 薬師沢小屋
9:57 カベッケが原
10:20 第三徒渉点
10:31 第二徒渉点
10:36 第一徒渉点
11:06 11:09 太郎平小屋
11:17 薬師峠
11:34 薬師平
11:54 薬師岳山荘
12:12 薬師岳避難小屋跡
12:25 薬師岳
12:35 薬師岳避難小屋跡
12:46 薬師岳山荘
13:01 薬師平
13:17 薬師峠
13:30 13:35 太郎平小屋
13:44 太郎山
14:41 神岡新道分岐
15:26 北ノ俣避難小屋
15:53 寺地山
16:29 飛越新道分岐
17:32 飛越新道登山口
18:16 ゴール地点

天候

ずっと快晴、下山するころにややガス

アクセス

利用交通機関：

自家用車

飛越トンネルにつながる大規模林道高山大山線は土砂崩れのためトンネル手前7キロで車両通行止めだが、ゲートすぐそばに地元の方が駐車できるスペースをつくってくれており（地主の許可を示す看板あり）、そこに駐車し徒歩にて飛越トンネル登山口まで移動した。ゲートから登山口まで徒歩で約1.5時間。

コース状況／危険箇所等

飛越トンネル登山口から登る飛越新道は入山者が少ないためか、登山道がかなり荒れている。ヤブで足元が見えにくい箇所があるため転倒注意。また、倒木が多数あり、登山道を完全に塞いでいる箇所もあるため、倒木をよじ登って進むこともあり。

その他周辺情報

付近にガソリンスタンドがなく、最も近いところでも神岡のスタンド。そこも19時には閉店らしく、それ以降の時間であれば富山市か高山市まで行く必要がある。十分な燃料補給をして向かうことをおすすめします。最寄りの温泉はおそらく神岡の割石温泉、大人510円。

写真

飛越トンネルに向かう車道が土砂崩れで通行止めのため、神岡新道登山口に行きました。ところがヤブがすごくて登山道が見えず入れませんでした。たまたま居合わせた地元の方が「神岡新道は今は使われていない。飛越新道なら車を停めて車道を7キロ歩けば登山口まで行ける。工事車両の邪魔になるからゲート前以外に車を停めるべし」と教えてくれました。

9/7 6:21

ゲートのすぐ近く、この土地の地主の方が駐車スペースをつくってくれていました。ありがたい。そして最後にこの場所でちょっとしたドラマが。

9/7 6:23

ここがゲート、徒歩だとなんなく入れます。

9/7 7:26

ここが土砂崩れポイント。きれいに土が均されていて、難なく歩けます。

9/7 7:50

こちらは反対側のゲート。

9/7 7:51

ガイド地図

9/7 7:52

北ノ俣岳登山口。ここから飛越新道に向かいます。奥にあるのは飛越トンネル。

9/7 7:57

あまり使われていないらしく、トレイルはヤブっぽい。

9/7 8:16

飛越新道

9/7 8:25

根っこから倒れた倒木です。

9/7 8:26

こんなのが至るところにあります。こわ・・

9/7 8:35

登山道を塞ぐ倒木。時にはくぐり、時にはよじ登り進みます。

9/7 8:55

分岐点。打保方面が神岡新道になります。

9/7 8:58

こんなんですけど、かろうじて登山道は見えるので、乗り越えさえすれば進めます。

9/7 9:01

一瞬空が開けた、いい天気。

9/7 9:32

寺地山に到着。

9/7 9:32

寺地山を越えると高い木がなくなり視界が広くなります。

9/7 9:57

避難小屋すぐそこ。実際に1分くらいで着きます。

9/7 9:59

北ノ俣避難小屋。使われていない様子。

9/7 10:02

水は豊富に出ていました。冷たくてうまい。

9/7 10:42

まもなく稜線に出そう。

9/7 11:02

三角点、稜線に到着しました。

9/7 11:02

槍が見える。

9/7 11:02

北ノ俣岳山頂が見えます。分岐から10分くらい。

9/7 11:09

北ノ俣岳に到着！目指す鷲羽、水晶は遥か彼方。

9/7 11:10

さあ、黒部五郎に向かいましょう。近く見えるけど・・そんなわけないよな。

9/7 11:10

ケルン

9/7 11:27

9/7 12:07

雷鳥。登山道をよーーーくみるといます。

9/7 12:08

雷鳥。目の前！

9/7 12:16

9/7 12:46

日本百名山97座目！！黒部五郎岳に到着です！！

9/7 12:46

エンマ様？

9/7 12:46

鷲羽、水晶と黒部五郎小舎かな？

9/7 12:46

稜線に沸き立つ雲。

9/7 12:46

笠ヶ岳、だよね？

9/7 12:46

9/7 12:46

9/7 12:46

黒部五郎岳2840メートル。

9/7 12:48

誰もいないのでセルフ。

9/7 14:25

黒部五郎小舎まで来ました。山頂からここまで結構遠いぞ。

9/7 14:26

何か修理しているみたいです。

9/7 15:06

三俣蓮華に向かう稜線。

9/7 15:19

三俣蓮華岳山頂方面と巻道の分岐点。

9/7 15:43

和紙畑が大きく見えるようになってきました。三俣山荘は近い。

9/7 15:45

三俣山荘が見えました！こうしてみると鷲羽でかい！

9/7 16:06

三俣山荘に到着しました。本当は水晶小山で行くつもりでしたけど、スマホの充電がうまくできず電池が切れそうなので、ここでストップにしました。もう16時だし。何より、今日はトラブル続きで悪い予感がする。水晶行きたかったけど、やめとく。

9/7 16:10

鷲羽岳、かっこいい。左はワリモ岳。

9/7 16:10

三俣山荘です。

9/7 16:10

大天井岳、であってます？

9/7 16:21

とりあえずエビスで乾杯！

9/7 16:43

夕食はビーフシチュー、いや鹿肉って言っていたから・・何シチュー？

9/7 17:04

ちょっとガスってきた。

9/7 17:04

うーん、山頂のガスがとれない。

9/7 17:05

あっという間にガスに包まれる。

9/7 17:35

山荘二階の喫茶。素敵。

9/7 17:56

この日はこのままガスに包まれました。

9/8 3:10

出発前。オリオン座と冬の大三角です。

9/8 3:11

鷲羽の影と星空。

9/8 3:30

鷲羽岳に向かいます。

9/8 4:16

98座目！！鷲羽岳に登頂しました！！

9/8 4:19

鷲羽岳2924メートル。よく見るとオリオン座の三ツ星とシリウスが写っている。

9/8 4:22

富山の夜景。

9/8 4:54

ワリモ岳方面に向かいます。

9/8 4:54

夜が明けてきた。

9/8 4:56

槍

9/8 4:56

色合いを替えて、槍

9/8 4:56

9/8 4:56

富士山

9/8 4:56

水晶岳

9/8 5:02

ワリモ岳頂上

9/8 5:14

水晶へ向かう稜線でご来光を迎えました。

9/8 5:14

朝日に染まる鷲羽岳。

9/8 5:14

槍ヶ岳

9/8 5:14

9/8 5:14

赤く染まる稜線。

9/8 5:15

ご来光

9/8 5:16

ワリモ北分岐

9/8 5:27

富士山、槍、八ヶ岳、南アルプス

9/8 5:27

すごい景色・・・

9/8 5:28

9/8 5:44

水晶岳山頂の手前まで来ました。結構な岩場ではしごもある。

9/8 5:56

日本百名山、ついに99座目となりました。水晶岳に登頂しました。

9/8 5:56

この景色、ため息がでる・・・

9/8 5:56

9/8 5:56

9/8 6:02

水晶岳2986メートル。

9/8 6:38

三角点

9/8 6:39

水晶小屋、次に来たときは是非泊まってみよう。

9/8 7:04

岩苔乗越

9/8 7:30

9/8 7:42

祖父岳山頂に向かいます。

9/8 7:58

雲ノ平です。木道を歩きます。

9/8 8:00

9/8 8:00

スイス庭園

9/8 8:01

静かな雰囲気

9/8 8:01

雲ノ平山荘。ここでスマホの充電ケーブルを借りて充電しながら、三俣山荘でもらった朝ごはんを食べました。

9/8 8:04

薬師沢、そして太郎平に向かいます。

9/8 8:44

奥日本庭園

9/8 8:55

アラスカ庭園

9/8 9:47

薬師沢小屋が見えました。それにしても水が透明。

9/8 9:47

ここで水を飲もうとしてビショビショになるという・・・

9/8 9:48

ハシゴを登って・・

9/8 9:48

吊橋を渡る。

9/8 9:49

揺れますよ〜

9/8 9:49

高いよ〜

9/8 9:49

ここも一度泊まってみたい。

9/8 10:31

左俣出会付近だと思います。ここから先は稜線に向かう急登になります。気合で。

9/8 11:04

今朝登った山々がはるか遠くに。

9/8 11:04

太郎山小屋と薬師岳。

9/8 11:05

9/8 11:05

ここから北ノ俣岳に戻る予定でしたが、時間的余裕が少しあるので、薬師岳に登ることにしました。

9/8 11:05

太郎山小屋。荷物をデポって空身で薬師に向かいました。

9/8 11:17

テント場。

9/8 11:34

槍が見える。ここを過ぎると急登になります。

9/8 11:50

急登が終わり稜線に出ると小屋まではフラット。

9/8 11:54

薬師岳山荘。この先は急登になりますので気合を入れて。それにしてもあちーな。

9/8 12:13

ケルンと避難小屋、登りはここで終了。

9/8 12:13

ビクトリーロード！ちょっと長いけど。

9/8 12:22

薬師岳登頂！イエ〜イ

9/8 12:23

薬師岳、2926メートル。二回目の登頂です。

9/8 12:23

9/8 12:23

9/8 12:23

有峰湖

9/8 12:23

北薬師方面の眺め。

9/8 12:25

セルフタイマーでパチリ。一日で百名山3つ、車移動で登ったことはあるけど、一日縦走で登ったのは初めて。

9/8 12:28

富山の街が一望できる。さあ、目的の山は全て登った、下山しよう！

9/8 12:46

9/8 14:23

太郎山を過ぎ、北ノ俣岳に向かう途中、ガスが出てきました。

9/8 14:41

神岡新道・避難小屋に向かう分岐点まで戻ってきました。あとは下るだけ。

9/8 15:53

寺地山、登山口までもう少し。

9/8 16:25

お花見平、って花咲いてないけど。

9/8 16:29

神岡新道と飛越新道の分岐点。

9/8 17:04

トンネルまで30分！もう少しだ、元気出る。

9/8 17:26

アスファルトが見えた！

9/8 17:27

ロープが新品、人は入っているみたいですね。

9/8 17:30

飛越トンネルに到着しました！あとはロードだ。

9/8 17:50

今回は初日トラブル続きでした。神岡新道は使えない、飛越新道は土砂崩れ、充電ケーブルは使えない。水晶小屋までたどり着けない。実は停めている車もガス欠寸前でJAFのお世話になりそうなところでした。でも二日目に、その伏線が全て解消されることになる。

9/8 17:55

ガス欠寸前にはなったけどスタンドよっていれば、飛越新道登山口で地元民に会えず情報ももらえなかったでしょう。出発が遅れて初日に水晶小屋に行けなかったけど、行けばガスで視界はなかったでしょう。結果、翌朝に鷲羽-水晶の素晴らしい景色を見れた。薬師にも登れた。充電もできた。そしてこのあとガソリンのことも驚きの展開で解決することに。

9/8 18:00

最後は頑張って走りました。すっかり日が暮れてきた。

9/8 18:16

ゲートに着きました！久しぶりに疲れた。
ガス欠寸前の車に戻ると、ちょうどそこに軽トラで地主さんがやってきました。ガソリンがないことを話すと「この辺はスタンドないからうちのを分けてあげるよ」と、地主さんの家でガソリンを入れてもらえることに！ありがたや。ガソリンを入れながら、奥さまも混じって山談義で盛り上がりました。「また来てね」と何度も言ってもらえました。また来ます。

撮影機器：

PENTAX K-70 RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

iPhone 7 Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 日焼け止め 保険証 携帯 時計 タオル ツェルト ストック カメラ

感想

いたちゃん

ひょんなきっかけで山を始め、最初はなんとなく有名な山として百名山を登っていました。気がつけば沢山の百名山を踏破し、いつしか全山登頂を目指すようになっていました。それはそれで楽しいのだけれども、時には「百名山縛り」となって大変なこともありました。100座登るって簡単じゃない。百名山をやっている人の多くが感じているのではないかと思うのだけど、百名山以外にも登りたい山はあるし、ゆっくり登りたい、自由なスタイルで登りたい、早く達成して百名山縛りから逃れたいと最近は感じていました。でも、目標達成を目前として寂しい気持ちになるんですよね。数年に渡るこの長い旅が終わってしまうのかと。それでも今年、令和元年のうちに達成したいと思います。残すは屋久島、宮之浦岳。