次郎笈は扇の陰、太郎笈は御簾の中(剣山)
- GPS
- 04:20
- 距離
- 7.7km
- 登り
- 824m
- 下り
- 818m
コースタイム
天候 | 晴-曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
最初は大歩危小歩危に行こうと思ったのですが、次第に計画が変わり、1泊2日で2日目は剣山、初日は父母ヶ浜に行くことになりました。ただ、剣山と言えば道が細いのが有名。色々打ち合わせるうちに、先週と連荘になるKさんが車を出してくれることに。
淡路島経由で一路西へ。まずは屋島に立ち寄ります。ちょうどお腹がすいたので、人気店わら家で昼食。その後自動車で上まで上がって、屋島寺などを周回。瀬戸内の島々が美しい。屋島南嶺の頂上にも行けました。
夕方のメインの目的は父母ヶ浜ですが時間があれば荘内半島の紫雲出山に行くつもりでした。屋島同様、頂上近くまで自動車で行けるのですが、2座ゲットして両方自動車登山というのも味気ないので、紫雲出山は歩いて登ることにしました。ただ、歩いて登る人は少なそうですね。道は草で覆われているところも多かったし、一部崩れているところもあります。また、イノシシ注意と書かれていましたが、実際唸り声も耳にしました。駐車場でKさんと合流して、10分ほど歩いて山頂へ。屋島もきれいでしたが、ここも引けを取りません。桜の季節はとても人気が高いそうです。また、この日も予想よりはるかにたくさんの方がおいででした。
それから自動車で父母ヶ浜に移動。日没の2時間前くらいに着いたので、駐車場は結構余裕がありました(帰る時には、ずらりと路肩駐車が並んでいました)。父母ヶ浜は「日本のウユニ」として人気が高く、干潟に映り込んだ光景(特に人の姿)で有名です。ただ、どんな日でも見られるわけではなくて、日の入り頃に干潮が来るときがベストらしく、タイミングは三豊市のウェブサイトに書いてあります。この日は「いい日」であり(だから、この日を日程に組み込んだ)、とてもたくさんの方がおいででした。それぞれポージングしておられるので、モデルとして拝借するには困らないとはいえ、なにせ多すぎ。ポーズをとっている人の向こうに人が見えると興醒めだし、マジックアワーの空の色を撮影するのなら、それこそ人間はいない方がいい。贅沢な悩みですね。
最後に阿波池田まで移動し、Facebookでつながっていたお寿司屋さん、「鮨ひらい」にお邪魔しました。どうも、最初は大将が間違えて私にリクエストを送ってこられたのがきっかけだったと思うのですが、結局1年くらいしてからそのままアクセプトして、時々コメントを頂いたりしていたという経緯があります。一度お邪魔しなければと言う願いが叶いました。
翌日、無事朝起きすることができたので、5時30分に阿波池田を出ました。美しい朝焼けを見ながら徳島自動車道を経て問題の国道438号に入ります。剣山のレポートを読めば、大概「アプローチが大変」と書いてあって、東から来ても北から来ても438号が狭くて対向するのにひと苦労、その割に通行量が多いという道です。それが嫌で、丸亀からレンタカーとか思っていたのですが、Kさんが「私が運転します」とおっしゃるので、有難く横で座っていることにしました。まあ、結構大変な道でしたね。自分でハンドル握ってないからのんきなことを言ってますが、それでも対向車来ませんようにと祈っていました。対向車が嫌だったから宿を早く出たようなもので、おかげで厄介な対向をする必要はありませんでした。
さて、見ノ越の駐車場に着いたのが7時30分くらいで、おもむろに登りにかかりました。剣山はリフトもあって、「登りやすい百名山」のひとつではありますが、さすがにそんな楽ばかりしているわけにはいかないので、剣神社の横手から登り始めます。階段もそれなりにありますが、嫌らしい段差はあまりなくて、登り方改革中の私にとってはちょうどよい練習台でした。1時間ほどで西島リフト駅に到着し、ここで尾根道を登ればいいのにうっかり鳥居をくぐってしまい、少し歩いてから尾根道に合流しました。このあたりから眺望が開けるのですが、恐れていたように雲が多いです。頂上大丈夫かなあとこつこつ登って剣山頂上ヒュッテと剣神社本宮に到達。なかなかいい雲海が出ていますが、雲の位置が高すぎる・・・
ここから間もなく頂上。頂上はかなり風が強かったです。そして、お待ちかねの次郎笈に連なる稜線なんですが、案の定雲の中。しかし、諦めきれずにしばらく待っていたら、完全には晴れないまでも、8割方見える瞬間があり、まあいい方に解釈すれば多少雲があった方がミステリアスでいいのですが。さて、コルまで降りてきたところで、Kさんはギブアップ(ちょうど傷めていた膝が悪くなったらしく)なさったので、次郎笈まではひとりで向かいます。剣山から見てまさに雲の中だったところに突っ込むので、周りは真っ白。なんとか次郎笈の頂上まで着きましたが、剣山山頂はどこにあるかもわからないくらい。ここから剣山(別名太郎笈)を望む稜線が有名なんですけどね。まあ、雨が降らなかっただけでもよしとすべきでしょう。リトライが必要ですが、あの道を運転するのは気が重いなあ。下山は大剣神社を回るルートを採択。一部ザレ道がありますが、それほど膝に負担は来ません。ただ、一箇所粘土質のところでスリップダウン。
その後、お風呂に入りましょうとなって、いやしの温泉郷へ。露天風呂もあったし、よく温まれました。隣には日本最大の観光モノレールがあって、勝手に「行ったら乗れるんだろう」と思っていたら、どうしてどうして。着いたときには2時間待ちで、諦めて蕎麦を食べて出てきたら本日のチケット完売でした。恐るべし観光モノレール。
さらに二重かずら橋と野猿を楽しんで、帰路に。ただ、この時間帯だと438号は対向車が来るだろうと予想して、439号で西へ大回り。こっちも細い道ではありましたが、438号ほど大変なことはありませんでした。
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