新穂高温泉から槍ヶ岳〜北穂高岳〜涸沢岳
- GPS
- 56:00
- 距離
- 24.9km
- 登り
- 2,765m
- 下り
- 2,708m
コースタイム
- 山行
- 12:20
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 12:20
- 山行
- 7:20
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:20
- 山行
- 5:30
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:30
天候 | 1日目快晴、2日目快晴、3日目ガス〜曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
槍ヶ岳穂先、南岳〜北穂高岳〜涸沢岳は気を抜けません、落石だけではなく頭を上げた時に岩で頭をぶつけることがあるのでヘルメットはあったほうが良いと思います。 多くの場合、岩や鎖を掴むので指や手のひらがすりむけます、グローブ装着必携です。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
グローブ
防寒着
雨具
着替え
靴
ザック
ザックカバー
行動食
飲料
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
ヘルメット
三脚
カメラ用予備バッテリー
予備SDカード
ワンデーコンタクト。
|
---|---|
備考 | 予備のコンタクトレンズ。 |
感想
初めての槍ヶ岳とキレットを縦断して来ました。
前週末に予定していましたが、台風の影響で一週延期しました。
水曜に会社終了後、千葉県松戸から車で向かい新穂高温泉に到着が23時ごろ、3時間半ほど車で仮眠して4時過ぎに新穂高温泉を出発、宿泊は槍ヶ岳を登った後南岳小屋の予定で予約済み、最終判断は槍ヶ岳山荘付近から電話することにしていました。
槍ヶ岳の登頂が13時過ぎで槍ヶ岳山荘の出発がなんやかんやで14時前でしたので南岳小屋に電話を入れ、少し遅くなるが向かうことを連絡しました。
結局山小屋着が16時半過ぎになりました、夕食は2便目の18時スタート、
一人一組の布団が確保出来て一安心でした。
1時間ほどの休憩を入れて12時間以上の行動時間でくたびれました、
18時半には夕食も終了し、ホールのテーブルで持参したペットボトル入りのウイスキー 200ccを行動食で持って来たドライフルーツをかじりながら30分ほどくつろぎタイム。部屋に戻ると皆さん布団に横になってゴロゴロされていたので、私も同じようにゴロゴロしているうちに眠ってしまいました、流石に19時過ぎから寝ているので何度か起きては眠りを繰り返しながらも3時ごろには目が冴えてしまった、せっかく重い三脚まで持って来ていたので夜明けまえの山の写真を撮りに準備して、小屋の前から常念岳、蝶ヶ岳方面に向けてカメラをセットした、幸い星も月もでて天気は良いようだ、山に行くときは一眼レフより小型の1400万画素のミラーレスに普通の標準レンズなので星まで撮れるかどうかわからないが寒い中1時間ほど頑張って見ました。
小屋に戻って5時半からの昼食を済ませ6時前には小屋を出発した、再度小屋の周りで何枚か写真を撮りいよいよキレットに挑戦します。小屋から5分も歩くと、昨日来たルートとは全く違う険しいルートとなる、ペンキマークを慎重に確認して、姿勢を低くしバランスを失わないように3点確保で進む、前にも後ろにも数名のヘルメット姿の登山者がいらっしゃる、焦らず自分のペースを守りながら前方に集中して進む、まずは北穂高小屋を目指す、キレットに入る前から遠くの絶壁に見えているので目印にはなりやすい、少しづつ大きく見えてくるのを目標に進む、途中危険度の高い長谷川ピークを越えると着実に前に進んでいる感じがした、小屋を出発して4時間かけてどうにか北穂高小屋にたどり着きました。テラスで槍ヶ岳を眺めながらペットボトルのコーラを飲み水分と糖分を補給すると少し体力が回復した感じがする、小屋のすぐ上の北峰の頂上で記念撮影し今度は涸沢岳を目指して南峰に向かう、こちら側は奥穂高岳、ジャンダルムが見え、次は奥穂の手前の穂高岳山荘を目指します。
南峰を11時ごろ通過しました、本日中に新穂高温泉まで戻ることを考えると13時ごろには穂高岳山荘を出発したいが下山が翌日になることも想定済み、焦らず安全第一と自分に言い聞かせて進む、北穂高岳〜涸沢岳までの間はキレットのように長谷川ピークのような強烈な危険箇所があるわけではないが、高低差のある岩場を何度も繰り返しながら涸沢岳直下の最後の鎖を連続で使った登りがきつく感じました。
余談ですが、今回今までの山行で初めて鎖に血痕が付着しているのを何度も見ました、鎖は命綱なので握らないわけにはいきませんが、手のひらに血が滲んでいるようでは集中力が落ちます、素手の結果だと思いますが、岩場を含んだ山行ではグローブは必需品だとつくづく感じました。
13時半ごろ涸沢岳の山頂につきました、近くにおられたご夫婦にお願いして写真を撮っていただき、山頂から10分ほどの穂高岳山荘に向かいます、まずは昼食にカレーとジンジャエールを1本飲み干し、トイレを済ませて下山ルートの取り付きに向かいます、14時を回っていました、小屋のすぐ裏の飛騨側の大きな沢が取り付きになっていましたが午後になって濃いガスが吹き上げ視界も悪く大きな沢でペンキマークも見にくい状態でした、少し歩き出しましたが体力もかなり消耗しており初めてのルートで途中からヘッドライトのお世話になることもわかっていたのでその日の下山は見送り再度小屋に戻って宿泊の手続きをして部屋に入りました。
大正時代の操業で歴史のある大きな山小屋でした、宿泊の方も多く薪ストーブのあるロビーや談話室、山の本もたくさんあり小屋の中でも充実した時間が過ごせる感じがしました。
翌日、5時から朝食が開始、15分ほどで食べ終えて支度し6時前には小屋を出ました、山小屋付近は濃い霧がかかりレインウエアーとザックカバーで出発される方もいました、ルート上はガレ場の岩が水に濡れた状態で滑りやすかったですが前も後ろも登山者がおられて安心感はありました、2時間ほど歩くとガスも脱して明るく視界も良くなりガレ場がなくなり林の中の登山道に変わります、途中大きな滝があったり、増水時には渡れない渡渉箇所があったりして2時間弱歩くと林道に出ました、1日目に歩いた右俣の林道です。
残り約1時間半ほど歩けば新穂高温泉に到着します、途中穂高平小屋が営業していたので何年かぶりにかき氷「いちごミルク」を頂きました。
火照った体に甘く冷たい氷がとても美味しかったです。
さらに林道を1時間ほど歩いて新穂高温泉まで戻って来ました。
登山者駐車場から車を出して、「中崎山荘」という日帰り温泉で汗を流して12時半ごろ千葉県松戸市の単身赴任のマンションに向けて出発しました。
ちょうど同じ日に槍ヶ岳周辺にいらしたんですね!最高の秋晴れで山日和でしたね!
前週が台風でしたので一週延期して好天に恵まれました、26日、27日と素晴らしい天気と景色を楽しめてとても良い思い出が出来ました!
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