西駒ケ岳【登:聖職の碑コース 下:権現ツルネ】西駒山荘泊
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan.png)
- GPS
- 14:37
- 距離
- 26.5km
- 登り
- 2,145m
- 下り
- 2,551m
コースタイム
7/8 西駒山荘6:14-7:50木曽駒ケ岳8:14-宝剣岳8:52-駒飼ノ池9:28-濃ヶ池10:52-西駒山荘11:48
下山12:22-長尾根ノ頭12:48-辻山13:46-権現山14:28-伊那スキーリゾート15:54
天候 | 7月7日:登りはじめ小雨、その後曇り。西駒山荘着後は暴風雨 7月8日:晴れのち曇り。昼前からガス。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
小黒川沿いに進み、小黒川渓谷キャンプ場や発電所からしばらく登る。 道路は全舗装。(冬季は内の萱発電所ゲートまで) 道路沿いに桂小場登山口と東屋(登山ポスト)、無料駐車場あり。駐車場は未舗装、約15台。 公共交通機関なし。 車を1台伊那スキーリゾートにデポして桂小場へ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
西駒山荘HP http://www.ina-city-kankou.co.jp/nkss/ 登山ポストは桂小場登山口の東屋にあり。権現山の登山口にもあります。 ■桂小場から西駒山荘まで 特に危険はありません。既に残雪も皆無と言ってよいです。 ぶどうの泉は大量の水が出ていますが、野田場の水場は500ml汲むのに数分かかる。 将棋頭付近は伊那側の夏道が通れます。残雪なし。 ■西駒山荘から西駒(木曽駒ケ岳)馬の背ルート 聖職の碑手前に2ヶ所ほど残雪あり。傾斜が無いのでアイゼン不要です。 それほど「馬の背」状態ではないので問題なし。 ■西駒から宝剣岳 宝剣岳は少しスリルが味わえます。鎖場初級レベル。 ■宝剣山荘から濃ヶ池方面 雪渓手前を下りて迂回したり、雪渓を横切ること数回。 凍ってはいないものの傾斜もあるためアイゼンがあった方が無難。 ■西駒山荘から権現山 やや木の枝が出ていたり倒木もあります。 足場の悪いところもあり、滑りやすいです。 標識は古くて数も少ないですが、踏跡はしっかりで迷うことはありません。 |
写真
感想
当初雨予報だったので西駒山荘で宴会し、翌日そのまま下山すればいいかなと、
気楽に考えて、ゆっくり西駒山荘を目指し5時間で到着。直に夕立がきて、間一髪。
楽しく宴会し20時に就寝。
朝方3時頃にまた大雨。これで雨に中、下山と決め込み二度寝。
4時半に起きてみたら、まさかの晴れ間が!
急遽、予定通りのプランに変更し、木曽駒を目指す。2時間で木曽駒登頂。
ついでに宝剣岳も登って、濃ヶ池経由で西駒山荘を目指したが、まだ雪渓が残っていたよ。
アイゼンを忘れてきたので、雪渓末端まで下って登り返したり、距離の短いところは、
キックステップで慎重に渡りヒヤヒヤ。
無事に西駒山荘まで戻り、昨日の残ったビールを飲み干して権現ツルネを下山。
伊那リまで距離が長かったが、下りなのでそこそこ快適に下れた。
天気に翻弄されたが、結局予定通りの行程となった。お疲れ様でした。
西駒ケ岳…約20年前、学校登山で登った初めてのアルプス。
私は下伊那の人間なので、たしか宮田村の北御所から登った。
授業で山のイロハを教わったが、やはり「聖職の碑」が印象深かった。
登山を始めてからずっと「聖職の碑ルート」で登ってみたいと思っていた。
そして今回、kz師匠にお願いして企画してもらいました。
車を1台伊那スキーリゾートにデポして桂小場へ向かいました。
生憎の梅雨空でしたが、雨に降られたのは最初の2時間程度。
登山道はとてもよく整備され、つい最近も草刈がされた様子であった。
そして1913年の中箕輪尋常高等小学校の遭難を教訓に建てられた西駒山荘へ。
事故から2年後に建てられた南側の石室には「ここに小屋さえあれば…」という
当時救助に当たった内の萱地区住民らの無念さが込められており感慨深かった。
夕方から暴風雨となり、10mほど離れたトイレに行くのも大変だった。
この安全な小屋が無かったら、リアル聖職の碑状態だったかもしれない。
建設、そして維持して来られた方々に感謝しながら就寝。
翌朝は予報に反して好天に恵まれ「聖職の碑」を拝み今回の山行目的はほぼ達成。
そのまま西駒ケ岳を目指すことに。馬の背ルートは花が咲き乱れていた。
御嶽山、乗鞍岳、穂高連峰はくっきりと、南アはやや曇っていた。
悪天候の予報だったためか、西駒山頂は日曜の朝なのに貸切状態。
その後、宝剣岳へ向かう。千畳敷カールにはRW利用者の長い列が続いていた。
駒飼ノ池、濃ヶ池コースから西駒山荘へ戻ったが、雪渓を5・6回渡る。
凍結はしておらずストックとキックで何とか通過。7月中はアイゼンが必要か。
また前日の雨と大量の雪解け水で、道が川になっていた。
このコースだと氷河地形「モレーン」がよくわかる。
再び聖職の碑を拝み、将棋頭山へ立ち寄ってから西駒山荘で昼食。
下山路はウェストンも下ったという「権現づるね」から権現山を経由する。
わずかに藪っぽい所もあるが、それなりに整備されており特に問題なし。
急傾斜で滑りやすいため何度も尻餅をついた。距離も長くかなり脚に堪えた。
師匠らと別れた後は駒ヶ根に立ち寄り、すずらんソフトで糖分補給。
お気に入りのリゾートリンクスさんで入浴しました。ここは24時まで入浴でき
遅い時間に温泉へ入りたい方や、混雑が嫌いな方は重宝するはず。
kz師匠の緻密な計画と準備によって素晴らしい山行ができました。
来年は西駒山荘の建替えが予定されていますが、何らかの形で協力したいと思います。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する