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Yamareco

記録ID: 206931
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八幡平・岩手山・秋田駒

乳頭温泉から乳頭山〜秋田駒ヶ岳雨中縦走

2012年07月14日(土) ~ 2012年07月16日(月)
情報量の目安: B
都道府県 岩手県 秋田県
 - 拍手
GPS
27:25
距離
16.8km
登り
1,399m
下り
861m

コースタイム

初日目:大釜温泉(10:02)→蟹場分岐(11:04)→田代平(12:21)→田代平山荘(12:46)
二日目:田代平山荘(5:58)→乳頭山(6:31)→笊森山(8:02)→熊見平(8:35-50)→湯森山(9:29)→焼森(10:28)→横岳(10:45)→阿弥陀池避難小屋(11:20-57)→男女岳(12:09)→八合目避難小屋(13:27)
三日目:猛烈な雨によりバス(6:30小屋発)に乗りアルパこまくさ、乳頭温泉郷へ下山
天候 7/14:くもり
7/15〜16:終日風雨
過去天気図(気象庁) 2012年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
<水場情報>
田代平山荘:小屋裏手に水場への道はあるが肝心の水場を見つけられず。
阿弥陀池避難小屋:水は少ししか出ていなかった。
八合目避難小屋:十分な水が得られた。靴やスパッツ等も洗える。
田代平手前で咲いていたニッコウキスゲ。
2012年07月14日 11:49撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
7/14 11:49
田代平手前で咲いていたニッコウキスゲ。
霧の田代平山荘。
2012年07月14日 12:48撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
2
7/14 12:48
霧の田代平山荘。
田代平山荘裏手の水場への道。結局水場は見つけられなかった。
2012年07月14日 12:59撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
7/14 12:59
田代平山荘裏手の水場への道。結局水場は見つけられなかった。
南側がガケになっている乳頭山。
2012年07月15日 06:28撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
7/15 6:28
南側がガケになっている乳頭山。
笊森山を下りる途中で見つけたイモリ。
2012年07月15日 08:14撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
7/15 8:14
笊森山を下りる途中で見つけたイモリ。
風雨の中、焼森で咲いていたコマクサ。
2012年07月15日 10:30撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
1
7/15 10:30
風雨の中、焼森で咲いていたコマクサ。
何も見えない秋田駒ヶ岳(男女岳)山頂。
2012年07月15日 12:10撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
7/15 12:10
何も見えない秋田駒ヶ岳(男女岳)山頂。
ガスと風雨の中の八合目小屋。
2012年07月15日 18:50撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
7/15 18:50
ガスと風雨の中の八合目小屋。
撮影機器:

感想

「海の日の三連休に山に行こう」ということで、高山植物が見頃であり僕の心の故郷である秋田駒へ縦走することになった。しかしふたを開けてみると、三日間悪天で全身がズブヌレになる山行だった。


7/14(土)
弘前から大釜温泉へ車で向かうも諸事情で到着が遅れる。そのため当初寄る予定であった大白森をあきらめ、サクサクと田代平山荘へ向かう。登っている時はどこもガスっていたが、思えばこの日が一番天気がよかった。道中水場を探したり(山と高原地図によると蟹場分岐の前に水場があるそうだがわからず)、田代平で高山植物を愛でたりしているうちに小屋に到着。時間があったので小屋の裏手にあるという水場へ行ってみるもそれらしいものは見つけられず、服がヤブでドロドロになっただけだった。この日の夕飯は炊き込みご飯とクサモリお手製の豚汁。豚汁とすき焼きのたれが合うとは食べるまで思いもしなかった。


7/15(日)
朝から雨。朝食のモチラーメンを食べ、準備をして出発。乳頭へ向かう途中が山行中一番展望がよかった(といっても笊森が見える程度だったが・・・)。乳頭を下りてから雨風が強くなるが、それでもサクサクと笊森山・熊見平・湯森山へ進む。そこから焼森へ向かうあたりから他の登山客にチラホラ会うようになる。焼森ではコマクサが点々と咲いていた。コマクサの美しさは雨風の強い悪天時にこそ際立つと思った。そこから横岳へ進み、阿弥陀池避難小屋へ向かう途中で誤って地図上の阿弥陀池への分岐手前の土ガケに下りてしまう。途中で気付き引き返すが、ここは間違えるような要素はあまりない所なのでもっと地形図をよく見るべきだった。

気を取り直して阿弥陀池小屋へ向かう途中、ツアーの御一行に出会う。その中には明らかに寒そうな服装をしている人がいて見ているこっちも寒くなる。人がそこそこいる小屋で休憩してから男女岳ピストンに向かう。山頂までは何の苦も無く登れたが、視界が全く効かなかった。天気がよければ田沢湖や男岳・女岳、少し離れて八幡平・岩手山、遠く鳥海山や早池峰などが見えるだけに残念。

阿弥陀池小屋に戻ると、ツアーからはぐれ八合目へ下りられなくなった2人に出会い、その方たちと八合目まで一緒に下りることになる。幸い道中八合目から登ってきたツアーの引率者に会うことができたため、大事には至らなかった。ツアー登山は引率する側もされる側も大変なものだと思った。

この日は八合目避難小屋で一泊。他の登山客がバスで帰っていくのを見送っているうちに小屋にいるのは僕たちだけになる。夕飯の麻婆豆腐(高野豆腐を使用)は予想以上に出来がよかった。


7/16(月)
朝から猛烈な風雨。この日は笹森山経由で乳頭スキー場へ下山する予定だったが、コース上に沢を渡渉する箇所があり、前日からの雨で沢が増水しているだろうと判断し、6:30発のバスでアルパこまくさまで下りることにする。アルパこまくさでバスを乗り換え、初日目のスタート地点である乳頭温泉郷に戻る。

そのあとは雨に打たれつつも黒湯温泉に入浴し、弘前への帰りの途中で鹿角のホルモン屋でホルモンを食べ、弘前の部室に無事戻る。弘前では大雨・洪水警報が出ており、猛烈な雨に打たれながらチャリで家に帰る。


三連休は雨風で散々な目にあったが、なんだかんだで濃密で楽しい三日間だった。高校時代から慣れ親しんだということもあるからかもしれないが、やはり秋田駒はいつ登ってもおもしろい。今度はすっきりとした秋に八幡平 or 岩手山から縦走をし、そして白銀の冬に山スキーで登りたい。

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