白峰三山
- GPS
- 80:00
- 距離
- 21.6km
- 登り
- 2,159m
- 下り
- 2,925m
コースタイム
7/23 甲府=広河原-二俣-八本歯のコル-北岳山頂-北岳山荘 (テント泊)
7/24 北岳山荘-間ノ岳-農鳥小屋-農鳥岳-大門沢下降点-大門沢小屋(テント泊)
7/25 大門沢小屋-奈良田温泉-下部温泉=甲府
天候 | 全日程で曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰りの奈良田温泉発身延行きのバスは、団体さんがいると、立ち席が出るようです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
二俣から左俣ルートの雪渓は、アイゼンなしでも登れますが、アイゼンがあった方が安心して登れます。 大門沢の下りで岩が濡れて滑りやすい箇所があります。 奈良田の里温泉は通常水曜日が休みですが、シーズン中(お盆くらいまで)は、ツアー団体客などがいれば、臨時で開館することもあるようです。確実ではないので、事前に確認してください。日帰り入浴500円。 |
写真
感想
今年初の本格登山は、白峰三山縦走にしました。
北岳は、ずっと登りたかった山で、3年越しの夢の登山です。
終電で甲府駅に行き、バスターミナルのベンチで始発のバス(6番)まで待ちました。
気温もちょうどよく、虫もいなかったので、過ごしやすかったです。
4時近くになると、何処からともなく人が現れ、バスはほぼ満席になりました。
天気は、曇り時々晴れ。
視界が悪くなることもありましたが、雨が降らなかったのでラッキーでした。
大樺沢は、見通しが良く、雪渓の上を歩くコースになります。
初めての雪渓歩きでしたが、踏み跡がしっかりついているので、アイゼンなしでも登れましたが、やはりアイゼンは合った方が安心して登れそうな気がしました。
滑りそうな感じで、岩場に戻った時は、ホッとしました。
八本歯のコルから北岳山荘と山頂の分岐までは、ひたすら登り、さらに上の尾根の分岐で荷物をデポして山頂に向かいました。
後で聞いた話だと、山頂までの道にキダダケソウが咲いていたそうですが、事前に情報を収集していなかったので、見逃してしまいました。
主に6月に咲く花だそうで、今の時期に咲いているのは珍しいそうです。残念。
北岳山荘は、ほどほどの賑わい。
着いたのは17時くらいでしたが、テントサイトは他にもいくつか空いていたように思います。テント泊は600円。北岳山荘は、公衆トイレが最新鋭というだけあり、綺麗でほとんど匂いもしないほどでした。仕組みも面白いです。
登る途中、テント泊で水の心配をされている方もおりましたが、少なくとも私の行った時は、その心配は必要なさそうでした。1リットル100円でした。
深夜のバス待ちや、山登り初日ということもあって、自炊したあと、すぐに寝てしまいました。深夜にトイレで目が覚め、空を見ると満点の星空。天の川も見えました。
翌朝は3時くらいに起床。だらだらと朝ごはんや片づけをしながら、外を見ると、昨日は見えなかった富士山がしっかりと見えました。
朝日はボーコン沢の頭の向こう側から昇り、朝焼けも美しかったです。
富士山には毎回魅せられますが、この日も虜になり、何度もシャッターを切りました。
間ノ岳までは、ひたすら登り。頂上付近で、雪渓がまた残ってました。
北岳山荘から、間ノ岳に向かう途中で、Sさんという方をお知り合いになれました。
Sさんは山の大先輩で、アルプスのいろんな場所を何日も縦走されている方です。
この時も私の目的地のずっと先まで行かれるとのことで、歩きながら、山の色々なことを教えて頂きました。
また山登りを初めたきっかけも、すごく素敵で、良い話を聞かせて頂きました。
間ノ岳山頂の写真は、Sさんに教えて頂いた撮影ポイントで、こっそり撮らせてもらいました(掲載の許可は頂きました)。本当にかっこいい人です。
農鳥小屋の御主人、あまりお話は聞けませんでしたが、すごく山が好きで、登山者の安全を考えている方だなぁと思いました。山のことも登山者のことも、真剣に考えているからこそ、厳しく思える一面もあるんじゃないか、感じました。
農鳥小屋の先の西農鳥岳でSさんと別れ、大門沢の下降点に向かいます。
空は晴れ渡り、前も後も雄大な景色。自分がこの道を歩いてきたとは思えないほどです。前後に人がいなくなると、本当に静かになって、自分の踏む岩がぶつかる音しか聞こえなくなります。大自然の中で、クライマーにしか味わえない、不思議な感覚で、好きです。
下降点からは、一気に下っていきます。
登りもそうでしたが、下りでは特に、自分の体力のなさを痛感しました。
テント泊で荷物が多少重いにせよ、コースタイムを大幅に超え、自分の計画していた時間も数時間の単位でオーバーしました。天気がもったから良かったものの、もし悪天候だったらと考えると、ぞっとします。
心当たりは大いにあるのですが、日々の鍛錬の重要性と余裕をもった山行計画にしていて本当に良かったと感じました。
大門沢小屋に着くと同時くらいに雨が降り出しました。
水は無料です。テント泊は500円。
翌日も早朝にたち、8時半頃、奈良田温泉に着きました。
奈良田温泉の日帰り入浴は、水曜日が休みという情報だったので、バスでその先の下部温泉に入ろうと考えていたのですが、たまたま団体ツアーのお客さん達がいたようで、臨時開館しており、便乗して利用させてもらいました。泉質もよく、疲れが癒されました。
その後はバスで身延駅まで行き、JRで帰路についたのですが、身延駅の立ち食い蕎麦が美味い!!駅の蕎麦で、あのクオリティを出せるのはすごいと思います。蕎麦も汁も本当においしく、もし利用する機会があれば、是非食べてみてください。
今回の山行は、天気に恵まれて本当に良かったです。
自分の体力の無さに愕然としましたが、それでも頂上まで行って、かつ安全に下山出来たわけですから、自分の中では大成功です。
ただ、もっと体力があれば、もっと安全に登山が出来ると思いますので、日々精進は必要ですね。
駄文ですが、最後まで読んでいただきありがとうございました!!
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
taka036さん、初めまして
間ノ岳山頂で山頂の標識の上にサングラスを付けた帽子を乗せて
写真を撮られてましたよね。その光景を覚えてました。
22日はガスったりで展望は良くなかったですが23日はずっと富士山
が見れて良かったですよね。
yokochanさん、初めまして!
コメントありがとうございます。
ヤマレコ用に写真撮ってました。
見られていたとはお恥ずかしい。。。
yokochanさんの山行記録も、拝見させて頂きました。
同じコースで、気持ち良かったですよね!
富士って、本当に綺麗な山だなぁって思いました。
多くの山を登られていて、すごいですね!
花や鳥の知識も豊富で勉強になります。
今後ともよろしくお願いします。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する