百高山92座目:旭岳(白馬乗鞍岳〜白馬岳〜唐松岳)


- GPS
- 28:20
- 距離
- 25.6km
- 登り
- 2,472m
- 下り
- 2,437m
コースタイム
7:35栂池山荘-8:30天狗原-9:15白馬乗鞍岳9:25-9:45白馬大池-11:15小蓮華山11:40-12:05三国境-12:40白馬岳12:55-13:15清水尾根分岐-13:55旭岳14:05-14:35分岐-15:35杓子岳15:45-16:25鑓ヶ岳-17:00天狗山荘(泊)
7/28:
5:30天狗山荘-6:30不帰キレット-6:55一峰-7:35二峰北峰-7:45二峰南峰-8:15唐松岳9:40-10:20丸山-11:15八方池-11:55八方池山荘
天候 | 27日:晴れ後時々曇り 28日:霧時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
帰り:八方リフト・ゴンドラ(1400円)〜バス(500円;八方〜栂池) |
コース状況/ 危険箇所等 |
白馬乗鞍岳の雪渓は急ですが、アイゼンなしでも大丈夫でした(ロープも張ってあります)。 旭岳の登り口は行きは白馬岳寄りのガレ場を登りましたが、3歩進んで2歩下がるようなガレ場でした。 帰りは裏旭岳寄りの稜線沿いを歩きましたが、そちらの方が歩きやすかったです。 不帰キレットは一峰から下った鞍部から二峰北峰までが鎖場が続き、緊張するところです。 天狗の頭側から進むと、鎖場が登りで現れるので、逆コースよりも遥かに難易度は下がると思います。 下山後は八方近くの倉下の湯に立ち寄りました。 |
写真
感想
百高山の存在を知った時には80座を超えてました。
その後、年1,2ヶ所ずつ登り、昨年8月に難関の一つと考えていた白峰南嶺(広河内岳、大籠岳、笹山)と小太郎山を縦走し、残りが1ケタ(7座)となり、ゴールを意識するようになりました。
とは言っても、計画的に進めたわけではないので、残りは点在。
少なくとも5回は行かないと達成できそうもありません。
今回は白馬岳近くにある旭岳と、北アルプスでルートが切れている白馬鑓ヶ岳と唐松岳の間の不帰キレットを歩くコースを設定しました。
2時半起きで寝不足気味でしたが、148号を北上すると、三峰の爺ヶ岳、双耳峰の鹿島槍ヶ岳、鋭鋒の五竜岳と次々に後立山連峰の峰々が目に飛び込んできて、テンションが高まります。
ようやく待ちに待った夏の青空が迎えてくれてます。
朝一番のゴンドラに乗ったため、前を歩く人はいません。
天狗原のお花畑、白馬大池の雪・池・青空のコントラストとお花畑と次々と楽しませてくれます。
やはり夏山は晴天に限りますね。
しかし、寝不足のせいか、白馬岳の登りあたりから足が重くなってきます。
それでも頂上小屋で水を補給してからは、再びペースを取り戻します。
旭岳へはこれまでの人が嘘のように無人状態です。
雪渓を横断したのち、ガレ場を登ります。
白馬岳からルートが確認できるほど、ルートは明瞭でした。
頂上と思われる場所には標識が全くありませんでした。
これ以上高い所はなかったので、頂上ということにします。
主稜線の分岐に戻った時には14時半ぐらいでした。
夏山の鉄則ではここで行動を打ち切るのでしょうが、明日の予報が当初より悪くなっていたこと、この日は天気が崩れる気配がなかったことから、天狗山荘を目指します。
結果的には、杓子岳・鑓ヶ岳と眺望が確保されてましたし、白馬頂上小屋は2人で布団1枚とのことでしたが、天狗山荘は8人部屋のところを4人で使えて、恵まれてました。
2日目は一転して霧の中のスタート、視界は20m程です。
しかも風がかなり強く、岩稜を通過するには今一つのコンディションでした。
ある意味で霧のため高度感は全くありませんでした。
眺望も全くないため、3時間弱で唐松岳に到着。
このまま展望もないまま帰るのかと思いきや、徐々に霧が薄くなってきてます。
結果、唐松岳で1時間半(昼食含む)ほど粘って、快晴となりました。
剣岳・立山、五竜岳、それと何と言っても歩いてきた不帰の嶮をじっくり見渡せました。
下りの八方尾根に入ると、すごい人の多さ。
登り優先のため、なかなか進めません。
八方池からは都会顔負けの人混み。
花を見ながらとっとと下ります。
全体的には天候に恵まれ、花と岩稜を楽しめた百高山92座目の山行でした。
百高山フィナーレは情報の少ない赤沢山かなと考えながら帰途に着きました。
コメント
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旭岳の場所、知りませんでした....
てっきり、雪倉のとなりの朝日岳かと。
あと、6つ、応援してます!
それにしても、白馬周辺、花の種類が多いですね。
なかなか夏空にならなくて、不満がたまっていましたが、ようやく晴れてよかったです。
結局、私は、日帰りで扇沢から針ノ木・蓮華に行ってきました。北アって、やっぱいいですねぇ。
Sat4さん、
本当にようやく晴れてよかったです。
このまま休みと天気が合わずに夏が終わってしまうのかと焦りましたが。
夏はやっぱりアルプスですね。
展望がダイナミックなのと花の多さで、辞められませんン。
それにしても天気が良くないと、良さも活きないので、天候の見極めが重要かと。
2日目はこのままガスの中で終わってしまうのかと思いましたが、唐松岳で粘った甲斐がありました。
山頂に1時間半もいたのは、あまり記憶にありません。
それにしても、白馬岳・唐松岳の人気の高さと、白馬から1時間弱の旭岳の静けさは、対照的でした。
旭岳のルートは地図に載っていないので、百高山目指す人ぐらいしか登らないのでしょうか。
という自分も、百高山目指すまでは存在すら知りませんでしたが。。。
hirokさん、おはようございます。
いや〜、とっても歩いてみたいコースです。
私、天狗山荘はテント泊したい場所として毎年計画
するのですが、なかなか実現出来ていません。
旭岳は山頂直下の雪渓で遊んだことがあるのですが、
登ったことがありません。
登っておけばよかった。。。
100高山、数えてみるとまだ63座しか登っていません。
今度少し意識して計画してみようと思いました。
28日のガスから晴れへは、感動!でしたね。
hirokさんが唐松岳で粘られていたときに、私は五竜
の山頂にいたようです。
目が合っていたかもしれませんね
youtaroさん、こんばんは。
白馬岳と言えば大雪渓から登る人が多いと思いますが、個人的には稜線歩きが好きなので、栂池からのコースあるいは蓮華温泉からの雪倉岳経由のコースが好きです。
特に栂池コースは1時間ほどで稜線に出れるので、お得感があります。
天狗山荘はメインのコースから外れているため、それほど混雑せずにいい所です。
雪渓の冷たい水場もありますし。
(夏場の稜線での水場は重要ですね)
hirokさん、こんばんは
小蓮華前後の稜線歩きはホント楽しいですね
欲を言えば大雪渓側をもう少しクリアに見たかったですが
白馬もそうでしたが八方尾根の方もかなりの人出だったんですね。
100高山てのがあるんですね
これから意識してみようと思います。
A-genさん、こんばんは
晴天時の稜線歩き、最高ですよね。
特に高山は眺望良し、花良しで、晴れれば言うことなしです。
有名な百名山は、全国に散らばっているので、仕事を辞めるまでは諦めてますが、百高山はほとんどが南・北・中央アルプスに集中しているので、高い所好きの自分にはもってこいの目標です。
hirokiさま、こんばんわ。
白馬岳は花で有名なので、混雑を予想しておりましたが、少し外れると人がめっきり少なくなるんですね。
参考になりました。
それにしても、写真がどれも素敵ですねー。
感激しました。
ちなみに一眼レフで撮っておられるのでしょうか?
mikipomさん、こんばんは。
大雪渓は日の出前から歩く人がたくさんいるでしょうが、栂池コースはゴンドラ使わない人はほぼいないでしょうから、朝一に乗れば快適に歩けます。
それにしても八方尾根の人気の高さにはびっくりでした。
比較的短時間で山頂に立てるし、花も盛りだくさんで人気のある理由はわかりますが。
こういう所は平日を選択orリフト開始前に登りはじめないと、人ごみに紛れちゃいますね。
カメラはいわゆるミラーレスを使ってます。
望遠ズームを合わせても400g程度なので、登山には最適です。
適度に奥行き感も出ますし。
唐松岳山頂で写真撮ってくださいと言われて、液晶画面を覗いたら、何も見えませんでした。
高級な一眼はファインダー付きですよね
コメントありがとうございました
一日違いで登られたのですね
でも唐松岳からの景色、待った甲斐がありましたね
栂池方面からのコース、素晴らしい景色ですね
10年位前にバックカントリーで行った事があり、グリーンシーズンは花と景色でこんなに素晴らしいところなのですね〜
makibitoさん、こんばんは。
少し雪が残りつつ、花も満開の今の季節はgoodですね。
グリーンシーズンも素晴らしい栂池ですが、残雪時のバックカントリーにもいい場所ですね。
以前、栂池〜天狗原〜蓮華温泉を滑ったことがありますが、滑った後に露天風呂もあり、楽しかったです。
hirokさん
ご無沙汰しておりました doppo634です
94座目登頂、おめでとうございます。
百高山カウントダウンですね。
hirokさんのレコはいつも写真がキレイですが、
今回は質、量ともに圧巻
一冊の写真集になるような力作レコです
暑いときは高い山へ行くとおっしゃっていたので
95座目は間近でしょうか?
次のレコも楽しみにしています
doppo634さん、お久しぶりです。
月も8月になってそろそろ登山再開でしょうか。
涼と花・展望を求めてアルプスはいかがでしょう。
自分はどちらかというと寒さに強い方ですが、今回の山行ではダウンを使用しました。
といっても、日没後や日の出前ですが。
猛暑の下界と違って、3000m級は快適です。
一度足を踏み入れては。
7月は天候の巡り合せが悪く、思いっきり写真の容量が余っていたので、今回大量に載せてしまいました。
それだけ被写体が多く、予備電池も含めて電池切れをおこしてしまうほどでした。
百高山は一気にやるのがもったいないので、年1,2ヶ所ずつ実施してます。
もしかしたら、今年中にもう1か所チャレンジするかもしれません。
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