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Yamareco

記録ID: 211841
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
妙高・戸隠・雨飾

天狗原山〜金山〜焼山 素晴らしいお花畑

2012年07月28日(土) ~ 2012年07月29日(日)
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YAMA555 その他3人
GPS
37:00
距離
17.8km
登り
1,981m
下り
1,981m

コースタイム

1日目:8時間5分
金山登山口6:10→水場7:25→ガレ場9:10→天狗原山11:20→金山12:10→富士見峠14:15(テント泊)

2日目:
富士見峠4:10→5:15焼山(いったん火打山を目指そうと半分程度まで降りましたが往復6時間は厳しいので戻ります)8:00下山開始→富士見峠9:35

富士見峠(テント撤収)10:30→金山12:10→天狗原山(負傷し先行したメンバーと合流)13:15→ガレ場14:50→水場16:40→金山登山口18:30
※メンバーが足を負傷したため天狗原山より大幅な遅れとなりました。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
前日金曜の夜間発で関越・上信越を使い長野ICより下道で小谷温泉で右折。その後金山登山口へ2:50頃到着しました。約5時間と遠いです。
駐車場は一番近い箇所に6台程度でちょっと下にも駐車スペース有り。
コース状況/
危険箇所等
●登山口〜天狗原山
草刈り済みです。道はしっかりしています。
途中雪渓がありますが、そこから流れる水で登山道は川のようになっている箇所があります。
登りの途中にある水場は細く秋は枯れている可能性があると思います。

途中のザレ場地点は、お花畑で特にキヌガサソウの大群落は一見の価値ありです。
ザレ途中もナデシコを始めとして多種多様な花が咲いていました。
降り時には足がかりが少ない急斜面なので気をつけましょう。特に雨天時は大変だと感じました。

天狗原山は道標ありません。山頂直下のお花畑は雲上の楽園って感じです。多種多様な花が咲き乱れています。

●天狗原山〜金山
天狗原山から金山はそれほど大きな標高差はありません。まだまだ雪渓になっています。この時期だとおいしい水にありつけます。キンキンに冷えていてうまいです。
金山までは雪渓を2,3箇所通ります。

●金山〜富士見峠
今年はまだ手が入っていません。金山直下の下りは踏み跡ありますが、斜面が斜めで歩きにくいので慎重さが必要です。
その後も昔の笹は刈り込まれていますが新しい笹があり笹漕ぎみたいな状態。刈り込まれた笹も滑りやすく注意が必要です。
また、登山道は草に覆われていて歩きにくいですが、ほぼ陵線伝いなのでルート間違いはないでしょう。
富士見峠のテントを張る予定の場所は、草が刈り込まれていなかったため、数分焼山側に入った雪渓の隙間に幕営しました。
水場は雪渓から30m程降った所から取れました。

●富士見峠〜焼山
富士見峠からは藪漕ぎ状態で登山口分岐まで行きます。
分岐からは樹林帯を暫く登ると森林限界に達し、焼山が目の前に見えてきます。
ザレた登山道なので滑りやすく注意が必要です。
山頂直下に来ると、30m程度の最後の岩峰登りが待ってます。結構高度感がありますが、ホールドがしっかりしているので慎重に登れば問題ありません。
山頂には道標、三角点があります。火打山の展望が素晴らしく、水蒸気の噴煙と硫黄臭で独特の雰囲気のある山です。

●温泉
小谷温泉は立ち寄り湯15時までですが、今回は宿泊客が少なかったのと食事時だったので入れました。趣のあるいい温泉です。500円也。
源泉の飲めます。シャンプー、石鹸あり。鍵付きロッカーはありません。
外に自販機あり。
金山登山口駐車場
金山登山口駐車場
登山口より先はまだ通行止めです。
すぐに急登でつづら折りです。
登山口より先はまだ通行止めです。
すぐに急登でつづら折りです。
水場に到着。コップ置いてあります。
水は細く秋はどうかな?
水場に到着。コップ置いてあります。
水は細く秋はどうかな?
しばらく登ると雪渓が数カ所あります。
しばらく登ると雪渓が数カ所あります。
サンカヨウの透き通った花がきれいですね。
サンカヨウの透き通った花がきれいですね。
ザレに到着。キヌガサソウが大群生していました。
ザレに到着。キヌガサソウが大群生していました。
ザレ場下に大群生しているキヌガサソウ。
これほどは初めて見る光景です。
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ザレ場下に大群生しているキヌガサソウ。
これほどは初めて見る光景です。
ザレ場はロープあります。下りは気をつけましょう。
ザレ場はロープあります。下りは気をつけましょう。
ザレ場付近はナデシコもたくさん咲いています。
ザレ場付近はナデシコもたくさん咲いています。
ザレ場を登ったところはお花畑です。
ザレ場を登ったところはお花畑です。
ゴゼンタチバナも随所に咲いています。
ゴゼンタチバナも随所に咲いています。
天狗原山が見えてきました。
天狗原山が見えてきました。
ユリもちらほら
金山までは登山道の草刈りがされていました。
登山道途中に草刈り機が
金山までは登山道の草刈りがされていました。
登山道途中に草刈り機が
焼山と火打山が見えてきました。
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焼山と火打山が見えてきました。
天狗原山頂上直下のお花畑
アオノツガザクラ
天狗原山頂上直下のお花畑
アオノツガザクラ
天狗原山頂上直下のお花畑
お地蔵さん
天狗原山頂上直下のお花畑
お地蔵さん
天狗原山頂上から金山と焼山
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天狗原山頂上から金山と焼山
天狗原山から降って、金山への登りは雪渓があります。
天狗原山から降って、金山への登りは雪渓があります。
ハクサンコザクラ花が満開
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ハクサンコザクラ花が満開
金山への登りは2カ所雪渓ありました。
金山への登りは2カ所雪渓ありました。
金山山頂。
金山より先はあまり舗装されていません。
最初の降り口は結構歩きにくく、雨が降っていると滑りそうな箇所です。
金山より先はあまり舗装されていません。
最初の降り口は結構歩きにくく、雨が降っていると滑りそうな箇所です。
富士見峠へは極端に道が悪くなります。
草の間を縫うように歩きます。
富士見峠へは極端に道が悪くなります。
草の間を縫うように歩きます。
裏金山付近はキスゲの宝庫です。
裏金山付近はキスゲの宝庫です。
富士見峠へ行く途中からみた金山。
雄大です。
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富士見峠へ行く途中からみた金山。
雄大です。
裏金山〜富士見峠の間にたくさん咲いていました。
裏金山〜富士見峠の間にたくさん咲いていました。
焼山が目の前に。
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焼山が目の前に。
腰までの笹の間を歩き富士見峠を目指します。
腰までの笹の間を歩き富士見峠を目指します。
素晴らしいお花畑。
ガスで全体が見えないのが残念。
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素晴らしいお花畑。
ガスで全体が見えないのが残念。
もうすぐ富士見峠です。
もうすぐ富士見峠です。
焼山とウドの花。
焼山とウドの花。
富士見峠に到着。
富士見峠に到着。
富士見峠のテントスペースっぽいところは草が刈り払われていなかったので、ちょっと入ったところの雪渓の脇にはりました。
富士見峠のテントスペースっぽいところは草が刈り払われていなかったので、ちょっと入ったところの雪渓の脇にはりました。
こんな感じでテント張りました。
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こんな感じでテント張りました。
早朝テントを出て焼山を目指します。
森林限界を超えるとザレた登り。
山頂方面が岩の塊です。
早朝テントを出て焼山を目指します。
森林限界を超えるとザレた登り。
山頂方面が岩の塊です。
空が赤くなってきました。
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空が赤くなってきました。
ひと登りした後、この岩稜帯を登ります。
結構高度感ありました。
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ひと登りした後、この岩稜帯を登ります。
結構高度感ありました。
上記の岩稜帯を超えると山頂が近くなります。
上記の岩稜帯を超えると山頂が近くなります。
山頂に到着。
山頂道標と火打山。
山頂道標と火打山。
三角点は道標から20m位はなれたところ。
三角点は道標から20m位はなれたところ。
焼山の頂上は水蒸気と硫黄のニオイ。
焼山の頂上は水蒸気と硫黄のニオイ。
火打山への道。マーキングされています。
火打山への道。マーキングされています。
火打山東面に咲くアカモノ。
火打山東面に咲くアカモノ。
火打まで行こうかと途中まで降りてみたのですが、急斜面で往復後に下山は厳しいと考え中止。
火打まで行こうかと途中まで降りてみたのですが、急斜面で往復後に下山は厳しいと考え中止。
焼山山頂の一景色。
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焼山山頂の一景色。
焼山山頂の水蒸気と火打山
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焼山山頂の水蒸気と火打山
山頂からの金山。
山頂からの金山。
頂上でまったりしているときに一人会いました。
頂上でまったりしているときに一人会いました。
焼山直下の岩場の登り。
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焼山直下の岩場の登り。
焼山直下の岩場の登り。
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焼山直下の岩場の登り。
焼山東面にはイワツメクサがたくさん咲いていました。
焼山東面にはイワツメクサがたくさん咲いていました。
避難小屋です。
避難小屋の内部は発泡スチロールで高くしてあります。じめじめしていてあまり泊まりたくないです。
避難小屋の内部は発泡スチロールで高くしてあります。じめじめしていてあまり泊まりたくないです。
テントを撤収し富士見峠から戻るところ。
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テントを撤収し富士見峠から戻るところ。
金山直下の登り。
慎重に。
金山直下の登り。
慎重に。
小谷温泉。いい湯でした。
通常だと立ち寄り湯は3時までだそうです。
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小谷温泉。いい湯でした。
通常だと立ち寄り湯は3時までだそうです。

感想

数年前に登った妙高・火打山の時に火打山頂から眺めたゴツゴツした一種独特の山容の焼山。当時は体力不足で往復する気は毛頭なかったが、いつかは登ろうと考えていましたが、今回は花畑が素晴らしいという天狗原山から目指すことになりました。

天狗原山〜金山の陵線は前々週に登った朝日岳と遜色のない花々で見ごたえ十分。そして驚いたのが金山〜富士見峠。登山道は薄く歩きにくいので、金山までに比べて極端に人が入らないが咲き乱れる花々は一見の価値有り。

お目当ての焼山も踏破できて、満足の山歩きとなった。当初は火打山まで往復しようかと早朝一人先行して意気込んで登ったが、焼山の山頂から眺めて気持ちがなえてしまった。まだまだ鍛錬が足りないと反省。

また、今回は2日目メンバー1人が足の不調を訴え、焼山を登らず先行して下山した。思った以上に痛みが酷いようで天狗原山で合流。合流から通常ルートタイムの数倍の時間を要した。
ザックの荷物を分散して持つ以外は自力で下山が出来たので良かったが、早朝先行して焼山に登り始めた行動時間から14時間20分。荷物も重く厳しい山行でもあった。負傷したメンバーには早く良くなってもらいたいものである。

次回は焼山〜火打山、金山〜雨飾山を繋げる計画を立ててみたい。

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