山形県、月山(熊に出会った)
- GPS
- 32:15
- 距離
- 33.8km
- 登り
- 2,544m
- 下り
- 2,553m
コースタイム
〜15:35清川小屋(泊)
2日目 4:50清川小屋〜東沢コース〜6:10大雪城6:20〜6:50胎内岩〜7:20月山7:30〜牛首〜金姥〜8:35姥ヶ岳8:50〜金姥〜9:30装束場9:50〜石跳沢コース〜11:30ネイチャーセンター11:50
〜12:15志津ルート合流点〜13:21姥沢小屋〜13:35姥沢駐車場
天候 | 8月8日 曇り 8月9日 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
道の状況(危険箇所など)全体的に整備されているが大雪城の前後は不明瞭な部分が有りガスが出ている時は要注意。 *熊が全域に生息している。1日目、本道寺コース岩根沢コースの分岐の手前で登山道に横たわる熊に遭遇した |
写真
感想
夏に月山に行こうと思い立ってから体力的に自信が持てず2年が過ぎてしまった。今年になってから夏の月山を意識しての山行を繰り返しやっと自信が着いたので決行する事にした。日帰りでの山行も考えたが山懐で一泊したいと強く想い今回の計画を立てた。
一泊での山行は十数年ぶりだ。前夜、しばらくぶりに使う道具や食料を用意し零時過ぎに就寝、2時30分起床2時50分自宅を車で出発5時30分姥沢着。ガスっていて山は見えない、こんな天候の山行が最近続き今回もかとがっかりしてしまう。
一日目 5時50分出発。樹林帯を抜け、草原に出ると視界が良くなり山頂が見え晴れ間も見える。ニッコウキスゲやチングルマが咲いている、牛首を過ぎたあたりからガスが濃くなる、7時50分山頂着ガスで視界無し、残念。500円支払いお清めをしてもらい山頂の神社に参拝する、娘の為に合格祈願のお守りを購入する。ガスの中本道寺コースを下りだす、視界の悪い中大雪城を歩くのは緊張する。途中清川小屋に泊まったという二人組とすれ違う、清川小屋分岐を過ぎたあたりから下は視界が良くなり、地蔵森が見える、道はなだらかになり快適だ。ふと前を見ると黒い物体が見え緊張する、熊だ。そっと2、3歩下がると熊がこちらに気づき反対側に走り去りほっとする、その後は鈴をならしながら歩く。岩根沢コースの分岐を過ぎると地蔵森のあたりから清川小屋が谷の向こうに見える、その上の月山はガスの中だ。13時7分サカサ沢渡渉点に降りる、水量少なく問題無し。ここからブナの美しい尾根道を清川小屋に登る、15時35分着。小屋はきれいで中に水も引かれており快適だ、今日は貸し切りのようだ。夕方、ガスが晴れ明日登る東沢コースを確認出来た。夜、外に出ると湿った霧が出ていた、あすの天候も期待出来ないのかと思いながら21時就寝。
二日目 2時30分、目を醒ますと窓の外に星が見える。反対側の窓からは月が見える、今日は好天が期待出来そうだ。もう一寝入りし3時30分起床、コーヒーを入れ、飲んでから外を見る星が出ており東の空が明るくなってきている、下界は雲の下のようだ。朝食を済ませ小屋利用代1,000円を支払って4時50分出発。空は晴れている、西の空に筋状の雲が見える午前中は好天が期待出来そうだ。東沢コースを歩き出して3分朝日が雲海の中から登って来る。刈り払はれた熊笹の中を進む、所々にニッコウキスゲの黄色い花が点在している。ひと登りすると傾斜が緩くなり草原に出る、気持が良い、上部に大雪城が見える、振り返ると清川小屋が見えその先に地蔵森が見えさらにその先には雲海が広がっている、すばらしい。6時5分大雪城に着き大岩の上で一休み、青空に草原、雲海と見ていて飽きがこない。雪渓を左上するが上がり口を見逃し行き過ぎてしまう、山頂の小屋に水を汲み上げるホースを見つけそれにそって草原に上がると左の方に胎内岩が見えコースに戻る事が出来た。7時10分月山山頂着、今日は晴れている。小屋でトイレを借りる、協力金100円。7時25分姥ヶ岳に向かって下り始める、ガスが涌き上がってきている。牛首を過ぎた所で遭った人が熊見たと言って興奮している。金姥を経由し8時35分姥ヶ岳着、けっこう人が登って来ている、月山山頂はガスがかかり始めている。8時50分出発、金姥に戻り装束場に向かって下り始める、急に人ががいなくなる。9時30分装束場着、水が引かれている泊まれる小さな小屋が有った、外に水洗トイレも有る。監視員のおじさんから熊の話などを聞く、9時50分発、石跳川コースを下る、至る所に熊糞がある、ブナの森の中を歩き11時30分ネイチャーセンター着、登って来る単独の人一人と出会っただけだ。11時50分発、車道を渡り志津コースに合流するこちらもブナの森の中のコースで広く刈り払われている。月山最後の登りを堪能する。途中先ほどの単独行が下ってきた、走るように登り下りしているようだ、熊の気配を感じるのでお互い気お付けましょうと言って分かれる。13時21分姥沢小屋着。登り口で山に感謝の意味を込めて登山協力金200円支払う、13時35分駐車場着、山は雲に覆われていた。
熊に出会ったり、束の間だったが好天を楽しめたりとこの二日間十分に月山を楽しめた。山やそれを守っていている人々に感謝。
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