今年も年越しは静かな南ア南部へ(易老渡〜茶臼岳・上河内岳)
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- GPS
- 17:01
- 距離
- 29.8km
- 登り
- 3,779m
- 下り
- 2,535m
コースタイム
- 山行
- 6:28
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 6:44
天候 | 1日目:☁→時々小☂→時々☀→☁&小⛄ 2日目:☀☀☀〜 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・到着、帰着時とも7,8台位でガラガラでした。 ◆登山口ナビ(詳細) https://tozanguchinavi.com/trailhead/trailhead-8237 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆積雪状況 ・易老渡の橋〜面平辺りまでまったく雪無し、ただし冷え込みが強い時は凍結あり。 ・面平からしばらく薄っすらの雪、本格的に登山道が雪で埋まるのは2,000m超えた 辺りで往きは易老岳までずっとツボ足で往ける位。 ・易老岳〜喜望峰…稜線の登山道はスノーシューだと脛位、ツボ足の方は自分のトレースの後でも膝下まで踏み抜いてました。トレース無いとツボ足ではかなり厳しい。(昨年自分はこれで途中心が折れました。😥) ・喜望峰〜茶臼岳…スノーシューでもハイ松付近で股まで踏み抜きました。 ・茶臼岳〜鞍部…稜線の固い部分とハイ松の踏み抜きが交互にありました。 ・鞍部〜上河内岳…クラストしてて快適、でもたま〜に緩い踏み抜きがあり油断できず、往きは山頂までスノーシューで。 |
写真
装備
備考 | 易老渡の橋を渡ったところで、最初急登ジグをミスコースしてます。 |
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感想
今年の年越し山行、実は昨年と同じ
山域に決めてた。
それは、雪が無いと思ってスノーシ
ューを担がなかったばっかりに踏み
抜き地獄に撃沈😱。。。
この1年ずっと心に引っ掛かってい
たからだ。
「やっぱり、山頂からの景色を拝め
ないとね。」
(DAY1)*******************
今年はシューを担いだ。
でも、出発が大幅に遅れたのもある
けど、重さにやられてヘロヘロにな
って易老岳に到着。😱
ここで今日初めて登山者に出会う。
この辺りでテン泊して光岳へ向かう
そう。
天気は今にも雪が降りだしそうな感
じ。稜線上は強風が吹いてるので、
早く風が避けられる窪地を探しに茶
臼方面へ降る。
途中適地が見つかり、しっかり整地
してテント設置、水づくりと何やか
や薄暗くなってしまい、携帯ワンセ
グでテレビ見ながら夕飯を食べて甘
酒を飲んで7時前に就寝。
夜は強風で周りの木々が騒めいてい
た。それと急激に冷え込み、テント
内でも−10℃。すべてが凍った。
一度トイレでテントを出ると、満天
の星空☆彡
「空気が澄んでてめっちゃ綺麗〜😊」
今回寒さ対策で初めてハクキンカイ
ロを1個づつテントシューズに入れ
てみたけど、足先ポカポカ〜😊
「携帯カイロとは熱量が全然違う〜」
足先が暖かくてよく寝れた。👍
(DAY2)*******************
元旦「謹賀新年2020」🎍
朝はお正月気分でお餅をフライパン
で焼いてみたけど失敗😥ま、ラー
メンの中に入れて雑炊にしてみたら
結構美味しかったので良しとしよー。
今日もゆっくり目にヘッデン付けて
出発!スノーシューで喜望峰まで快
適クルージング。
御来光タイムに間に合ったので先へ
進むことにしたのは良いけど、茶臼
岳との鞍部で踏み抜きに嵌る。
そしたらみるみる周りがピンク色に
なって来たので急いで稜線へ乗り上
げる。
「明けましておめでとう!」
御来光を見ながらつぶやいた。
さぁ、ここからが今回の山行の醍醐
味。雪稜歩きのはずだったのに、稜
線はハイ松がたくさんでもちろん踏
み抜きだらけ。
たぶん夏道は稜線通しじゃないのか
な?
何とか茶臼岳まで登り切ったら、強
烈なエビの尻尾と御対面!
「めっちゃ凄いことになってる!」
触ったら壊れそうだったので、後か
ら来る人(居るのか?)のためにそ
のままにしておいた。
そして、ついに目の前に迫る上河内
岳!そこまでもいくつかの踏み抜き
地帯に嵌りながらも、先行トレース
の情報を参考にさせてもらって、で
きるだけ踏み抜かないところを選ん
で進む。
いよいよ肩への登り上げ。登りは先
行者の方のトレース沿いに、雪質を
見極めてスノーシューで!
遠くから見るより近づいてみると斜
度はそれほどではなく、クランポン
の歯を食いつかせて山頂へ。
「やったぁ〜😁」思わず山頂標を撫
でてしまった。嬉しかった。
周りは素晴らしい光景だらけ。
☕でも飲んでゆっくりしたかったけ
ど、予定より大幅に遅れてるし、風
も強いのでサッサとアイゼンに履き
替えて肩横から広い雪面を降る。
あっという間!
復路も喜望峰まで何度も踏み抜き地
帯でもがきまくった。スノーシュー
じゃなかったら絶対無理!!
登りはヒールリフターでできるだけ
疲れないようにした。
喜望峰で☕してたら、いつの間にか
単独の女性が到着してた。
今日会った初めての登山者。
ちょっと話をしてみたら、仁田岳か
ら尾根を降りて畑薙ダムへ往くと言
う。仁田岳方面も踏み抜きそうだし、
ツボ足で大丈なんだろうかと心配し
たけど、ここまでツボ足で来た位だ
から相当強いかもと思った。
昼を過ぎると気温が落ちてきたので、
テン泊地へ急いだ。
急いで撤収して最後に雪で飲み水と
お湯を作って☕を飲んで下山路へ。
易老岳からはもうほとんど降りオン
リー。
とにかく日のあるうちに面平まで降
りれば後は惰性で急登を降れると安
堵してたら、薄暮の中で一度踏み跡
を見失った。
うろうろして降りかけたけど、全く
踏み跡が見つからない。こういうと
きは降っちゃだめ!の鉄則で登り返
すと木に赤テープ発見!
「良かったぁ〜最後に道迷いなんて
洒落にならない。」
ヘッデンを付けて踏み跡薄い所はゆ
っくり慎重に進んで、最後のジグは
もう小走りで!
易老渡の橋を渡って、最後の最後に
巻道を登り降りして、暗闇の中ゲー
トに到着!無事終了😃
もう、疲れがドっと出た。
やっぱり、早出が基本ですね〜
はじめまして〜。
そして、明けましておめでとうございます。
年越し上河内岳!羨ましいです。
私は、12/7に同じルートを歩きましたが、全然雪の量が違い、踏み抜きの辛さが伝わってきます。
それに、茶臼岳のあの海老の尻尾には驚きましたー。😁あんなにも成長するんですね。常に風が強い場所だからかな?
上河内岳は、一層白さが増してると思いました。素晴らしい!
快晴の中、誰もいない静かな山頂を独占するって、サイコーですね!
私も聖岳に挑戦したいと思いましたが、
1月ともなれば、上河内岳から聖岳のアプローチは、さらに踏み抜き地獄で簡単には登れそうにないですね。
お正月から素敵な写真を見せてもらい、懐かしく思い出すことができました。٩(^‿^)۶ありがとうございました。
お疲れ様でした!
明けましておめでとうございます。
コメありがとうございます。
Mersiさんの山行記録はとっても参考になりました!
ま、ただ雪は多くなってると思いますが。
上河内往って喜望峰に戻るまで誰一人会わず、超静かな独占感に満たされた素敵な時間でした。
上河内岳から聖岳は未踏ですが、たぶん踏み抜きは避けられないんでしょうね。
でも、シューがあれば何とかなるかな?
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