木曽駒ヶ岳(桂小場〜乗越浄土までピストン)
- GPS
- 11:01
- 距離
- 26.1km
- 登り
- 2,284m
- 下り
- 2,272m
コースタイム
- 山行
- 9:31
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 11:01
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ゲート前には10台以上車が停められる。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆桂小場ゲート〜桂木場登山口 ・1.8km程度車道歩き。 ・一部凍結している箇所があるので注意。 ・標高差160m程度だが面倒でなければチャリを使う手もあり。 ◆桂小場登山口〜野田場 ・途中から雪が出てくるが量も多くなくトレースもしっかりついていた。 ・広くて歩きやすい登山道。 ・スキーは担いだ方が速かったので担いだ。 ◆野田場〜大樽避難小屋 ・引き続き歩きやすい登山道が続く。 ・いちぶ吹き溜まりがあるのでノートレースだと膝上まで埋まりそう。 ・スキーは担いだ方が速かったので担いだ。 ◆大樽避難小屋〜胸突の頭 ・いわゆる「胸突八丁」ということで急登が続く。 ・トレースは続いていたが途中からスキー歩行に切り替えた。 ◆胸突の頭〜西駒山荘 ・西駒山荘には寄らなかったがパクはシートラ+アイゼン、自分はシール歩行でトラバース気味に。どっちもどっちな感じだった。 ・ ◆西駒山荘〜木曽駒ヶ岳 ・基本稜線上をアイゼン歩行。 ・一部鞍部に下る部分だけスキー滑走でショートカットした。 ・岩場が露出していたり凍っている箇所が多かったので総じてスキー向きではない。 ◆木曽駒ヶ岳〜中岳〜乗越浄土 ・木曽駒山頂〜駒ヶ岳頂上山荘まではスキー滑走。 ・駒ヶ岳頂上山荘から中岳までカチカチなのでシートラアイゼン。 ・中岳〜乗越浄土まで再びスキー滑走。 ◆乗越浄土〜駒ヶ岳頂上山荘 ・カチカチなので再びシートラアイゼンで戻った。 ◆駒ヶ岳頂上山荘〜将棋頭山 ・馬の背分岐までアイゼン歩行でショートカット、そこから濃が池上部の2779mまで歩いてそこから2661mまで南面をトラバース気味にスキー滑走。 ・そこからシールハイクで将棋頭手前まで登ってあとは将棊頭山を東から巻くようにトラバースして帰りの尾根まで一気に滑り込んだ。 ◆胸突の頭〜野田場 ・標高1760mの野田場までスキー滑走することができた。 ・胸突八丁は密林だがうまく木の間を狙っていけば滑走可能。 ・北斜面の方が日陰で雪が生きている。 ・大樽避難小屋〜野田場までは登山道を忠実に辿る。 ・積雪状況次第で臨機応変に。 ◆野田場〜桂小場ゲート ・夏道をシートラで下るだけ。 ・野田場を含め水場2か所は普通に使える。 |
写真
感想
今日はパクと中央アルプス最高峰の木曽駒ヶ岳へ登ってきた。
パクは先週に引き続き2週連続。
ロープウェイ運休のニュースを聞いてから静かな木曽駒を楽しめるのではないかと虎視眈々と機会を狙っていた。
石川の自宅からは5時間弱かかるので遠いがこのチャンスを無駄にするわけにはいかない。
パクは先週駒ヶ根から登ったので今回は冬季定番ルートの桂木場から行ってみようということになった。
前日仕事を終えたらスーツのまま直行。
23時前に桂木場ゲートまで行くとパクは既に到着、寝ているようだった。
4時間弱寝て3時に出発。
寝ている間に続々と車がやってきて出発時点で10台近い車が停まっていた。
さすが人気ルート。
いつものように暗闇の林道を歩いていく。
雪はほどんどない。
まあ想定内だが…1600mあたりから雪が増え始めたがトレースバッチリだったのでスキーを担いだままガシガシ登っていく。
今日はモナカ対策でポンツーンで来たので荷が重い。
まあ体力づくりには丁度いいのだが、ここまで担ぐことになるとは想定していなかったのでなかなかハードだった。
結局2400mくらいまで担いでそこからスキーハイク開始。
密林の中を歩きやすいルートを探しながら高度を上げていく。
胸突の頭まで到着してようやく稜線の絶景とご対面。
自分はそのままスキーでトラバース気味に歩いていったがパクはシートラアイゼンで稜線を進んでいった。
歩くスタイルが違うとルートも変わるのでお互いの写真が変わった角度から撮れて重宝する。
西駒山荘はスルーして稜線沿いを木曽駒目指してガンガン進む。
いや、どちらかというと今日は微風で天気も良かったのでのんびり進んだ方かもしれない。
登りながら帰りのルートを吟味するがどの斜面も思ったよりカチカチでやばそう…あまり無理せずにアイゼンをフル活用して安全第一で行こう。
そして木曽駒ヶ岳登頂!
途中先行者1人とスライドしたが一体何時に出たんだろう?
今日は木曽駒ヶ岳に登ることも目的のひとつだったが、できれば千畳敷カールも滑りたいと思っていた。
山頂で滑走準備をしたら中岳方面に向かって滑走開始。
中岳まではアイゼンで登って千畳敷カールの入り口にあたる乗越浄土まで再びスキーで滑走していった。
ん?2人のスキーヤーが見える。どうやら宝剣岳へ向かっているようだ。
ロープウェイが運休している状態でここまでスキー担いで来る人はそういないはず。
しかも宝剣から滑走するとは…彼じゃないのか?トマホーク。
連絡手段をもっているパクが確認するとやはり本人だった。納得。
エクストリームは彼らの領分なのでお任せして自分たちは千畳敷カールの状況を確認する。
うーん雪も少なくて上部はカチカチっぽい。
その上に雪が乗ってるとなると雪崩リスクも否定できないので今回の千畳敷カール滑走はあきらめた。
アイゼンを履いて来た道を戻ろう。
このコンディションの木曽駒ヶ岳に山スキーで来てる自分達ってほんと物好きだなぁと思うが、それでも下山はスキーの方が楽なはず。
ヤバい箇所はアイゼンでこなして最後は2760m〜1760mまで標高差1,000mをスキー滑走。
藪滑走も登山道滑走も今年は何度もやってきたので全く問題なし。
むしろ楽しいくらいだった。
最後は夏道を普通に歩いてゴール!
もう下界は春の気候だった。
初めての冬季中央アルプス、そして静かな木曽駒ヶ岳を楽しむことができてよかった。
先週、伊那前岳から見た真っ白な稜線。将棊頭山-木曽駒ヶ岳を歩きに行こう。今シーズンの木曽駒にはぜひ行こう、と言っておきながら抜け駆けしてしまったので今週は岩さんを誘って2人で行ってきた。標高1,040mの小黒川ゲートから2,400mあたりまで板を担いで登った。森林限界を超えて真っ白い稜線に出ても雪がカチカチでクトーで歩くのは疲れそうなので担ぎまくり。滑降以外はほとんど担いで歩いたのでほとんどシールは使わなかった。千畳敷からカールを滑って遊ぼうと思っていたが、カールの上部はカチカチっぽいし下の方はストップっぽいしあんまり気持ちよくなさそうだなあ。ということで乗越浄土でカールを覗き込んだらそのまま引き返してきた。
帰りもまあよく歩いた。歩荷訓練。木曽駒を過ぎてようやく登り返しから解放されたら板履いて滑降。東面は猛烈なストップスノーでワクシング適当な僕の板は下駄化してひどいもんだった。森の中に入って日陰に逃げたらようやく下駄から解放された。木にぶつからないように気をつけて高度を落としてゆく。1,800mくらいで雪が無くなって終了。ちょうど水場だったのでおやつを食べてのんびり休んだ。今日も岩さんにおやつを恵んでもらった。行動食を持たなすぎるわけではないんです。足りているんです。足りてはいるんだけど人が食べているものが美味しそうに見えるのです。雪が切れたら板を担ぐ。広くて快適な登山道をぺたぺた歩いてゲートに戻ってきた。素晴らしく天気が良くて楽しかった。例年通りもう1~2m雪があればかなり楽しいだろう。ゲートからラッセルになるくらい積雪があった方が絶対に楽しい。来年もまた来よう。
コメント
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ロープウェイが動いていないので人少ないですね・・・
私はこのルート入った事がありませんので、ご教授して頂けると助かります。
ゲート前に駐車は可能ですか?それと何台位駐車できますでしょうかが
よろしくお願いいたします。
ゲート前に10台程度駐車できます。
私も今回初めてでしたが、まずは夏道を歩かれることをオススメします。
ご教授ありがとうございます。
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