鳳凰山(地蔵・観音・薬師)
- GPS
- 29:58
- 距離
- 24.3km
- 登り
- 2,835m
- 下り
- 2,842m
コースタイム
8:28 青木鉱泉
10:07 南精進ヶ滝
11:00 鳳凰ノ滝 11:20
12:20 白糸滝 12:57
13:31 五色滝 13:44
14:40 鳳凰小屋
9/29
6:03 鳳凰小屋
7:00 地蔵ヶ岳 7:35
8:25 鳳凰小屋分岐
8:50 観音ヶ岳 9:10
9:35 薬師ヶ岳 10:36
11:31 御座石
13:33 中道登山道入口
14:11 青木鉱泉
天候 | 1日目:曇ったりガスったり 2日目:晴のち曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
青木鉱泉については下記のサイトを参照してください http://www1.odn.ne.jp/aokikosen/data.html 行き方にある「新道」をお勧めします。 行きは新道、帰りは旧道を走ってみました。 新道は林道の始まりの近くに僅かに砂利道がありますが、後は普通の舗装道路です。 旧道はいたる所で砂利道になり、舗装もボコボコです、お勧めできません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ドンドコ沢コース(青木鉱泉〜鳳凰小屋〜地蔵ヶ岳) 普通の登山道です。途中に滝があり、休憩するのにちょうどいい感じです。 ひたすら上り道になります。鳳凰小屋には無料の水場があり、おいしい水です。 地蔵ヶ岳〜観音ヶ岳〜薬師ヶ岳 稜線上の素敵な歩きがあります。ここを歩くために来たといっても良いくらいです。 中道コース(薬師ヶ岳〜青木鉱泉) ひたすら下り道になります。水場なし、展望無しで淡々と下ります。特に休むような所も無いので歩き続けになりがちです。 御所山への分岐の近くに、中道コースから青木鉱泉への近道あり。林道を歩く距離が減ります。 ドンドコ沢を人が一人渡れるような簡易的な橋ですので、増水時は利用不能。 |
写真
感想
なんとか金曜日に休みを取れたので、これはチャンス!と思い、
前から行きたいと思っていた鳳凰山へ行くことにしました。
住んでいる甲府からは天気が良い日は鳳凰山はとても良く見えます。
仕事帰りなんかの夕方には鳳凰山のシルエットが綺麗に浮かび上がるので
行ってみたいなぁ〜って思ってたんですよ。
一日目は鳳凰小屋まで行く予定です、山と高原地図の参考タイムだと5:20なので、ゆっくり目のスタートです。
金曜日ということもあり、青木鉱泉の駐車場も空いてます。
これは、山小屋でゆったりのんびり出来るかも・・・と期待します。
青木鉱泉からドンドコ沢コースで鳳凰小屋までの道のりはひたすら登りです。
途中にいくつかの滝があって、ちょうど休むのに丁度良い感じです。
南精進の滝や白糸の滝は綺麗に見えましたが、五色ノ滝はガスが出てきてしまいました。これはこれで良いですが。
鳳凰ノ滝はコースからそれなりに歩き、ドンドコ沢に出るとどこがコースか分からなくなりました。
うーん、これはどうしようか?川を渡ればまだまだ滝に近づけそうですが
結構川の流れはあるし、濡れずに渡れそうなところは無いので、遠くから、あれがそうかなぁと思うところで断念しました。
途中でばったりカモシカに出会いました。ちょっと大きな段差を乗越えてみると
登山道の真ん中にカモシカが居て、こっちを見てました。結構でかいのでビビリます。
とりあえず、「よう!」って挨拶しますが微動だにしません。
そのまま見つめ合っていても困るので、ちょっと近づいたら山の方へ歩いて行ってくれました。ふぅ、良かった。
五色ノ滝を越えて、尾根を越えてちょっと下ってドンドコ沢沿いに出ると、風景が一変します。
森の中の道から、河原のひらけた感じになり、このあたりから紅葉した木を目にするようになり、
ガスが薄くなると地蔵ヶ岳のオベリスクがちらっと見えたりします。
そんなこんなで鳳凰小屋に到着。若いお姉さんに「お疲れ様です〜!」って声をかけられ、泊まりの手続きをします。
今日の寝床は布団一枚分のスペースです。本当は少し布団を重ねて詰めてねって言われたけどみんなそんなてことせず
ふとん一枚分のスペースを確保してました。おおっ、こりゃ快適だ、隣の人とそれなりに距離があります。安心です。
汗で濡れた服を着替えて落ち着いてから、ビールを買って一人で乾杯です。まだ、夕食までは時間がたっぷりあります。
近くに富士山が見える岩場に行ってみましたが、富士山は雲の中でした。
しばらくすると、もの凄い荷物を背負った男女のペアがやってきました、どうやら小屋の人のようです。
そうか、ここはヘリで荷揚げしないでボッカなんだ、大変だね、ご苦労様です。
おいしくビールは頂きました。ビール600円でも全然文句は言えません。
しばらくすると20人くらいの団体さんがやってきました。登山ツアーのようです。
これで、一気に小屋がにぎやかになります。でも、小屋のキャパに対しては全然余裕のようです。
夕食はカレーでお替り自由です。野菜もたくさん入っていておいしい、当然お替りします。
ちなみに夕食の時間は夕方の5:30で、朝食は朝の5:30です。ちょうど12時間後ですね。
夕食を終えて、小屋の外のテラスでタバコを吸ってると、すっかり夜になってどんどん寒くなります。
この小屋には談話室みたいな所があってそこにはコタツがあり、何人か暖まっていたので混ぜてもらいます。
そこで、小屋で買ったお酒を飲みならが、おじ様方、おば様方としばし談話
みなさん結構いろんな山に登っているようです。凄いですなぁ〜。
7:30に消灯となり寝ました。今回はぐっすり良く眠れました。
たぶん8時前には寝て、夜中に一回起きただけで朝の5時くらいまで寝てました。
良く寝たので前日の疲れも回復してばっちりです。
小屋を出発するとき、小屋の方から「いってらっしゃい!、気をつけて!」と言われて出発です。
なんか、こういうのは言われて気持ちがいいもんです。
小屋から地蔵ヶ岳への登りはかなり急ですし、最後は白砂の上を歩いて行くので、歩きにくいです。
でも、どんどんオベリスクが近づいてくるので夢中で登ります。
岩場の手前でザックをおろして、オベリスクの頂上へ岩場を登っていきます。
最後の岩(オベリスク)にはロープがかかっていますが、ちょっと無理そうな気がするので止めときます、
まあ、基部まで来たので良しとしましょう。
ここからは赤抜沢ノ頭、観音ヶ岳、薬師ヶ岳まで素晴らしい展望の稜線歩きが続きます。至福のひと時です。
天気も雲が少しあるものの、おおむね良好で八ヶ岳、南アルプスの山々、そして富士山が綺麗に見えました。
ほんとに気持ちのいい稜線歩きです。しかも木々の紅葉が雰囲気を盛り上げてくれます。
薬師ヶ岳から中道ルートで青木鉱泉まで下山しましたが、こちらは森の中を延々と歩くのみで、
適当な休憩ポイントも無いので、ずっと歩き通しでした。疲れた。
くだりでこうなので、登りは相当きついと思いますよ、このコース。
最後に林道を歩いて青木鉱泉に戻りますが、途中の御所山への分岐のそばに
青木鉱泉への近道があるので、ドンドコ沢が増水していなければ利用できます。
最後の林道歩きは、登山道と違ってもの凄く気の抜けた感じなり、疲れるので
それが短縮されるのは非常にありがたいです。
一泊二日の山行でしたが、金曜日の泊まりということもあってか、小屋も混んでなく
天気も崩れず、満足な山行でした。
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