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Yamareco

記録ID: 230583
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
霊仙・伊吹・藤原

【日の出】竜ヶ岳 (遠足尾根、表道〜熊谷)

2012年10月06日(土) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 三重県 滋賀県
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
07:56
距離
17.7km
登り
1,265m
下り
1,268m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

5:34宇賀渓観光案内所-5:53砂山休憩所(滞在50分)-7:10宇賀渓案内所(滞在20分)-7:30宇賀渓案内所発-7:48遠足尾根入口-8:19岩山展望台-8:43遠足尾根・新道分岐-8:58遠足尾根・大鉢山分岐-9:10ヤセ尾根ガレ場-9:23位置確認No.128過ぎ展望-9:37位置確認No.126-9:47遠足尾根・裏道分岐-10:04治田峠分岐-10:27山頂-11:02下山開始-11:21重ね岩(滞在20分)-11:47石榑峠-12:32旧道(熊谷)降り口-13:15堰堤-13:18石榑トンネル入口-13:32宇賀渓観光案内所
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2012年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自転車
コース状況/
危険箇所等
裏道はまだ通行禁止のまま。
遠足尾根は特に問題なし。
熊谷の旧道は登山道が崩落した箇所が何箇所かあるので通れない事はないけど注意が必要。位置確認No.102〜103の間で丸太橋が外れてる箇所があった。
2012年10月06日 05:38撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/6 5:38
バンガロー内の砂山遊歩道入口
2012年10月06日 05:39撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/6 5:39
バンガロー内の砂山遊歩道入口
砂山遊歩道にある展望のいい休憩所。観光案内所から比較的近いし東に開けてるから朝日がよく見えるんじゃないかと予想してからまずはここに。予想的中で見事な日の出を拝んだ。
2012年10月06日 05:53撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/6 5:53
砂山遊歩道にある展望のいい休憩所。観光案内所から比較的近いし東に開けてるから朝日がよく見えるんじゃないかと予想してからまずはここに。予想的中で見事な日の出を拝んだ。
砂山遊歩道をバンガローから入り砂防ダムを過ぎてすぐの橋を超えた部分が一部崩落。通れなくはないが危険。
2012年10月06日 07:01撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/6 7:01
砂山遊歩道をバンガローから入り砂防ダムを過ぎてすぐの橋を超えた部分が一部崩落。通れなくはないが危険。
森のメルシー感謝祭のパンフ。10/28(日)に開催だそうな。
2012年10月06日 16:11撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/6 16:11
森のメルシー感謝祭のパンフ。10/28(日)に開催だそうな。
先週とそれほど色づきは変わらない
2012年10月06日 07:33撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/6 7:33
先週とそれほど色づきは変わらない
遠足尾根入り口
2012年10月06日 07:48撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/6 7:48
遠足尾根入り口
延々と続く九十九折りの登山道。横倒しの木がそのまま登山道を表してる。
2012年10月06日 15:59撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/6 15:59
延々と続く九十九折りの登山道。横倒しの木がそのまま登山道を表してる。
しばらく登ると岩山。
2012年10月06日 08:19撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/6 8:19
しばらく登ると岩山。
岩山展望台からの眺望
2012年10月06日 16:13撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/6 16:13
岩山展望台からの眺望
なんの花だろう?
2012年10月06日 08:36撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/6 8:36
なんの花だろう?
遠足尾根・新道分岐。新道の案内がないから分岐とは気づかなかった。
2012年10月06日 08:43撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/6 8:43
遠足尾根・新道分岐。新道の案内がないから分岐とは気づかなかった。
遠足尾根・大鉢山分岐
2012年10月06日 08:58撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/6 8:58
遠足尾根・大鉢山分岐
位置確認No.127の手前の展望が良好なポイント。北は藤原町、南は四日市辺りまで見渡せる。山頂の眺望と比べると北寄り。足元近くまでふもとの町が迫っていて山頂の眺望より好きかも。
2012年10月06日 09:25撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/6 9:25
位置確認No.127の手前の展望が良好なポイント。北は藤原町、南は四日市辺りまで見渡せる。山頂の眺望と比べると北寄り。足元近くまでふもとの町が迫っていて山頂の眺望より好きかも。
遠足尾根・裏道分岐
2012年10月06日 09:48撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/6 9:48
遠足尾根・裏道分岐
治田峠分岐
2012年10月06日 10:04撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/6 10:04
治田峠分岐
最後の心臓破りの急坂。ここを登りきれば山頂。
2012年10月06日 20:58撮影 by  iPhone, Apple
6
10/6 20:58
最後の心臓破りの急坂。ここを登りきれば山頂。
山頂。今日は羽アリが大量に飛んでて数分と居座れないくらい。
2012年10月06日 10:27撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/6 10:27
山頂。今日は羽アリが大量に飛んでて数分と居座れないくらい。
靄がかっててスッキリしない景色。
2012年10月06日 16:04撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/6 16:04
靄がかっててスッキリしない景色。
重ね岩のアップ。ただ乗っかってるだけなのに落ちない。
2012年10月06日 11:37撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/6 11:37
重ね岩のアップ。ただ乗っかってるだけなのに落ちない。
石榑峠
2012年10月06日 12:10撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/6 12:10
石榑峠
旧道(熊谷)降り口
2012年10月06日 12:33撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/6 12:33
旧道(熊谷)降り口
丸太橋付近が一部崩落
2012年10月06日 12:36撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/6 12:36
丸太橋付近が一部崩落
これも登山道
2012年10月06日 12:44撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/6 12:44
これも登山道
登山道そばの沢には見事な4段の滝が。4段目の下には降りられなかったから3段目から上を撮影。
2012年10月06日 16:07撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/6 16:07
登山道そばの沢には見事な4段の滝が。4段目の下には降りられなかったから3段目から上を撮影。
4段滝を上から撮影。
2012年10月06日 12:52撮影 by  iPhone 4S, Apple
1
10/6 12:52
4段滝を上から撮影。
沢から流木が
2012年10月06日 12:57撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/6 12:57
沢から流木が
こんな丸太橋も。iPhoneのバッテリー切れの恐れがあったからこの写真を最後に写真撮影は止めた。
2012年10月06日 13:04撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/6 13:04
こんな丸太橋も。iPhoneのバッテリー切れの恐れがあったからこの写真を最後に写真撮影は止めた。
撮影機器:

感想

先週に引き続き2週連続(砂山のみも含めたら3週連続)の竜ヶ岳登山。
前回は中道から表道、旧国道だったから今回は遠足尾根から登山開始。

遠足尾根は杉林の中からスタートしいきなりの心臓破りの急坂に初っ端から心が折れそうになる(笑
遠足尾根と言うゆるい名前とは裏腹にハードなこの登山道は尾根コースから「足が遠のく」意味での遠足尾根かもしれない。
遠足尾根は最初は周りは杉ばかりで下草も生えてないから登山道の区別がしにくくそのためか目印となる赤いテープが他の登山道に比べたらたくさん貼ってあって迷う事はなかった。

急坂の途中に岩山の展望台がありふもとの眺望が楽しめる。そんなに視界は広くないけどね。それでももうここが山頂でいいだろうと思わせるには充分である。
さすがにここで引き返してしまってはオトコがすたる、と安っぽいプライドをここぞと奮い立たせて先へ進む事にする。

傾斜が緩くなったところで尾根のトップに出たのだろう。
そこは新道との分岐らしいが新道の案内は皆無で地図を持ってなければそこが分岐とは気づかない。
遠足尾根入口から分岐まで約1.5km、高低差約404mを約50分で踏破。
この先に実は大日向という標高696mのちょっとしたピークがあるのだとか。

ここからはしばらくはなだらかなアップダウンが続く。尾根に到達する頃には杉のも消え登山道の様相は様変わりしている。
途中で大鉢山分岐があるがこれも大鉢山の案内はなく登山道らしき道があるだけ。非常に興味がそそられるが地図には登山道が記載されておらず湧き上がる探究心を抑え竜ヶ岳のピークを目指す。

尾根づたいに歩き登山道位置確認No.128を過ぎてしばらくすると一気に視界が開ける。山頂も望む事ができるがここは見返り美人んよろしく振り返ってふもとを見てほしい。山頂の眺望とはまた違った素晴らしい眺めがそこにある。
左には山頂からは見えない藤原町、北勢町が見え、しかもすぐそばに見える。山頂からではふもとは遥か遠く竜ヶ岳の眺望が多くを占めるがここは山よりもふもとの方が占める割合が高く手に届きそうなほどに。
さすがに井戸端会議にいそしむ昼下がり(この時点でまだ午前だが)のマダムの会話を口元を読む事は不可能だがこんなに近くに街並みを感じられる眺望は間違いなくお気に入りの眺望ベスト6には入るだろう。

ここからは低木ばかりで笹原を進む事になる。笹原を進むと斜面が崩落した谷を見つけることができると思う。実はこの谷こそ豪雨で通行を禁止された裏道の通る谷なのだ。上から見る限りでも崩落した土砂が登山道に流出してるようにみえる。
未だ復旧しない裏道、一日でも早い復旧を願うばかりである。

その裏道との分岐を越えれば治田峠分岐。
竜ヶ岳を目前にしてきびすを返して静が岳に向かう事も可能。
峠マニアなら竜を背に治田峠に向かい峠コレクションに加えるのが正しい登り方だろう。もちろん峠マニアでもなんでもないので脇目もふらずに竜ヶ岳へ向かう。
予断だがこの分岐には物置が置いてある。誰がなんのために置いたのか知らないが100人乗っても大丈夫なのか気になって仕方がない。
いつの日か100人で登山を行い全員で乗ってみたいものだ。耐えうるかどうか以前に100人も乗るスペースが無いのだが。

治田峠分岐を過ぎてしばらく進めば最後の心臓破りの急坂が眼前に迫ってくる。
見た目は草原の小道でしかないがその実は粘土質で滑りがよく雨水が削ったと思われる溝ができ、段差も大きくケツ筋をフル稼働させなければ登る事もできない。
普段の生活の中ではケツ筋の稼動域の30%も使っていないのではないだろうか。これだけケツ筋に負荷がかかる事はそうそう無い。これだけ稼動させればたるんだお尻もきゅっと引き締まりキュートなえくぼができるのではないかと期待せずにはいられない。というかそういう妄想でも抱いてないととてもじゃないがやってられないほどきつい。
おかげ様で後続からのプレッシャーを利用してがむしゃらに登らせていただいたおかげで一気に駆け上がる事ができた。あとからその後続のパーティーに「にーちゃん早かったなあ!」とお褒めの言葉をいただいたが体力を使い果たし肩で息をして「なんもいえねえ」という状態だった事は秘密の話である。

山頂に到着するとどこからともなく「ぶんぶんぶぶぶん」と排気音…じゃなくて羽音が聞こえてくる。なんとなんと羽アリが大挙して歓迎してくれるではないか。あまりの歓迎振りに思わず叩き落としそうになるくらいにね。
山頂でコーヒーでも沸かしてゆっくりしたかったのだがこの羽アリの熱烈な歓迎に胸もいっぱいになったので後ろ髪をにかれる思いという事にして表道から下山を開始する。山頂のコーヒーはまた今度という事で。(コーヒー用の水を買い忘れてたから結局飲めなかったのだが)

二度目の表道という事もありするする順調に下るが相変わらず足元は荒れていて常に緊張を強いられるがそれでも下るペースは前回よりも順調である。
石榑峠まで下れば登山道はおしまい。

前回は時間が遅かった事もあり通行止めでホコ天になった国道を闊歩して下ったが今回は時間に余裕があるので小峠から砂山を目指すルートを考えたが砂山分岐以降のルートは以前に通った事があるので旧道降り口より旧道コースを行く事にする。
自分の中のフロンティアスピリットが騒いで仕方がないのである。未踏のルートを踏破してこそアルピニスト!と標高1,000m程度の山でえらぶっていた。

旧道に入るなりいきなり迷った。
どう見ても登山道と言うより沢にしかみえないから。さきに目印の赤いテープも見当たらず脇には斜面を駆け上がる登山道っぽいものが。
地図を確認すると沢沿いに進むようだから恐る恐る沢を下ってみる。

そうしたら(崩落しかけた)丸太橋を発見し安堵する。間違ってはいなかった。
だが丸太橋手前の登山道が崩れかけてるではないか。幸い沢は深くないから万が一崩れてもケガするような事がなさそうだから慎重に足を進める。

熊谷の旧道は沢か沢のそばを進むルートで渓谷の綺麗な景色を楽しみながら歩ける。もちろん登山道が崩れそうな危険箇所もあるわけだが。
途中で丸太橋が滝つぼへ降りている箇所があった。
滝つぼへ降りるために設置されたかと勘違いしそうなくらい自然に。
そして勘違いして降りたのが他でもない私である。
もちろん登山道はあったから登山道ではないのは承知で滝をみるためのハシゴという考えで。
その滝は全貌を見渡せなかったがおそらく4段の滝。落差10mほどだろうか。なかなかの景観で夏ならば最高の水遊び場になりそうな素晴らしいロケーションであった。来夏のためにツバつけておこう。

熊谷の旧道は丸太橋が多くてこれがまたおもしろい。
この旧道を深く探りながら下りたかったがiPhoneのバッテリー残量が10%を切ってしまった。
予備バッテリーは持ってきてたがなんとiPhoneの充電端子の中に小石がはさまってケーブルがきちんと接続できなくなってしまったのである。こうなると充電もできずバッテリーはただただ減るのみ。
GPSのログを取っていた事もあってなんとしても最後までGPSのログを残したかったから先を急ぐことにした。もちろん写真撮影も止めてひたすら下る下る。
平坦な場所では走る走る。なんとしてもゴールしてGPSのログを完成させたい一心で。
不思議な事に体力がまだけっこう残ってて軽快に足を回せたではないか。
もはやトレランだなとか思いながらラン&ガンやとか思いながら先を急いだ。
白竜神社のそばから旧国道に戻り国道に出た後もひたすら走る走る。
この時の脳内BGMはもちろんランナーであった事は言うまでもない。
ムシの息でなんとか観光案内所にゴールしGPSのログを保存!!
バッテリー残量2%...

という事で熊谷の旧道をしっかり調べられなかったので次回の課題とする。
また竜ヶ岳に登る理由ができて嬉しかったりもするんだが(笑


紅葉は一部で始まってるがまだまだという感じ。

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