ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 231216
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八幡平・岩手山・秋田駒

裏岩手/八幡平〜大深山荘〜三ツ石山〜不動平〜岩手山〜相の沢

2012年10月05日(金) ~ 2012年10月07日(日)
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
46:56
距離
41.3km
登り
2,159m
下り
3,191m
歩くペース
速い
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

10/5
八幡平レストハウス 11:50→見返峠 12:02→ガマ沼 12:06→八幡平 12:16→めがね沼 12:24→鏡沼 12:28→八幡平レストハウス 12:42(24分休止)→裏岩手縦走路入口 13:20→畚岳分岐 13:40→畚岳 13:48(6分休止)→諸桧岳 14:42→石沼 15:08→前諸桧 15:22→嶮岨森 16:00→大深山荘 16:30

10/6
大深山荘 5:34→大深岳分岐 5:56→大深岳 6:00→八瀬森分岐 6:14→小畚山 6:54→1448.1m三角点 7:12→三ツ沼 7:20→三ツ石山 7:48→三ツ石山荘 8:18(20分休止)→大松倉山 9:06→犬倉分岐 10:24(20分休止)→犬倉山 10:52→犬倉水場分岐 11:08(水場往復10分)→姥倉分岐 11:54→黒倉分岐 12:10→黒倉山 12:20→切通し 12:42→大地獄分岐 13:00→御花畑 13:26(30分休止)→御釜湖 14:02→御苗代湖 14:04→御花畑 14:15→不動平避難小屋 15:28

10/7
不動平避難小屋 4:30→焼走り分岐 5:00→岩手山 5:04(64分待機)→不動平避難小屋 6:24(50分出発準備)→鬼ヶ城分岐 7:22→笠締 8:12→大滝展望台 8:50→わらじ脱ぎ場 9:12(18分休止)→切接 9:45→林道合流 10:04→県道合流 10:20→鞍掛山登山口 10:30→相の沢温泉 10:46
天候 10/5 晴のち曇
10/6 霧のち曇
10/7 晴一時霧
過去天気図(気象庁) 2012年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
往路
岩手県北バス 八幡平自然散策バス 盛岡駅→八幡平頂上(専用乗車券1,200円、駅東口ロータリー内の窓口で購入)

復路
岩手県交通 盛岡バスセンター行 滝沢相の沢温泉前→盛岡駅(950円)
コース状況/
危険箇所等
●コース状況
・八幡平〜大深山荘
八幡平付近は危険箇所などはありませんが、山頂の展望台は11月いっぱいまで改築工事を行っているそうです(冬に入るともう工事はしないということだと思いますが、来年春以降に再開するのかどうかは不明)。

八幡平レストハウスから縦走路入口までは車道を歩くため、通行する車に注意。

大深山荘までの区間では、嶮岨森山頂付近がやや切り立った稜線になっていますので、強風時などは注意が必要かもしれません。

・大深山荘〜犬倉分岐
小畚岳への登りが急登です。踏跡も入り組んでいるので視界が悪いときには混乱するかもしれません(多分、どこを通っても大丈夫だとは思いますが)。

三ツ石山荘では分岐が少し分かりにくかった。大深岳方面から来た場合、山荘前の分岐を左へ進むと犬倉山・岩手山方面(すぐ先でさらに松川温泉方面とも分岐)、右へ行くと奥産道・滝ノ上温泉への下山ルートになります。

・犬倉分岐〜不動平
犬倉山と黒倉山のピークは巻き道があり、時間や体力を節約したい場合はショートカットが可能です。ただ、黒倉山頂から見下ろす大地獄谷の光景は迫力があり、立ち寄る価値ありと思いました。

黒倉山の少し先にある切通し分岐で、御花畑方面と鬼ヶ城方面に道が分かれます。どちらを通っても不動平で合流して岩手山に行けますので、山行目的に応じて道を選ぶとよいでしょう。
今回選んだ御花畑経由のルートは、御花畑から不動平まで急登が続くので、心してかかってください。

・不動平〜岩手山
前回の記録を参照
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-131953.html

・不動平〜相の沢
笠締付近に崩壊地あり、若干へつり気味に通過する箇所もあります。

また大滝展望台までの区間は、ペンキ印を見落としてルートを誤ると沢に入り込んでしまうおそれがあるため、視界不良の時は要注意です。

林道に出たところからは、その林道を左に行くと相の沢方面への近道になりますが、この林道はどうやら関係者専用らしく(写真参照)、もしかすると右へ進んで普通に御神坂駐車場から県道に出たほうがいいのかもしれません。

県道に出てからは道の脇を歩くことになりますが、日によっては交通量がそこそこ多い様子なので気をつけてください。

途中の鞍掛山登山口にある「たきざわ自然情報センター」では、相の沢温泉の100円割引券(500円→400円)がもらえます。


●水場の状況
・大深山荘下:問題なし
・三ツ石山荘下:未確認、ただし他の登山者の話によると涸れている様子
・犬倉山下:出ていません
・岩手山八合目 御成清水:問題なし

このほか、八幡平レストハウス1F(最上階)の外に水道がありますが、実際に水が出るかどうか、出ても飲用可かどうかは確認していません。
盛岡駅から八幡平行きのバスに乗車
2012年10月10日 06:54撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 6:54
盛岡駅から八幡平行きのバスに乗車
他の乗客はハイカーばかりで、自分のようなデカいザックを担いだ人間はほぼ皆無
2012年10月10日 06:54撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 6:54
他の乗客はハイカーばかりで、自分のようなデカいザックを担いだ人間はほぼ皆無
バスは途中の松尾八幡平ビジターセンターにて休憩。雨がパラついていて天気が心配
2012年10月10日 06:55撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 6:55
バスは途中の松尾八幡平ビジターセンターにて休憩。雨がパラついていて天気が心配
えっ山頂は晴れ?本当に?
2012年10月10日 06:55撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 6:55
えっ山頂は晴れ?本当に?
本当だった!
2012年10月10日 06:56撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
1
10/10 6:56
本当だった!
八幡平山頂周遊へレッツゴー
2012年10月10日 06:56撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 6:56
八幡平山頂周遊へレッツゴー
スノーモービルは乗り入れ禁止なのね
2012年10月10日 06:56撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
1
10/10 6:56
スノーモービルは乗り入れ禁止なのね
振り返ったところ。これから歩く岩手山までの縦走路が一望のもとに
2012年10月10日 06:56撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 6:56
振り返ったところ。これから歩く岩手山までの縦走路が一望のもとに
見返峠。人多い
2012年10月10日 06:57撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 6:57
見返峠。人多い
八幡沼
2012年10月10日 06:57撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 6:57
八幡沼
こちらガマ沼
2012年10月10日 06:57撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 6:57
こちらガマ沼
場所によっては紅葉もなかなかいいようだ
2012年10月10日 06:58撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
1
10/10 6:58
場所によっては紅葉もなかなかいいようだ
山頂付近までやってきたのだが、むむむ…?
2012年10月10日 06:58撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 6:58
山頂付近までやってきたのだが、むむむ…?
ありゃー
2012年10月10日 06:58撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 6:58
ありゃー
残念な山頂
2012年10月10日 06:59撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 6:59
残念な山頂
あんな場所に長居は無用と、先を急いでめがね沼
2012年10月10日 06:59撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 6:59
あんな場所に長居は無用と、先を急いでめがね沼
鏡沼。水面が鏡のようだということでこの名前なのだそうだが、少し風があって鏡ほどには景色が映らず
2012年10月10日 06:59撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
2
10/10 6:59
鏡沼。水面が鏡のようだということでこの名前なのだそうだが、少し風があって鏡ほどには景色が映らず
謎の陥没穴(できた原因がまだ分かっていないらしい)
2012年10月10日 07:00撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:00
謎の陥没穴(できた原因がまだ分かっていないらしい)
山頂展望台の工事のお知らせ。こういうことだったのね…全然知らなかったよ…
2012年10月10日 07:00撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:00
山頂展望台の工事のお知らせ。こういうことだったのね…全然知らなかったよ…
レストハウスに戻って昼食休憩後、車道を通って裏岩手縦走路へ
2012年10月10日 07:01撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:01
レストハウスに戻って昼食休憩後、車道を通って裏岩手縦走路へ
縦走路入口。気合いが入るぜ!
2012年10月10日 07:01撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:01
縦走路入口。気合いが入るぜ!
立派な案内板
2012年10月10日 07:01撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:01
立派な案内板
最初の目標はあの畚岳
2012年10月10日 07:02撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:02
最初の目標はあの畚岳
色づき始めている木々の中を進む
2012年10月10日 07:02撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:02
色づき始めている木々の中を進む
畚岳山頂。360度の展望!
2012年10月10日 07:03撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
1
10/10 7:03
畚岳山頂。360度の展望!
八幡平方面
2012年10月10日 07:03撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
1
10/10 7:03
八幡平方面
岩手山方面
2012年10月10日 07:03撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
1
10/10 7:03
岩手山方面
紅葉もそこそこ
2012年10月10日 07:04撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:04
紅葉もそこそこ
畚岳を下りて、諸桧岳へと進む
2012年10月10日 07:04撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:04
畚岳を下りて、諸桧岳へと進む
この縦走路の随所で見ることになる池塘、第一号
2012年10月10日 07:05撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:05
この縦走路の随所で見ることになる池塘、第一号
諸桧岳。道がちょっと広がっているだけの山頂で若干あっけない
2012年10月10日 07:05撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:05
諸桧岳。道がちょっと広がっているだけの山頂で若干あっけない
いい景色だねえ
2012年10月10日 07:06撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:06
いい景色だねえ
石沼を通過
2012年10月10日 07:07撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:07
石沼を通過
前諸桧山頂。地形図に山名が載ってないのでこのピークのことを失念していたぜ…
2012年10月10日 07:07撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:07
前諸桧山頂。地形図に山名が載ってないのでこのピークのことを失念していたぜ…
んー、少し曇ってきた?
2012年10月10日 07:07撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:07
んー、少し曇ってきた?
次のピーク、嶮岨森へ
2012年10月10日 07:08撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:08
次のピーク、嶮岨森へ
嶮岨森って槍みたいな形だね
2012年10月10日 07:08撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:08
嶮岨森って槍みたいな形だね
名は体を表すというが、確かに嶮岨(※地勢が険しいこと)な山
2012年10月10日 07:08撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:08
名は体を表すというが、確かに嶮岨(※地勢が険しいこと)な山
西側斜面はなかなかの紅葉
2012年10月10日 07:09撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
2
10/10 7:09
西側斜面はなかなかの紅葉
嶮岨森山頂。登りも嶮岨だった…
2012年10月10日 07:09撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:09
嶮岨森山頂。登りも嶮岨だった…
鏡沼が眼下に
2012年10月10日 07:09撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:09
鏡沼が眼下に
今日の宿、大深山荘へと下る
2012年10月10日 07:10撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:10
今日の宿、大深山荘へと下る
到着!小さいながらも綺麗で快適な小屋だった
2012年10月10日 07:10撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:10
到着!小さいながらも綺麗で快適な小屋だった
大深山荘から水場への道
2012年10月10日 07:10撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:10
大深山荘から水場への道
水も問題なし。ここの水場は涸れることがないとか
2012年10月10日 07:11撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:11
水も問題なし。ここの水場は涸れることがないとか
2日目の朝。予定行動時間10hの長丁場へレッツゴー!
2012年10月10日 07:11撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:11
2日目の朝。予定行動時間10hの長丁場へレッツゴー!
小屋から数百mほど進んだところにある水場分岐。ただ小屋備え付けのノート情報によれば、ここから下るのは道が悪くお勧めしないとのこと
2012年10月10日 07:11撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:11
小屋から数百mほど進んだところにある水場分岐。ただ小屋備え付けのノート情報によれば、ここから下るのは道が悪くお勧めしないとのこと
無残に折れ曲がった橋。とても登れる角度ではないので横から…
2012年10月10日 07:12撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:12
無残に折れ曲がった橋。とても登れる角度ではないので横から…
大深岳山頂。体も温まってきたので中に着ていたフリースを脱ぐ
2012年10月10日 07:13撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:13
大深岳山頂。体も温まってきたので中に着ていたフリースを脱ぐ
今日はあまりいい天気ではないな
2012年10月10日 07:13撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:13
今日はあまりいい天気ではないな
紅葉に励まされつつ歩を進める
2012年10月10日 07:14撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:14
紅葉に励まされつつ歩を進める
小畚山へ。この日二番目にしんどい登りだった
2012年10月10日 07:14撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:14
小畚山へ。この日二番目にしんどい登りだった
小畚山頂。これだけ登りが急ならさぞかし展望もいいだろうと思うのだが、いかんせんこの天気では…
2012年10月10日 07:14撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:14
小畚山頂。これだけ登りが急ならさぞかし展望もいいだろうと思うのだが、いかんせんこの天気では…
ガスと風が強い。昨年のこの時期に登った秋田駒ヶ岳を思い出す
2012年10月10日 07:15撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:15
ガスと風が強い。昨年のこの時期に登った秋田駒ヶ岳を思い出す
道標と三角点がある謎のピーク(後で地形図を見ても名前は載ってない)
2012年10月10日 07:15撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:15
道標と三角点がある謎のピーク(後で地形図を見ても名前は載ってない)
三ツ沼を通過
2012年10月10日 07:15撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:15
三ツ沼を通過
草原の中の一本道。この付近でようやく三ツ石山方面から来た登山者とすれ違う
2012年10月10日 07:16撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:16
草原の中の一本道。この付近でようやく三ツ石山方面から来た登山者とすれ違う
三ツ石山の手前まで来た。ガスよ晴れろ!
2012年10月10日 07:16撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:16
三ツ石山の手前まで来た。ガスよ晴れろ!
本当に(少し)晴れた!すごい!
2012年10月10日 07:16撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
3
10/10 7:16
本当に(少し)晴れた!すごい!
再びガスに包まれてしまった三ツ石山頂。さっきのあれは一体なんだったんだろう…まさに奇跡だったな…
2012年10月10日 07:17撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:17
再びガスに包まれてしまった三ツ石山頂。さっきのあれは一体なんだったんだろう…まさに奇跡だったな…
ガスの中を三ツ石山荘まで下る。三ツ石山に登る登山者とのすれ違いも増えてきた
2012年10月10日 07:17撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:17
ガスの中を三ツ石山荘まで下る。三ツ石山に登る登山者とのすれ違いも増えてきた
このあたりから犬倉分岐あたりまで断続的に道がぬかるんでいた。靴もスパッツもドロドロ
2012年10月10日 07:17撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:17
このあたりから犬倉分岐あたりまで断続的に道がぬかるんでいた。靴もスパッツもドロドロ
三ツ石山荘にてトイレ休憩も兼ねて小休止。山荘のすぐ前が分岐になっており、大松倉山・犬倉山・岩手山方面は左へ
2012年10月10日 07:18撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:18
三ツ石山荘にてトイレ休憩も兼ねて小休止。山荘のすぐ前が分岐になっており、大松倉山・犬倉山・岩手山方面は左へ
三ツ石山荘からさらに少し先の分岐。松川温泉方面への道(左)を分けて大松倉山(右)へと進む
2012年10月10日 07:18撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:18
三ツ石山荘からさらに少し先の分岐。松川温泉方面への道(左)を分けて大松倉山(右)へと進む
稜線に出た。地形図によれば右側は鋭く切れ落ちているようだが、ガスで全く高度感なし
2012年10月10日 07:19撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:19
稜線に出た。地形図によれば右側は鋭く切れ落ちているようだが、ガスで全く高度感なし
大松倉山頂。三ツ石山荘を過ぎたらすれ違いも少なくなるかと思いきや、犬倉分岐までそこそこの人がいた。網張から登ってくる人も多いんだね
2012年10月10日 07:19撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:19
大松倉山頂。三ツ石山荘を過ぎたらすれ違いも少なくなるかと思いきや、犬倉分岐までそこそこの人がいた。網張から登ってくる人も多いんだね
大松倉山を下りたところ。ここもなかなかいい紅葉
2012年10月10日 07:19撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:19
大松倉山を下りたところ。ここもなかなかいい紅葉
犬倉分岐で補給のため休止。少し晴れ間がのぞいてきた
2012年10月10日 07:20撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:20
犬倉分岐で補給のため休止。少し晴れ間がのぞいてきた
ここで初めて「岩手山 ○km」の表示が
2012年10月10日 07:20撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:20
ここで初めて「岩手山 ○km」の表示が
巻き道分岐。計画では犬倉山は巻くつもりだったが、いい感じのペースで来ているのでピークを踏んでいくことにする
2012年10月10日 07:20撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:20
巻き道分岐。計画では犬倉山は巻くつもりだったが、いい感じのペースで来ているのでピークを踏んでいくことにする
犬倉山頂。でももっと上まで行けるように見えるんだが…
2012年10月10日 07:21撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:21
犬倉山頂。でももっと上まで行けるように見えるんだが…
矢印方向に道が2つあるんだが、どっちを行けば…(結局下るほうを選択。正解だった)
2012年10月10日 07:21撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:21
矢印方向に道が2つあるんだが、どっちを行けば…(結局下るほうを選択。正解だった)
再び木道が登場。昨年の早池峰山で見たのと同じ段差のあるタイプだ
2012年10月10日 07:22撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:22
再び木道が登場。昨年の早池峰山で見たのと同じ段差のあるタイプだ
水場への分岐。今日の分の水は足りているので給水の必要はないのだが、一応どんな水場なのか見に下りてみる
2012年10月10日 07:22撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:22
水場への分岐。今日の分の水は足りているので給水の必要はないのだが、一応どんな水場なのか見に下りてみる
残念、出ていない
2012年10月10日 07:22撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:22
残念、出ていない
姥倉への登り。思いのほか急だった
2012年10月10日 07:23撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:23
姥倉への登り。思いのほか急だった
姥倉分岐。この周辺だけ草木もなく荒涼としている(地熱のせいだろうか?)
2012年10月10日 07:23撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:23
姥倉分岐。この周辺だけ草木もなく荒涼としている(地熱のせいだろうか?)
先には黒倉山
2012年10月10日 07:24撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:24
先には黒倉山
本当に姥倉の周辺だけ高温になっているらしい
2012年10月10日 07:24撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:24
本当に姥倉の周辺だけ高温になっているらしい
黒倉分岐。ここも山頂を通っていくことにする
2012年10月10日 07:24撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:24
黒倉分岐。ここも山頂を通っていくことにする
黒倉山への登り。姥倉と同様荒涼たる風景
2012年10月10日 07:25撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:25
黒倉山への登り。姥倉と同様荒涼たる風景
黒倉山頂
2012年10月10日 07:25撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:25
黒倉山頂
山頂から大地獄谷を見下ろす。この煙はガスではなく地熱による湯気
2012年10月10日 07:25撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:25
山頂から大地獄谷を見下ろす。この煙はガスではなく地熱による湯気
黒倉からの下り。こっちはずいぶん植生が豊かだね
2012年10月10日 07:26撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:26
黒倉からの下り。こっちはずいぶん植生が豊かだね
切通しから左に折れて御花畑方面へ
2012年10月10日 07:26撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:26
切通しから左に折れて御花畑方面へ
鬼ヶ城の稜線を見上げる。次に来た時はあっちのほうを歩きたい
2012年10月10日 07:27撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:27
鬼ヶ城の稜線を見上げる。次に来た時はあっちのほうを歩きたい
反対側はさっき通ってきた黒倉の山頂
2012年10月10日 07:27撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:27
反対側はさっき通ってきた黒倉の山頂
大地獄谷分岐。左へ行くと七滝コースだが、すごい道を通らせるんだな…
2012年10月10日 07:27撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:27
大地獄谷分岐。左へ行くと七滝コースだが、すごい道を通らせるんだな…
このあたりは紅葉というより黄葉が多い。でもなかなか綺麗
2012年10月10日 07:28撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
1
10/10 7:28
このあたりは紅葉というより黄葉が多い。でもなかなか綺麗
沢沿いの道になる。ふと思ったのだが、この沢の水って飲めるのかな?
2012年10月10日 07:28撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:28
沢沿いの道になる。ふと思ったのだが、この沢の水って飲めるのかな?
ああ…湯の花が流れ込んでいる…やっぱり飲めないか…
2012年10月10日 07:29撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:29
ああ…湯の花が流れ込んでいる…やっぱり飲めないか…
道は涸れ沢に入り…
2012年10月10日 07:29撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:29
道は涸れ沢に入り…
木道になって…
2012年10月10日 07:29撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:29
木道になって…
御花畑分岐に到着!
2012年10月10日 07:31撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:31
御花畑分岐に到着!
分岐にザックをデポして、池を見に行く
2012年10月10日 07:30撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:30
分岐にザックをデポして、池を見に行く
「行き止まり」を知らせるためだけにこんな立派な道標立てることもないと思うのだが
2012年10月10日 07:31撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:31
「行き止まり」を知らせるためだけにこんな立派な道標立てることもないと思うのだが
ひょこっと、御釜湖の上に出る
2012年10月10日 07:30撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:30
ひょこっと、御釜湖の上に出る
こちら御苗代湖。静かなところだ
2012年10月10日 07:30撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:30
こちら御苗代湖。静かなところだ
分岐に戻り、いよいよ不動平まで最後の登り(そしてこの日一番の急登)にかかる
2012年10月10日 07:32撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:32
分岐に戻り、いよいよ不動平まで最後の登り(そしてこの日一番の急登)にかかる
岩手山じゃなく、不動平まで何kmかを表示してほしい
2012年10月10日 07:32撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:32
岩手山じゃなく、不動平まで何kmかを表示してほしい
鬼ヶ城が見える。いったい何がどうなったらあんな形になるのかね
2012年10月10日 07:32撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
1
10/10 7:32
鬼ヶ城が見える。いったい何がどうなったらあんな形になるのかね
御花畑から延々1時間、ようやく岩手山が見えた!山頂はガスで隠れているがこの際そんなことはどうでもいい
2012年10月10日 07:33撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:33
御花畑から延々1時間、ようやく岩手山が見えた!山頂はガスで隠れているがこの際そんなことはどうでもいい
着いたー!
2012年10月10日 07:33撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:33
着いたー!
さあ八合目で給水だ
2012年10月10日 07:34撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:34
さあ八合目で給水だ
前回は気がつかなかったが、道端に小さな祠がある。南無南無
2012年10月10日 07:34撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:34
前回は気がつかなかったが、道端に小さな祠がある。南無南無
1年ぶりの八合目
2012年10月10日 07:35撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:35
1年ぶりの八合目
8月に一度涸れたらしい御成清水も無事復活していた
2012年10月10日 07:34撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:34
8月に一度涸れたらしい御成清水も無事復活していた
3日目の朝。早起きして御来迎を見に山頂へ
2012年10月10日 07:35撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:35
3日目の朝。早起きして御来迎を見に山頂へ
先行している人たちのヘッデンの光が上で動いている
2012年10月10日 07:35撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:35
先行している人たちのヘッデンの光が上で動いている
岩手山山頂。すでに待機している人多し
2012年10月10日 07:36撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:36
岩手山山頂。すでに待機している人多し
盛岡の夜景もよく見える
2012年10月10日 07:36撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
2
10/10 7:36
盛岡の夜景もよく見える
日の出の時間を過ぎてもずっとこんな感じで雲に阻まれており、しょんぼり
2012年10月10日 07:36撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:36
日の出の時間を過ぎてもずっとこんな感じで雲に阻まれており、しょんぼり
御来迎はあきらめて山頂を後に。御鉢巡りは昨年やったので今回は真っすぐ小屋まで下る
2012年10月10日 07:37撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:37
御来迎はあきらめて山頂を後に。御鉢巡りは昨年やったので今回は真っすぐ小屋まで下る
下りは近道を選択
2012年10月10日 07:38撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:38
下りは近道を選択
数百mの砂走り。楽しい楽しい
2012年10月10日 07:38撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:38
数百mの砂走り。楽しい楽しい
小屋に戻って荷物をまとめ直し下山の準備。山頂にはガスがかかってきた。御来迎はダメでもやはり早起きして登ったのは正解だったかもしれない
2012年10月10日 07:38撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:38
小屋に戻って荷物をまとめ直し下山の準備。山頂にはガスがかかってきた。御来迎はダメでもやはり早起きして登ったのは正解だったかもしれない
いよいよ不動平小屋を出発。お世話になりました
2012年10月10日 07:39撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:39
いよいよ不動平小屋を出発。お世話になりました
鬼ヶ城分岐から下りになる
2012年10月10日 07:39撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:39
鬼ヶ城分岐から下りになる
ハイマツの中を緩やかに下っていく
2012年10月10日 07:39撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:39
ハイマツの中を緩やかに下っていく
下のほうにも紅葉の綺麗なところが
2012年10月10日 07:40撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:40
下のほうにも紅葉の綺麗なところが
だんだん急な下りになってきた
2012年10月10日 07:40撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:40
だんだん急な下りになってきた
崩壊地。注意して通れば問題ないが、最後の数歩分がヒヤッとする区間なので慎重に
2012年10月10日 07:40撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:40
崩壊地。注意して通れば問題ないが、最後の数歩分がヒヤッとする区間なので慎重に
隣の御神坂沢を見下ろす
2012年10月10日 07:41撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:41
隣の御神坂沢を見下ろす
視界不良時に目印を見逃して沢に入り込んでしまうケースがあるらしい。くわばらくわばら
2012年10月10日 07:41撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:41
視界不良時に目印を見逃して沢に入り込んでしまうケースがあるらしい。くわばらくわばら
樹林帯に入った。不動平から登山口までのだいたい中間あたりかな
2012年10月10日 07:42撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:42
樹林帯に入った。不動平から登山口までのだいたい中間あたりかな
埋まった鳥居
2012年10月10日 07:42撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:42
埋まった鳥居
大滝展望台。しかし大滝とやらがどこにあるのか分からず
2012年10月10日 07:42撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:42
大滝展望台。しかし大滝とやらがどこにあるのか分からず
下からガスが上ってきている。これから山頂まで登る人、ガスに追いつかれないといいが
2012年10月10日 07:43撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:43
下からガスが上ってきている。これから山頂まで登る人、ガスに追いつかれないといいが
このへんは紅葉もようやく始まりかけといったところかな
2012年10月10日 07:43撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:43
このへんは紅葉もようやく始まりかけといったところかな
わらじ脱ぎ場で補給休憩
2012年10月10日 07:43撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:43
わらじ脱ぎ場で補給休憩
切接を通過。このコースは馬返しからと比べて休憩に適したポイントが少なかった。健脚向きと言われるのもむべなるかな
2012年10月10日 07:44撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:44
切接を通過。このコースは馬返しからと比べて休憩に適したポイントが少なかった。健脚向きと言われるのもむべなるかな
林の中の穏やかな下り
2012年10月10日 07:44撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:44
林の中の穏やかな下り
岩手山の火山活動に備えて手入れがされているらしい
2012年10月10日 07:44撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:44
岩手山の火山活動に備えて手入れがされているらしい
柵のあるところを左へカーブして…
2012年10月10日 07:45撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:45
柵のあるところを左へカーブして…
林道に出る。御神坂の駐車場・バス停へは右へ折れるのだが、今回は相の沢温泉がゴールなので近道すべく左へ
2012年10月10日 07:45撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:45
林道に出る。御神坂の駐車場・バス停へは右へ折れるのだが、今回は相の沢温泉がゴールなので近道すべく左へ
林道をまっすぐ進む
2012年10月10日 07:45撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:45
林道をまっすぐ進む
他の林道と合流するところから右方向へ
2012年10月10日 07:46撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:46
他の林道と合流するところから右方向へ
県道に出る。ゲートあり
2012年10月10日 07:46撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:46
県道に出る。ゲートあり
ちゃんと名前のついている林道なのか
2012年10月10日 07:47撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:47
ちゃんと名前のついている林道なのか
関係者以外通行禁止の表示。もしかしてこっちに来てはまずかった?
2012年10月10日 07:46撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:46
関係者以外通行禁止の表示。もしかしてこっちに来てはまずかった?
ここからは車がびゅんびゅん走る県道をしばらく歩く
2012年10月10日 07:47撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:47
ここからは車がびゅんびゅん走る県道をしばらく歩く
鞍掛山登山口にある自然情報センターで相の沢温泉の割引券をゲット
2012年10月10日 07:48撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:48
鞍掛山登山口にある自然情報センターで相の沢温泉の割引券をゲット
相の沢温泉に無事ゴールイン!やったぜ!
2012年10月10日 07:48撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:48
相の沢温泉に無事ゴールイン!やったぜ!
おまけ:盛岡方面へのバス停は、温泉入口の前ではなく、その少し先のこの交差点を左折したところにあるので注意
2012年10月10日 07:49撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/10 7:49
おまけ:盛岡方面へのバス停は、温泉入口の前ではなく、その少し先のこの交差点を左折したところにあるので注意
撮影機器:

感想

昨年夏に初めて岩手山に登り、その後もここヤマレコで岩手山の記録をちょくちょく拝見するにつけ、また登ってみたいなあ、次は違うコースだな、などと考えるようになっていました。

そして今回、紅葉の時期に合わせて再び岩手山へ、しかもなぜか八幡平から縦走という壮大な計画に。

今回のポイントは
・車ではないので、バスで入山・下山できるコースプランであること
・帰りに温泉に入って汗を流せること
・ヘタレなのでなるべく下りが多くなるほうがよい
・1日に十何時間も歩くようなドMな計画は避ける(笑)

というわけで、1日目に八幡平から入って大深山荘まで、2日目は不動平避難小屋まで、3日目に御神坂コースを下山し相の沢温泉まで、ということになった次第です。


そんなこんなで、やってきました裏岩手。

まずは盛岡駅からバスで八幡平へ。
八幡平の市内は雨がポツポツ降っていて、天気が心配でしたが、上っていくうちにだんだん晴れてきて、八幡平レストハウスでバスを降りた時にはすっかり青空になっていました。

さっそく八幡平山頂を目指しますが、山頂の展望台が改築工事中なのを知らず、山頂に到着してみてガッカリ。
すぐにレストハウスに引き返して少々の休憩の後、いよいよ裏岩手縦走路へ。

縦走路に入って最初のポイントは畚岳ですが、できるだけ早いうちに小屋に着いておきたいため、当初の予定では山頂へは寄らないつもりでした。
しかし先行している方がいたので、何となく付いていく形でそのまま山頂へ。

畚岳山頂は360度の展望が開けた素晴らしい眺めでした。やっぱり来て正解だったな。
先行していた方と少しお話をすると、地元(盛岡)の方で、今日は天気がいまいちだったのでどうしようかと思っていたが、午後から晴れるというので急いでやってきたとのこと。
八幡平の山頂からも近いし、セットにするといいハイキングコースになるかもしれません。

畚岳から下りて、諸桧岳・前諸桧・嶮岨森とピークを越え、大深山荘へ。
小屋には男性2人組の方がすでに到着しており、裏岩手を逆コースでやって来て、明日八幡平へ向かうとのこと。
遅れて、乳頭温泉方面へ向かうという女性2人組も到着し、この夜は5人での宿泊となりました。
男性2人は横浜と小田原、女性2人は川崎から来られたとのことで、奇しくも(?)私を含め5人全員が関東からの遠征ということのようです。

それにしてもこの大深山荘、とても綺麗な小屋でした。
備え付けのノートを見ると、八幡平市観光協会の方が定期的にやってきて、掃除やトイレットペーパー補充などのメンテナンスをして下さっているようです。感謝。


翌朝、先に出ていかれた4人を見送ってから出発。
ガスであまり天気はよくありません。予報ではこの3日間のうちでは一番晴れ間の多い日のはずだったのにな。山の天気は難しいものです。

大深岳を越え、小畚山の急登をこなし、三ツ石山へ。
ここの紅葉が素晴らしいという記事を地元紙(岩手日報)のネット記事で読んでいたので、来る前から楽しみにしていたのですが、山頂手前までやってきてみるとガスが濃くてあまりいい雰囲気ではありません。
かなり風が強かったので、もしかしたらガスが切れることもあるかと思い、晴れろ!と念じ続けながら数分待っていると、本当にガスが切れて、見事に三色の絨毯になった斜面が姿を現しました。
これはすごい!

興奮の中、すぐ山頂に出たところ、あたりは再びガスに閉ざされてしまい、真っ白に。
ほんの一瞬だったな…。まさに奇跡ともいうべき瞬間だと思いました。

三ツ石山荘へ下りていくと、登ってくる人と次々にすれ違います。
山荘に着いて休憩している間にも、入れかわり立ちかわり登山者がやってきていました。
やっぱり皆さん、三ツ石山の紅葉が目当てなんでしょうか。ガスが晴れていたらいいのですが。

大松倉山を過ぎ、犬倉山までの道でも相当の人とすれ違いました。
この人たちは網張からのリフトを使って登ってきたのでしょうか。

間もなく犬倉分岐というところで、向こうからやってきた初老の男性としばし立ち話。
話好きな方のようで、裏岩手を縦走中だというと、岩手山のことをあれこれと話しだしました。
軽装だったり午後から登ったり、あげくに遭難したりで、最近の登山者は山をナメているやつが多いなどと熱弁をふるわれ、若干辟易しかけていたのですが、最後に「相の沢温泉まで行くんだったら、鞍掛山登山口のビジターセンターで割引券を配ってるよ」と教えていただきました。
貴重な情報をありがとうございます!(笑)

犬倉分岐で補給のため休憩した後、犬倉山へ。
ここは巻き道があるのでそちらを通るつもりでしたが、予定のコースタイムより早く来ていることもあり、前日の畚岳同様に山頂を通っていくことにしました。
しかし、ここはそれほど特徴のあるピークでもなく、やっぱり巻き道でも良かったかな…。

犬倉山から下りて、水場のある分岐へ。
状況を確認するため、縦走路から30mほど下の水場へ下りてみましたが、残念ながら出ていませんでした。
大深山荘の水場で多めに入れてきていたので問題はありませんでしたが、ここの水を当てにしていた人はショックだろうな。

ここからは姥倉分岐までの登りになりますが、この登りが意外に急で、ふうふう言いながら進みます。
途中で、下りてきた初老の女性グループとすれ違い。タイムオーバーか体力がなくなっただかで、登頂をあきらめて下りてきたそうです。
「無事に家に帰らないといけないですから」とのこと。本当にその通りですね。

荒涼とした姥倉分岐から黒倉山へ。
ここは岩手山周辺の火山活動のために、一時期立ち入り禁止になっていた区域です。
この山頂も当初は巻いていく予定でしたが、犬倉山同様にピークを踏んでいくことにします。
山頂からは真下に大地獄谷が見え、なかなかの迫力。ここは犬倉山と違って登る価値のある場所でした。

黒倉山を下り、切通し分岐から大地獄谷・御花畑へと下っていきます。
計画時点では鬼ヶ城ルートにしようかとも思ったのですが、今回は紅葉が目当てなので、鬼ヶ城はまた次の機会に。
大地獄谷まで来ると、谷の中だけでなく鬼ヶ城を見上げた斜面にも紅葉(まだ盛りには早かったですが)を見ることができ、やはりこっちに来て正解だったと思いました。

御花畑分岐で補給休憩を入れた後、ザックをそのままデポしておいて御釜湖・御苗代湖へ。
片道10分ほどで湖のすぐそばまで(というか湖畔まで)行けるのはお手軽ですね。
静かなところで、もっとのんびりしたかったものですが、そうもいかないのが残念なところです。

分岐に戻って、この日最後の難関(?)不動平への登りにかかります。
登りに入ってすぐのところで、先行していた女性数名のグループを追い抜かせてもらったはいいものの、そこから先は急登がおよそ1時間にわたって続き、心身ともにヘロヘロ。
ようやく稜線に出て岩手山が見えたときは、内心で「やったー!」と叫んでいました。いや、もしかすると口にも出していたかもしれない。

目標だった10時間を割るコースタイムで、不動平避難小屋に到着。
すでに中はほぼ満員に近かったものの、何とか1人分のスペースを見つけてもぐり込ませてもらいました。
どうしても入れなかった場合は八合目避難小屋までさらに下りることも覚悟していましたが、翌日は岩手山の山頂をピストンして御神坂へ下りる関係上、なるべく不動平に泊まりたかったので助かりました。
詰めてくださったお隣の方、ありがとうございました。

しかし、不動平には水場がないので、いずれにせよ八合目まで下りていかなくてはなりません。
というわけで水筒を抱えて15分ほど、久しぶりの八合目避難小屋に。
給水がてら小屋で手ぬぐいもゲット。今年は紫色です。


3日目にして最終日の朝、岩手山山頂で御来迎を拝むべく、暗いうちから小屋を出発。
同じことを考える人はいるもので、すでに中腹でヘッデンの光がちらほら、振り返れば八合目小屋の方からも光の列が。

山頂に到着し、5時半頃の日の出を待ちますが、東の空は雲に包まれていて、うっすらと赤い筋が見えてはきたものの、結局はうっすらとした筋どまりで真ん丸の朝日は見ることができませんでした。
6時くらいまで粘ったのですが、残念。

小屋に戻り、荷物をまとめ直してから出発。
鬼ヶ城分岐からしばらくはハイマツの中の緩やかな下りですが、次第に岩場が増え、急な下りになってきました。

笠締のあたりで最初の登山者と遭遇。
その後も下山するうちに、登ってくる方々と続々とすれ違いました。
御神坂は健脚向けコースと言われているのに、さすがですね皆さん。

面白かったのは、下山する私に対して皆さん「もう下りてきたんですか!?」と、一様に吃驚していたこと。
ゆうべは不動平に泊まってました、というと、ああなるほどと納得されるのですが、とにかく皆さんが同じような反応をするので、むしろ逆に不思議なくらいでした。
縦走でここから下山する人は多くないんでしょうかね?

大滝展望台を過ぎ、わらじ脱ぎ場で休憩の後、切接を経て林道に合流。
通常は合流点から右に折れて御神坂の駐車場へ進むのですが、今回はゴールが相の沢なので、左へ進めば近道になるかと思い、あえて反対方向へ。

しかし、県道に出たところではゲートが道をふさいでおり、そのゲートには「関係者以外立ち入り禁止」のサインが。こっちに来てはまずかったかなあ?
GPSログを見ても実際にそこまで近道になっているかどうかは微妙ですし、やっぱり大人しく駐車場を経由していたほうが良かったかもしれません。

何はともあれ、県道を進んで(もちろん途中で鞍掛山登山口に立ち寄りセンターで割引券を入手して)、無事に相の沢温泉に到着!
近くの岩手高原スキー場でハーレー関連のイベントが開催中だとかで、革ジャン姿のいかついお兄さんたちが闊歩する中、3日間の疲れをゆったり温泉で癒しました。


ここから先は余談になりますが、温泉から上がった後、改めて荷物をまとめて、盛岡に戻るべくバス停へ。
ところが、どうやらバスの時間を勘違いしていたらしく、盛岡行きのバスは10分ほど前に出てしまっていたのでした。
次のバスは3時間後…。

仕方なく、温泉に戻って食堂で昼食にしたり、かき氷を追加したり、お茶(無料)も2杯もらったり、それでも時間が余るので3日間で撮った写真を眺めたりして、何とか3時間をやり過ごし、ようやく盛岡に帰ることができました。
皆さん、バスの時刻はちゃんと控えておきましょうね。

このほかに反省すべき点として、
・1日目に大深山荘に到着した後、GPSロガーの電源をオフにし忘れていて(夜中に起きた際に画面が点滅していてやっと気がついた)、3日目にも使い回しするはずだった電池をパーにしてしまった
・煮炊きに使うガス缶の中身が残り少なくなっているのに気づかず、2日目の夜で燃料切れになってしまった(おかげで3日目の朝食はラーメンを作れずパンに変更)
などがありました。
まだまだ精進が足りませんな。


さて今回の山行にあたり、noriaさんの記録
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-140609.html
がとても参考になりました。

また、shira-gaさんの記録
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-129338.html
も、コースタイム的にはまったく参考になりませんでしたが(笑)、たいへん楽しませていただきました。

この場を借りて(自分の記録だから「借りる」は変か?)お二方に感謝申し上げます。


なお、元サイズの写真は
http://photozou.jp/photo/list/74507/7270556
で公開していますので、「写真小せーよ!」という方はそちらへどうぞ。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2931人

コメント

おはようございます!
3日間で縦走されたんですね!!
私は日帰り専門なので、3日分もの装備を持って歩かれる方を尊敬します

お天気はいまいちだったところもあるようですが、暑すぎず、良いペースで歩けたのではないでしょうか。

そうそう、連休は、バイカーさんのイベントだったんですよね〜!
あの一帯はもちろん、小岩井農場付近や盛岡のイオンなど、あちらこちらででっかいバイクに乗った集団を見かけましたよ
三ツ石に登る前、御神坂登山口のトイレに寄ったのですが、バイクが駐車場にズラリと並んでいて、その間を通らねばならず、「姐さん!」とか声掛けられたらどうしようと心配しておりました(全然違う集団ですが )。
2012/10/14 6:39
Springさん
コメントありがとうございます。

岩手山は昨日が初冠雪だったようですが、運良くその前に登ることができましたし、確かに気温もちょうどいいくらいで条件も悪くなく(天気はアレでしたけど)、2泊3日とはいってもそこまで大変ではなかったですよ。
Springさんもいつかはぜひ泊まりがけ縦走に挑戦してみてください!

バイカー集団、ナンバーを見ると岩手だけでなく青森や秋田など、東北一円から集結していたみたいです(もしかすると東北だけじゃないかも?)
2日目に御花畑で休憩していた時に地元の登山者の方からイベントのことを教えてもらっていなければ、下山して「なんだこれは?」と目が丸くなっていたかもしれません
2012/10/14 21:30
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら