記録ID: 2315381
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無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳
北岳から塩見岳へ 南アルプス北部縦走(過去レコ)
1999年07月25日(日) ~
1999年07月29日(木)
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
- GPS
- 104:00
- 距離
- 29.8km
- 登り
- 3,144m
- 下り
- 3,324m
コースタイム
1日目
- 山行
- 2:15
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 2:40
2日目
- 山行
- 5:10
- 休憩
- 3:40
- 合計
- 8:50
3日目
- 山行
- 3:55
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 5:15
4日目
- 山行
- 8:50
- 休憩
- 3:15
- 合計
- 12:05
5日目
- 山行
- 3:21
- 休憩
- 1:49
- 合計
- 5:10
6:05
25分
三伏小屋キャンプ指定地
6:30
7:30
25分
三伏峠お花畑の展望スポット
7:55
8:00
13分
三伏峠
9:20
9:40
45分
水場入口
10:25
10:45
30分
塩川の流れを撮影
11:15
天候 | 25日……曇りときどき雨、のち晴れ。 26日……快晴のち霧のち晴れ。 27日……晴れのち霧のち晴れ。稜線は強風。 28日……晴れのち霧のち曇り。朝方強風。 29日……曇り、下界は晴れ。 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
GOAL……塩川土場から伊那バス伊那大島駅行きに乗車。伊那大島から飯田線で駒ヶ根に行き、新宿行き高速バスに乗車。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
三峰山から熊ノ平に下るヤセ尾根と、塩見岳山頂の前後は、ヘタレハイカーには本当に怖いですので要注意。 三伏峠から塩川土場に下山するルートは、林道崩落のため一般的ではなくなり、鳥倉登山口に下山するようになっています。 |
写真
26. 間ノ岳〜三峰岳の稜線ではガスってしまっただけでなく風が強烈で、とりわけ三峰岳南側のヤセ尾根では生きた心地がしませんでした。三国平に着くとようやく晴れ、ホッと一息(最初からあんな感じで晴れていてくれれば……)。
27. 熊ノ平小屋。
当初の予定では、ここでは昼食のみにして、北荒川岳または雪投沢源頭でテントを張るつもりでしたが、熊ノ平の雰囲気と水の豊かさが余りにも素晴らしく、上記のテン場は水が鹿糞で汚染されているらしく、さらに三峰岳越えで疲れ果ててしまいましたので、ここでおしまい! 翌朝は未明に出発して長丁場を歩くことにしまして、同じようなことを考えている単独行の人々と昼からビールで盛り上がりました。
当初の予定では、ここでは昼食のみにして、北荒川岳または雪投沢源頭でテントを張るつもりでしたが、熊ノ平の雰囲気と水の豊かさが余りにも素晴らしく、上記のテン場は水が鹿糞で汚染されているらしく、さらに三峰岳越えで疲れ果ててしまいましたので、ここでおしまい! 翌朝は未明に出発して長丁場を歩くことにしまして、同じようなことを考えている単独行の人々と昼からビールで盛り上がりました。
30. 深夜1時台に起床し、人生で一番早い朝メシをすすり、3時に出発。真っ暗闇の深い森を抜けて安倍荒倉岳を過ぎ、小岩峰に登ると、うっすらガスっぽい風景全体がモルゲンロートに染まるという凄い眺め……。
36. 北俣岳分岐のあたりから……でしたっけ。とにかくまあ三峰岳からここまで、長い尾根です。
このあと、塩見岳に登って下るのは、ヘタレハイカーにとっては極悪レベルの試練でした。ガスって何も見えなかったですし……。あるいは、何も見えなかったからこそ、高度感で目が眩まずに済んだのかも知れませんが w
このあと、塩見岳に登って下るのは、ヘタレハイカーにとっては極悪レベルの試練でした。ガスって何も見えなかったですし……。あるいは、何も見えなかったからこそ、高度感で目が眩まずに済んだのかも知れませんが w
40. 最終日の朝……お花畑越しの塩見が晴れていればどんなにか良かったでしょうけど、塩見の全容が見えるだけでも有り難いと思わなければなりません。「あそこ越えて来たんだよなぁ……」としみじみ思いつつ撮影しました。
43. 塩川土場にゴール! 塩川小屋でサッと入浴後、追いつ追われつ歩いて来た人々とともにビールで乾杯! こういう単独行者どうしの連帯感も過酷な縦走の楽しみですね。
伊那大島行きのバスも、昭和な雰囲気がたっぷりでした。
伊那大島行きのバスも、昭和な雰囲気がたっぷりでした。
撮影機器:
感想
過去レコアップキャンペーンに乗じて、自分の登山史上最もドラマチックなモルゲンロート・アーベントロートに恵まれた南アルプス縦走の記録をアップさせて頂きました。小まめに三脚を立てて写真を撮り、テン場でのんびりすることに重点を置いたプランですので、何とも鈍足なレコでスミマセン w
本来であれば、過去レコを載せる前に、北岳〜塩見縦走をいつでも歩いてレコに載せたいところですし、そうしてこその赤線というものですが、最近は仕事の都合で、なかなか4〜5日連続して歩くヒマはなし (苦笑)。過去レコで赤線を引くのは些か不本意ながら、一応事実上の廃道となっている(?)三伏〜塩川ルートも歩いているということで……。いつか必ず同じ行程で歩き、もっと良い天気も期待したいところですが、果たして何時になるのでしょうか。
以上、過去レコではございますが、ご覧頂き誠にありがとうございました。
(2020.4.27記)
※画像はポジフィルムで撮影し、ライトボックスにかざしたスライドをマクロレンズで撮影しデジタル化しました。
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こんばんわ。
自分は、1982年の夏に逆コースで歩いていますが、それっきりなので懐かしく拝見しました。
1981年には、椹島から荒川三山、赤石岳、塩見岳を歩いて塩川土場に下山しました。
当時、塩川土場に来たバスはボンネットバスでした。
伊那大島から激混みの急行こまがねで疲労困憊した記憶が残っています。
おはようございます、コメントどうもありがとうございます!
1982年以来ですか……南アルプスは近いのに、やはり時間と気合は必要ですから、なかなか足が向かないところですね
改めて、昔撮ったポジを眺めてみると、森が深くて本当に大自然だな〜!と痛感します
三伏峠から荒川・赤石へはこれまた長くてデカく、歩かれたとはうらやましいです。ここを歩く日のために、歳を取っても体力は温存したいものです……。
塩川へのバスは80年代前半はボンネットですか!
このバスは、ググってみたところ1984年製とのことですので、ちょうどボンネットバスを入れ替えるために導入されたのかも知れません。
当時はまだまだ急行こまがね、ありましたね……混んでいてもうらやましいです
さらに当時は、戦前製の旧型国電も……(遠い目)
bobandouさんこんにちは
レコ拝見して、モルゲンロート美しいです。ここまで紅く染まるのですね。
テントにカメラと三脚の身軽ではない装備で塩見岳付近はさぞ難儀したのではないかと(私も高所恐怖症のヘタレハイカーです。)
美しいレコありがとうございました(*- -)(*_ _)ペコリ
こんにちは、コメントどうもありがとうございます!
このときの天空のショーは、あり得ないほど壮絶な美しさでしたが、この頃に導入したフィルムも鮮やかさをパワーアップしてくれました
塩見岳は、遠くからみると、長〜い仙塩尾根の途中にポコッと盛り上がっているように見え、北岳あたりや荒川・赤石あたりと比べると大したことないようにも見えてしまいますが、あの歩きにくさは行った者にしか分からない過酷さですね!
持参していたテントも三脚も、今使っているものと比べれば重く、一歩一歩の足さばきに相当苦労したのを思い出します
逆に、あそこを通過できれば、それはそれで自信につながるかもですが……w
とはいえ、21年前の話になってしまい、私も今年で五十路ですので、昔取った杵柄をあまり過信せずに、また体力作りに励みたいものです
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