天祖山からタワ尾根(東日原-天祖山-長沢背稜-ウトウの頭-東日原)
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- GPS
- 07:55
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 1,599m
- 下り
- 1,607m
コースタイム
天候 | 曇り&ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
天祖山から長沢背稜に向かう道の最後が不明瞭。今回真っすぐ稜線を上がったら途中で道を見失った。そのまま藪を上がったらピークに出たが、東方向のテープを信じて踏み跡に入るも非常に分かりにくい。特に今日は雲が厚くて林の中が薄暗かったせいもあるかもしれない。結局ピークを目指して登ったら、そこが水松山であった。 また、タワ尾根も昨年登った時は篶坂の丸と金袋山の間にモノレールが敷かれていたが、今年は撤去されていた。上部のものは残っている。 長沢背稜から下る場合は、ウトウの頭と背稜の間にある鞍部に下るルートが分かりにくい。下から上がる場合は比較的分かりやすいのはテープなどの目印が下から見つけやすくなっているようだ。 |
写真
感想
今週は三連休なのに連休の真ん中で国家試験があるため土日が潰れた。試験結果もさることながら、試験を受けた後の脱力感を基に新たな活力が生まれるようにも思っており、その余勢を借りて連休最終日に出かけた(所謂Mなのか??)。
いつもの初電で出て奥多摩駅7:25のバスで東日原に到着。先週や先々週とはうって変わって寒いくらいである。天気は良いと言っていたが、確かに空は青いものの周辺の山の上はガスで覆われ始めている。どうなりますやら、という感じで出発。
電車の中で食べたホットケーキのエネルギーが八丁橋で切れてしまったので、朝飯にする。勇躍出発したが、取りつきの尾根で早速倒木に見舞われる。やはり先日の台風17号の影響であろうか。実はこの後もかなりの大木が道をふさいでいたケースがあった。詳しくは写真を参照願いたい。
雨量計を過ぎてその上の段に上がった辺りでガスが出てきた。この辺りは芝栗がたくさん落ちているが、ほとんどイガだけである。ひょっとすると熊が食べたのであろうか、と少々気味悪くなりながら、天祖山に到着。八丁橋で先行された方に追いついて、少々言葉を交わす。この方はこれから雲取山荘へ向かわれるそうだ。
相前後して山頂を出発。梯子坂のクビレを過ぎて長沢背稜へまっすぐ登り始める。もう稜線も近いというころ、急に道が東側に折れてそれを行くと下り始めた。三叉路に出ると想定していたので道が合っているかどうか判断できず、引き返して先ほどの道をそのまままっすぐ上がったが、この道も途中で倒木があったりしている。何とかピークに達したが、そこで道は90度左(西)に曲がっていた。それを辿れば三叉路に出るのかと想定して少し歩いたが、どうも出そうにないので再度地図とGPSを見比べる。違っているようだ。先ほどのピークまで戻り、その道の延長上(登ってきた道からは右側になる)に1つだけテープを見つけたのでそちらに分け入る。判然としない道だ。しかしすぐにルートの表示があったので自信はないもののそれほどは外れていないようだ。少し歩くと前方にピークが見えてきたので、無理やりそこに上がると、そこが水松山であった。そして来た方と反対側に降りるとすぐに縦走路に出て事なきを得る。(注)
しかし、この辺りの縦走路は道も細く崩れかけたところもあり、整備が行き届かないようである。昨年から小川谷林道が通行止めになっているので、登山者が減っているのかもしれない。
滝谷峰のヘリポートで昼食を食べてタワ尾根に向かう。入口は例によってロープが張られ進入禁止のようになっているが、「登山道ではない」という表示は見つけられなかった。
降り始めてすぐにモノレールの軌道が現れる。あとはしばらくこれにそって行けば良い。ウトウの頭手前の鞍部に下るところでモノレールと別れ、(下に向かって(以下同じ))左の斜面を鞍部まで降りる。すぐ左側に岩場があるがそれではなくもっとしただ。50m以上下ると、赤いテープが出てくる。慎重に踏み跡を辿りながら稜線へ出て、さらに小さなピークをいくつか越え、最後に50mほど登るとウトウの頭である。看板の焼き物レリーフ(?)を写真に収め、先を急ぐ。
昨年はここを登ったのであるが、この急坂の登りで積もり積もった枯葉に悩まされた記憶があって警戒していた。しかし今回は初秋でもあって落ち葉はほとんど無く、踏み跡もそれなりにはっきりしていて問題が無かった。
問題はその下である。他の記録にもあるが、昨年は篶坂の丸辺りでモノレールのレールがあって、ミズナラの巨木まではそれに沿って行けば全く問題がなかったのであるが、今年は撤去されていた。したがって、曇り空でガスが出ているような今日の天気では、踏み跡が判然としないところもあり、とにかく尾根を外さないように気を付けた。しかしときどき尾根が非常に横広になっている場所もあって、迷う可能性も否定できない。1か所だけ道が西側に大きく曲がっている場所が、篶坂の丸と金袋山の間にあるが、そこには表示がしてあるので見逃さない様にするべきである。
そのあとは特に問題はないと思うが、一石山神社に下るところは急坂なので滑らないように気を付けた。
全体を通じて何回かコメントしたが、小川谷林道が使えない現在、長沢背稜に取りつくには天祖山ルートかヨコスズ尾根しかないわけで、林道の一日も早い復旧を望むが、もしそれが無理であるのならタワ尾根ルートを整備するべきであると思う。具体的には要所要所への標識の設置と部分的な整備であるが、ぜひ実現されたいと思う一人である。
整備の具体的な場所としては、神社から一石山までのルート、ウトウの頭付近のルートの整備になると考える。
注:帰宅後2.5万図を見ると、縦走ルートは水松山山頂を通らず少し南側を巻いている。ということは最初に間違えたと思って入ったルートが正しいのかもしれないが、他のブログなどで紹介されている標識は見つけることができなかった。また最初に到達したピーク(2.5万図では南を巻いた道が90度北に折れて北上して次に西に折れる場所)までのルートが判然としなかった。たかだか100m程度ではあるが。
注:写真の中でキノコの名前を入れましたが、山と渓谷社の「日本のきのこ」という図鑑と照らし合わせただけです。同定にはあまり自信はありません。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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