紅葉盛り!南ア 仙丈ヶ岳-甲斐駒ヶ岳テント泊 栗沢山まで早川尾根は時間切れ
- GPS
- 33:10
- 距離
- 24.0km
- 登り
- 3,176m
- 下り
- 3,182m
コースタイム
4:45 夜叉神峠
6:05-6:20 広河原バス乗り換え
6:50 北沢峠
7:02-8:00 駒仙小屋テント場 テント設営
8:10 仙丈ヶ岳へ出発
9:30-9:38 大滝の頭
10:35-10:45 小仙丈ヶ岳
11:40-12:04 仙丈ヶ岳(昼飯)
12:19-12:34 仙丈小屋(トイレ)
13:03 馬の背ヒュッテ
14:35-14:45 大平山荘
14:58 北沢峠
15:07 駒仙小屋テント場
--- 2日目 ---
6:40 出発
6:51 北沢峠
8:39 双児山2644m
9:34-9:50 駒津峰2750m(ザックデポ)
11:11-11:30 甲斐駒ヶ岳(直登)
12:29-12:50 駒津峰(巻き)(ザック回収)
13:46-13-48 仙水峠
15:14 栗沢ノ頭2714m
15:28 アサヨ峰途中にて引き返し
15:40 栗沢山頂から駒仙小屋へ下山開始
16:48 駒仙小屋到着
17:26 テント設営
--- 3日目 ---
7:08 出発
7:25発 広河原行きバス
8:00発 甲府駅行きバス
8:45 夜叉神峠下車
天候 | 1日目 晴れのちガス 2日目 雨のちガス時々晴れ 3日目 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
夜叉神~広河原までバス、920円(乗務員に乗車前払い) 広河原~北沢峠までまたバス、750円(窓口にて乗車券事前購入) 夜叉神からは始発に乗れましたが、立ち乗り 広河原からは補助席 連休なので大混雑 事前に調べてあるとスムーズです。 不明な点は乗務員などに聞けば親切に教えてくれました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
仙丈ケ岳 登りは小仙丈ヶ岳側から登りましたが、 特に危険箇所、不明瞭な道等ありませんでした。 降りは仙丈小屋、馬の背小屋経由の藪沢コース。 藪沢大滝付近の沢沿いに一部ロープありの少し難所?あり。 甲斐駒ケ岳 登り、双児山を通るルート。 駒津峰までは危険箇所なし。 駒津峰以降、岩場アップダウンありますが、 高度感はそれ程無い。 山頂直登ルートは巨大な岩場が続く急登。 手こずる人(主に女性)で大渋滞発生。 多少の腕力と足のリーチが利かないと難儀する箇所2箇所ほどあり。 栗沢山(栗沢ノ頭) 仙水峠からひたすら急登。 山頂直下に岩場あり。 見晴らしが良く少し高度感がありました。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
2度目の南アルプスです。
8月の北岳以来すっかり気に入ってしまいました。
今回はテント2泊で仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳から
早川尾根を縦走し、鳳凰三山を巡り夜叉神へ帰る
何とも贅沢な山行予定でした...
ところが、色々と想定外な出来事が...
--- 1日目 ---
前回と同じく夜叉神までバイクです。
芦安のずーと下の途中のコンビニで朝飯を食ってると
広河原って表示したバスが何台も軽快に上がって行きます。
「あれ?抜かれた?!」
焦って後を追いますヘ(゜ο°;)ノ
すぐに追い付き、芦安手前で時間調整か、バスが路駐。
ホッとして夜叉神へ急ぎます。
夜叉神峠駐車場は8月の時より混んでいました。
でもまぁ、バイクなんで前回と同じ場所へ。
急ぎ支度を済ませます。
準備完了な頃、下から騒音と共に(笑)バスが上がって来まし
広河原でマイクロバスに乗り換える事を考えると早い方が良いので
最初は、マンモスタクシーに空きがないか声をかけるが
「芦安でみんな満車だよ」と言われ撃沈。
仕方ないのでデカイバスの乗務員に
「1人お願いします」と言うと立ち乗りとの事(T-T)
紅葉シーズンで三連休の初日なら混雑も仕方ない。
45分の峠道、立ち乗りで頑張る(/--)/
目的地の北沢峠には広河原からは乗り換えてもう1つバスに乗らねばならない。
到着前に乗務員が車内で説明してくれた。
その通りに、下車してすぐに北沢峠行きの列にザックを置いて
ターミナル窓口にて乗車券を購入。片道750円
北沢行きのバスはマイクロバス。
立ち乗りはないようで補助席に何とか座る。
ここから先は初体験。
北沢バッドレスと大分小さくなった雪渓を見ながら進む。
コースの後半はダートで、25分程で北沢峠の長衛荘前に到着。
バス停から駒仙小屋のテント場は10分程歩きます。
林道から沢の方へ少し下って行ったところにあります。
既に結構な数のテントが張ってありました。
500円払って受付を済ませ、沢近くの空いてたスペースに設営。
テントに荷物を置いてスタート。
やれやれ、やっと登ります!(^-^)
林道まで戻るとショートカットっぽい登山口があるんですが、
何かやたらと急登そうなんで、一旦、長衛荘まで戻り正規?ルートから取り付きます(^-^;
五号目の先くらいまでは樹林帯です。
バスがあれだけ混雑んでたんで、さぞや混んでいると思いきや意外に少ない人。
ボチボチの急登、時より木の合間から甲斐駒ヶ岳が見えてきます。
気温は15度くらいあったかな?
動いていると調度良い気候です。
なるべく汗の出ない工夫をと思いましたが、
長Tと半袖Tの重ね着で良好なようでした。
取り付いてから一時間チョイで五号目、大滝の頭。
流石に人が沢山休んでいました。
オイラも少し休憩し、行動食を少し口に。
何だか今日はやけに腹が減る気がします(^-^;
南東に北岳っぽいのが見えますが、よく解りません。
もう少しで森林限界で視界が開けるはずなので、先に進みます。
大滝の頭から更に20分程進むと一気に眺望が開けました!
左手には北岳、間ノ岳!右には馬の背の見事な紅葉が!
後ろには明日登る、甲斐駒ヶ岳、栗沢山、アサヨ峰、鳳凰三山まで望めます!
景色に感動しながら登ると六合目。
更に進んで小仙丈ヶ岳。
ここからは正面に仙丈ヶ岳のカールがとても綺麗です!
景色いーとテンションあがりますね!
小仙丈の先は少し下がって岩場何かもあり楽しんで登れます。
右側のカール下には下りに通る、仙丈小屋が小さく見えます。
流石に風通しが良く、少し寒くソフトシェル着用。
少し砂地っぽい急登を登ると仙丈ヶ岳山頂です。
人が沢山休んでます。
腹減らしなのでおにぎりを1つ(^-^)
食べてると、南斜面からガスが上がってきました。
一気に寒くなったので下ることにします。
下りは仙丈小屋、馬の背ヒュッテを経て藪沢ルートを通ります。
山頂の少し下で何処かのテレビ局?が撮影してました。
すれ違って気づきましたが、ドラマとかで観る女優の方がいました!したく
名前は…忘れました(/--)/
仙丈小屋は、まだ新しそうでとても綺麗な小屋でした。
小休止後、沢の谷間に向かって下る形で進んでいきますが、
左手が馬の背の紅葉が、雲の切れ間から日があたりとても幻想的でした。
この紅葉の中に馬の背ヒュッテがありました。
こちらもてもき綺麗な小屋でした。
南アルプスの小屋は順次建て替え時期なんでしょうか!?
小屋を過ぎると10分程で沢に出ますが、そこが分岐。
沢を渡るルートは登りに通った大滝の頭につながります。五合目ですね。
目的の大平山荘へは対岸へはまだ渡らず、沢の左岸を下ります。
しばらく、地図とにらめっこしました(^-^;
この沢伝い、一部ですが結構荒れてたり、ロープを伝う箇所がありました。
個人的には登りより下りに使う方が楽かなぁ?!
しばらくすると対岸へ渡り、今度は沢から離れ、樹林帯を下ります。
やかて、大平山荘。バスが走っていますが、ここでは乗れないようです。
林道を登ると北沢峠へ行けますが右手に近道と書いてある道があります。
歩いて行くと「なんだよ、スゲー登りかよ!」
と思いましたが、10分もいないでまた林道に出ます。
すると右に長衛荘らしき建物が見えてきます。
これで今日の行程は終了でーす(^^)/
テント場に戻るともう隙間なしにテントがびっしり!
さすが紅葉シーズンですね。
でも、あんな絶景みせられたら、また来たくなりますね!
明日は早出で長丁場なんで、寝れるだけ寝てやろうと、
明るいうちに夕飯を済ませ、晩酌~!(^^)/は余計か?!
明日の準備とテント内をかたしていたら、
エライ物を忘れて来たことに気づきました!
携帯の充電バッテリーがありません!
スマホなんで無給じゃ三日は持ちません。
仕方ないので、電源落とします。残り40%程。
まあ、何とかなるかな?!_(^^;)ゞ
考えても仕方ないのでとりあえず、7時にはシュラフに入りました。
夜中、テントに当たる雨の音で目が覚めました。
予報では全く言ってなかったんで、ビックリ!
結局朝まで断続的に降り続きました。
--- 二日目 ---
深夜に降りだした雨は断続的に降り続け、
止みそうにありません。
AM3:00 そろそろ動かないと行けない時間ですが、
バシャバシャ降ってます。
甲斐駒ヶ岳はともかく、早川尾根はこの天候では行っても
仕方ないし、どうしたもんだろう...と、待機が続きます(--;)
何度となく浅い眠りについて.....気づいたら5:30!!
ヤバッ!寝過ごしました!寝坊です!!
外の雨もどうやら上がった模様。
急ぎ支度を済ませ、テント場を出発出来たのが、6:40です、
こりゃ厳しい時間になってしまいました。
焦ってもしょーがないので、とりあえず、甲斐駒ヶ岳を目指します。
テント場から仙水峠経由で上がれましたが、
同じルートで戻るのがイヤなので、
長衛荘脇から登る、双児山経由で登ります。
後から考えると、仙水峠に荷物デポした方が楽なはず、
やっぱり焦ってて冷静な判断出来てない(~O~;)
雨こそやんでますが、ガスガスです。
水を大量に含んだテントで初日より重い気がします(^-^;
前半は樹林帯、双児山まではあまり景色はありません。
つーか、ガスガスですから(笑)
双児山から駒津峰までは高い樹木も減り
晴れていれば、仙丈ヶ岳や北岳辺りも見えてきそうですが、何も見えませんが(--;)
やっとこさ重いザックを駒津峰まで担ぎ上げました。
晴れていれば、凄い見晴らしの良さそうな所でしたが、
すっかりガスに囲まれてしまってます。
休憩しながら、サブザックの準備をし甲斐駒ヶ岳を目指します。
ここからは岩場が多くなり、気が引き締まります。
しばらく進むと岩場の直登ルートと巻き道との分岐が現れます。
ここは計画時から直登ルートと決めてましたが、
何と大渋滞!(/--)/
岩場で手こずってなかなか先に進みません。
少し巻き道にも行って見ましたが、こっちも大混雑。
時間的に混雑するタイミングなんですね(--;
仕方ない、予定通り直登ルートを登ります。
手間取る所は二ヶ所くらいなんですが、
足のリーチ不足と自分の体重を腕の力で上げられない、
女性が時間くってました。
普段なら、じっと見守ってるんですが、
今日は時間に追われてるんで、イライラ…(笑)
頼むから先に行かせてくれー(爆)
まあ、焦るとろくな事はありません、ちょうど良かったのかもしれませんね。
相変わらずのガスの中、岩場をクリアすると砂地帯に。
やがて山頂にたどり着きました。
眺望は皆無でしたが、岩と砂の独特な雰囲気で新鮮でした。
一休み後、巻き道で下ります。
急ぎ足で下りますが、やはり混んでて思うように進めません。
結局、登りも下りも標準コースタイムでした(*_*;
駒津峰で荷物回収後、仙水峠へ下ります。
ここでガスが段々晴れて行き、時より甲斐駒ヶ岳が見えます。
圧倒的な景観!鳥肌物でした!
仙水峠までは一気に500mほど標高を下げるんで、なかなか大変です(笑)
それでも、ガスが晴れだしてるので、紅葉を楽しみながら歩けました。
さて、仙水峠、分岐です。
13:46、下ればテン場の駒仙小屋、予定通りだと登り返して栗沢山です。
早川尾根小屋までは、まだ4~5時間かかるはず。
日没前に着くのはむりでしょう。
水、食糧はあるのでビバークも視野に入れ、
とりあえず、栗沢山頂からも駒仙小屋に下山出きるので、
山頂まで登ることにします。
仙水峠から沢山のケルンがあるガレ場に取り付きます。
ガレ場を過ぎると少し踏みあとが不明瞭に。
序盤は凄い急登でしたが、やがて道も分かりやすくなりましたが、何か寂しい道です。
ここで右側から太陽が顔を覗かせました。
ブロッケン現象が見れました!!
独りで自分の影に手を降って遊んでしまいました(笑)
今さっき500m降りたのに、また500m登ってます(^-^;
何で登るんでしょうね(笑)
山頂が近くなると、岩場が始まります。
今までの疲れとザックの重みが無ければそれほど大変ではないんですが、
流石にこたえます(*_*;
コースマーキングがないし、誰も居ないので
自分でルートファインディングしないといけません。
何か新鮮でしたが、同時に凄い緊張感です。
三点支持で確実に登り進みます。
やっとこさ栗沢の頭、栗沢山山頂に到達。
ここまでの登り、すれ違った人、1人。
山頂には誰も居ません。
15:14、1人先を考えます。
早川小屋まではおよそ3時間、ナイトハイクになりますが、
進んでみることにしました。
しかし、15分くらい進んだ所で、思いっきりガスに囲まれます。
こりゃアカン。
この標高の稜線でビバークは寒さでヤバいだろうし、
ガスに巻かれて、迷ったら洒落にならないし
それに携帯のバッテリー残量も寂しいし、諦めて駒仙小屋に下山決定。
残念ですが仕方ないと、自分に言い聞かせながら、栗沢まで戻りました。
栗沢の頭から駒仙小屋まで約700m降りるわけですが、
何か悔しいさで、余り覚えてません。
後半、薄暗い樹林帯を通りましたが、いつもなら不安に感じそうですが、
「やっぱ、何とか行けたんじゃねぇ?!」とか
色々と考えちゃって全く不安とか感じませんでした。
結局、駒仙小屋には17:00前には下山出来て日没には間に合いました。
初日と同じテン場にテントを張り、二日目を終えました。
さて、三日目の明日はどーしましょう。
今朝の雨でビタビタに濡れたテントの中で1人いろいろ考えました。
ここから、栗沢へ登り返して、早川尾根経由で鳳凰三山、夜叉神まで下山するには
オイラの脚では1日じゃ足りません。
北岳でも登ろうかとも思いましたが、
広河原まで戻らないと行けないし、バスの時刻的に厳しい。
結局、朝イチのバスで下山することにしました。
--- 一応、三日目 ---
朝から良い天気です(*_*;
北沢峠、7:25の始発にのりました。
朝イチ下山バスなのに満員(笑)
広河原で乗り換えてのんびり下山。
9時前には夜叉神到達、下山完了です。
ここまで歩きたかった.....
真っ青な秋の空に、キレイな月が虚しく浮かんでいました...
おつかれさまでした。
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