静寂の谷川岳 西黒尾根↑，天神・田尻尾根↓

2020年05月17日(日) [日帰り]

• GPS: 08:25
• 距離: 9.2km
• 登り: 1,280m
• 下り: 1,244m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:06
• 休憩: 0:17
• 合計: 8:23

距離 9.2km 登り 1,280m 下り 1,247m

6:58 新道入口１
7:07 谷川岳山岳資料館
7:12 7:17 西黒尾根登山口
9:52 9:53 ラクダの背(ラクダのコブ)
9:59 10:00 ラクダのコル
11:38 11:39 ザンゲ岩
12:23 12:24 谷川岳・肩の小屋
12:32 天神ザンゲ岩
13:00 13:01 天狗の留まり場
13:26 13:27 熊穴沢避難小屋
13:56 天神平・天神峠分岐点
14:08 14:13 天神尾根・田尻尾根分岐点
15:02 15:03 田尻尾根登山口
15:21 ゴール地点

07:20　　　　　西黒尾根登山口
09:55　　　　　ラクダの背
12:00〜12:30　肩の小屋
12:40　　　　　スキー終わり
02:12　　　　　田尻尾根分岐
03:05　　　　　林道
03:25　　　　　下山

天候

曇り、ガス突入、霧雨、晴れ　風やや強い

アクセス

利用交通機関：

自家用車

■谷川岳ロープウェイ
現在はコロナ休業中で、屋内駐車場も閉鎖されています

■駐車場について
GW中は土合駅以外の駐車場は全て閉鎖されていましたが、
規制解除を受けて白毛門駐車場などは開放されました

コース状況／危険箇所等

・人が入っていないので雪面のトレースは期待できません
・天神尾根の雪面トラバース地点には例年は補助ロープが設置されますが現在はありません

写真

5/17 7:01

おはようございます
久しぶりの谷川岳です♪
閉鎖されていた駐車場も解放されていました

5/17 7:19

西黒尾根登山口は新緑でいっぱい♪♪
天気が良ければ、沢めぐりハイクも楽しそうです

5/17 7:27

きれいなスミレなんですが
新しいカメラはどうも言う事聞いてくれなくて・・・

5/17 7:54

ぶなは好き♪

5/17 8:00

パートナーは久しぶりザト君
運動不足だそうです
今日はたっぷり苦しんでもらいましょう（笑）

5/17 8:15

一瞬ですが陽が差しました
緑が輝きますね！

5/17 8:21

今日はあわてず、3時間＋30分のつもりです

5/17 8:24

西黒尾根の下半分はすっかり春の景色です

5/17 8:33

ほどなくヒメシャクナゲを発見
ピンクで優しい色をしていますが、沢登りの藪コギでシャクナゲ帯にぶち当たると目まいがします（笑）

5/17 8:52

残雪もちょっとあります
ザト君、ヒーコラ中（笑）

5/17 9:04

カメラのせいで色が悪くて残念ですが、見事なイワウチワロードでした（喜）

5/17 9:11

これはショウジョウバカマと思います

5/17 9:23

天神平を見下ろす展望台でいつものように小休みしました
天神平から何の音も聞こえないので、妙な感じですね

5/17 9:32

最初の岩場

5/17 9:35

ケガしないよう、今日は特に慎重に
通常は触らない鎖もしっかり使いました

5/17 9:35

見下ろすマチガ沢です
コンデジじゃ写りませんが、スキーヤーが10人ほどお楽しみです

5/17 9:40

1600mより上はガスの中
晴れてもらえませんかね

5/17 9:42

天神尾根の北西斜面はきれいなモザイク模様です

5/17 9:46

2番目の鎖場

5/17 9:49

3番目の鎖場

5/17 9:55

ラクダの背です
晴れていれば背景はナイスビューなんですけどね

5/17 9:56

で、標柱はこれが常態（笑）

5/17 9:57

ザックにスキー付けているので、下降は神経使ってキライです

5/17 9:58

巌剛新道を過ぎてここからは岩・雪ミックスになります

5/17 10:09

トレースはほとんどありません
ピッケル持ってきてヨカッタ

5/17 10:31

アイゼン付けると岩稜は歩きづらい
ザト君、つらそう（笑）

5/17 10:38

ココが真冬にはナイフになる稜線です

5/17 11:02

スリップ注意ね

5/17 11:09

ガスのために視界が悪くて、ルート取りには気を使います

5/17 11:14

氷河の名残り
今日は確かにソレの雰囲気です

5/17 11:15

ほれ、がんばれ

5/17 11:33

おぉ、ザンゲ岩です
視界が悪いので、近くに来てようやく確認できました

5/17 11:36

ザンゲ岩を越えればもうアイゼン不要です

5/17 11:46

残雪はまだ出てきますが、傾斜は一気に緩みます

5/17 11:52

4ノ沢

5/17 11:55

馴染みの構築物

5/17 11:59

肩の広場の手前には5m程の急斜

5/17 12:00

ケルンを発見できれば
ホワイトアウトしていても肩の小屋へゆけます

5/17 12:02

悪天の日にこの小屋を見るとホッとします
小屋の周囲にはもう雪ありませんね

5/17 12:05

入り口の土間で小休みしました

5/17 12:05

土間の奥には乾燥室ができてます
管理人の森下さんの仕事です
残念ながら乾燥設備はありません

5/17 12:27

さて、下山しますか
お天気は相変わらず・・

5/17 12:29

還暦過ぎてもヤメられない（笑）

5/17 12:31

凸凹クラストでファンスキーにはつらい雪面なのです

5/17 12:33

ザト君はスリップに注意して徒歩下降中

5/17 12:38

天候・雪質共に良くありませんが、今シーズン最後かもしれないので一人で歓声あげまくりました（大笑）

5/17 12:39

滑走5〜6分ほどで終了
最後は笹藪を5m程漕いで登山道へ

5/17 13:03

滑走斜面を見返しますが、上部はガスガスです

5/17 13:16

ガスが切れる南方は、赤城山や子持山などの地元の山々が良く見えます

5/17 13:20

眼下には熊穴沢避難小屋や天神平へ向かうトラバース道がクッキリと

5/17 13:29

熊穴沢避難小屋は通過します

5/17 13:35

いやなトラバースその��
背景がステキでしょ

5/17 13:39

いやなトラバースその��
一歩一歩、気を抜かずに

5/17 13:43

谷川岳同様に、湯檜曽川対岸の白毛門も終日ガスの中だったようです

5/17 13:44

背景の西黒沢が素敵でしょ

5/17 14:03

根開けのぶな林��

5/17 14:04

根開けのぶな林��

5/17 14:06

てくてく

5/17 14:12

田尻尾根分岐点
ロープウェーがやってれば天神平へ直進するんですけどね

5/17 14:19

田尻尾根は割と歩きづらい！

5/17 14:21

無人の要塞のような、天神平駅

5/17 14:22

これは、西黒尾根から流れるザンゲ沢

5/17 14:32

オオカメノキは可愛らしくて好き♪

5/17 14:28

頭上にはタムシバきれい

5/17 14:35

足元にはイワウチワね！

5/17 14:48

ムラサキヤシオですね
ミヤマツツジとも言われますが

5/17 14:50

平らな道は好き♪

5/17 15:06

田尻尾根、終わりました！
ザト君、疲れた姿の演技賞間違いありません(笑)

5/17 15:16

ようやくガスが切れた白毛門を眼前にだるい林道をてくてく下ります

5/17 15:25

ようやく下山です♪
今日はいい運動になりました

撮影機器：

TG-6 OLYMPUS CORPORATION

装備

個人装備

アイゼン ピッケルなど

感想

がんこ屋☺️

緊急事態宣言が解除されたので、ザト君を誘ってホームの谷川岳に行ってきました♪

■山滑走？
ジャンルを山滑走としましたが、実態はボッカ訓練です（笑）
4時間半登って滑りは5分。その後下山に3時間。
樹林帯歩きが長いのでファンスキーを担いでゆきますが、固い雪面ではスケートみたいで安定性は悪い！
昨年までは30Lザックに兼用靴を無理やり詰め込んでゆきましたが、今年は43Lザックにしてみました。重量12kgを超えると中型ザックの方が楽ですね。

よく飽きずに毎年やるなぁ、と、自分でも感心しています（笑）

■ホームの谷川岳
宣言解除を受けて、「健康維持のための里山登山を推奨する」というコメントが上毛新聞にも掲載されていました。
「里山」の定義は狭義と広義でだいぶ開きがあって難しいところのようですが、本意はそんな事ではなくて「近くの山」「危険の少ない山」という事だろうと思います。
いずれにしても曖昧な基準なので、自己判断になりますね。

ホームの谷川岳は高校生以来47年間、季節を違えて無数に登ってきました。
我が家から眺める南面の残雪から、西黒尾根の残雪状況も推察できます。
刺激や感動とは無縁になりがちですが、安心して登れるホームの山々はやはり良いものです。

■今年の谷川岳
コロナの影響でロープウェーが運休しているので登山者がほとんどいない事は予想していましたが、僕らの他に西黒尾根を歩いていたのは先行者たった一人（上部で雪のために中退）というのは意外でした。
他に会ったのは、昨夜肩ノ小屋で一泊したという田尻尾根往復の青年がいただけです。

入山者が少ないのでトレースはほぼ無く、親切なルート整備はされていません。
基本的な雪面歩行ができないと危険と思いますが、おかげで静かな静かな谷川岳でした。

コメント

にっしー（べいびー）

ご苦労様でした！
gankoya さん、ご苦労様でした！

私は谷川岳は今年の２月に天神平から往復した経験しかないので、gankoya さんの山行記録は大変参考になりました。

スキーで滑れたのは天狗の溜まり場くらいまでですか？
例年と比べて積雪量はどんなでしたか？
９枚目の写真はシャクナゲですね？

がんこ屋☺️

Re: にっしぃさん
おはようございます。
西黒尾根をスキー板担いで登る人は一種の変わり者です。
決して人様にお薦めできるものではありませんが、私は毎年の行事にしているのでなかなか止める気がしないのです。

ご明察で、天狗の溜まり場の北20ｍあたりが例年の最終地点です。
今年は視界不良で上部から最終点の確認ができず、50ｍほど早く終わりになりました。
積雪は、昨年同時期の写真と比べたら、やはり少ないですね。

シャクナゲの件、ありがとうございます。
ザト君に「ほれ、ヒメシャクナゲだぜ」なんて解説していたのですが、写真コメント記入時に間違いました。

話しがかわりますが、今後は「里山とは？」みたいな議論も出てきそうですね。

にっしー（べいびー）

Re[2]: にっしぃさん
gankoya さん、さっそくの返信ありがとうございました。

毎年の行事として西黒尾根をスキー板担いで登るgankoyaさんに拍手喝采です！

「今後は『里山とは？』みたいな議論も出てきそうですね」というのは、確かにそうかもしれません。登山自粛と絡んで、里山ならOKとする考えが出てくるなら、里山とは？と改めて考えなければなりませんね。
（山岳四団体声明の山岳スポーツ行為自粛要請にかかわらずOKとされる「徒歩圏内のハイキング」についても、厳密に考えれば境界線が不明となる場合があるかもしれません。たとえば、徒歩圏内と言っても７〜８時間を超えるようなものはどうか？移動手段として自転車も使ってはいけないのか？すぐ近場で行うクライミングはどうなのか？など。）

gankoyaさんもおっしゃるように、自粛の中でもOKとされ、推奨される山は「近くの山」「危険の少ない山」ということなのでしょうが、それらの基準にしても、すべての人に共通する絶対的な基準はないと思います。

「危険の少ない山」については、各登山者の判断しだいかなと思います。
実際に事故が起きた場合には、判断が間違っていたということになるでしょうが、判断の間違いを他の人が事前に指摘することは可能だと思います。その人の経験や装備がわかれば。

hareharawai

さすがgankoyaさんですね！
gankoyaさん、今晩は。
Wさんからgankoyaさんが谷川岳に西黒尾根から登りスキー滑走したレコが上がっていることを伺い、このレコに辿り着いた次第です。天狗の留まり場まで滑走できて本当に良かったですね！
一つ質問ですが、白毛門登山口の駐車場にも駐車可能なのでしょうか？ もしご存じでしたら教えて頂けたら幸いです。
hareharawaiより

がんこ屋☺️

Re: はれはらさん
こんばんは。
Ｗさん、懐かしいです！
お元気にされているご様子でなによりです♪

お問い合わせの白毛門登山口の大駐車場でしたら、フルオープンです（笑）
ロープウェーや肩ノ小屋はクローズしていますが、谷川山系自体は入場受け入れしていると考えてよいようです。

そこそこ自粛しながら、たっぷりとお楽しみください

ringo-ya

山滑走❓
こんばんワン🐶
どこを、滑走〜😱
と、不思議でしたが〜。
それでも、楽しければ良いです。

裏山が谷川岳とは、なんとも、裏山しいです😃
私の裏山は今熊山505mです。
もう、飽きて来ました〜😱

お疲れ様でした〜💨

がんこ屋☺️

Re: りんごさん
おはよーございます。

コメント、毎度どーもです
実は鳥海山へ行きたかったのですがガマンしました。
規制が全解除になればどこへでも行けるのですがねえ

少なくとも今月一杯はガマンせざるを得ないようです。
ありがとうございました

tomhig

還暦過ぎてもヤメられない(笑)
めちゃくちゃうれしそうですね
1月3月と谷川行きましたがさすがにこの時期ですと融雪だいぶ進んでるんですね。
47年間…これだけ登られれば西黒尾根も本望だと思います。

がんこ屋☺️

Re: とむさん
こんにちは。
あんまり嬉しそうな顔をしていると、自粛されている方々から叱られそうですね

通常だと雪面には立派なバケツトレースが出来ていてアイゼンやピッケルなんか要らないのですが、今回は持っていってよかったです

47年、、
計算間違っていました。
ここを初めて歩いたのは48年前でした
再来年には、大々的に半世紀記念ハイキングでもしようかな

doronpa

さすが群馬県
ご無沙汰ですね。
自粛解除後とはいえ、県をまたぐことなく配慮の山スキーができるお山に行けるとは、さすが群馬、うらやましいです。
愛知は国の緊急事態からは外れましたが、県単位の自粛要請が続いてまして、県をまたぐことをお控えくださいモードです。
愛知県内にも低山ならありますが、みなさん押し寄せて密な話も聞きますし、雪のあるところなど望むべくもありません。
運動不足のうえ、家にいると食ってばかりなので、当然かもしれませんが太りました。残念！

がんこ屋☺️

Re: どろんぱさん
おはようございます。
群馬でも県境をまたぐ事ははばかられるので、県内で何とか過ごしています。

太れるものなら太りたいと思うのですが、
相変わらずのガリ体質ゆえに太る事もできません
ちょっと羨ましかったりして…