【過去レコ】後立山縦走 朝日岳〜針ノ木岳 テン泊6日の夏山旅



- GPS
- 128:00
- 距離
- 60.6km
- 登り
- 6,509m
- 下り
- 6,591m
コースタイム
- 山行
- 6:30
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 7:40
- 山行
- 6:25
- 休憩
- 3:20
- 合計
- 9:45
- 山行
- 5:55
- 休憩
- 2:10
- 合計
- 8:05
- 山行
- 8:25
- 休憩
- 2:45
- 合計
- 11:10
天候 | 1日目(8/11):晴れ 2日目(8/12):曇りのち雨風強し 3日目(8/13):霧、一時雨 4日目(8/14):晴れ 5日目(8/15):曇りのち晴れ、午後は霧 6日目(8/16):晴れのち雨 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
当時、林道が蓮華温泉まで延びておらず、バスは手前の蓮華温泉口まで。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
後立山縦走のメインルートで、よく整備されていました。 不帰の嶮、八峰キレットは難路ですが、慎重に行動すれば問題ありません。 |
その他周辺情報 | 下山後松本に出て、信州大学こまくさ寮のロビーを借りて寝袋泊。 翌日、松本城を見物して帰りました。 |
写真
感想
昭和46年の夏、20歳で後立山連峰を縦走した時の記録です。
押し入れから当時使った国土地理院地図や登山メモ帳、古いアルバムを探し出して作りました。
長くなりますが、メモ帳に記された書き込みをそのまま記載します。
1日目(8/11)
蓮華温泉でテント泊。温泉代込みで130円/人。テント場はなかなか感じの良い所。温泉に入って、夜行の疲れを癒す。初日は行動が無いので、退屈であった。
2日目(8/12)
今日は1,000m以上高度を稼いだので、えらかった。瀬戸川はモッコで渡った。昼食を食べた頃から脚が攣るようになった。午後から雨が降り出し、風も強くなった。日本海の台風崩れの低気圧の影響である。朝日岳の直下のサイトでテント泊したが、風が強くなる一方でテントがバタバタしっぱなしで、ポールが折れるのではないかと心配しながら寝ることとする。
3日目(8/13)
昨夜からテントの壁が顔にかかって、殆ど眠れなかった。3時半に起きたものの、まだ風雨が強かったので、5時出発予定を延期した。7時頃になって雨が止んだので、やっと出発。赤男山のトラバースは難なく通過。雪倉の登りはちょっとしんどかった。雪倉の山頂で雨が強くなったので、急いで避難小屋へ。そこで昼食。雨が止んだので出発。遥か日本海方向に雲海を見る。白馬の登りは腹が減ってとてもえらかった。
4日目(8/14)
今日はバッチリやったぜ。天候は晴れ。剱、立山、水晶、赤牛、槍、穂高、乗鞍、常念山脈、中央、南ア、妙高戸隠などが雲海の上に顔を出している。不帰の嶮はそんなに大したことは無かった。まあえらかったことはえらかったが。鎖が無くても通れる。俺は鎖を使わなかった。足にマメが出来ていたのが、だんだん酷くなってきた。針ノ木岳まで行けるか心配である。
5日目(8/15)
今日は全くしんどかった。八峰キレットに着く前に、岩の登りが何か所も出てきた。キレットそのものは大したことは無かった。唐松のテント場で雪渓の雪をポリタンに詰めて行って、溶かしては飲み溶かしては飲みしてきた。明日、針ノ木から3人が下山することになったので、カレーを作ることとした。ボリュームがあって旨かった。
6日目(8/16)
やったぜ、ベイビー!。後立山連峰縦走(朝日→針ノ木)が今日ついに終わったのだ。天気は良くなかった。針ノ木の雪渓で後50mも進んでいたら、クレバスに落ちる所であった。雨が強くなったので、大沢小屋で小休止を取った。N氏と二人で信大の寮に行った。今夜の宿舎はここと相成った。
拙い文章を最後までお読みいただき、ありがとうございます。
あまり天候には恵まれませんでしたが、後立山連峰を北の朝日岳から南の針ノ木岳まで歩き通した達成感は何とも言えないものでした。
6日間60kmを越える山旅を無事に終えることができたのは、一緒に歩いた仲間のお蔭と感謝です。
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